2010年1月16日 (土)
R と L の発音の違いで質問が出ましたので、私なりの発音方法を書いておきます。私は発音の専門家ではありませんので、もしかしたら、もっと効率的な方法があるかもしれませんが、あくまでも参考までに。素人が考えた R と L の発音方法です。
R
まず、R は口をすぼめるのがポイントです。私が子供たちにこの音を教えるときは、
1) 「チューの口してぇ~!」 と指導します。
2) 舌を口の奥のほうでまるめて、舌の先っちょは口の中のどの部分にも当たらないポジションをとってもらいます。
3) それから、ウー と音を出して。
4) Red を 「ウーレッド」、「ウーレッド」 と何回か発音
5) 今度は、口の形はそのままで、最初のウーの音を消して 「レッド」 と言ってみて!
6) ホラ、きれいな R の音が出たでしょ!
と教えています。
L
L のときは、舌を上の歯茎の裏側にくっつけて、ル、ル、ルとはじきます。これが L の音です。
口の形と舌のポジションが R と L では違いますね。参考になさってみてください。
------------------------------------
ずっと前のことですが、実践ビジネス英語の杉田先生が、番組の中でアメリカには Ramen と Lamen 二つのスペルの仕方がある、と言っていたことがあります。アメリカ人が、「日本人は R と L の区別がつかないからどっちでもいいんじゃないの?」 と言ったそうです。そこで杉田先生は、「アメリカ人はラーメンの味の違いがわかりませんしね」 と返したとか。

2010年1月 5日 (火)
Q:
発音に関しての質問です。初歩的な質問ですが、音がくっついたり消えたりする部分がよくわかりません。特に冠詞、前置詞など。これらを発音すると、リズムが悪くなるし......。ネイティブの人や英語上級者は意識的に発音していないのでしょうか?それとも聞き取れないだけなのでしょうか?そんなこと、気にしないで聞こえた通りにそのまま練習したらいいのでしょうか?
A:
結論から言います。
そんなこと気にしないで、とにかく聞こえてきた通りに発音してみればいいのです。
まず、「書いてある英語と聞こえてくる英語は違う」 と認識しましょう。自分が今まで知っていた音と、実際の音には違いがあるかもしれません。
英語は音と音がつながることによって、別の音になったり消えてしまうことがあります。これをリエゾンといいます。
例えば......、
I need to find a pencil. (鉛筆探さなくっちゃ)
アイ ニートゥ ファインダ ペンスゥル
「need to」 はくっついて 「ニートゥ」 になってしまいました。
「find a」 もくっついて 「ファインダ」 になります。
他にも例をいくつかあげてみましょうね。カタカナで表現するには限界があるので、あくまで雰囲気でつかんでくださいね。ここでは、少し大げさに表現してみます。
I speak English just a little bit. (英語はほんのちょっとだけ話します。)
アイ スピーク イングリッシュ ジャスタ リロビッ
ポイントは 「just a little bit」 の部分が 「ジャスタ リロビッ」 になってしまうところ。
You have a lot of friends. (友達がたくさんいるのね。)
ユー ハバ ローロォヴ フレンズ
「have a = ハバ」 「lot of = ローロォヴ」 に注目!
Don't do that. (それ、しちゃダメ!)
ドン ドゥー ダ
Don't の最後の t の音は消えてしまうこともしばしば。
Don't step on it. (それ、踏んじゃダメよ!)
ドン ステップ オンネッ
「on it = オンネッ」
All that I need was you. (僕が必要だったのは君だよ。)
オール ダライ ニードゥ ウァズ ユー
「that I = ダライ」
I'm sorry, but I love you. (ごめん、でも愛してるよ。)
アイム ソォリィ バライ ラヴユー
「but I = バライ」
Cut it out! (やめてよ!)
