2010年8月26日 (木)
Q
私は英語が大好きな高校3年生です。どうしても英語が話せるようになりたいし、卒業したらカナダに留学します。それまでには少し英語を話せるようになりたいのです。でもどうやって勉強したらいいのか全くわかりません。何から始めるべきなのか、どう勉強したらいいか教えていただけませんか?
A
答えは簡単です。
毎日英語を口から出しましょう
↑↑
はじめるのはここからです。英語が話せるようになりたいのであれば、やはり口から出す練習が一番大事です。
では、どうやって出したらいいのか?
友達と話す?
自分の知っていることを英語で話してみる?
それももちろん大事ですが、その前にやっておくことがあります。それは、モデル音声を忠実に真似る、という作業です。 この作業なしでは英語は話せるようにならない、といっても過言ではないと私は思っています。そして、日本人の英語学習の中で一番足りていない、見落とされがちなのもこの練習だと思います。
スポーツでも音楽でも練習なしでは上達しません。いくら頭の中でシュミレーション練習をしてもそれだけではうまくなりません。実際に身体を動かして、失敗もたくさんして、うまくいかない部分を繰り返してはじめて上手にできるようになるのですよね。英語も同じなのです。英語は学問であるがためにこの部分が見落とされがちなのです。
1) まず、音声とテキストを用意します。
2) 日本語の部分をざっと読んでしまい、こんな場面での英語を口からだすのね、と頭の中に状況を置きます。
3) 音声をかけ、ワンセンテンスでとめます。
4) 繰り返して言ってみてください。
うまく言えたら、ガッツポーズをして次に進む。うまく言えなかったら、テキストを開き、文字を確認します。そしてまた音声をかけ、繰り返してみる。
日本語を話すときと、英語を話すときでは口の筋肉の使い方が違います。口を英語筋に変えてあげるのが一番最初にやるといいかなと思います。
このリスニング&リピーティング練習に加え、シャドーイングやオーバーラッピングなどもしていくといいでしょう。英語を口から出す練習を徹底的に 1年間すると、かなり英語がスムーズに真似できるようになります。そうしたら、文法を勉強して基礎固めです。その次にディクテーションなどを取り入れていくとさらに上達します。
日本にいながらにして英語を学び、簡単な会話ができるようになるまでには、最低でも3年はかかると思います。毎日徹底的に練習して3年ですから、のんびりコースですともう少しかかるでしょう。ご質問者の方はお若いですし、もうすでに簡単な会話ならできているようですので、あとは徹底練習あるのみですね。
映画をDVDで観ているときも英語のTVドラマを観ていても、時々女優や俳優の真似をして英語を口から出してみるといいですよ。あとは、自分が実際に英語を使っている姿を想像しながら練習するのも効果ありです。
焦らずに続ける、これが一番大事なのかもしれません。

2010年8月17日 (火)
読者からの質問コーナーです。
Q
ラジオ講座1本だけでは足りないのでは?
会話を習得するのに他のテキストを使用されなかっ たのですか?サークルでは様々な内容の会話が飛び交うわけですから、ラジオ講座1本だけでは足りないのでは?
私も遠山先生の講座1本だけ 聴いていますが、月のテーマによっては、「日常では使うことはないだろう」などといった雑念から聴かない月もあります。今月はお天気の話題のため、よく使うであろうということで、興味深く聴いてはおります。
仲間がいないことや、ちょっとした疑問や雑念などで、行き詰まっています。アドバイスをお願いします。また、英作文やディクテーションの添削サイト等をご存知でしたら、教えていただければ嬉しいです。
A
ラジオ講座はひとつで精一杯
ラジオ講座は本気で取り組んだら、実は一講座以上はできないのが現実かと思います。何本もの講座も聞いている人は、下記のどちらかではないかなと思います。
・ すでにかなり実力を持った人がキープために聞いている
・ ただの聞き流しに終わっている
自分の実力よりも少し高めの講座を選ぶのが理想的です。録音した音源を元に
1) 何度も繰り返して聞く。
2) わからない単語やセンテンスの意味を調べ内容を確認する。
3) ダイアログの部分を徹底的に繰り返し、その日のうちにスラスラと言えるようにする。
(このとき、暗記するのではなく、音声を忠実に真似して繰り返せるようになったかを確認する。リスニング&りピーティング、シャドーイングなど活用)
実はここまででかなりの時間を要します。テキストにはこの他にちょっとした練習やプラスアルファーのページがありますね。『ラジオ英会話』を例にとってみると、Apply it! Use it! Listen for it! などのコーナーがあります。話せるようになるための一番効果的な方法はダイアログの徹底練習ですから、特に Listen for it! の部分までやると、量が多すぎてアップアップになるはずです。
私は授業で 『ラジオ英会話』 のテキストを使っていますが、生徒さんには、「まずはダイアログの部分だけに集中してください。Listen for it! の部分は軽く聞き流す程度にとどめておくか、思い切って捨ててしまってください。」 と言っています。あの部分までこなせる人はかなりの上級者です。
余裕が出てきたら、ダイアログの練習にディクテーションを加えています。番組の一番最後にはダイアログをちょっとひねって、おもしろおかしく会話してみたり、遠山顕先生とケーティーさん、ジェフさんの掛け合い漫才のようなおしゃべりが入るので、その部分を何と言っていたのか書き出してきてもらっています。遠山顕先生やネイティヴスピーカーたちのジョークやオチがわかると楽しいです。
これを毎日やったら、ラジオ英会話だけで実はヘトヘトになるはずなのです。ですから必然的にテキストは一本以上はできないのが現実です。
内容によって自分が興味のある話題だったり、そうでなかったりします。まずは、「この表現はいつかどこかで使えそう」、とか、「この話をしてみたかった」、と思うような内容部分だけを徹底的に練習して、ものにしていけばいいと思います。では、自分に興味のない話題のときはどうしたらいいか?内容は横におていおいて、音声だけに注目します。英語の音、リズム、イントネーション、声の上がり下がりを真似して、同じように言えたら、その日はそれでおしまいにします。自分に興味のない内容でも、ラジオと同じように言えたときはスッキリして嬉しいものです。早口ことばのようなものですよ。早口ことばって内容はないけれど、言えるようになると嬉しいじゃないですか。あの感覚です。
サークルではテキストを使っていた時期もありましたが、フリートークや先生が持ってきたプリントに添ってやることが多くなりました。当然、フリートークについていけるようになるまでには長い年月がかかりました。
公民館のサークルに通っていたのは、下記の2つの理由からです。
・ ネイティヴの生の音が聞ける
・ 学習仲間がいる
サークルでも英会話スクールでもそうですが、その場にいる1時間よりも、そこに行くまでの1週間、自分がどうやって勉強したかのほうが大事だと思います。
ラジオ講座を使って毎日練習していたことで、徐々に話せるようになってきました。英語が話せるようになるキーは、やはり 【毎日の学習】 にあると思います。これをするかしないかで話せるようになるかならないかが決まってきます。そして学習はできるだけシンプルにというのが私のモットーです。
・ 聴いて
・ 真似して
・ ディクテーション
英作文の添削サイトですが、検索すると有料のサイトはたくさんありそうですね。無料のところ、どなたかご存知方がいらっしゃいましたら教えてください。
ディクテーションの答え合わせがしたいのであれば、下記のものは私の ホームページ に掲載してあります。
・ ラジオ英会話
・ 実践ビジネス英語
・ 国際ニュースのヘッドライン
入門ビジネス英語も昨年分、掲載してあります。メルマガ に登録してくだされば、1週間遅れくらいでスクリプトが届きます。完璧ではありませんが参考にはなるでしょうか。ご質問ありがとうございました。少しでも学習の参考になれば嬉しいです。

2010年8月16日 (月)
読者からの質問コーナーです。
Q
『1日6分英会話』 の記事 を読み、とても興味を持ちました。しかし、ひとつ疑問があります。後ろから覚えていくというやり方には何か根拠があるのでしょうか?英語は前からという考え方とちょっと矛盾しているような気もいたしますが......。
A
後ろから練習して心理的な壁を取り払う
さて、後ろからリピート法ですが、根拠はわかりません。たぶん心理的な壁を取り払っているのだと思います。「英語は前からという考え方」 は文章を訳すときですよね。私も高校生の長文読解や英検の文章読解を教えているときは、「文章を訳すときは頭から。きれいな日本語にはならなくてもかまわないので、前から訳す。訳しながら頭の中に絵を描く。」 と指導しています。
ではひとつのセンテンスを言うときはどうでしょう?例えば、これはうちのスクールで実際に行っていることなのですが、私のクラスでは幼児のクラスでもいきなり Can I have your name, please? というフレーズから教えているのです。こどもにとっては結構長いセンテンスなのですが、みんな数回のレッスン後にはすんなり言えるようになります。
まず、your name, please? の部分だけを徹底的に練習します。リズムに乗ってチャンツをふむようにです。
your name, please?
your name, please?
your name, please?
your name, please?
your name, please?
幼児にはこれも難しいときがありますので、please? の部分だけを先に練習する場合もあります。では、皆さんもリズムに乗ってどうぞ!
please?
please?
please?
プリーズの最後のときは、お口をぐっと横に開いてニッコリ笑うのを忘れないようにしてください。
次は
name, please?
name, please?
name, please?
your name, please?
your name, please?
your name, please?
そのあとに
Can I have
Can I have
Can I have
と練習し、さらに最後の部分をまた練習します
your name, please?
your name, please?
your name, please?
では最後に完成バージョンいきますよ。
Can I have your name, please?
Can I have your name, please?
Can I have your name, please?
ほぉ~ら、上手に言えたでしょ?スゴイ、スゴイ!!!
と指導しています。なぜか最後の部分をしっかり練習してから頭の部分をくっつけると、ワンセンテンスがすんなり言えるのです。初回のレッスンでうまく言えなかった子供たちも、3回目くらいのレッスンまでには大抵言えるようになってしまいます。ある子は初回で上手に言えなくても、次のレッスンに来ると言えるようになっていてびっくりすることがあります。「あれ!?今日とっても上手に言えるようになっちゃったね。おうちで練習したの?」 と聞くと大抵の子たちは、「ううん」 と首を横に振るのですが、何なのでしょうねえ?
それと関連しているかどうかはわかりませんが、中学生が暗唱コンテストに出るというときは、次のような指導をしています。
まず文章全体を読んで内容を理解します。そうしたら、最後のページを徹底的に練習します。それから徐々に前のページに移っていきます。仕上げは当然頭からやりますが、こう練習することによって、徹底的に練習した最後部分に自信がつくようです。これを頭から練習すると、何度繰り返して練習しても、最初の部分はスラスラ言えるのに、真ん中あたりで少し疲れが見えてきて、最後にくるにしたがって 「言えるかな?」 という不安が走るようです。ちょっとでもつっかえようものなら、「あー、もうダメ。難しい!」 と思ってしまいます。後ろのページを徹底的に練習する指導をするようになってからは、スピーチ練習をしていも、中盤を越えると、もう大丈夫と思うようで、後ろに行くにしたがって自信をもって発表しています。最後にいくにしたがって心理的にかかるプレッシャーを薄くする方法なんだと思います。
ところで、この 「後ろからリピート法」 遠山顕先生も実際に練習してきた方法だそうです。私自身もこの練習方法でやってきました。ですので、遠山先生が本の中でお書きになっているのを発見したとき、「あっ!やっぱり私のやり方、間違っていなかったんだ」 と思いました。遠山顕先生のお墨が付いたからには、「後ろからリピート法」 これからどんどん力を入れて広めていこうと思っています。
余談になりますが、英語を習い始めた3歳児、4歳児などが、Can I have your name, please? をサラリと上手に言えると、もうそれだけで可愛くて可愛くて抱きしめたくなってしまいます。ちなみに、次に教えるセンテンスは I love you, Mommy. です。

