ゴガクルトップ > ゴガクルブログ > 番組からのお知らせ

サイト内検索




2008年8月16日 (土)

ストーリーのおさらい

 4月から始まった「くらしで使えるポルトガル語」も、とうとう最終回を迎えました。1回15分・全20課の内容でしたが、5ヶ月足らずで比較級や最上級、関係代名詞までを学んだことになり、ある意味驚異的な速さだったかもしれません。週1回の放送だったこともあり、多少なりとも復習の助けになればという考えから、ホームページ上で紹介するフレーズや説明など、テキストに載っていないものも織り交ぜて掲載させていただきました。講座の内容は20課でおしまいですが、今後も引き続き様々な形でポルトガル語の
学習に取り組んでいただければ幸いです。
 この「くらしで使えるポルトガル語」は、2007年に制作され、当初は8月に「短期集中講座」として1日2課のペースで放送されていました。この時は、第19課と第20課が放送された翌日に、これまでの総復習を兼ねた内容の「特別編」を30分放送いたしました。その時に第1課から第20課までのスキットの内容をもとに、これまで学んだ文法を用いた文を作る演習を行ったのですが、テキストには掲載がなかったため、番組のホームページでその文を紹介しました。今年は「特別編」の放送はありませんが、これまで学んだ項目の復習になりますので、ここで紹介したいと思います。
 スキットは、家族で日本にやってきたブラジル出身のクラウヂアが、子どもの学校を通して知り合いになっためぐみにいろいろ助けてもらいながら、日本の暮らしになじんでいく様子を追ったものでした。実際にこうした経緯をたどってきた在日ブラジル人もきっと
少なくないはずです。状況を思い出しながら例文をお読みになってみてください。
 
(1) Este menino é o filho da Cláudia. (この男の子はクラウヂアの息子です)

(2) O nome dele é Júlio. (彼の名前はジュリオです)

(3) Esta menina é a filha da Megumi.(この女の子はめぐみの娘です)

(4) O nome dela é Haruka. (彼女の名前ははるかです)

(5) Eles são meninos alegres. (彼らは明るい子どもたちです)

(6) Eles estudam na mesma escola. (彼らは同じ学校で勉強しています)

(7) O primeiro inverno do Japão foi duro para a família da Cláudia.
(日本での最初の冬は、クラウヂア一家にとって厳しいものでした)

(8) O Júlio pegou gripe. (ジュリオは風邪をひきました)

(9) Ele esteve com febre e dor de garganta. (彼は熱を出し、のどの痛みを訴えました)

(10) A Cláudia teve que levar o Júlio para o médico.
(クラウヂアは、ジュリオを医者に連れていかなくてはなりませんでした)

(11) A Cláudia e a Megumi fizeram muitas coisas juntas.
(クラウヂアとめぐみは、たくさんのことを一緒にしました)

(12) Elas foram para um caraoquê e para uma loja brasileira.
(彼女たちは、カラオケやブラジルの店に行きました)

(13) A Megumi comprou um jornal em português publicado aqui no Japão.
(めぐみは、ここ日本で発刊されているポルトガル語の新聞を買いました)

(14) A Megumi deu muitas informações para a Cláudia.
(めぐみは、クラウヂアにたくさんの情報を教えてあげました)

(15) Ela ensinou para a Cláudia como joga fora uma cama, e também onde ela tem que
contactar para fazer um exame de saúde.

(彼女はクラウヂアに、どうやってベッドを捨てるのか、そしてまた健康診断を受け
るためにはどこに連絡をすべきかを教えてあげました)
ensinouensinar 教える(完了過去・3人称・単数)

(16) Elas sempre trocavam informações. (彼女たちは、いつも情報を交換していました)
   ※trocavamtrocar 交換する(未完了過去・3人称・複数)

(17) E a Haruka ajudava muito o Júlio na escola.
(そして、はるかは学校でジュリオをとても助けてあげていました)

(18) Por isso, no começo, ele não gostava da escola, mas agora gosta muito.
(だから、最初、彼は学校が好きではありませんでしたが、今は大好きです)

(19) E tirou nota dez na prova de Kanji. (そして、漢字の試験で10点満点をとりました)


 このコーナーでは毎回、各課の学習内容の補足のほかに、ブラジルの文化や、日本におけるブラジル人のコミュニティーに関連する話題などについてもお伝えしてきました。このページを作成している時に、ポルトガル語の格言やことわざについて調べていた際、“Querer é poder.”という言葉を見つけました。この講座を通してお聴きになられた方はもうお分かりかと思いますが「願うことはできること」という意味です。外国語の学習は、短期間での習得はなかなかできないものですが、生活の中で自由に使いこなせるようになりたい、という思いが強ければ、必ずいつかはマスターできるものなのではないかと思います。ブラジル人をはじめ、国際化の流れの中で年々人口が増えてきている在日外国人の人々と円滑なコミュニケーションを図るために、1人でも多くの人がいろいろな言語に関心をもち、自主的に楽しみながら学習を進めていただく上で、ラジオの語学講座が手助けになれば幸いです。
 20回お聴きいただき、本当にありがとうございました。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年8月 9日 (土)