カリル アウッ
「cut it = カリル」 最後の t の音は トゥッ と聞こえてくることもあるし、全く消えてしまうこともあります。
発音は、地域によっても違いますし、人によっても差がでてきます。もちろん、アメリカ英語とイギリス英語でも違います。
この音のリエゾンを理解するのに一番いい方法はディクテーションです。聞こえてきた音を書き出してみるのです。ディクテーションをしていると、今まで知っていたはずの簡単な音が全く別の音に聞こえてきたり、何を言っているのだかさっぱりわからないけれど、ふたをあけてみたら、非常に単純な音の組み合わせだったということに気づきます。
良い質問でしたね。発音のことを文字で表現するには限界があります。本当はリズムやイントネーションもお伝えできたらいいのですが......。何となく雰囲気だけでも伝わっていたら嬉しいです。ご質問ありがとうございました。
こんなこと聞いたら恥ずかしいかも、と思うようなことでもどんどん遠慮なくお便りくださいね。みんなで解決していきましょう。知らないことは恥ずかしいことではないのです。私も皆さんに教えていただくことがたくさんあります。お力をお貸しくださいね。

2009年12月31日 (木)
読者からの質問です。
Q:
最近、なんだか学習法に迷いがでてきています。私は今まで、英語5分間トレーニングのシャドーイングと、実践ビジネス英語のディクテーションを基本にしてきたのですが、2ヶ月ほど前にスカイプの英会話をはじめてから、ディクテーションに回す時間がなくなり、ビジネスのほうは聞くだけになっていました。
スカイプは月に20回受けれるものなのですが、なんだかちっとも上達していない気がして、あせっています。そして最近基礎英語3を聞いてみたら、もしかして基礎英語3をシャドーイングしたほうがいいのだろうか、と悩んでいます。
基礎3は、テキストなしで耳だけで聞いても、一回で内容はほぼすべてわかります。シャドーイングもすぐすらすら言えます。でも、いざ英語を話すとき、基礎3のレベルの文章が口から出てくるか、となると出てこないんです。
現在やっている5分間トレーニングは、一回聞いただけではわからない単語や表現もまじっており、シャドーイングは何度もやってやっとすらすら言えるようになることもあります。
でもいくらやっても、次の文章を練習しているうちにどんどん忘れていって、これも口から出てくるレベルになっていません。実践ビジネス英語は、わからない単語だらけ、だけど最初に日本語の要約を読んでいるので、聞いていてなんとなく話はわかります。ディクテーションも何度も何度も聴いて、そこそこはできます。
はたして今後の勉強法は、基礎をしっかり(基礎3のディクテーション、シャドーイング、ロールプレイなどを、テキストなしで)やったほうがいいのか、今のままでいいのか、それともまだスカイプ英語をする段階ではなかったのか......?
個人的な相談で大変申し訳ないのですが、佐奈恵さんはどう思われますか。もやもやしてなんだか前に進めません。
A:
このご質問に対する回答がすっかり遅くなってしまいました。ごめんなさい。英語学習者の多くが直面する問題だと思いますので、今年の締めくくりとしてふさわしい題材にもなるかと思い、2009年最後のブログとさせていただきました。
まず、基礎3はパスして問題ないでしょう。自信がなくなったとき聞いて、やっぱり私はこの英語なら理解できるし、シャドーイングもすんなりできる、と確認するときに利用してください。
果たして自分で基礎3程度の英語が話せているのだろうか、との疑問ですが、話せているはずです。ご自分でそう感じていないだけです。どうしても日本人は自分の評価を辛くつけてしまいがちです。真面目な人ほどその傾向が強いです。文面にもその傾向が表れていますよ。自分をもう少し甘やかす程度でいいかもしれません。
ちっとも上達していないようだと嘆いているようですが、いつと比べてのことですか?ここ1, 2年のことでしたら、上達度を感じなくて当たり前です。5年前と比べたらどうですか?英語を始めたときと比べたらどうですか?