2010年8月12日 (木)
読者からの質問コーナーです。
Q
ラジオ英会話にすべきか、基礎3かで迷っています
現在、社会人です。英語は中学1年の2学期で挫折し、全くといっていいほどできませんでした。
英語学習の動機は、インターネットの facebook などで外国の方とコミュ二ーケーションを取りたい、同じく外国語のサイトが読めるようになりたいなどです。
先生の『NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法』を拝読し、4月からNHKのラジオ講座「基礎英語3」を聴いております。普段は3回の放送はほとんどラジオの前にはいられず、録音したものを通勤電車内でもっぱら聴いております。
今回、『THE21』を購入し、先生の記事に又触れて、記事内で、先生は「ラジオ英会話」をお勧めになっていらっしゃいますが、「基礎英語3」はここでやめて「ラジオ英会話」に切り替えたほうがいいんでしょうか。当初は、「基礎英語3」を1年間聴いて、多少上達したようであれば「ラジオ英会話」に進もうかと考えておりました。「基礎英語3」の内容も楽しく続けたいのですが、テキストはひとつに絞ったほうが良いとあり、どうしたものかと思い、メールを今回お送りいたしました。
A
本を読んでくださり、ありがとうございます。さらに、『THE21』 の記事も読んでくださったのですね。感謝いたします。基礎英語3を4月からずっと聴いているのですね。しかも、しっかり録音して何度も繰り返して聴いているあたり、さすがです。
英語が話せないのは文法ができないからではありません
さて、ご質問にお答えしますね。英語が話せない理由を下記の2つだと考えている人が多いのではないかなと思います。
1) 文法ができないからだ
2) 語彙が足りないからだ
私は文法否定派ではありません。文法はある程度は必要です。特に中学校3年生までに習う文法はきわめて重要です。
ただし、英語学習者、特に大人になってから英語を始める人は学習する順番を変えてもいいかなと思っています。文法も語彙もある程度必要なことに間違いはありません。でも、今までの学校教育の過程で英語が話せるようにならなかったのは、文法ができないからでも語彙が少ないからでもありません。
話す訓練をしてこなかったからです
英語を口から出す練習を学校教育の中でどのくらいしてきたでしょうか?テキストを見ながら文章を読む音読の練習はしたとしても、テキストから目を離し、実際に日常の生活で使われている会話、例えば
ちょっとお塩を取っていただけませんか?
Would you pass me the salt, please?
もうちょっといかがですか?
Would you like some more?
電気をつけてくれませんか?
Could you turn on the light, please?
朝ごはんよ~。
Breakfast is ready!
今行く~。
I'm coming.
などといった表現をどのくらい口から出して練習してきたでしょうか?音に注意して、リズムに気をつけて、音と音のつながりや、声の上がり下がりを真似してみる。そういった練習をしてこなかったから話せないのです。ですから、私は日常生活の中で使える表現が多く出てくる 『ラジオ英会話』 をおすすめしているわけです。
岩村圭南先生の 『英語5分間トレーニング』 にも日常会話で使える表現がたくさん出てきます。英会話が少し難しいかなと感じる人は、『5分間』 でもいいかもしれません。でも、ストーリー性のある題材を使ってその状況に置かれた自分を想像しながら練習するともっと楽しいかなと考えています。会話にはある程度流れが必要ですから。
しかも 『ラジオ英会話』 は、最後に講師の遠山顕先生と、ネイティヴスピーカーたちの、ちょこちょこっとしたおしゃべりが入りますので、その部分を何と言っていたのだろう、と考えたり、ディクテーションして、どのくらい聞き取れたかを確かめたりすると、かなり勉強になります。それで、総合的に判断すると、大人の方で、今から英語をやり直したいと考えている人にはピッタリの番組かなと思っています。
口を英語筋にかえたところで文法のおさらい
もちろん、口が少し慣れたところで文法の勉強に戻るのは大賛成です。
『基礎英語3 』も優秀な先生が担当なさっていますし、内容も悪くはありません。『基礎英語3』 を4月から、翌年の3月まで1年間勉強すると、かなりの文法力がつきますし、私も実際に文法を勉強したのは、『基礎英語2』 と 『基礎英語3』 からでした。
いずれにしても、一番大事なことは、
英語の学習を毎日の習慣にすること
それにはラジオ講座が一番適していると思っています。ご質問者の方は、この習慣化に成功しているわけですから、あとは続けていれば道は開かれること間違いなしですね。ただし、口を動かす練習は絶対に必要です。それは、リスニング&リピーティング、シャドーイングを経て実際にどこかで使ってみるという実践までを含んでいます。聞いているだけ、読んでいるだけでは英語は話せるようになりませんものね。
今学習に使っている 『基礎英語3』 が楽しいのであれば無理に 『ラジオ英会話』 に切り替える必要はありません。来年の3月まで基礎3をしっかり学んで、4月から英会話にしてもいいかもしれませんね。それまで基礎3をメインにしつつ、ラジオ英会話で雰囲気を楽しむというのもありかもしれません。
ただし、これだけはお伝えしておきますね。普通の高校を卒業し、普通の成績を取ってきた人なら 『ラジオ英会話』 から入ってぜんぜん問題ないと思いますよ。日本人は真面目で控えめな国民性ゆえ自分の実力を過小評価する人が多いのです。
『ラジオ英会話』 を1年間、わけもわからずひたすら真似して繰り返し、口が慣れたところで 『基礎英語』 に戻って勉強してきた。それが私のやり方でした。2年目からは多少余裕が出るので、学習にプラスアルファーができるのです。きっちり 『ラジオ英会話』 をメインにしながら、『基礎英語』 で裏学習したと言い換えればいいでしょうか。口を動かしながら同時に文法の勉強を始めたといえばいいのでしょうか。
私は話せるようになりたかった。ですからこの方法を取ってきました。自分の目標をどこに置くかでメインも必然と代わってきます。ある程度ペラペラとしゃべれるようになった人が自分の表現を増やすために 『英語5分間トレーニング』 を活用しているという人もいます。
お答えになりましたでしょうか?少しでも気持ちがスッキリし、自分の目指す学習方針が見えたのなら嬉しいのですが......。

2010年8月 6日 (金)
読者からの質問コーナーです。先月ブログのアップをさぼった分、今月はたくさん書きますよ~。皆さんもお便りくださいネ!
Q
話せないのはなぜ?何が足りないの?
息子のアメリカ留学をきっかけに46歳から英語の勉強らしきものを始めました。高校しか出てなくて、中学の英語の成績は10段階評価で5というお恥ずかしい惨状でした。でも、洋楽、洋画は大好きで、昔から英語には興味が有りました。
去年から基礎英語1を始め、今は基礎英語2をやっています。基礎1の時はディクテーションもそれなりに出来てましたが、基礎2から難しく感じます。一番悲しかったのは、ゴガクルで基礎1のフレーズを復習した時に、半分ぐらい間違ってた事です。
そして息子の先生が来日されて、お会いした時に間違って失礼があってはいけないと、思いを殆ど話せなかった事です。相手が話してることは何となく分かりましたが、自分が言いたい事が話せないもどかしさで、すっかり落ち込みました。息子には、「お母さん全然アカンやん」と言われる始末でした。
聞き取れても話せない、書けても話せない、文法がしっかり分かってないからだと思い、文法の本を買ってやってみましたが、余計に難しく考えて言葉に出来ない。
さなえさんの本を読んで、違うんだなぁと思いました。ディクテーションが圧倒的に足りなかったのでしょうか?身に付いていないじゃないかと不安になります。何か今の私にアドバイスを頂けますでしょうか。
私の目標は息子のLA留学でお世話になった方々に、自分の言葉でお礼を言いに行く事なんです。(アメリカに行ったことも有りません) 宜しくお願いします。
A
口を動かして練習すればいいだけです
ゴガクルで基礎1のフレーズを復習したとき、半分も正解を出していたのですか!?スゴイじゃないですか!!ご自分を褒めてあげてくださいね。
コップに半分水が入っています。
・ もう半分しかお水が入っていない。
・ まだ半分も残っている。
英語を話す人は、脳の思考回路を後者に変える必要があります。英語ってポジティヴな言語でもあるので、英語を勉強していると、知らないうちに明るく、能天気になってくるはずなんです。そして、多少失敗しようが間違えようが動じないで、あっはっは!と笑えた人が英語は伸びます。
だから何が足りなかったのかというと、きっと 「笑い」 が足りなかったのではないですか?
では結論に入りましょうか。英語力を伸ばす方法2つ。
思考回路をポジティヴに変えましょう
口をひたすら動かして練習しましょう
まずは、この2つを忠実に守ってみてください。あなたの英語力は飛躍的に伸びるはずです。
英語が話せないのは、文法がわからないからではありません。知っている単語の数が少ないからでもありません。口から出す練習をしていないからだけなのです。
単語力は英語を口から出しながら増やします。文法力はセンテンスを口でを繰り返しながら身につけます。
私の生徒さんに留学しているお嬢さんのホームステイ先のご家族に直接会ってお礼を言いたいからと英語を習いに来た人がいました。最初はぜんぜん話せなかったのですが、今はお礼を述べるどころか、自分の身の回りに起きた出来事を楽しそうにネイティヴと会話することができています。もちろん、長い年月はかかりましたが、やってきたことは、NHKの番組を聞いて、ひらすら口から出す作業を繰り返した結果です。
私の学習法はいつもシンプルです。
聴いて
真似して口から出して
ディクテーション
昔も今もやっているのはこの3つだけです。日本人の英語学習者に圧倒的に足りていないのが、この「聴いて、真似して口から出す」という部分だと思っています。
聞こえてきたモデル音声を忠実に真似る。この作業をするだけでもあなたの英語力は変わるはずです。 「a little bit」 という音を、自分の知っているはずの音、「ア リトルビット」と言ってしまっていませんか?実際に聞こえてくる音は、「ア リロビッ」 のはずです。こうやって自分の知っているはずの音と実際に聞こえてくる音が違うんだということに気づく一番の方法がディクテーションです。文字がないところから書き起こす作業はとても大変ですが、その分、力になるんですよ。
結局、英語って自分がかけた時間の分だけは戻ってくるようになっているのです。あきらめずに続ける。そうすることによって、きっと今までとは違った自分が見えてくるはずです。一緒に英語学習、続けていきましょうよ。