喫茶店・レストランで使われる表現

 今回と次回は、「くらしで使えるポルトガル語」の中でも応用の段階に入っています。かなり難しくなってきていますが、知っていると表現がとても豊かになりますので、プラスアルファの知識だと捉(とら)えて、楽しんで学習してみるとよいのではないかと思います。
 学習の主なテーマとして、比較級のほかに「指小辞」が出てきました。実はこの「指小辞」というのは様々な言語に見られるもので、日本語にも「指小辞」があります。例えば「こうるさい」とか「こ憎らしい」など、形容詞の前にある「こ」や、東北地方の方言などで耳にする「べこ(牛)っこ」「わらし(童)っこ」といった語尾の「こ」がこれに相当すると考えられています。
 ポルトガル語では更に「指大辞(増大辞ともいいます)」というのもあり、これは世界の言語の中でもそう多くはないそうです。「大きさ」を言う場合と、指小辞同様に「強調」をする場合に、語尾につけて使われます。男性形は“-ão”“-zão”、女性系は“-ana”“-zana”などの形をとります。「小さなカップ」の“cafezinho”に対して、「大きなカップ」は“cafezão”、また最近日本国内や世界でも活躍が目覚ましい(?)「大食い」の人を指して、“glutão, comerão(男性)”、“glutona, comerana(女性)”などと言うこともあります。 
  さて今回は、クラウヂアとめぐみがブラジルと日本の嗜好(しこう)について話をしていました。町の喫茶店でコーヒーとケーキを食べながら、ふと出てきたような会話の内容です。ブラジルは言わずと知れた世界最大のコーヒーの生産国です。日本にも輸入されているやわらかな口当たりの良質のコーヒー豆は、苦味と酸味のバランスが良く、ブレンドコーヒーのベースになります。ブラジル産のコーヒーとして「サントス」という名前をよく聞きますが、これはコーヒー豆がサントスの港から輸出されることによります。ブラジルのコーヒーの中でも最高級の格付けをされたものが「サントスNo.2」です。良質のブラジル産コーヒーは、ブラックで飲んでもおいしいはずですが、クラウヂアとめぐみが話しているように、ブラジルでは男性でもコーヒーを相当甘くして飲むのが好きな人も多いようです。
そのため健康への影響を心配して、砂糖のかわりに低カロリーの人工甘味料を使うようにしている人も結構いるようです。
 今回は最後に、レストランや喫茶店で使える表現をいくつか挙げておきまましょう。
 
 O que você(vocês) quer(queram)? (何になさいますか)

 店員さんが、こんな風に声をかけてきます。(  )の中はお客さんが複数いる場合です。また、お客様に対してより丁重な言葉遣いで話しかける場合は、“vocêvocês)”ではなく“o senhor/a senhoraos senhores/as senhoras)”が使われます(第11課のこのコーナーで紹介した、丁寧な「あなた」という意味の言葉です)。
 店員さんにメニューを持ってきて欲しいときは、こんな風に言います。
 
 Traga o cardápio,por favor. (メニューを持ってきてください)

注文したり、料理について聞きたいときは、下記のような表現ができます。

 Qual é o prato da casa? (ここのお勧めは何ですか?)
Quero uma salada. (サラダが一皿欲しいです)

  また、飲み物を頼んだ場合など、こんな風に尋ねられるかもしれません。
 
 Açúcar ou adoçante? (砂糖にしますか、人口甘味料にしますか) 
 
  最後に代金を払う際に声をかけるときは、このように言います。
 
 Conta, por favor. (会計をお願いします) 
 
  ブラジルを旅行したときなどに便利な表現ですので、是非活用してみてください。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年7月29日 (火)

縮合形と疑問詞の整理 くらしで使えるポルトガル語

 「くらしで使えるポルトガル語」も、いよいよ終盤です。最後の4課は、初心者の方々にはかなり難しい文法項目も出てきます。それでも今回学んだ「時間」を言い表す表現などは、日常生活においてはどうしても欠かせないものです。文法をひもといて考えようとすると結構ややこしいところでもありますので、早く実践でポルトガル語を使いたい方は思い切って「まる暗記」してしまうつもりで学習するのも手かもしれませんね。

 「~時から…時まで」の「まで」の意味で使われている単語の“até”は、時間だけではなく、「空間」の「まで」を言い表すこともできます。たとえば、旅行していて乗り物に乗るときなどに、“Quanto é até o Botafogo?”と言うと、「ボタフォゴまでいくらですか?」
と運賃を尋ねることができますし、“Quanto tempo leva até o Centro?”で「セントロまでどれくらいかかりますか?」と所要時間をきくこともできます。

 接続詞や前置詞、疑問詞などはあらゆる文に登場してきますので、やはりどれだけ知っているかが文を読みこなす鍵になってくるでしょう。今回の学習でも出てきましたが、ポルトガル語では前置詞のあとに定冠詞がくると、その2語がくっついて「縮合形」と言われる1つの単語になることがよくおこっています。ですので、同じ意味の前置詞なのに定冠詞の性・数によって全く違う形になると、学習を始めた頃はつい混乱してしまいます。結局は慣れるしかないのかもしれませんが、講座ももうすぐ終わりを迎えるにあたり、ここで少し復習を兼ねて整理してみましょう。

em(~に)  + o (男性・単数形)  → no
        + a (女性・単数形)  → na
        + os (男性・複数形) → nos
        + as (女性・複数形) → nas

de(~の)  + o (男性・単数形)  → do
        + a (女性・単数形)  → da
        + os (男性・複数形) → dos
        + as (女性・複数形) → das

a (~へ)  + o (男性・単数形)  → ao
        + a (女性・単数形)  → à
         + os (男性・複数形) → aos
        + as (女性・複数形) → às

por(~で、  + o (男性・単数形)  → pelo
 ~のため) + a (女性・単数形)  → pela
         + os (男性・複数形) → pelos
         + as (女性・複数形) → pelas


また、今回の学習では“que”“qual”といった疑問詞が出てきました。これまでの学習でもいろいろな疑問詞が出てきましたので、ここでまとめてみました。復習などにご活用いただければ幸いです。


o que(何)
   O que é osuito”? (「スイトウ」とはなんですか?)

que(何の)
   Que evento é? (何のイベントですか?)