基礎3 がすんなりと理解できるのなら、ちゃんと上達している証拠です。短期間で上達度が感じられないからと自分を責めてはいけません。英語でいう短期間というのは、1, 2 年間のことです。数ヶ月単位では上達どころか、下降線をたどっているように感じることさえあります。5年、10年単位で考えましょう。
次から次へと忘れてもちっともかまいません。次から次へと練習すればいいだけです。忘れては繰り返し、忘れては繰り返し ―― この作業が大事です。忘れることを恐れるあまり、ストレスやフラストレーションを感じる必要は全くないのです。これも真面目な人ほど強く感じてしまい、まるで覚えていない自分がいけないかのように責めてしまう傾向にあるようです。
忘れることを恐れるよりも、毎日練習している自分を褒めてあげてください。
ひとつ言えること......、それはスカイプで毎日話しながらも、毎日新しいことを少しずつ訓練していく必要はありそうだということです。毎日英語を使っていたとしても、じっくりと英語と向き合う時間を作ってあげないと上達は難しいかもしれません。これは、ある程度英語が話せるようになった人が陥る悩みです。
日本に住んでいる外国人のことを考えてみてください。日本語はある程度流暢に話せるようになったけれど、ある段階でとまっていて、日本に10年、20年と住んでいても、何となくぎこちない話し方をしている人を見かけたことありませんか?でも日常生活で困ることはないし、通じている。これで、よし、とするかどうかは本人次第です。
さらなる上達を望むのであれば、何となく英語を話す機会に加え、しっかりと英語と向き合う時間(ディクテーションやシャドーイング)、それも聞いてすぐに理解できる程度のものではなく、少しチャレンジングなものを題材として取り入れていく必要がありそうですよ。
2010年、あなたはどんな英語学習計画を立てますか?「シンプルで欲張らず」 が一番ですけれどね。

2009年12月23日 (水)
読者からの質問です。
Q:
50歳を過ぎて英会話の勉強を始めました。4月になるとNHKのテキストを買い、「毎日聞くぞ!」と決心し、夏が来る頃には挫折しているという繰り返しでした。今年『英語5分間トレーニング』を見つけ、これなら続けられるかもと思い、今日に至っています。でも、覚えられないのです。と言うか 勉強のやり方がわからないのです。皆さん どのようになさっているのでしょうか?
A:
どうやって勉強したら伸びるのかわからない、という人、結構多いみたいですね。私の勉強方法は実にシンプルです。一番やっていること、それは
英語をラジオ講座番組の音声と同じになるまで、繰り返し練習する
ということです。ただそれだけです。簡単でしょう?覚えようとしなくていいのです。文章も思い出そうとしなくてかまいません、というより、覚えようとすると、ストレスが溜まるだけでなく、文章構文にこだわるあまり、自然なナチュラルな英語からは離れてしまう恐れがあります。
さて、『英語5分間トレーニング』 がずっと続いているなんて立派ではありませんか!覚えられなくてもいいのです。どうも皆さん、「英語の学習 = 覚える」 と思っている人が多いようですが、一番大事なことは覚えることではありません。何度も英語を口から出して練習することです。
脳で覚えるのではなく口の筋肉に覚えこませるのです。この感覚、なかなか難しいかもしれませんね。リズムですよ、リズム...... 英語のリズムを身に付けたら、英文を口からだすのもそんなに苦ではなくなるのですが、皆さん、その前にどうも英単語の意味を考えたり、文章構造を気にしてしまうようですね。
もし、どうしても自分の言っていることがわからないと気持ちが悪いという人は、日本語の部分を先にざっと読んでしまいます。そして、自分がこれからどんなセンテンスを口から出すのか、大まかなところを理解しておくといいかもしれません。
こう考えてみてください。
新しい曲を一曲歌うことになりました。どうやって覚えますか?
1) 曲を流し全体の雰囲気をつかむ。
2) ところどころ音声を止めながら分解して何度も繰り返してみる。
3) 音声と一緒に歌ってみる。
4) うまく歌えない部分は、また音声をかけてその部分だけをチェック。
5) また音声と一緒に歌ってみる。
6) うぅ~ん、音声と一緒に歌えるって気持ちいい~♪
こんなことの繰り返しではありませんか?さて、あなたは曲の意味を理解して歌を歌っているでしょうか?曲の意味を理解するのは歌が歌えるようになってからではありませんか?詩の意味を分析して理解してから曲を覚えるという人、あまりいないような気がするのですがいかがでしょうか?
もちろん、最初から歌の意味がわかって歌ったほうが良いのはわかりきっていますが、まずは気持ちよく真似して歌ってみましょう。
英語もこの方式でいきませんか?つまり、極端な話は、自分が話している英語の意味がわからなくてもいいのです。上手に言えるようになったら意味を考えてみましょうよ。
この 「カラオケ方式英語練習法」 を密かに普及したいと思っている私です。歌を歌うときって、曲が頭の中で鳴り響いているでしょう?そのくらい英語も聞き込むと理想的なんですけどねえ。
あなたの英語学習法はどんなものですか?教えてくださいな。

2009年11月28日 (土)
読者からお便りをいただきましたのでご紹介します。他にも同じように悩んでいる人もいるのではありませんか?