2010年8月 5日 (木)
読者からの質問コーナーです。皆さん、ありがとうございます!
Q
音読やシャドーイングは試験対策にはならないの?
家事・育児、仕事に追われ、英語にあてる時間が少ないのが悩みです。英検やTOEICを受けようと決めても、試験対策をする時間はほとんどとれず、どうしてもやりたいラジオ講座のシャドーイングや音読だけで精一杯な状況です。
「でもせっかくTOEIC申し込んだし、直前1ヶ月はやっぱり対策をしないと!」と問題集を開いても、つまらなくてすぐ眠くなり、次第に考え込んでしまい、落ち込み、どっぷり疲れる・・・声をだすトレーニングは、やっぱり楽しくて、少しくらい疲れていても眠くても、「やろう!」と思えます。でも問題解きは、無機質でつまらなく感じます。独学でひっそりと英語を勉強しているのは、寂しいけどそれはそれでいいや、と思っています。
でも、やっぱりTOEICでいいスコアをだして、英検も受かって、周囲の人に認めてもらいたい!と欲もあります。(特に会社の上司!女だと思って馬鹿にされているので見返してやりたいんです。)
佐奈恵さんは、英語を学習する方をたくさん見ていらっしゃって、いろんなパターンをご存知だと思うので英語の試験対策についてお伺いしたいのですが、問題集を使った試験対策が最短の方法だとして、ラジオ講座の音読やシャドーイングのトレーニングは、どちらかというと遠回りの方法なのでしょうか?
A
なります!総合的に英語力を伸ばすためにも絶対必要!特に英検の2次試験対策に
家事、育児、さらにお仕事、そんな中で英語の勉強をしているなんて、本当にご立派です。通常はラジオ講座一本分をしっかり学習していたら、それだけで一日分の学習量としては十分です。特に会話につなげるためには、音読、シャドーイングが大事です。その部分をきちんとこなしていらっしゃるのでスゴイです。
さて、今回のご質問ですが、ラジオ講座の音読やシャドーイングのトレーニングは、試験対策になるのだろうか?ということですね。本当は遠回りになるのだろうかと悩んでいらっしゃるのですね?
回答です。
遠回りということは決してないでしょう。特に英検の2次試験は面接が入ってきますから、日ごろから英語を口から出す作業をやっておくといいですね。ですので、このまま続けてください。
しかし、問題の出題傾向に慣れておく必要はありますから、受験前に過去問を一通りやっておくのが王道です。受験する級によっても違うでしょうが、NHK実践ビジネス英語だけを使って勉強を重ね、英検 1級に合格した人を何人か知っています。
本来は徹底的に問題集をやりこなすのが合格への近道だと思います。参考書ではなく、試験形式になった問題集、あるいは過去問です。試験形式に慣れておくと本番では楽ですし、傾向もわかります。しかし、退屈で身が入らないようでしたら、学習方法を変える必要があります。やっぱり楽しみながらやらないとね。
NHKの講座を基本にして、英検の問題集は一日に30分だけやってみる。この繰り返しでいかがでしょうか?勉強に疲れたら、このブログに来て、「疲れたぁ~!」と叫んでください。誰かが反応してくれるはずです。
会社の上司を見返すという目標があると頑張りやすいですね。女をバカにしてはいけませんよねえ~。上司を見返せても見返せなくても、またお便りくださいね。ありがとうございました。

2010年8月 4日 (水)
皆さん、すみません!ブログの更新がしばらく滞っておりました。またこまめに書いていきますので、チェックしにいらしたくださいね。
『英語でしゃべらナイト シャドーイングドリル入門』 でシャドーイングのコツ、その他を執筆させていただきました。読んでくださった皆様、ありがとうございます。
読者からの質問がきていましたのでお答えさせていただきます。お返事するまでに時間がかかってしまったので、この読者さん、自分でお答えを探してきていましたね。そちらも同時にご紹介させていただきます。
Q
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14ページの19番の英文 It's been ages since we've seen you. の since 以下が過去形になっていないのは、何故なんでしょうか?「久しぶりです」という英文としては、これまで、たとえば、It's been ages since we last met. などを使ってきました。since 以下は「ある時の一点」を示す英文がくると思っていましたので、ちょっとうまく飲み込めないでおります。現在完了形のときの since 以下は、過去形ばかりではないのですね。
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It's been ages since we've seen you. についての答えを、ある文法書で見つけました。中原道喜先生の書かれた「新マスター英文法」なのですが、こちらの649ページに、このような記述があります。「since のあとは過去時制を原則とするが、くだけた会話などで現在完了を用いることもある」なので、ネイティブからは自然な英語だという回答がかえってきたのですね!勉強になりました!
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A
よくお調べになりましたね。お返事がすっかり遅くなってしまったのでご自分で解決されてしまいましたね。すみません!明快なご回答をありがとうございました。
It's been ages since we've seen you.
はネイティヴたちにとって自然な言い回しのようですね。もちろん
It's been ages since we last met.
でもかまわないそうですよ。
その他に 「久しぶり~」 と言いたかったら、次のような言い方ができますね。
- It's been a long time.
- Long time no see.
- I haven't seen you for a long time.
- I haven't seen you for a while.
- It has been a while.
この後に、How have you been? (どうしていた?) なんて続けると会話が弾むかもしれません。
ご質問者の方は文法にすごく詳しくて英語がかなりできる方ですね。こんなところに気づくなんて立派です。私が英語を学んできた過程では、「ふぅ~ん、こんなときは、こんな言い方をするのね。」程度であまり分析というものをしてきませんでした。
Q
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15ページの13番の英文 a Van Gogh painting は、a painting by Van Gogh や a Van Gogh's paiting のように使えるのですね。名詞+名詞の形でもOKなのだと知らなかったもので、最初ちょっと違和感を覚えながら音読しました。他にも例はありますでしょうか。たとえば、a Beatles song のように 's や of を使わなくても所有の意味を表せますか?
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A
a Van Gogh painting → ○
a paiting by Van Gogh → ○
Van Gogh's painting → ○ (この場合は冠詞の a はいらなくなります)
色々な言い方があるということですね。その他には
a BMW car
BMW's car
なんて言い回しもできますね。
この言い方が正しいのだろうか、と思ったとき、私はよく Google 検索を使います。" .... " と、アポストロフィーで囲むと、その表現がネットでどのくらい使われているか表示してくれます。その数によって、あぁ~、この言い方はよく使われているんだとか、あんまり使われていないんだな、と判断します。もちろん、間違い英語にもヒットしますので、信憑性はあくまでも参考程度なのですが、例えば、
"a Van Gogh painting" ------- 93,400 件ヒット
"a painting by Van Gogh" ---- 18,600 件ヒット
"the painting of Van Gogh" --- 10,800 件ヒット
"a painting of Van Gogh" ----- 4,780 件ヒット
"a Van Gogh's painting" ------ 1,860 件ヒット
"Van Gogh's painting" ------- 77,900 件ヒット
ヒットした数字の件数で、この言い回しはよく使われているんだとか、あんまり使われていないということは間違った言い回しなのかもと推測をつけます。時々、明らかに間違い英語だなと思うと、自分のサイトだったりします。
Q
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15ページの20番の英文 I go to the gym three times a week to exercise. の語順ですが、to exercise を three times a week の前に持ってくる形との違いは、何かありますでしょうか?
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A
I go to the gym three times a week to exercise. → ○
I go to the gym to exercise three times a week. → ○
どちらの言い回しも正解です。違いがあるとしたら、前者はジムに行く頻度にフォーカスしていて、後者は「運動しに行くのよ。(おしゃべりするために行くんじゃないわよ)」という部分を強調しているということくらいでしょうか。
ご質問ありがとうございました。

2010年6月12日 (土)
ある読者の方からメールが届きました。ご本人の許可をとって下記にご紹介させていただきます。皆さん、この方に励ましのひと言、いただけませんでしょうか?同じような思いをしている方、いませんか?お声を聞かせてください。
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サナエさん、こんにちは。いつも楽しくブログ拝見させていただいております。久しぶりにメールをさせていただきました。私ごとですが、4月からラジオ講座2年目を迎えました。そして、会社の人と実家の母親にもサナエさんの本をプレゼントしました。会社の人は、ラジオ講座を録音し、ipodに入れて、おうちでお風呂に入りながらレッスンをしているそうです。
さてさて、私、会社を辞めることを決めました。
私の勤める会社は数年前に外資系となり、英語が必須となってきたのです。突然上司がアメリカ人となり、それをきっかけに英語を勉強し始めました。
べっこり凹むことはあっても歯をくいしばってがんばってきました。しかし、英語ができないと、昇進も昇給もないと言われてしまいました。そして今の私のポジションには英語のできる人が来ることになり......、私は必然的に異動だそうです。理由は英語ができないから......。結局、経験より英語能力という壁を越えられませんでした。
すごく悔しいけど、これが私の今の現実です。今の会社の組織の現実です。
ただ、すごく悔しいから、これからも英語学習を続けていきます。せっかく、続けると自分で決めたから。仕事をやめるから、必要なくなるから、英語学習もやめるというのはイヤなのです。
こんなに英語に対してコンプレックスを持ち、英語ができないことに対して、イヤな思いをし、悔しい思いをし、凹んだり、大嫌いにもなり、涙したけれど、でも、サナエさんの本と出合って、英語を本気で勉強する!という気持ちを持たせていただき、こんなにも英語をがんばりたいと思ったのは、サナエさんのおかげです。そして、ブログを拝見し、DHCでナマのサナエさんに会い、こんな風にメールをさせていただいて、これからも続けていこうと思えるのは、サナエさんのおかげです。本当に感謝しております。
ゼッタイに、話せるようになってやるーーーー。
英語がなんだーーーーー!!!
ダーリンは外国人の作者の方のエッセイをご存知ですか?
「英語ができない私をせめないで!I want to speak English」
すごくおもしろいです。世にでている英語学習の全てを体験したんじゃないかと思うぐらい。最後の最後に行き着いたところは、NHKのラジオ講座だそうです。そしてそれは今も続いているそうです。
そして最後に書いてあったことは、英語習得のコツは「地道な努力」と書いてありました。
だから、私も「地道な努力」をしていきます!
これからも、サナエさんとNHKについていきます!!
読んでいただき、ありがとうございました。

2010年6月 3日 (木)
Q
英語学習に迷いが出てきてしまいました
英語学習のやり直しをはじめて四ヶ月目になります。毎日ではないのですが、朝4時に起きて、ラジオ英会話を聞くのが習慣になっています。 ラジオを聞くのが、英語を勉強するのが楽しくなってきました。この数ヶ月 「ラジオ英会話」 一本に教材を選んで、録音してあるのを繰り返し聞いたり、テキストを音読してきました。
そろそろTOEICでも受けてみたいなとまずは単語を強化しようと、書店に向かったところ、英語教材がたくさん出版されていました。インターネットでもTOEICを高得点に取るためには......、というようなハウツーサイトがたくさん出ています。
TOEICや英会話上達にはやはりラジオ英会話にプラスアルファして、単語や他の文法書も勉強した方がいいのでしょうか。巷には英語に関するいろいろな情報が飛び交っていて、正直迷いがきています。
A
自分の目標を見極める
すごいですねえ。毎日朝4時に起きてラジオ英会話を勉強する、しかも習慣化して学習が楽しくなってきた。
大成功ですね。普通はここまでくるのが大変なのです。習慣化してしまったらあとはそれをキープさせればいいだけです。必ずあなたの英語力は伸びます。
さて、次へのステップですが、確かに街にはいろいろな学習教材や情報が氾濫しています。どれも良いように思えて確かめたくなります。そして、あぁ~、やっぱりあの時、あの教材を使わなかったから自分の英語は伸びないんだ。これをやってみればもっと英語力が伸びるぞと、新規のものに手を伸ばしたくなります。
しかし、ちょっと待ってくださいよ。あなたの目標って何ですか?
◆ 英語が話せるようになることですか?
◆ TOEIC で良い点数を取るためですか?
その両方!という答えも聞こえてきそうですね。そう、本当は両方が理想的です。でも目標によってそれに向けての最短学習方法が違ってきます。
将来的に英語が話せるようになって外国人とコミュニケーションを取りたいというのであれば、今やっていることで間違いはありません。ラジオを毎日聴き、真似して口から出し、時にディクテーションを取り入れるといいでしょう。ディクテーションはリスニング力を伸ばす最適で最短の方法です。
TOEICの点数を伸ばしたいのであれば、TOEICの問題集を徹底的にやることです。間違った部分の解説をよく読んで理解していきましょう。また間違っても気にしない、また解説を読んで繰り返すだけです。この作業を試験前 1~2ヶ月間徹底的にやると効果があがります。
会話力を伸ばすのもTOEICの点数を伸ばすのも、共通していえることは 「毎日」 やり続けることです。それから、教材をコレと決めたら、あまりフラフラせずにその一冊を徹底的にやりこなす、というのも大事です。
とは、言っても英語学習は辛いものではなく、楽しいものであるべきです。NHKの語学講座はとても優れたものだと思います。単語はラジオ英会話の中で十分強化できます。それに 「英単語=日本語の意味」 で覚えるのではなく、センテンスの中で単語力を増やしていくのが理想的ですし、最短で 「使える英語」 を身に付ける方法でもあります。
文法もラジオ英会話や基礎英語で強化できるんですよ。あまり手を広げないこと、それがポイントかもしれませんね。
こんなのでお答えになりましたでしょうか?
読者の皆さんはいかがですか?あなたのおすすめの学習法、教えてくださいね。