qual(どれ、いつ、何<名前、職業、国籍などを問う場合に使う>)
   Qual é o seu nome? (あなたの名前は何といいますか)
   Qual é o tamanho da(desta) camisa? (このシャツのサイズは何ですか?)
     ※“desta”は、“de(~の)”と“esta(これ)”の縮合形です。

quando(いつ)
   Quando é o show? (ショーはいつですか?)

onde(どこ)
   Onde é o ponto de taxi? (タクシー乗り場はどこですか?)
   De onde sai o ônibus? (バスはどこから出ますか?)

quem(誰)
   Para quem você dá um presente?Você dá um presente para quem? <口語的な表現です>
     (あなたは誰にプレゼントをあげますか?)

como(どのように)
   Como se vai ao museu?(どうやって博物館に行きますか?)

por que(なぜ)
   Por que ela está decepcionada?(彼女はなぜがっかりしているのですか?)

quanto(いくら、いくつ<名詞の性・数で変化することがあります>)
   Quanto é essa camiseta? (そのTシャツはいくらですか?)
   Quantos pratos eu tenho que levar? (私は皿をいくつ持っていかないといけませんか?)



カテゴリー:ポルトガル語

2008年7月19日 (土)

ブラジルでもやはり人気の日本のマンガ 「くらしで使えるポルトガル語」

ブラジルでもやはり人気の日本のマンガ
 今回学習した“É ~ .”という表現は、知っているといろいろな場面で使えそうです。テキストには、“bom”や“importante”以外の形容詞を用いた例もいくつか紹介されていますので、是非覚えて活用してみてください。

 今回のスキットでは、クラウヂアが息子のジュリオと一緒に、日本で使われる漢字の勉強を始めた、という話でした。外国から日本に旅行に来る人などの中には、よく「形がかっこいい」などの理由で、漢字をデザインに取り入れたTシャツなどを好んで買っていく人がいますが、実際の生活で正しい漢字を使って文を書くということになると、これは非常に骨の折れることになるでしょう。第14課で日本文学を読み始めて、さらに漢字の勉強もしているクラウヂアは、かなりの頑張り屋さんといえます。一方、ジュリオはまだ小学2年生ですからきっと遊びたい盛りでしょうが、子供の知識の吸収力は大人の比ではありませんから、普通に学校で勉強していれば、小学校を出る頃には相当使いこなせるようになっているかもしれません。

 今回は、そんな子供たちの文化に関する話題を紹介します。最近では、大人の文化とも言えるようになってきていますが、日本で創作されているマンガやアニメーションが世界各地で人気を博していることは、もうよく知られていることと思います。ブラジルも勿論(もちろん)
例外ではありません。以前、第10課で在日ブラジル人向けの新聞を発行している新聞社について紹介しましたが、ここでは日本のマンガをポルトガル語に訳したものも編集し、発行しているそうです。日本に住んでいるブラジル人にも売り出していますが、主流はやはりブラジル本国へ輸出するほうなのだそうです。ブラジルには日系人が多くいますから、こうした文化が受け入れられやすいともいえるかもしれませんが、近年はフランスなど日本人がさほど多くないところでも日本のアニメが大人気であることを考えると、日系人の有無が日本のマンガ・アニメ文化の人気を左右するとは言えなくなってきているかもしれません。

 ブラジルに日本のマンガを輸出している会社などに話をきいてみると、これまでブラジルで特に人気があったものとして「ドラゴンボール」や「聖戦士星矢」、「鋼の錬金術師」「NANA」などが挙がってきました。また、日本以上にアメリカでブームになり、それが
ブラジルにも入ってきた作品としては「フルーツバスケット」などがある、とのことでした。

 このところブラジルでは毎年、各地で大掛かりな「アニメ・フェスティバル」が開催されています。2008年は7月にサンパウロで“Anime Friends”、リオ・デ・ジャネイロで“Anime-Family”、ポルト・アレグレで“Super Anime World”、9月にもベロ・オリゾンテで“Animinas”、サルヴァドールで“Anibahia”といったイベントが予定されているようです。

 こうしたイベントでは、コスプレやカラオケ・コンテスト、ワークショップなどもあるそうですが、目玉になるのが日本からゲストとして招かれる、声優や俳優、主題歌を歌う歌手などのステージのようです。上記のイベントではそれぞれホームページを開設してい
て、開催間近、もしくは終わったばかりのイベントのページなどを見てみると、その熱狂ぶりが伝わってきます。当然、全編ポルトガル語ではありますが、鮮やかな写真とグラフィックが盛りだくさんなので、おおよその趣旨がつかめるのではないでしょうか。伝統の
カーニバルとはまた少し違った、「ブラジルの熱気」が感じられるかもしれませんね



カテゴリー:ポルトガル語

2008年7月12日 (土)

ポルトガル語の単語 「くらしで使えるポルトガル語」

 どんな言語を学ぶ上でも、どれだけ単語を知っているかが、その言語を実践で使えるようになる大きな鍵(かぎ)になります。文法上の法則が完ぺきに理解できていたとしても、肝心の単語の知識・語彙力がなければ、悲しいかなその言葉を実際の生活や仕事で使うことはできません。とはいえ単語というのは、各言語とも無数にありますから、全部を覚えることを考えても、気が遠くなってしまいそうです。

 ただ、ちょっとしたコツを知っていると、見たことのない単語でもどんな意味だか見当がつく場合があります。ポルトガル語については、スペイン語とは兄弟のような言語ともいわれていますし、同じヨーロッパのイタリア語やフランス語、英語などとも似通った部分をもつ単語がいくつかあるようです。ここでは、ポルトガルの単語のうち、英語の知識があると多少理解の助けになりそうなものをいくつか紹介します。