Q:
23年勤めた仕事を辞めました。たっぷり時間はあるはずなのに、あまり頑張らない自分が居ます。やる気があればどんな形でも学べる、なんて思って独学をスタートしたのですが、思うように学習が進みません。
それどころか何だか虚脱感につつまれています。仕事を辞めた時、ただの主婦にはならない、英語に没頭したい、こう思った時期もあったはずなのに本当に恥ずかしいです。
ラジオ英会話を先月初めて1冊分聴きました。NHKのテキストはいつも買うだけでした。薄くて少ない文章、大したことないな。 最初はそう思って買いました。
ところがきっちりやるとなると、厳しいですね。毎回知らないことが出てくるんです。
なぜ、先生にこんなぶしつけなメールを書かせていただいたのか......。それは、孤独だからです。何に向かって頑張れば良いのか。張り合いが無い。 一緒に頑張る仲間が居ないからでしょうか。本当に弱いですね。ちなみに英検は準1級。TOEICは760点のスコアを持っています。
先生の活動を拝見させていただくと、英語を通じて世界が広がっている。そうなるように努力と実行継続されてきたんですよね?その辺のところを教えてください。
A:
お便りありがとうございます。
英語検定準1級、TOEIC 760??? すごいじゃないですか!!!
今まで買うだけだった英会話のテキストを1冊やりこなしたではありませんか!ちゃんと進歩しているではありませんか。
23年も勤めたお仕事をお辞めになった。それは大きな決心をなさいましたね。長い間、お疲れ様でした。さあ、これからはあなたの時代ですよ。時間を有効に使って英語に没頭しよう、そう思っていたんですね。でも現実は......。
わかります。その気持ち。世間から置いてきぼりをくらってしまったように感じているのではありませんか?私はもう世の中で役に立たないかもしれない、そんな恐怖も感じているのではありませんか?
私にもそんな時代がありました。専業主婦をしている時です。
自分の歩んできた道を振り返り、立ち止まり、これからどう生きていこうかと考える時期は生きていくうえで何度か訪れます。今、またその時期にさしかかっただけですよ。人生にはこうやって悩み苦しむ時が何度かやってくるのかもしれません。程度の差こそあれ、それは誰にでもやってくることなのでしょう。
英語の実力は十分あるのに、どう使ったらいいのかわからない。使える場所がないことにもイラついている。もっと伸ばしたいのに勉強するところもない。しかも、世間の第一線からは退いてしまった。いろいろな不安要因が重なってしまいましたね。
でもあなたは英語をこれからも続けると思いますよ。やめられないのです。毎日ラジオも聞き続けている。でも、この先、どう頑張っていったらいいのかわからない。何かヒントが欲しい。何か道筋はないものか?そんな考えが入り混じっているのでしょうね。
そんな時はですね、まず思いっきり泣いちゃってください。誰に遠慮することもありません。我慢することもありません。涙がたくさん出るような映画でも観てきてくださいな。不思議と落ち着きますよ。涙って痛みや苦しみを和らげる力があるのではないかと思います。
そしてその次は、おいしいものを食べに行ってください。何でも好きなもの、イタリアンでもいいし、お寿司でもいいし、フレンチでもいいかな?甘いものがお好きでしたら、スイーツもお忘れなく。
そしたら、その次は......、
ラジオの前に戻ってきてください。耳を傾けて、口に出すところから再開してみましょう。この場合は、いきなり難しいのではなく、聞いて簡単にわかるレベルのものがいいですね。
そうこうしているうちに、本来の自分が戻ってきますよ。なりたい自分、目指したい自分が見えてくるはずです。寄り道もたまにはいいじゃないですか。旅行でもして心を落ち着かせ、自分の気持ちに問い掛けてみるのもいいかもしれませんよ。本当は自分は何を一番やりたいのか?どんな自分をめざしているのか?