2010年4月26日 (月)
Q
道を見失ったことはありませんか?
英語を学習していて、自分に自信をなくてしまいました。英語を使って何かをしたいと思いながら、そんな実力が自分にあるのかどうか自問自答しています。私には自分にどんな可能性があるのか皆目検討がつきません。英語から離れることはできないけれど、英語と親密にもなれない...。まるで高嶺の花に恋しているような気分です。
Sanaeさん、こんな風に悩まれたことってありますか?英語学習に関してではなく、英語を使っての将来について道を見失っているとき、どうすればいいのでしょう。
A
そんな風に悩んだことは何度もありますし、今も悩んでいます。
・ 英語を使って仕事らしきことはしているけれど、こんな程度の英語力でいいのだろうか?
・ あー、ネイティヴの話していることがわからない。どうしよう?
・ あー、また間違った。これで英語講師って言えるのだろうか?
そんなことは毎日です。そんな気持ちを消したいからさらに勉強します。ダメな自分を受け入れて、一週間先はもう少しまともな自分になろうと、今日も英語を練習するのです。
さて、質問の本質は、英語を使って何かがしたいのに、何をしたらいいのか道を見失ってしまったときですよね。
私もそう思った時代がありました。
こんなに英語を一生懸命勉強しても、どこで使うの?英語を教えるなんてとんでもないし、仕事で英語を使うなんて夢の夢。海外で生活するどころか、海外旅行にすら行かないじゃないの。
そんな風に思っていました。
でも英語からは離れられないでいました。自分のダメさ加減に嫌気がさしているくせに、英語を勉強している自分が好きでした。このまま続けていたら、英語が上達するということではなく、何となく自分が変えられるような気がしていたのです。
それまでは、何ひとつ必死になって取り組んだものがなかった私。せめてひとつでいいから、たったひとつでいいから、ひとつのことに取り組み、途中でやめてしまうのではない自分が見たかったのです。ですから、私の英語学習は、英語を上達させたいということ以前に自分を変える手段でもあったわけです。
あなたはどうして英語を勉強しているのですか?
好きだから ― それでいいではありませんか。それ以上考えるのは今はやめにしませんか?続けていたらきっと道が見えてくるはずです。自分が本当はどうしたいのか、見えてくるはずです。見えてきたら、では、理想の自分になるためには何をしたらいいのかがわかってきます。そうしたら、もう泣き言は言わずそれに向かってやるだけです。言い訳を言い出す自分に遭遇するかもしれません。私もかつてはそうでした。
- だって、忙しいんだもの
- だって、時間がないんだもの
- だって、お金がないんだもの
- だって、才能がないんだもの
私がそんな泣き言に遭遇したのは30代後半~40代半ばでした。そうして辛くなったときは、いつも自問自答をしました。
- これでいいの?
- ここでやめていいの?
- いつもここでやめちゃったから何に対しても成功してこなかったんじゃないの?
- このまま平凡な人生で終わっていいの?
- 自分に満足できるの?
答えはいつも一緒でした。
そう、机に向かう自分がいたのです。
あきらめない、続ける、それが大事だと思うのです。そしてそうやって頑張っている自分を褒めて自分で自分を励まし続けることはもっと大事だと思います。
あなたにもできますよ。できる力を持っているはずです。

2010年4月14日 (水)
Q
ラジオを 2, 3 年聞き続けたら英語がわかるようになると思ったのに......
2, 3年ラジオ講座を聞き続けたら英語が簡単にわかるようになる、と思い込んで、早や4年。基礎英語1, 2, 3をとりあえず毎日聞き続け、何とか英検2級は通りました。でもその後、本当はちっとも上達なんかしていないんじゃないか? 自分はまだまだ英語なんか理解していない、時間の無駄遣いをしただけじゃなかったか? という思いが出てきてちょっと迷っています。これからの学習方法に何かコメントいただければありがたいです
A
英検 2級取ったなんて、スゴイじゃないですか!!!ちゃ~んと上達しているではありませんか! 自分に厳しい方なのですね。責めることはひと休みして、以前よりも上達した自分を認めてあげましょう。
さて、ラジオ英語講座を 2, 3年聞き続けたら、英語がわかるようになるか?
正解は 「ブッ、ブーッ!」 です。聞くだけでは話せるようにはなりません。わかるようにもなりません。「聞き流すだけで英語が話せるようになる」、なんて嘘です。すこし英語学習をかじったことのある人にならわかりますね。
でも、やり方さえ間違えなければ 3年で片言の英語は話せるようになります。まったくひとこともしゃべれない人でも 3年間やればいいのです。相談者は英語暦 4年、英検も 2 級を持っているので、次のやり方をすれば、ここから急速に英語が話せるようになるでしょう。
やることは簡単です。でも、続けるのは大変です。
1) ラジオ講座はひとつに絞る
2つも 3つもの講座を聞くのが、そもそものマイナス要因です。3つ聞いたら45分間。聞くだけに 45分かけてしまうのはもったいない。15分にして、あとの30分は英 語を口から出す練習に当てるとOK。
2) 聞いたら真似して口から出す
ここが一番肝心なポイントです。聞き流しだけでは話せるようにはなりません。必ず自分の口を使って、「話す」 訓練をしないといけません。
このとき、自分が知っている英語は一旦全部捨てます。もしかしたら、間違った発音やイントネーションで覚えてしまっているかもしれません。音読が効果的と言われますが、モデル音声のない音読は危険です。必ず、モデル音声の真似をしましょう。声の上がり下がり、スピード、間の取り方、すべてをラジオの通りに真似する練習をします。これを毎日続けます。
3) ディクテーション
実はディクテーションはとても時間のかかる作業なのですが、英語力を伸ばしたいと思ったら、一番手っ取り早く上達させる方法でもあるのです。聞えてきた音声を音を頼りに書き取っていく作業です。英語に本気で集中しないといけないので、嫌でもリスニング力が高まります。文法力も実は高まるという裏技も隠されています。ディクテーションについてはまた追々お知らせいたしますね。

2010年4月 1日 (木)
久しぶりに読者からの Q & A コーナーです。お返事遅くなってしまってごめんなさい。
Q
英会話のクラスで話をするとき、事前にノートに自分の話したい内容をノートに英作文していったほうがいいの?
A
ノートに自分の言いたいことをメモしていくのはとても良いことです。日本語の会話でさえ、会議などの前には、コレとコレは話そうとメモを作っていくではありませんか。あの感覚です。
ただし、ノートにまとめていくとき、ちょっとしたコツがあります。
1) 英作文はせず、英借文をする
これは以前にも話題になりましたね。私が実際にやってきた方法です。自分で英文はつくらず、自分の言いたい表現をひらすらテキストの中から探し出し、それらを使って自分のお話をつくります。辞書を引いて日本語から英文に直すと、どうしてもぎこちない英語になってしまい、自然な言い回しからは遠くなってしまうのです。
ですから、日頃、英語を練習しているときに、「あっ!これは使えそう!」 と思った表現はラインを引くなり、別のノートに自分のオリジナル表現集を作っておくなりするといいでしょう。いざ話を作るときは、テキストのあちこちを見ないといけないので良い復習にもなります。
2) 難しい言葉は使わず、簡単に簡単に
日本語を先に考えてしまうと、教養が邪魔をして、どうしても難しく考えてしまいがちです。英文は短く、なるべく簡単な単語を使うとうまくいきます。
3) 発表のときはノートを読まない
ここまでやったら、やはり本番ではノートを読まないのが鉄則です。そこまで事前に練習していくということです。せっかく一生懸命文章を作ったのですから、もう一息!ノートを見ないで言えたら最高です。
私のスクールでも冒頭に What's new? というコーナーがあり、ちょっとした出来事を自由にしゃべってもらう時間が設けてあります。ノートを見ながら話している人もいますが、ふんふんと話を聞いたあとに、ノートを取り上げえて、「ハイ、もう一度今の話をしてみて」 とやっています。
最近では生徒さんたち、ノートにまとめてはくるものの、発表のときにはノートに目を落とさずに話す人が増えてきました。このやり方をしている人の英語は確実に伸びています。
日本語でのプレゼンテーションでも、ただ原稿を読み上げている人と、原稿なしで話をしている人、どちらに感銘を受けますか?そう考えると答えはおのずとわかってきますね。原稿がない人は、それまでに頭の中で何回も繰り返し練習したということです。頑張ってくださいね。

2010年1月16日 (土)
R と L の発音の違いで質問が出ましたので、私なりの発音方法を書いておきます。私は発音の専門家ではありませんので、もしかしたら、もっと効率的な方法があるかもしれませんが、あくまでも参考までに。素人が考えた R と L の発音方法です。
R
まず、R は口をすぼめるのがポイントです。私が子供たちにこの音を教えるときは、
1) 「チューの口してぇ~!」 と指導します。
2) 舌を口の奥のほうでまるめて、舌の先っちょは口の中のどの部分にも当たらないポジションをとってもらいます。
3) それから、ウー と音を出して。
4) Red を 「ウーレッド」、「ウーレッド」 と何回か発音
5) 今度は、口の形はそのままで、最初のウーの音を消して 「レッド」 と言ってみて!
6) ホラ、きれいな R の音が出たでしょ!
と教えています。
L
L のときは、舌を上の歯茎の裏側にくっつけて、ル、ル、ルとはじきます。これが L の音です。
口の形と舌のポジションが R と L では違いますね。参考になさってみてください。
------------------------------------
ずっと前のことですが、実践ビジネス英語の杉田先生が、番組の中でアメリカには Ramen と Lamen 二つのスペルの仕方がある、と言っていたことがあります。アメリカ人が、「日本人は R と L の区別がつかないからどっちでもいいんじゃないの?」 と言ったそうです。そこで杉田先生は、「アメリカ人はラーメンの味の違いがわかりませんしね」 と返したとか。