 まず“-ção”で終わる単語。これはその多くが、英語で言う“-tion”で終わる単語に置き換えることができます。既にこの講座で出てきている単語としては、“informação(情報)”があります。この語尾の“-ção”を“-tion”に置き換えると“information(情報)”という英単語になります。外にも“tradição(伝統)”が“tradition”、“iluminação(イルミネーション、照明)”が“illumination”、“situação(状況)”が“situation”に対応しています。

 同じように、“-dade”で終わるポルトガル語の単語は、多くが英語の“-ty”で終わる単語に置き換えられます。今回出てきた単語に“diversidade”があります。意味は「多様性」ですが、これを英語で言うと“diversity”です。話が横道にそれますが、この単語は最近日本でも「ダイバ―シティ」という言葉で用いられています。人種や性別だけでなく、価値観、宗教、生き方、性格などの内面性に至るまで、各人の違いを尊重しながらそれぞれの個性を活かして能力を発揮させていくという、企業の経営戦略などで浸透してきた考え方を指し、正式には“Diversity and Inclusion(多様性とその受容)”ですが、日本では一般的に「多様性」のほうをとって「ダイバーシティ」という呼び方をしています。この“diversity”がポルトガル語では“diversidade”となるわけです。この他にも、“liberdade
(自由)”が“liberty”、もっと単純な単語で“cidade(街)”が“city”に対応しています。

 このように、多少英語の知識がある方は、見慣れない単語で“-ção”や“-dade”で終わっているものを見たときは、上記のような置き換えをしてみると、言葉の意味がつかめることがありますので、知っていて損はないと思います。

 また、これは他の言語にも共通していますが、たとえば語源を同じくする動詞と名詞などはやはりよく似ていますので、推測で意味をつかめることがあるかもしれません。今回、「雨が降る」という意味の動詞choverが出てきましたが、名詞の「雨」は“chuva(女性名詞)”です。「雪が降る」という動詞nevarに対し、名詞の「雪」は“neve(女性名詞)”、また「風が吹く」という意味の動詞は“ventar”ですが、「風」という意味の名詞になると“vento(男性名詞)”です。

 単語力、語彙力はなかなか一朝一夕には増えていかないものですが、実践で場数を踏み、「使い慣れて」いくことでどんどん身につけていきたいところですね。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年6月27日 (金)

ブラジル流の「親切心」 「くらしで使えるポルトガル語」

この講座に出てくるめぐみとクラウヂアの会話には、日本で暮らすブラジル人が実際に体験した実話をもとにした話がところどころに盛り込まれています。今回の第13課のスキットの内容も、武田先生が知り合いのブラジル人から聴かれた実話がもとになっているとのことです。

 この番組の制作過程では、武田先生と番組スタッフがスキットの内容や学習すべき内容などについて、いろいろと話し合って検討を重ねてきましたが、この第13課についてはなかなか面白い意見も交わされました。確かに、典型的な日本人のイメージというと、「感情をあまり外には出さず、控えめ」ということが長年言われてきていますし、いわゆる「ラテン系」などというと何だかとにかく明るくて、喜怒哀楽が激しい、という印象を持ちます。実際日本人だと、クラウヂアのように目の前で女性が転んだのを見た場合、その女性が自分を「カッコ悪いなあ」と思っているところに声をかけたりすると嫌がられるのではないか、と考えて見てみないふりをしてあげる、というケースはよくあることだと思えます。

それがブラジル人だと、周りのみんなが心配して「大丈夫?」と声をかけてあげないと、転んだ人がかわいそうだと考えるわけです。もっとも、これも親切心からきていることは日本人でも理解できない人はまずいないだろうと思いますが、声をかけるかかけないかで、一瞬迷ってしまうことが結構あるのではないでしょうか。「東京ではこういうこともあるかもしれないけれど、関西だったらみんな心配して寄ってくる」という意見もあったりして、なかなか興味深い議論になりました。結局は、日本人であれブラジル人であれ、こうしたリアクションには個人差があるのでしょうが、両者を比べると声をかけてくれる人の比率が高いのは、やはりブラジルのほうかな、という結論に至ったわけです。

 というわけで、武田先生のほかにもブラジル人と仕事などで関わることの多い人に、こうした「国民性の違い」を感じたことがあるかどうかを尋ねてみたところ、やはり「親切心」をめぐるエピソードを教えてくれました。もちろん、全てにおいてそうだということではなく、ビジネスの場などではそんなことはあまり起こりませんが、日常生活の中でときどきあること、として教えてもらった話です。

 ある人が、道がわからなくなって、近くにいたブラジル人に場所を尋ねました。道を訊かれたブラジル人は、見たところ自信ありげに教えてくれたのですが、その通りに行ったところ、目的地には到着できなかったそうです。後日、道をきかれたほうの人に、その場所を本当に知っていたのかどうかを問いただしてみたところ、なんと、実はよく知らなかったということが判明したんだそうです。人によっては「随分いい加減な!」と怒ってしまうところですが、そのブラジル人にしてみたら、「せっかく困った人が道をきいているのに、何も答えてあげないのは『不親切』ではないか」と思ってしたことなのだそうです。これはなんとも難しいですね。
間違った道を教えられたら却って相手は困ってしまいますが、答えてあげた人も「思いやり」からしたこと、ということになると、一概に責めるのもどうかな、と思ってしまいます。

 もう一つ、これは「流儀」と言ってもいいかもしれませんが、ブラジルではパーティーなどのイベントが行われるときに、たとえば午後の9時から始まる、などと言われた場合、招待客はまず午後9時には会場に行かないそうです。それには、主催者が始まる直前まで準備に追われているときに、早い時間から押しかけていくと、主催者を急かしているようで失礼にあたる、という考えがあるから、というのがその理由の一つのようです。では、どれくらい遅れて行けばいいのかということになると、あるパーティーでは午後9時の開始から参加者が揃ったのはなんと午前0時近くだった、というのです。

 ひとえに「親切心」といっても、国民性の違いでこのようにいろいろ解釈ができるわけです。何が正しいかという結論は簡単に出せませんが、一つ「教訓」を得たとするならば日本人がブラジル人を招いてパーティーをしようと思ったら、開始時間をわざと早めに伝えるか、開始時間に遅れずに来てもらうように念を押すかをしておいたほうがよさそう、ということでしょうか。日本のパーティーに「ブラジル感覚」で参加しようとすると、会場に着いた頃には肝心のパーティーが終わっていた、という事態になりかねませんので…。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年6月20日 (金)

ポルトガル語の不規則動詞いろいろ 「くらしで使えるポルトガル語」

今回は、文法上の学習項目よりも、いろいろな動詞を覚えることに重点を置いた内容でした。
ポルトガル語の不規則動詞は、今回放送やテキストで紹介したもの意外にも沢山あるのですが、現在形・完了過去形の全般において全く不規則な活用をするものもあれば、ほんの一部だけ不規則な形をとるものの、半分以上は規則動詞(-ar動詞、-er動詞、-ir動詞)と同じという、いわば「部分的な不規則動詞」もあります。今回は、放送およびテキストに出てこなかった動詞をいくつかピックアップして、現在形と完了過去形の活用を紹介します。
全部覚えないと…、と思ってしまうとちょっと頭が痛くなってしまうかもしれませんが、実際の会話では時制や主語の形に伴う活用を多少間違えていても、言いたいことはちゃんと相手に伝わるケースも多くあります。表を見ながら覚えるのと並行して、失敗を恐れずにどんどん実践で使ってみることが、動詞を覚える近道かもしれません。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年6月16日 (月)

ブラジルのポルトガル語の「あなた」 「くらしで使えるポルトガル語」

今回学習した動詞はdarだけでしたが、この課では初めて「目的語」の代名詞が登場しました。英語等を学習した方なら、目的語とはどういったものであるかはもう既にお分かりかもしれませんが、代名詞を置く位置が英語とは違いますので、違和感を感じる方も結構いらっしゃるのではないかと思います。文法は、それぞれの言語によって異なりますから、複数の言語を学んでいるとちょっとこんがらがってくることがあるかもしれません。


 さて、ここまでブラジルのポルトガル語を学んできて、テキストでは重要な動詞が登場すると、その活用形についても同時に紹介しています。お気付きの方も多いかもしれませんが、活用表にあるのは「1人称・単数(eu)」、「3人称・単数(você)」、「1人称・複数(nós)」、「3人称・複数(vocês)」の4種類について、現在・完了過去といった時制ごとの活用形を紹介しています。“você(vocês)”の意味は「あなた(たち)」ですが、英語等とは異なり3人称で、“ele(彼)”や“ela(彼女)”と同じでしたね。では、ポルトガル語には「2人称」はないのか?というと、実はそうではないのです。


 もともと2人称の「あなた」という意味の代名詞はポルトガル語にも存在しており、主語で使われるときの形は“tu”です。ただこの“tu”はブラジルでの日常会話ではほとんど登場しません(ポルトガル語の「本家」であるヨーロッパのポルトガルや、文語的な表現では使われているようです)。一般的には“tu”よりもフランクな“você”(日本語で言うと、「お前さん」とか「あんた」といったニュアンスに近いのでしょうか)が代わりに使われているために“tu”の出番がほとんどなくなってしまいました。ただ、「あなたに、君に」というように目的語となる場合には、この2人称“tu”が目的語として使われる時の形である“te”が今でも有効に使われており、これが今回学習した“te”を使った構文というわけです。


 ところで、「あなた」という時に、もし“você”と言うには少々失礼になるかも、と思える相手だった場合などは、どう言ったらよいのでしょうか。テキストでは、第20課の後のページに掲載されている「この講座で学んだ文法のまとめ」に紹介されています。「文を作ってみよう!(100ページ)」に、主語となる代名詞がまとめられていますが、“você”,“vocês”の下にそれぞれ“o senhor(男性の場合),a senhora(女性の場合)”,“os senhores(男性の場合),as senhoras(女性の場合)”が「あなた(たち)」を意味する代名詞に加えられています。これらがいわゆる「敬称」であり、目上の人や、距離をおきたい相手などに対して「あなた」と呼ぶ時に使われます。“você(s)”といっしょに覚えておくと便利ですね。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年5月30日 (金)

スポーツとポルトガル語  「くらしで使えるポルトガル語」

今回のスキットの内容は“futebol”、サッカーの話題でした。ブラジルでスポーツと言えば、真っ先にサッカーを思い浮かべる人も多いでしょう。日本で生活しているブラジル人もサッカー熱は当然高く、普段は真面目に仕事をしていている人でも、ワールドカップなどでブラジル代表の試合がある日は、どうしてもそちらが気になって仕事に身が入らないみたいで…などとこぼす日本人の上司の話を時々耳にします(もっとも、日本人でもそういう人はいると思いますが)。

日本でブラジル人の友達ができれば、サッカーの話題が頻繁に出てくることも十分ありえます。スキットでは“meio-campo(ミッドフィルダー)”が出てきましたが、その他のポジション及び主なサッカー用語をいくつか紹介します。

atacante(フォワード) ※“ataque (アタック、オフェンス)”する人という意味から
zagueiro(ディフェンダー)
goleiro(ゴールキーパー)
ponta(トップ)
titular(レギュラー選手)
reserva(補欠選手、サブ) 
escalação(スタメン)
armadar(司令塔)
craque(名プレーヤー)

pontapé inicial(キックオフ)
intervalo(ハーフタイム)
prorrogação(延長戦)
acrescimo de tempo(ロスタイム)
embaixada(リフティング)
cabeçada(ヘディング)
escanteio(コーナーキック) 
assistência(アシスト)
três gols consecutivos(ハットトリック) 
gol contra(オウンゴール)
impedimento(オフサイド)
 