2010年1月 5日 (火)
Q:
発音に関しての質問です。初歩的な質問ですが、音がくっついたり消えたりする部分がよくわかりません。特に冠詞、前置詞など。これらを発音すると、リズムが悪くなるし......。ネイティブの人や英語上級者は意識的に発音していないのでしょうか?それとも聞き取れないだけなのでしょうか?そんなこと、気にしないで聞こえた通りにそのまま練習したらいいのでしょうか?
A:
結論から言います。
そんなこと気にしないで、とにかく聞こえてきた通りに発音してみればいいのです。
まず、「書いてある英語と聞こえてくる英語は違う」 と認識しましょう。自分が今まで知っていた音と、実際の音には違いがあるかもしれません。
英語は音と音がつながることによって、別の音になったり消えてしまうことがあります。これをリエゾンといいます。
例えば......、
I need to find a pencil. (鉛筆探さなくっちゃ)
アイ ニートゥ ファインダ ペンスゥル
「need to」 はくっついて 「ニートゥ」 になってしまいました。
「find a」 もくっついて 「ファインダ」 になります。
他にも例をいくつかあげてみましょうね。カタカナで表現するには限界があるので、あくまで雰囲気でつかんでくださいね。ここでは、少し大げさに表現してみます。
I speak English just a little bit. (英語はほんのちょっとだけ話します。)
アイ スピーク イングリッシュ ジャスタ リロビッ
ポイントは 「just a little bit」 の部分が 「ジャスタ リロビッ」 になってしまうところ。
You have a lot of friends. (友達がたくさんいるのね。)
ユー ハバ ローロォヴ フレンズ
「have a = ハバ」 「lot of = ローロォヴ」 に注目!
Don't do that. (それ、しちゃダメ!)
ドン ドゥー ダ
Don't の最後の t の音は消えてしまうこともしばしば。
Don't step on it. (それ、踏んじゃダメよ!)
ドン ステップ オンネッ
「on it = オンネッ」
All that I need was you. (僕が必要だったのは君だよ。)
オール ダライ ニードゥ ウァズ ユー
「that I = ダライ」
I'm sorry, but I love you. (ごめん、でも愛してるよ。)
アイム ソォリィ バライ ラヴユー
「but I = バライ」
Cut it out! (やめてよ!)
カリル アウッ
「cut it = カリル」 最後の t の音は トゥッ と聞こえてくることもあるし、全く消えてしまうこともあります。
発音は、地域によっても違いますし、人によっても差がでてきます。もちろん、アメリカ英語とイギリス英語でも違います。
この音のリエゾンを理解するのに一番いい方法はディクテーションです。聞こえてきた音を書き出してみるのです。ディクテーションをしていると、今まで知っていたはずの簡単な音が全く別の音に聞こえてきたり、何を言っているのだかさっぱりわからないけれど、ふたをあけてみたら、非常に単純な音の組み合わせだったということに気づきます。
良い質問でしたね。発音のことを文字で表現するには限界があります。本当はリズムやイントネーションもお伝えできたらいいのですが......。何となく雰囲気だけでも伝わっていたら嬉しいです。ご質問ありがとうございました。
こんなこと聞いたら恥ずかしいかも、と思うようなことでもどんどん遠慮なくお便りくださいね。みんなで解決していきましょう。知らないことは恥ずかしいことではないのです。私も皆さんに教えていただくことがたくさんあります。お力をお貸しくださいね。

2009年12月31日 (木)
読者からの質問です。
Q:
最近、なんだか学習法に迷いがでてきています。私は今まで、英語5分間トレーニングのシャドーイングと、実践ビジネス英語のディクテーションを基本にしてきたのですが、2ヶ月ほど前にスカイプの英会話をはじめてから、ディクテーションに回す時間がなくなり、ビジネスのほうは聞くだけになっていました。
スカイプは月に20回受けれるものなのですが、なんだかちっとも上達していない気がして、あせっています。そして最近基礎英語3を聞いてみたら、もしかして基礎英語3をシャドーイングしたほうがいいのだろうか、と悩んでいます。
基礎3は、テキストなしで耳だけで聞いても、一回で内容はほぼすべてわかります。シャドーイングもすぐすらすら言えます。でも、いざ英語を話すとき、基礎3のレベルの文章が口から出てくるか、となると出てこないんです。
現在やっている5分間トレーニングは、一回聞いただけではわからない単語や表現もまじっており、シャドーイングは何度もやってやっとすらすら言えるようになることもあります。
でもいくらやっても、次の文章を練習しているうちにどんどん忘れていって、これも口から出てくるレベルになっていません。実践ビジネス英語は、わからない単語だらけ、だけど最初に日本語の要約を読んでいるので、聞いていてなんとなく話はわかります。ディクテーションも何度も何度も聴いて、そこそこはできます。
はたして今後の勉強法は、基礎をしっかり(基礎3のディクテーション、シャドーイング、ロールプレイなどを、テキストなしで)やったほうがいいのか、今のままでいいのか、それともまだスカイプ英語をする段階ではなかったのか......?
個人的な相談で大変申し訳ないのですが、佐奈恵さんはどう思われますか。もやもやしてなんだか前に進めません。
A:
このご質問に対する回答がすっかり遅くなってしまいました。ごめんなさい。英語学習者の多くが直面する問題だと思いますので、今年の締めくくりとしてふさわしい題材にもなるかと思い、2009年最後のブログとさせていただきました。
まず、基礎3はパスして問題ないでしょう。自信がなくなったとき聞いて、やっぱり私はこの英語なら理解できるし、シャドーイングもすんなりできる、と確認するときに利用してください。
果たして自分で基礎3程度の英語が話せているのだろうか、との疑問ですが、話せているはずです。ご自分でそう感じていないだけです。どうしても日本人は自分の評価を辛くつけてしまいがちです。真面目な人ほどその傾向が強いです。文面にもその傾向が表れていますよ。自分をもう少し甘やかす程度でいいかもしれません。
ちっとも上達していないようだと嘆いているようですが、いつと比べてのことですか?ここ1, 2年のことでしたら、上達度を感じなくて当たり前です。5年前と比べたらどうですか?英語を始めたときと比べたらどうですか?
基礎3 がすんなりと理解できるのなら、ちゃんと上達している証拠です。短期間で上達度が感じられないからと自分を責めてはいけません。英語でいう短期間というのは、1, 2 年間のことです。数ヶ月単位では上達どころか、下降線をたどっているように感じることさえあります。5年、10年単位で考えましょう。
次から次へと忘れてもちっともかまいません。次から次へと練習すればいいだけです。忘れては繰り返し、忘れては繰り返し ―― この作業が大事です。忘れることを恐れるあまり、ストレスやフラストレーションを感じる必要は全くないのです。これも真面目な人ほど強く感じてしまい、まるで覚えていない自分がいけないかのように責めてしまう傾向にあるようです。
忘れることを恐れるよりも、毎日練習している自分を褒めてあげてください。
ひとつ言えること......、それはスカイプで毎日話しながらも、毎日新しいことを少しずつ訓練していく必要はありそうだということです。毎日英語を使っていたとしても、じっくりと英語と向き合う時間を作ってあげないと上達は難しいかもしれません。これは、ある程度英語が話せるようになった人が陥る悩みです。
日本に住んでいる外国人のことを考えてみてください。日本語はある程度流暢に話せるようになったけれど、ある段階でとまっていて、日本に10年、20年と住んでいても、何となくぎこちない話し方をしている人を見かけたことありませんか?でも日常生活で困ることはないし、通じている。これで、よし、とするかどうかは本人次第です。
さらなる上達を望むのであれば、何となく英語を話す機会に加え、しっかりと英語と向き合う時間(ディクテーションやシャドーイング)、それも聞いてすぐに理解できる程度のものではなく、少しチャレンジングなものを題材として取り入れていく必要がありそうですよ。
2010年、あなたはどんな英語学習計画を立てますか?「シンプルで欲張らず」 が一番ですけれどね。

2009年12月23日 (水)
読者からの質問です。
Q:
50歳を過ぎて英会話の勉強を始めました。4月になるとNHKのテキストを買い、「毎日聞くぞ!」と決心し、夏が来る頃には挫折しているという繰り返しでした。今年『英語5分間トレーニング』を見つけ、これなら続けられるかもと思い、今日に至っています。でも、覚えられないのです。と言うか 勉強のやり方がわからないのです。皆さん どのようになさっているのでしょうか?
A:
どうやって勉強したら伸びるのかわからない、という人、結構多いみたいですね。私の勉強方法は実にシンプルです。一番やっていること、それは
英語をラジオ講座番組の音声と同じになるまで、繰り返し練習する
ということです。ただそれだけです。簡単でしょう?覚えようとしなくていいのです。文章も思い出そうとしなくてかまいません、というより、覚えようとすると、ストレスが溜まるだけでなく、文章構文にこだわるあまり、自然なナチュラルな英語からは離れてしまう恐れがあります。
さて、『英語5分間トレーニング』 がずっと続いているなんて立派ではありませんか!覚えられなくてもいいのです。どうも皆さん、「英語の学習 = 覚える」 と思っている人が多いようですが、一番大事なことは覚えることではありません。何度も英語を口から出して練習することです。
脳で覚えるのではなく口の筋肉に覚えこませるのです。この感覚、なかなか難しいかもしれませんね。リズムですよ、リズム...... 英語のリズムを身に付けたら、英文を口からだすのもそんなに苦ではなくなるのですが、皆さん、その前にどうも英単語の意味を考えたり、文章構造を気にしてしまうようですね。
もし、どうしても自分の言っていることがわからないと気持ちが悪いという人は、日本語の部分を先にざっと読んでしまいます。そして、自分がこれからどんなセンテンスを口から出すのか、大まかなところを理解しておくといいかもしれません。
こう考えてみてください。
新しい曲を一曲歌うことになりました。どうやって覚えますか?
1) 曲を流し全体の雰囲気をつかむ。
2) ところどころ音声を止めながら分解して何度も繰り返してみる。
3) 音声と一緒に歌ってみる。
4) うまく歌えない部分は、また音声をかけてその部分だけをチェック。
5) また音声と一緒に歌ってみる。
6) うぅ~ん、音声と一緒に歌えるって気持ちいい~♪
こんなことの繰り返しではありませんか?さて、あなたは曲の意味を理解して歌を歌っているでしょうか?曲の意味を理解するのは歌が歌えるようになってからではありませんか?詩の意味を分析して理解してから曲を覚えるという人、あまりいないような気がするのですがいかがでしょうか?
もちろん、最初から歌の意味がわかって歌ったほうが良いのはわかりきっていますが、まずは気持ちよく真似して歌ってみましょう。
英語もこの方式でいきませんか?つまり、極端な話は、自分が話している英語の意味がわからなくてもいいのです。上手に言えるようになったら意味を考えてみましょうよ。
この 「カラオケ方式英語練習法」 を密かに普及したいと思っている私です。歌を歌うときって、曲が頭の中で鳴り響いているでしょう?そのくらい英語も聞き込むと理想的なんですけどねえ。
あなたの英語学習法はどんなものですか?教えてくださいな。