日本でもよく使われているサッカー用語で、ブラジルのポルトガル語がそのまま「輸入」されているのが、放送でも武田先生が紹介していた「ボランチ(volante)」です。後方にいるミッドフィルダーについて指すことが一般的ですが、このポジションが試合の組み立てを握る重要な役割を担っているということで、ブラジルでは「ハンドル、舵」を意味する言葉“volante”が、そのままサッカーの言葉になったと言われています。

また、サッカーに類似したスポーツで日本の競技人口も多い“Futsal”フットサル」も、ポルトガル語の“futebol”と「室内」を意味する“salão”を組み合わせた言葉を語源としています。少しサッカーに詳しい人はご存知かもしれませんが、ブラジルのロナウジーニョ選手などが得意としているドリブル技「エラシコ(エラスティコ)」も、ポルトガル語で「輪ゴム」を意味する“elastico”です。まるでボールが輪ゴムで足に繋がれているかのように見えることからこの名がついています。
 
ブラジルで盛んなスポーツは他にもあります。バレーボール(voleibol)は近年、男女とも世界で常にトップを争う競合国です。また、海岸が多いことからビーチバレーも盛んです。格闘技の人気も高く、日本の柔道(judô)や空手(caratê)も盛んに行われています。「カポエィラ(capoeira)」は、ダンスの要素がミックスされた、ブラジルの伝統的な格闘技です。

尚、現代の総合格闘技のルールの1つになっている「バーリトゥード」もポルトガル語です。ポルトガル語のつづりでは“vale tudo”、直訳すると「全てに価値がある」ということで、要するに「何でもあり」、あらゆる技を使える試合を指しているわけですね。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年5月19日 (月)

広い意味をもつ動詞 「くらしで使えるポルトガル語」

今回の学習は、「~したい」という意味の動詞quererでした。この動詞を使って「~しませんか」という誘いの表現を作ることも学びました。この表現は、日本に住むブラジル人と積極的にコミュニケーションを図るためには、とても役に立つ表現と言えるでしょう。後の課で登場する単語が入っていますが“Năo quer jogar futebol?(サッカーをしませんか?)”などと言うこともできます。



さて今回は、“querer”のほかにもう1つ、“conhecer”という重要な動詞が登場しました。この動詞は、とても広い意味をもった動詞です。フレーズ3にあるように、「体験的に知る」というのがおおよその意味なのですが、自然な日本語に訳すと様々な言葉に変わります。少し文例を補足して挙げてみましょう。



Você conhece algum restaurante bom? (あなたはどこか良いレストランを知っていますか)



conhecer”は-er動詞で、主語が3人称単数のときは“conhece”となります。フレーズ3で“saber”と比較したように、「体験して知っている」という時に使われるのが“conhecer”ですから、この場合は実際に利用したことがあって、そこが良い店であることを知っている、そんなレストランについて尋ねているのですね。



Eu conheco Kyoto e Nara. (私は京都と奈良へ行きます)



これは、「京都と奈良」という場所を体験する、体験してどんな場所だかを「知る」という意味の動詞conhecerの使い方です。でもやはり日本語に訳すときは「京都と奈良へ行く」というほうが、がぜんしっくりきます。



広い意味を持つポルトガル語の動詞は他にもありますが、ここではもう1つ“tomar”という動詞の例を挙げておきます。フレーズ4の解説にある“tomar café da manhã(朝食をとる)”も、“tomar”の使用例の1つです。



Eu quero tomar banho. (私はお風呂に入りたい)
O meu pai toma remédio. (私の父は薬を飲みます)
As tias dela tomam o trem. (彼女のおば達は列車に乗ります)


少し「慣れ」も必要なのかもしれませんが、動詞の後に続いている“banho(風呂)”,“remédio(薬)”,“trem(列車)”といった名詞の意味が分かると、ある程度推測できる場合もありそうですね。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年5月10日 (土)

主な-er動詞、-ir動詞 「くらしで使えるポルトガル語」

主な-er動詞、-ir動詞/日本でも入手できるブラジルの食材

 第3課で-ar動詞を学習してから、第4課・第5課と不規則活用をする動詞の学習が続きましたが、今回は規則活用をする-er動詞、-ir動詞が登場しました。今回も、-ar動詞の回と同様、よく使われる-er動詞、-ir動詞をいくつか挙げておきます。テキストの表を参考に、活用形も一緒に考えてみてください。

  <-er動詞の例>
aprender(習得する)  acender(〈火・電気を〉つける)  escrever(書く) perceber(気付く) 
sofrer(苦しむ) florescer(咲く) viver(生きる、暮らす) morrer(死ぬ)

   <-ir動詞の例>
assistir(観る) sentir(感じる)  decidir(決める) corrigir(直す) dormir(眠る、寝る)
medir(測る) fugir(逃げる) transmitir(伝える)
 