2009年11月28日 (土)
読者からお便りをいただきましたのでご紹介します。他にも同じように悩んでいる人もいるのではありませんか?
Q:
23年勤めた仕事を辞めました。たっぷり時間はあるはずなのに、あまり頑張らない自分が居ます。やる気があればどんな形でも学べる、なんて思って独学をスタートしたのですが、思うように学習が進みません。
それどころか何だか虚脱感につつまれています。仕事を辞めた時、ただの主婦にはならない、英語に没頭したい、こう思った時期もあったはずなのに本当に恥ずかしいです。
ラジオ英会話を先月初めて1冊分聴きました。NHKのテキストはいつも買うだけでした。薄くて少ない文章、大したことないな。 最初はそう思って買いました。
ところがきっちりやるとなると、厳しいですね。毎回知らないことが出てくるんです。
なぜ、先生にこんなぶしつけなメールを書かせていただいたのか......。それは、孤独だからです。何に向かって頑張れば良いのか。張り合いが無い。 一緒に頑張る仲間が居ないからでしょうか。本当に弱いですね。ちなみに英検は準1級。TOEICは760点のスコアを持っています。
先生の活動を拝見させていただくと、英語を通じて世界が広がっている。そうなるように努力と実行継続されてきたんですよね?その辺のところを教えてください。
A:
お便りありがとうございます。
英語検定準1級、TOEIC 760??? すごいじゃないですか!!!
今まで買うだけだった英会話のテキストを1冊やりこなしたではありませんか!ちゃんと進歩しているではありませんか。
23年も勤めたお仕事をお辞めになった。それは大きな決心をなさいましたね。長い間、お疲れ様でした。さあ、これからはあなたの時代ですよ。時間を有効に使って英語に没頭しよう、そう思っていたんですね。でも現実は......。
わかります。その気持ち。世間から置いてきぼりをくらってしまったように感じているのではありませんか?私はもう世の中で役に立たないかもしれない、そんな恐怖も感じているのではありませんか?
私にもそんな時代がありました。専業主婦をしている時です。
自分の歩んできた道を振り返り、立ち止まり、これからどう生きていこうかと考える時期は生きていくうえで何度か訪れます。今、またその時期にさしかかっただけですよ。人生にはこうやって悩み苦しむ時が何度かやってくるのかもしれません。程度の差こそあれ、それは誰にでもやってくることなのでしょう。
英語の実力は十分あるのに、どう使ったらいいのかわからない。使える場所がないことにもイラついている。もっと伸ばしたいのに勉強するところもない。しかも、世間の第一線からは退いてしまった。いろいろな不安要因が重なってしまいましたね。
でもあなたは英語をこれからも続けると思いますよ。やめられないのです。毎日ラジオも聞き続けている。でも、この先、どう頑張っていったらいいのかわからない。何かヒントが欲しい。何か道筋はないものか?そんな考えが入り混じっているのでしょうね。
そんな時はですね、まず思いっきり泣いちゃってください。誰に遠慮することもありません。我慢することもありません。涙がたくさん出るような映画でも観てきてくださいな。不思議と落ち着きますよ。涙って痛みや苦しみを和らげる力があるのではないかと思います。
そしてその次は、おいしいものを食べに行ってください。何でも好きなもの、イタリアンでもいいし、お寿司でもいいし、フレンチでもいいかな?甘いものがお好きでしたら、スイーツもお忘れなく。
そしたら、その次は......、
ラジオの前に戻ってきてください。耳を傾けて、口に出すところから再開してみましょう。この場合は、いきなり難しいのではなく、聞いて簡単にわかるレベルのものがいいですね。
そうこうしているうちに、本来の自分が戻ってきますよ。なりたい自分、目指したい自分が見えてくるはずです。寄り道もたまにはいいじゃないですか。旅行でもして心を落ち着かせ、自分の気持ちに問い掛けてみるのもいいかもしれませんよ。本当は自分は何を一番やりたいのか?どんな自分をめざしているのか?
きっと道は見えてきます! まだまだこれからですよ。
さて、どうして私がこの英語の世界に足を踏み入れたのか、どうやってここまできたのか教えて欲しいとのお便りを他の方からもいただいています。徐々にこのブログでお伝えしていきますね。お楽しみに!

2009年11月20日 (金)
読者からの質問コーナーです。
Q:
子供が英語を習い始めたのをきっかけに、私も英会話の学習を始めました。
Sanaeさんが出版されている本、三冊を読ませていただきました。少し挫折していた私でしたが、まだまだがんばろう!という気持ちにさせてもらいました。
私の英語学習に足りないもの、それは学習仲間なのです。では作ってしまおうか?でも、学習仲間を集めたとして、誰か先生となる人を探した方がよいのでしょうか?わからないもの同士集まっても......と気持ちが引けてしまいました。
けれども、もういちど、Sanaeさんの本を読んでみて、とにかくまず集まれば何とかなるさ、そう考えました。でも何をどうやって?考えているうちに思い切ってメールしてみることにしました。
学習仲間が集まって、例えばどんなことをどんな形で進めていくのがよいのか、何かヒントがありましたら教えていただけませんか?
A:
お便りありがとうございます。
本を読んでくださって本当にありがとうございます。
お子さんと一緒に英語を習い始めたなんて素敵ですね。しかも今度は英語学習仲間を集めてさらに勉強しようとしている。立派です!頑張れ~!!必ず成功しますよ。
英語学習仲間を募ったらやることは簡単です。
全員でNHKの語学講座、同じ番組を聴いてみる、というのはいかがですか?
そして集まったときに、テキストを見ずにロールプレイの練習をしてみるのです。どのくらいラジオの音声と同じに真似できるか、ものまね大会です。リズム、イントネーション、声の高低などまでコピーするといいですよ。
そのうちにディクテーションを取り入れて、書き取ったノートの付き合わせをするといいかなと思います。番組の中には講師とネイティヴスピーカーが、ちょっとしたおしゃべりをしている部分があります。この部分はテキストに掲載されていません。その部分を書き取って、一週間に一度集まったときに、お互いのノートを比べてみる。ただし、完璧を求める必要はありません。わからなければ、わからないねと、飛ばしてしまってかまいません。不思議なことに、そうこうしているうちに聴き取れる部分がたくさん増えてきますから。
ディクテーションの仕方については こちら と こちら の記事もご参考になさってみてください。
実は、これが私が長年かけてやてきて、今でもやっている英語学習法なのです。
1) NHKラジオ講座を聴いて
2) 真似して口から出し
3) ディクテーション
基本はこれだけなのです。毎日続けているかいないか、それだけの違いで英語が話せるようになるかならないか、が決まってきます。これにアクセントとして、英語関係のイベントに出席したり、ネイティヴと話してみたりを取り入れていくと長続きすると思いますが、いかがでしょか?
先生となる人がいるとまとまりやすいのは事実ですね。予算の関係もあるでしょうから、あまり高額な費用はかけられないとなったら、皆さんだけでとにかくはじめてみる、この時、誰かリーダー役は必要です。グループを立ち上げた人がやるのが一番でしょう。みんなついてきてくれますよ。
そうやって学習仲間を募って、自分たちだけで学習してるグループ、実は全国にはけっこうあるんですよ。グループができた暁には祝賀会と応援に駆けつけますヨ!

2009年10月11日 (日)
読者からの質問です。
Q:
私はどうも人と話をするのが得意ではありません。どんな風に会話の糸口をつかんだらいいのかわかりません。何かコツはありますか?
A:
さて、実は、もともと私も人と話をするのがあまり得意ではないんですよ。パーティーなどに行くと、あぁ、何を話そうかしら、と固まってしまうほうなのです。
そこで、私は考えました。話すのが得意でないのなら聞くほうにまわってしまえ、と。自分のことを話すのはやめて、人の話を聞きだすほうにまわろうと考えたわけです。
以前、「相手の言葉を繰り返す」 という会話テクニックをどこかに書いたと思うのですが、もう一度ここに書いておきますね。(いろいろなところに記事を書かせてもらっているのでどこに書いたのだか忘れてしまいましたぁ)
まずは、あなたの話を聞いていますよ、というサインとして、相手が言った言葉を繰り返すのです。これは英会話初級者の方に使って欲しいテクニックです。
<相手> I'm from Canada. (カナダ出身なの)
<あなた> Oh, you are from Canada? (あら、カナダからいらしたの?)
<相手> Yes, I've been here in Tokyo for two years. (東京には2年いるわ)
<あなた>Hmm... two years. (2年ねえ)
<相手> I went to Harajuku yesterday. (きのう、原宿に行ってね)
<あなた>You went to Harajuku yesterday? And then? (原宿に行ったの?それで?)
ってな調子です。相手が言った言葉を繰り返しているだけですね。でも、これって効果があるんですよ。相手は、私の話をちゃんと聞いてくれているんだなと受け止めてくれ気分が良くなります。それに、英語が話せない人からみたら、と~ってもカッコ良く会話しているように聞こえるのです。
さて、上記は英語初心者のテクニックですが、中級以上になったら、相手の話の中から相手が興味のあること、得意としているだろう話をキャッチしてとことん話してもらうように仕向けるのです。話ベタなら聞き役にまわってしまいましょう。相手にしゃべってもらうのです。こうすると自分が楽になりますよ~。
デール・カーネギーの著書、『人を動かす』 の中では 「人に好かれる六原則 」 のひとつとして、「聞き手にまわる」 ということをあげています。「相手の関心を見抜いて話題にする」 とも書かれています。
参考サイト: ウィキペディア(Wikipedia) 人を動かす
聞き上手は人に好かれますよ~♪
このご質問に対して、早くお答えしなければいけませんでしたのに、今日になってしまいました。1週間がたつのって早いのね。ご質問をくださった読者さん、ごめんなさい。

2009年9月 6日 (日)
読者からの質問にお答えします。
Q:
日本人同士で英語を話す時にどんなことを気をつければよいでしょうか?レベルが低い同士でも練習になるような方法がありましたら教えてください。
A:
気をつけることが 2つあります。とても簡単なことです。
1) 決して相手の英語をバカにしないこと
2) お互いにファニーな英語を笑い飛ばすこと
あと、、もうひとつ付け加えるとしたら
3) お互いに頑張っている自分たちを誇りに思うこと
以上の 3点があれば、 もう恐いものなしです。よく聞くのが、ネイティブと会話するのならいいのだけれど、日本人同士で英語で話すのは気恥ずかしい。文法が滅茶苦茶なのに会話していて、はたして勉強になるのだろうか?ということです。
まず、この 「気恥ずかしさ」 をクリアした人だけが見ることができる世界があります。その世界のぞいてみたいと思いませんか?結構、素敵なところですよ。ダメダメ、タダでは見せてあげません。その世界を見るためには、やっぱり恥を一杯かかなくっちゃね。恥をたーーーーくさんかいた人だけに、そのご褒美として秘密の園をのぞく権利ができるのです。うっふっふ!プライドなんて捨てておしまい!英語とはそんなものです。
さて、私には英語が第一言語ではない友人がいます。日本人ではありませんから、英語が2人の共通語になっています。いつも思うのは、彼女の英語はひどい!でも、通じている。どんなに間違っても彼女はいつも堂々としています。He と She はしょっちゅう間違えるし、He doesn't like と言うべきところを He don't like と平気で使っています。
でも、それでいいんですよ。コミュニケーションのためには、英語を完璧に話すことが大事なのではありません。日本人同士で英語を間違えながら話す ―― いいじゃないですか! とにかく英語を口から出すという作業をしなければ先には進めないのです。だから、間違い英語大歓迎ですよ。
よく赤ちゃんが大人の口真似をして 「あわわわわわ」 「ふんぎゃ、ふんぎゃ、ふんぎゃ」 と言葉にならない声を発しているではありませんか。あれは、言語を操る序章部分なんです。いつのときも準備段階は必要です。
でたらめ英語、大いに結構ではありませんか!それがどうした!?って気持ちになれた人が高みへと登っていけるのです。
もう一度言いますよ。
大事なことは完璧な英語を話すことではありません。英語を口から出すことです。

2009年8月19日 (水)
読者からの悩み相談です。
Q:
アメリカに住んで 7年になるのにわからないことがたくさんあります。簡単な言い回しさえ聴き取れないことがあり、戸惑っています。どこがいけないのでしょう?
A:
私の知人で、日本に住んで30年になるというアメリカ人がいます。日常生活で困らない日本語力はお持ちですが、日本人同士が普通の速さで話し出すと全くわからないと言います。奥さまは日本人ですので日本人との交流も多いのですが、奥さまの実家に帰っても家族の会話はわからないそうです。お蕎麦やさんへ入っても、普通のおばちゃんが普通に話しかけてくる日本語がわからないと言います。
だからこんな言い方をするのは変かもしれませんが、7年住んでわからないのは当たり前、って考えちゃうのはいかがですか?
こんなことを書くと、「えー、30年その土地に住んでも語学ってものにならないの?」と思ってしまう人がいるかもしれませんが、私はこう考えます。「わからない」と自信を持って言える人は結構問題なくその土地で暮らせるのです。
もちろん通訳などになるのでしたら、それなりに特殊な訓練が必要になってくるでしょうが、生活して困らない程度の会話力があるのならそれでヨシ!っていうのではいけませんか?
英語が聞き取りにくい原因として考えられることはいつくかありますが、下記が大きな比重をしめているかもしれません。
・ リエゾンに慣れていない
・ 人によって発音の仕方、話し方が違う
私は(著書のどこかに書いたと思うのですが)、AFN(米軍放送)を聞いていて、「カメナップ」 がわからなくて......、何度聴いてもわからなくて......、辞書を1冊ひっくり返してもそんな単語は見つからず、ある時、アメリカ人に 「カメナップ」 って何?と聞いたことがありました。そしたらまあ、coming up のことだそうではないですか。わからないはずですよ!coming up がどうして 「カメナップ」 になってしまうのか!トホホでしたね。
それからこんなこともありました。NHKのラジオ講座を聴いていた私。毎回オープニングで 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前が出てきます。「ヒロズ・ミヤ」 さんってちょっと変わった名前だなあ、どんな漢字を書くのだろうとテキストを開きました。どこを探しても 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前はありません。おかしいなあ、番組に係わっている人だから毎回オープニングで名前を言っていのだろうに......、と思う私。
もう、NHKに投書して聞いてみようかしら?と考えているときにひらめきました!そうだ!!「ヒロズ・ミヤ」 さんはいない!!! Here with me a .... と言っていたのでした。このことに気が付いたのは、何と番組を聴き始めてから1年半たった時でした。それまで、ずっと 「ヒロズ・ミヤ」 さんの存在を信じていた私です。
英語にはこうした、音と音がつながるリエゾンが原因でまったく違った音に聞こえてきたり、違った単語であるかのように聞こえてくる言い回しがたくさんあります。
ちょっとおもしろいエピソードがあります。もう何年の前の話ですが、私のスクールに通ってきてくれていた生徒さんのお母さんにある日、「うちの子が最近変なこと言うんだけれど、何を教えているの?」 と聞かれたことがあります。
何と言っているのと聞くと、「便所には 2 (にー)」「便所には 2 (にー)」 と言っているというんです。そんなお下品な言葉は教えていないわと思い、しばし、考え込む私。その時、ピンときました!
Bend your knees. (膝を曲げて)
の練習をした後でした。
「便所には 2(にー)」 = Bend your knees.
「ハンサムクッキー」 = Have some cookies.
などと覚えているのでした。
掘った芋いじるな!! = What time is it? のエピソードは有名ですね。そういえば外国人が日本語を覚えるときに
どういたしまして = Don't touch my moustache.
おはよう = Ohio
と覚えるということを聞いたことがあります。
話がそれましたが、聞き取れないのは、ただ単純にその人の話し方に慣れていないから、あるいは自分が知っている発音の仕方と実際に聞こえてくる音にちょっとした違いがあるからかもしれません。
私も誰かと1対1で会話しているときは何とかなっても、グループで集まって、日本人は私だけなんていうときは、彼ら/彼女らの話していることがちっともわからない、なんてことはしょっちゅうです。そんなときに私がよくやるのは、相手の言った言葉を繰り返すということ......
例えばこんな感じ:
A: I'm a procrastinator.
B: You are a procrastinator. What do you mean?
(あなた「プロクラスティネーター」なのね。それ、どういう意味?)
そうすると、会話にも参加できるし、procrastinator の意味もわかって一石二鳥!
わからなければ、わからないなりに、「わからなさ」、「違い」 を楽しんでしまうというのはどうでしょうか?現地の人たちとドンドンお友達になり、わからなくても気にせずにコミュニケーションをとっていると、違った世界が見えてくると同時に霧が晴れるときがくるかもしれませんよ。

2009年4月17日 (金)
読者からのメールにお答えしています。ご本人には了解をとってあります。
Q:
「ラジオ英会話」 か 「入門ビジネス英語」 かで悩んでいます
中高と受験英語に取り組みましたが、英語は不得意のままで大学時代に英検準2級まで取得しましたが、就職後は英語の勉強をおろそかにしていました。
昨年夏から英語を勉強しようと色々、試行錯誤しておりますがパッとしない状況で悩んでいたところ川本様の本を知りました。
「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」 では講座は1本に絞るとありますが、私は 「ラジオ英会話」 と 「入門ビジネス英語」 のどちらの講座で学習しようか迷っておりまして、今回ご連絡させて頂きました。
「ラジオ英会話」 は平日5日間放送されているが、「入門ビジネス英語」 の内容のほうが私自身が気になる。「入門ビジネス英語」 は平日2日間の放送で、放送時間が少なく感じるが内容は 「ラジオ英会話」 よりも興味がある。
という上記の2点でどちらの講座が良いか迷っております。
「入門ビジネス英語」 は放送時間が少ないから、同時に学ぶのも一つの手かなとも勝手に思っております。良いアドバイス等が頂ければ幸いです。
A:
本を読んでくださり、感謝申し上げます。
結論から申し上げますね。「入門ビジネス英語」 をメインの教材にして、「ラジオ英会話」 はサブにするといいでしょう。
あくまでも 「入門ビジネス英語」 を中心に勉強します。ビジネスの現場で使えそうな便利な表現がたくさん出てきています。エドさんとケイさんのやり取りもおもしろいですですね。余裕があったら、「ラジオ英会話」 は聞き流し程度に耳を傾けておくといいでしょう。
入門ビジネスで出てきた表現を口から何度も出して練習しておくと、とっさのときに役にたちますよ。
ここからは本に書いていないことです。
・テキストは1本に絞る
・英語学習はTVよりもラジオ
私は本の中でこううたっていますが、それはこれから英語を学習しようとしている人、あるいは、長年英語を勉強している割には、どうも英語が話せるようにならない、あるいは上達が感じられないという人向けのアドバイスです。
ある程度英語がしゃべれるようになった人は、もう好きなものを自由に組み合わせて、英語力をキープしていけばかまわないと思います。
初、中級者が英語の力を伸ばそうとしたら、ある程度時間をとって真剣に英語と向き合うことが必要なのです。本気でやろうとしたら、テキスト1本分が限界のはずです。
つまり、NHKのテキストはどの番組も非常によくできていますので、隅から隅まで目を通していると、1回分の放送で1,2時間は軽く勉強できるくらいの充実度なのです。
また、15分の放送分で、1,2時間くらい勉強量が必要なくらいのレベルのテキストを選ぶのもポイントです。聞いただけでおしまい、あるいは聞いているだけで簡単にわかってしまうようなら、その上のレベルのものを選ぶべきです。
もちろん、テキストは隅から隅まで目を通す必要はありません。大事なのは、ダイアログの部分です。あの部分をテキストを見ずにシャドーイングできるようになるまでを1日の目標にするといいでしょう。

2009年4月11日 (土)
読者からの質問にお答えします。
Q:
洋書ですが、なにかお勧めのものがありましたら教えてください。
A:
自分が興味のある分野を読むのが一番です。読んでいて楽しいと感じなければさっさと新しいものと取り替えるといいでしょう。小説でもよし、ミステリーでもよし、実力があればノンフィクションなどに挑戦してみるといいかもしれません。
購入するとなると高額になりますので、中古や図書館などを利用するといいかもしれませんね。都内には洋書専門の古本屋もありますので、チャンスがあったらのぞいてみるといいでしょう。
Good Day Books (恵比寿) 洋書の古本がたくさん置いてあります
私は、子どもの絵本をよく活用しています。そんなに難しくなく、絵も楽しめて、以外と知らない単語も混じっていたりします。Oxford や Longman では薄い学習者向けの書物をたくさん出していますので、初心者の方にはおすすめです。
ペンギンリーダーズ
Oxford Reading Tree シリーズ
意外とおもしろいのが、Brain Quest という子供向けの知識カード集。いや、クイズ問題集といったらいいかな?ネイティブの子どもたちが使うものですが、ちょっとしたトレビアクイズになったり、知識の宝庫になったりします。英語のレベルは小学生用でも結構手強いです。算数や地理、歴史を英語で学んでみたいという人の初歩編としてもおすすめです。アマゾンジャパンでも購入可能です。
もう1冊のおすすめは THE WORLD ALMANAC FOR KIDS
こちらは子供向けの年鑑本ですが読むのはなかなか手強い。音楽やスポーツ、歴史、地理、科学など興味のある分野だけペラペラとめくるだけでも楽しいです。オンラインでも読めますが、手元に置いて暇なときに眺めていたい1冊です。

2009年3月25日 (水)
読者からの質問です。
Q:
目標がない。どうすればいいの?
英語を勉強していて目標がありません。なんのために英語をしているのか最近わからなくなってきました。ただ、今までかけた時間がもったいないので続けているという感じです。ちょっとモチベーションは下がっていますが続けていこうとは思っています。何かいいアドバイスはないでしょうか?
A:
自分を変えたい。英語を話して楽しいと感じたい。
うぅ~ん、これは皆さんのお力を拝借したいと思います。読者の皆さん、そう、そこの画面の向こうでこの文章を読んでくださっている、あなた、いかがですか? あなたはどんな目標があって英語を続けているのですか? あなたのお考えをお聞かせください。お願いします。
私はですね
・ 英語の響きが好きだから
・ 英語を話している自分が好きだから
・ 何かに真剣に取り組んでみたいから
そんな理由ではいけませんか? 明確な目標はとても大事なことです。でも、漠然とした曖昧なものでも、「自分自身を変えたい」 とか 「違う世界をみてみたい」 といったようなことでもいいような気がするのですが。いかがでしょうか?
私は英語が話せるようになって、着実に変わった自分を感じています。今までは、控えめに、おとなしく目立たないような存在が美徳かと思い込んできました。でも、英語の世界ではそれが通じないのです。自分の意見もはっきり持たないといけませんし、自分で判断をくだし、行動に移すということを余儀なくされます。英語ってそんな言語ではありませんか?
英語を話していて楽しいと感じますか? ちょっとでも感じたら、「もっと楽しくなりたいから」 -- そんなのも立派な目標になるような気がするのですが。