 第6課のスキットでは、めぐみがクラウヂアに普段の食事について尋ねていました。日本にもブラジル料理のレストランがありますし、ブラジル人が多く暮らしている地域では、ブラジルの食材を専門に売っているお店もありますので、料理や食材を見たり食べたりしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。代表的なブラジルの料理の名前を、いくつか挙げてみましょう。
 
feijoada(フェイジョアーダ)
 黒いんげん豆に牛肉や腸詰め、豚の臓物を煮込んだ、ボリューム豊かな料理です。家庭の食卓ではもちろん、高級レストランから下町の食堂にいたるまで、どこでも食べられている、まさにブラジルの味です。
 
churrasco(シュハスコ)
 日本のブラジル料理店の多くが、メインにしている料理と言えるでしょう。「シュラスコ」と表記されることもありますが、「シュハスコ」のほうが正しい発音に近いです。いわゆるブラジル式のバーベキューで、塩だけで味付けをした肉のかたまりを串に刺して焼き、切り分けて食べます。パーティー好きなブラジル人の定番メニューです。

dobradinha(ドブラジンニャ)
 フェイジョアーダ同様、ブラジルの代表的な煮込み料理です。南欧から伝わってきた料理で、「ハチノス」を使ったいわば「ブラジル版もつ煮込み」です。フェイジョアーダは水曜日と土曜日に食べる習慣がありますが、このドブラジンニャは主に火曜日に食べられています。
   
moqueca de peixe(ムケッカ・デ・ペイシェ)
 ブラジルの代表的な魚料理の一つです。使用する魚は白身のものや川魚など幅広く、これを野菜類やココナッツミルクと一緒に煮込んだものがムケッカ(moqueca)です。もともとはアフリカの海岸部で食べられていたシーフードのシチューで、ポルトガルを経由してブラジルに入ってきました。ムケッカは、パーム油を用いる所、オリーブ油を用いる所などブラジル国内でも地域によって作り方が異なるそうです。

 ブラジル料理の中には、冷凍やレトルトパックなどになって、主に在日ブラジル人向けに日本でも売られているものがありますが、全てをブラジルから輸入しているのではなく、日本で製造・加工されているものも実は沢山あります。神奈川県にある食品会社ではフェイジョアーダをはじめとする煮込み料理のレトルトパックのほか、ブラジル風のソーセージ・リングイッサ(linguiça)や、キャッサバ芋(mandioca)の粉末を炒めたファロッファ(farofa)などおよそ350種類の食材を製造しているそうです。
 また、加工品だけでなく、ブラジルの野菜を栽培している地域もあります。群馬県太田市では、およそ2ヘクタールの畑地を利用して、様々なブラジルの野菜を育てています。市内や近隣の町のほか、やはりブラジル人の人口が多い静岡県浜松市などにも出荷されています。出荷先の地域では、ブラジル食材の専門店だけではなく、地域の大型スーパーなどの店頭にも並びますので、容易に入手できます。
 
abobrinha(アボブリーニャ)
 “abobrinha”とはカボチャのことを指しますが、ブラジルのアボブリーニャはどちらかというとズッキーニに似ています。味が淡白なのでいろいろな調理ができます。旬は、7~9月ごろ。
 
beterraba(ベテハーバ)
 ブラジル産のビート(てんさい)で、赤い色が特徴です。鉄分が豊富なので貧血に効果があり、通じにもよいそうです。
 
couve manteiga(コウベ マンテイガ)
 「青汁」の原料として有名な、ケールのことです。風味は苦い野菜ですが、フェイジョアーダとの相性が抜群で、付け合わせとして好まれています。
 
jilo(ジロー)
 ナスの一種で、夏場に収穫されます。苦味があり、主にスライスしたものを炒めて食べます。
 興味のある方は、ぜひ家庭でブラジル料理にチャレンジしてみてくださいね。

(料理の写真は、ブラジルの食材を加工・製造している (株)ラテン大和 様のご協力をいただきました)



カテゴリー:ポルトガル語

2008年5月 2日 (金)

20以上の数の表現 「くらしで使えるポルトガル語」

今回学習した重要なテーマは、「持つ」という意味の動詞terでしたが、第5課ではもう一つ、ポルトガル語の「数の表現」が出てきました。テキスト、放送では20までを掲載していますが、実際の生活ではもっと大きな数も使われますので、ここで21から1000までの数を抜粋して紹介します。
 
21…vinte e um
22…vinte e dois
23…vinte e três
(「20と1」「20と2」「20と3」という考え方で数を表します。24以降も同様です)

30…trinta
40…quarenta
50…cinqüenta
60…sessenta
70…setenta
80…oitenta
90…noventa
(31、32…という場合は、上の21、22…と同じように“trinta e um”,“trinta e dois”…となります。40以降も同様です)

100…cem
200…duzentos
300…trezentos
400…quatrocentos
500…quinhentos
600…seiscentos
700…setecentos
800…oitocentos
900…novecentos
1000…mil

では第5課で学んだ動詞terを使った表現も用いて、数の表現を入れた文を作ってみましょう。
「運動場(o campo)には400人の生徒(aluno)がいます」と言うときは、どうなるでしょうか。

 Tem quatrocentos alunos no campo.
 
「~がある(いる)」というときは、主語を伴わず、動詞terの3人称・単数である“tem”を文頭に置きます。この“tem”は、存在するものの数に関係なく、いつも3人称・単数でしたね。但し、名詞の“aluno”のほうは、400人いますから、こちらは原則どおり複数形になります。また、第3課の復習になりますが、“no campo”の“no”は、「~に」「~で」という意味の前置詞emと、“campo”についた定冠詞oがくっついた縮合形です。
身の回りにある身近なものを使って、「『どこどこ』に『何々』が『いくつ』あります」という表現を、ポルトガル語でいろいろ作ってみてください。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年4月26日 (土)

傷病時・緊急時に役立つ表現 「くらしで使えるポルトガル語」

第4課は、“estar”という動詞について学ぶ回でした。“estar”も“ser”同様、頻繁に出てくる動詞です。語尾が“-ar”になっているにもかかわらず、不規則な活用をしますので、テキストの活用表を確認しておいてください。

 さて今回のスキットでは、クラウヂアの家でちょっとした「非常事態」が起こっていたようです。初めて日本の冬を経験し、ジュリオが風邪をひいて熱を出してしまいました。慣れない土地に来たばかりの人であれば、誰でも経験することです。そこで今回は、病気やケガ、その他緊急事態に際して覚えておくと役立つポルトガル語の表現を集めてみました。日本にいるブラジル人が何らかの助けを求めてきたときに、何を要求しているのか理解できるようになります。また、私たちがブラジルを旅している途中にアクシデントに見舞われた場合にも、役に立つことと思います。

Estou me sentindo mal. (気分が悪いです)
Chama um médico, por favor. (医者を呼んでください)
Onde posso comprar remédio? (どこで薬を買えますか?)
Onde é o banheiro? (トイレはどこですか?)
É urgente. Preciso de sua ajuda. (緊急です。あなたの助けが必要です)
Não entendo. (わかりません)
Outra vez, por favor. (もう一度お願いします)
Não consigo achar a minha bagagem. (私の荷物がありません)
Perdi a carteira. (財布をなくしました) 
Socorro! (助けて!) 