2009年3月21日 (土)
ラジオのテキストをどれにしたらいいのでしょう?というお問い合わせがたくさん私のもとに入ってきています。下記の質問をくださった方、実に細かくご自分のことを分析されています。こういう人は何のアドバイスをしなくても伸びると思いますが、わたしなりの考えを勝手に書かせていただきますね。
Q:
ラジオのテキストどれがおすすめ?
NHKラジオのテキストで迷っています。どれが自分のレベル、量にあっているかわからず悩んでいます。
候補は次の3つ
1. 実践ビジネス英語 (3日分を 1週間で学習)
2. ラジオ英会話
3. ラジオ英会話と基礎英語3 (余裕があれば)
今はNHKラジオを使っての練習しかしてないので未だに英語がとっさに出てきません。この前久しぶりに外国人と話す機会があったのですが、ほとんど話せませんでした。昔アメリカに住んでいたことがあるのですが、その時より話せなくなっているような気がしています。
4月からのテキストを見たのですが、ラジオ英会話は量がそれほど多くないのですが、意味のわからない単語がちょこちょこあったという感じです。
A:
日常会話が話せるようになりたいのなら 『ラジオ英会話』
ビジネスで使いたいのなら 『ビジネス英語』
私が話せるようになる過程でやってきたことは、徹底的な 『ラジオ英会話』 の模倣でした。つまり音声を聴いて意味がわかろうがわかるまいが、リズム、イントネーション、間の取り方、声の上がり下がりが同じになるまで徹底的に練習したということです。最初の1年間は、それだけに徹しました。
普通の学校を出て普通の教育を受けてきた人なら 『ラジオ英会話』 から始めて問題ないと思います。皆さん、ご自分の英語力を過小評価しがちですから、基礎から始めなければと思う人が多いようですが、忘れているだけです。会話を練習していくうちに基礎力はよみがえってくるでしょう。自分が思っている以上に英語力って身についているものです。大人になってから 「英語を話したい」 という思いで学習を始めた人なら、迷わず 『ラジオ英会話』 をおすすめします。
ただし、ご質問者の方は、アメリカにも留学経験をお持ちのようですので、もう少し背伸びをしてもいいように思います。『実践ビジネス英語』 3日分を 1週間で学習といわずに、『入門ビジネス英語』 を月、火に聴き、『実践ビジネス英語』 を水、木、金と聴く、というのではいかがでしょうか?つまり1週間、月~金まで聴くということです。
3日分を 1週間で学習するのもひとつの方法ではありますが、リズムがうまく作れるでしょうか?3日分を録音しておいて、ある日まとめて学習するという形式になったらアウトです。英語は「毎日」のリズム作りが一番大事なのです。溜めておいて一気にやるのは学習しているようで実は伸びが遅くなりがちです。
ひとつの番組を聴き、その日のうちに、あるいは翌日中に、ダイアログの分析、意味調べ、内容理解をしたあと、ひらすら声に出して徹底練習する。 --- 結局はこの方法が英語をマスターするうえでの一番の近道のような気がします。
『ラジオ英会話』 を使って、上記の方法で1年間練習してきた人は、次の1年は、ご質問者の 「3. ラジオ英会話と基礎英語3」 の組み合わせがいいかもしれません。この方法で文法強化ができます。ただし、あくまでも力配分は五分五分ではなく、8 : 2 くらいの割合でメインの教材を決める必要があります。
内容がわかっているのにとっさに英語が口から出てこない、というのなら訓練すれば大丈夫です。自分ひとりで練習できるんですよ。ホラ、カラオケの歌を覚えるときどうやって覚えています?音楽を聴いて真似して歌って、わからない箇所は何度も繰り返して歌う練習しませんか?そして、この練習って、実際にマイクを握る前は、自分ひとりで鼻歌うたったりしながら覚えませんか?英語もそれと一緒でいいんですよ。
質問コーナー、さらに続きます。次のブログをお楽しみにお待ちください。

2009年2月26日 (木)
読者からの質問です。私がお答えするのも、何だかおこがましいのですが、私なりにやってきた方法をお話してみますね。ご質問をくださった ajisai さん、ありがとうございます。
Q:
テキストの勉強方法なのですが、ダイアログを全て毎日覚えるのが結構大変です。ラジオ講座は毎日あるので完全に覚えられず翌日になってしまいまた課題が増えてしまいの日々です。
先日のコメントに1文でも覚えましょうと書いてありましたが大切な文章をメインに覚えたらいいのでしょうか?それとも余裕があるときに(土日など)会話文を覚えなおしたほうがいいのですか?
シャドーイングも完全に覚えてしまった文章を何度もしたほうがいいのか、新たに文章を覚えていないものをまた覚えるまでやったほうがいいのか......など勉強しながら細かいことを悩んでしまいます。
A:
無理は禁物! 毎日続けることが大事
はい、ダイアログをすべて覚えるのは大変です。ラジオ講座は毎日新しくなるので、覚えられないうちに次のダイアログが始まってしまいますものね。
私が生徒によく言っていることは、
覚えようとしない!ただ口から真似して出すだけ。
ということです。私もこの方法で勉強してきました。とにかくその日のうちにやることは、ダイアログを覚えることではなく、いかにモデル音声に近く声を出せるようになるかというところに焦点を置きました。
できれば、声を出すときはテキストを見ないのが理想ですが、最初はテキストを目で追いながらでも OK。だんだんと目をテキストから離し、自分が誰かに向かって本当に英語を話しているところを想像して練習します。
話すスピード、イントネーション、リズム、間の取り方などを徹底的に真似したのです。覚えることにはあまりこだわらず、ラジオのように言えたら、
「オッケー!言えた!!ふぅーっ!気持ちいい!!」 とガッツポーズ。
そう、ワンセンテンスがラジオから流れてくる音声と同じように言えると、スカッとして気分がいいのです。この快感をたくさん味わうのがポイントかなと思います。その結果、頭の中に残るフレーズがひとつでもふたつでもあったら、ラッキー!と思うことにしています。
覚えられなければ、さっさとその日のスキットはあきらめて 次の日のダイアログを練習します。
大事な言い回しや表現は繰り返し出てくるようになっていますので、数年もこの作業を続けていると嫌でも口が覚えてくれます。
シャドーイングも覚えるのが目的ではありません。あくまでもモデル音声に自分の言い方が近づくようにするのが目的です。繰り返していれば、やがてはカッコ良く英語が話せるようになる、と信じて。
覚えようとすると、プレッシャーがかかりますし、なかなか覚えられない自分にも嫌気がさし、落ち込んでしまいます。私は大人になってから英語を始めたので、硬くなった脳みそに無理に英語を叩き込むのは、ある日あきらめたのです。その代わり、ただひたすらに真似をすることに徹しました。
この方法で、そうですねえ~、3年たった頃からバブバブ言葉、つまり赤ちゃんが話す、2語、3語が自分の口で言えるようになったのです。バブバブが出始めたら、センテンスが出るまでにはそんなに時間がかかりませんよ。
そして、16年たった今、まだ勉強しています。まあ、あせらずにいきましょうよ。 ajisai さん、皆さん、一緒に口を動かして英語筋作りしてみませんか?

2009年2月 3日 (火)
前回、シャドーイング の記事を書かせていただいたところ、読者の ajisai さん、赤ワインさんより次の質問をいただきました。
Q: シャドーイングはテキストを見ながらでもいいの?
A: 最初はテキストを見ながらでOK。総仕上げはテキスト無しで!
シャドーイングとは本来テキストも何も見ず、音だけを頼りにするものです。しかし、英語学習者の場合、はじめはテキストを見ながらでかまいません。そんなの誰が決めたのかって?私が勝手に決めちゃいました。私が過去の練習過程でやってきたことです。
(1) 最初はテキストを見ながら
(2) だんだんと目を離す
(3) チラ見はまだOKよ
(4) テキストを見ずに、分からなかった箇所だけ確認
(5) 最終仕上げはテキストを見ずに音声だけを頼りに
★ 自分で決めた箇所がテキストを見ずにうまくシャドーイングできたら、ガッツポーズを取り、「私って天才かも!」と心の中で叫ぶ。
これで完璧です。
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ajisai さん、赤ワインさん、ご質問をありがとうございました。そうでした、肝心なポイントを書くのを忘れていました。お2人ともさすがですね~。しっかり練習しているからこそ沸いてくる疑問。こうやって的をついた質問が出る人って実はすでに結構英語が話せる人、あるいは英語に対してとてもいいセンスを持っている人なんです。すぐに上達しますよ。

2009年1月26日 (月)
読者からの質問にお答えします。次の番組はTOEICのレベルでいうとどのくらい?というものです。elmo さん、するどい質問をありがとうございます。
(1) リトルチャロ(TV版)
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
(3) ネイティブの発音塾
NHKの語学番組とTOEICについてのランクですね。うぅ~ん、これは難しい!!私の独断と偏見でおおまかなことを勝手に書いてみますね。
(1) リトルチャロ(TV版)
TOEIC 200点~800点対象
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
TOEIC 400点~800点対象
(3) ネイティブの発音塾
TOEIC 300点~700点対象
あっはっは、ずいぶんいい加減ですね。TOEIC 200点~800点なんて英語学習者のすべてじゃないの?とお思いになるかもしれません。実は、リトルチャロはそれだけ、子どもから大人まですべての英語学習者が楽しめるように作られている番組だと思います。ストーリー性のある教材は題材がいいとハマリます。それにTVですと字幕もつきますから、英語がちっともわからなくてもストーリーそのものを楽しむことができます。ハラハラ、ドキドキするシーンもあり、感情移入がしやすいです。ときどきはホロッと涙を流す場面があったりして......。
この番組は英語初級者から中級者を対象に作られた番組ではないかと思いますが、簡単そうにみえていて、ところが実は結構むずかしかったりもします。特に解説の部分なんて、一度聞いただけではわからない箇所がありますし、ネイティヴが持つ独特な表現にホーッとうなってしまう部分もあります。
簡単なことばかり話しているかというとそうでもないのです。ラジオに耳を傾けてみると、あれれ?聞き取れない箇所がたくさん出てきます。上級者も十分手ごたえのある教材となっています。自分がどこにフォーカスするかで、この教材は使い方が変わってきます。
1) ストーリーを楽しみ英語に触れる。
2) 簡単な表現を繰り返し真似してみる。
3) ストーリー全体を英語で説明してみる。ときどきはせりふを交えながら。
elmo さんは、どんな学習方法で挑戦していますか?
「ネイティブの発音塾」、これは今年の1月から始まった番組ですよね。ですので、すいません、まだ調査不足です。ですので、300点~700点対象なんていい加減な評価をしてみました。発音は最近特に注目されています。一昔前は、「発音よりも話す中身のほうが大事」と言われていた時期もあったのですが、ここ最近は、中身も確かに大事だが、「発音が悪いと通じない」と基本のところに立ち返っています。
発音に関しては臨界期があるのないのと世間では騒がれていますが、口のちょっとした形やポジションを変えるだけで、大人になってからでもかなり矯正できる、というのが私の考えです。この番組、発音にちょっと自信がないなと思っている人や再確認してみたいと思っている方には良い番組だと思いますよ。
でも、個々の音に執着するよりも、リズムやイントネーションのほうがもっと大事になってくるのではないかなあ、と個人的には思っています。リズムやイントネーションを矯正するにはシャドーイングという良い方法がありますので、またそのうちブログでご紹介しますね。
おー、長くなってしまった!elmo さん、よい質問をありがとうございました。満足のいく回答ではなかったかもしれませんが、お許しくださいね。

2009年1月24日 (土)
読者からのご質問です。質問をくださった ajisai さん、ありがとうございました。
Q: 英語を口から出す練習と平行して英作文も勉強したほうがいいのでしょうか?またそのほうが語学力がUPしたり早く英語が話せるようになるのでしょうか?
A: 私は「英語があまり話せないうちは英作文はするな」と教えています。そのかわり、英文をどこかから盗んできて話なさいと言っています。
つまり自分で英文を作るのではなく、どこかにある英文をそのままそっくり真似して話しましょう、ということです。英作文をすると、どうしてもぎこちない英文になってしまいがちで、内容は通じてもどことなく自然な英語からは遠くなってしまう、という問題が生じることがあります。
先日、新聞か雑誌に、ある有名な先生が「英作文はせず、英借文をせよ」ということを書いていました。なるほど、うまいことを言うものだと感心しました。
私は英語を勉強し始めてから最初の数年間は、とにかく使える英文を自分の中に溜め込むことだけに集中しました。いつもいつも「この表現はどこかで使えるかもしれない。」「これは、自分のことを表すのに適した表現だ。」などということを意識しながら英文を口から出し、練習しました。
暗記ではありません。何かのときにとっさに口から英語が出てくれないと役に立たないので、とにかく口からスラリと出るようになるまで練習しました。つまり、こう言われたらこう返答するというパターン練習を徹底的にしたのです。
英文日記を書くようなときは、何冊ものテキストをひっくりかえし、自分が言いたい表現に合ったものを探し出す作業をしました。うまい表現が見つからなければあきらめて、自分の言いたいことのほうを変えました。つまり、日本語から考えるのではなく、先に英文を読んで、あっ、この表現とこの表現を使うと、自分の言いたいことに近くなるな、という英文の探し方をしたのです。
時間がとてもかかる作業のようにみえますが、結果的には英語が話せるようになる近道だったと気が付いたのはうんと後になってからでした。自分で英作文らしきものができるようになったのは英語を勉強し始めて16年たった、ごく最近になってからのことです。