カテゴリー:ポルトガル語

2008年4月19日 (土)

ar動詞いろいろ 「くらしで使えるポルトガル語」

「くらしで使えるポルトガル語」も、はや第3課です。第2課までは、動詞serを使った文しか登場しませんでしたが、これからは様々なポルトガル語の動詞が登場してきます。
今回は、規則的な活用をするar動詞を紹介しました。ポルトガル語の規則動詞は3種類あり、ar動詞のほかにer動詞、ir動詞というものもあります。この中でもar動詞は種類が特に多く、日常生活でよく使われる単語もかなりあります。テキストに出てくるもの以外の、主なar動詞をいくつか紹介しましょう。活用形については、テキストにある表を参照してください。

brincar(遊ぶ)
ensinar(教える)
estudar(学ぶ)
freqüentar((通う)
trabalhar(勤める) ※emを伴って「~に勤める」となります
entrar(入る)
visitar(訪れる)
voltar(帰る、戻る)
descansar(休む、休憩する)

また、現代の生活では欠かせないものになりつつある、パソコンにちなんだ言葉にもar動詞があります。

atualizar(アップデートする)
baixar(ダウンロードする)

興味のある方は、ポルトガル語の辞書などをちょっと開いて、他にどんなar動詞が調べてみると面白いかもしれませんね。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年4月14日 (月)

あいさつ 「くらしで使えるポルトガル語」

第2課の学習テーマは、日本語の「これ、それ、あれ」、「私の、あなたの」にあたる表現でした。これらについても、ポルトガル語は単数、複数だけでなく男性、女性でも語形が変化していきます。ちょっと覚えるのが大変そうですが、テキストに見やすい表を掲載していますので、放送を聞き終わった後で是非、見直してみて下さい。
文法の学習とは少し異なりますが、前回の第1課と今回の第2課では、いくつかあいさつの言葉が登場しました。初対面のクラウヂアとめぐみが交わした「初めまして」、クラスメートのジュリオとはるかの交わした「元気?」といった会話です。日本でも身近なところにブラジル人が暮らしているところであれば、何よりも先に知っておきたいのがあいさつの言葉です。今回は、第1課・第2課に出てきたもの以外のあいさつの言葉をいくつか紹介します。

Boa tarde. (こんにちは)
Boa noite. (こんばんは)
Até Logo. (さようなら)
Alô. (〈電話などで〉もしもし)
Por favor. (おねがいします)
Com licença. (失礼します)
Desculpe. (ごめんなさい)   ※Desculpa. Me desculpe. Desculpe-me. とも

ちなみに、この“Desculpe.”は、日本語の「ごめんなさい」ほど頻繁には使われません。

「ありがとう」という時は、男性と女性で言葉が変わります。
(男性)Obrigado./(女性)Obrigada.
それに対しての答えは、
De nada. (どういたしまして)
となります。



カテゴリー:ポルトガル語

2008年4月 4日 (金)

くらしで使えるポルトガル語

この番組は、現在日本で30万人を超えている、在日ブラジル人の母国語であるポルトガル語の講座です。日本の各地で暮らしているブラジル人と、日本の中で円滑なコミュニケーションができることを目指し、全20回にわたって講座を展開していきます。そのため、今回番組のスキットの舞台となるのはブラジルではなく、日本のとある町。家族でブラジルからやってきたクラウヂアが、ブラジル人の男性を夫に持ち、ポルトガル語を話せる日本人のめぐみと知り合い、家族ぐるみで何かと助けてもらいながら日本の生活になじんでいく、というストーリーです。第1課は学習内容がかなり多く、苦戦された方も多かったのではないかと思います。しかしながら今回登場した項目は、ポルトガル語の基本になる部分です。主語の代名詞や名詞の性・数による変化など、第2課以降も頻繁に出てきますので、テキストの解説部分を折にふれて振り返っていただき、何度も復習されることをお勧めします。
さて今回は、クラウヂアとめぐみが自己紹介をし合っていました。お互いの子供同士がクラスメートということで、「○○の母です」と自分を紹介していましたね。日常の会話では、このように家族のことを出す機会も多いはずです。特にブラジル人は、家族のつながりをとても大切にしていると言われています。テキストに出ている単語以外に、家族を表す言葉を少し紹介しましょう。


irmãoirmã(兄弟/姉妹)
tiotia(おじ/おば)  ※親族でない目上の男女に使う場合もあります
sobrinhosobrinha(おい/めい)
avôavó(祖父/祖母)
netoneta(〈男性の〉孫/〈女性の〉孫)
maridoesposa(夫/妻)
noivonoiva(〈男性の〉婚約者/〈女性の〉婚約者)

さらに、「友達」という名詞も、男性と女性で異なります。

amigoamiga(〈男性の〉友人/〈女性の〉友人)

最後に、この講座のスキットの登場人物を下の図で紹介しておきましょう。

pt-blog3.jpg



カテゴリー:ポルトガル語