きっと道は見えてきます! まだまだこれからですよ。
さて、どうして私がこの英語の世界に足を踏み入れたのか、どうやってここまできたのか教えて欲しいとのお便りを他の方からもいただいています。徐々にこのブログでお伝えしていきますね。お楽しみに!

2009年11月20日 (金)
読者からの質問コーナーです。
Q:
子供が英語を習い始めたのをきっかけに、私も英会話の学習を始めました。
Sanaeさんが出版されている本、三冊を読ませていただきました。少し挫折していた私でしたが、まだまだがんばろう!という気持ちにさせてもらいました。
私の英語学習に足りないもの、それは学習仲間なのです。では作ってしまおうか?でも、学習仲間を集めたとして、誰か先生となる人を探した方がよいのでしょうか?わからないもの同士集まっても......と気持ちが引けてしまいました。
けれども、もういちど、Sanaeさんの本を読んでみて、とにかくまず集まれば何とかなるさ、そう考えました。でも何をどうやって?考えているうちに思い切ってメールしてみることにしました。
学習仲間が集まって、例えばどんなことをどんな形で進めていくのがよいのか、何かヒントがありましたら教えていただけませんか?
A:
お便りありがとうございます。
本を読んでくださって本当にありがとうございます。
お子さんと一緒に英語を習い始めたなんて素敵ですね。しかも今度は英語学習仲間を集めてさらに勉強しようとしている。立派です!頑張れ~!!必ず成功しますよ。
英語学習仲間を募ったらやることは簡単です。
全員でNHKの語学講座、同じ番組を聴いてみる、というのはいかがですか?
そして集まったときに、テキストを見ずにロールプレイの練習をしてみるのです。どのくらいラジオの音声と同じに真似できるか、ものまね大会です。リズム、イントネーション、声の高低などまでコピーするといいですよ。
そのうちにディクテーションを取り入れて、書き取ったノートの付き合わせをするといいかなと思います。番組の中には講師とネイティヴスピーカーが、ちょっとしたおしゃべりをしている部分があります。この部分はテキストに掲載されていません。その部分を書き取って、一週間に一度集まったときに、お互いのノートを比べてみる。ただし、完璧を求める必要はありません。わからなければ、わからないねと、飛ばしてしまってかまいません。不思議なことに、そうこうしているうちに聴き取れる部分がたくさん増えてきますから。
ディクテーションの仕方については こちら と こちら の記事もご参考になさってみてください。
実は、これが私が長年かけてやてきて、今でもやっている英語学習法なのです。
1) NHKラジオ講座を聴いて
2) 真似して口から出し
3) ディクテーション
基本はこれだけなのです。毎日続けているかいないか、それだけの違いで英語が話せるようになるかならないか、が決まってきます。これにアクセントとして、英語関係のイベントに出席したり、ネイティヴと話してみたりを取り入れていくと長続きすると思いますが、いかがでしょか?
先生となる人がいるとまとまりやすいのは事実ですね。予算の関係もあるでしょうから、あまり高額な費用はかけられないとなったら、皆さんだけでとにかくはじめてみる、この時、誰かリーダー役は必要です。グループを立ち上げた人がやるのが一番でしょう。みんなついてきてくれますよ。
そうやって学習仲間を募って、自分たちだけで学習してるグループ、実は全国にはけっこうあるんですよ。グループができた暁には祝賀会と応援に駆けつけますヨ!

2009年10月11日 (日)
読者からの質問です。
Q:
私はどうも人と話をするのが得意ではありません。どんな風に会話の糸口をつかんだらいいのかわかりません。何かコツはありますか?
A:
さて、実は、もともと私も人と話をするのがあまり得意ではないんですよ。パーティーなどに行くと、あぁ、何を話そうかしら、と固まってしまうほうなのです。
そこで、私は考えました。話すのが得意でないのなら聞くほうにまわってしまえ、と。自分のことを話すのはやめて、人の話を聞きだすほうにまわろうと考えたわけです。
以前、「相手の言葉を繰り返す」 という会話テクニックをどこかに書いたと思うのですが、もう一度ここに書いておきますね。(いろいろなところに記事を書かせてもらっているのでどこに書いたのだか忘れてしまいましたぁ)
まずは、あなたの話を聞いていますよ、というサインとして、相手が言った言葉を繰り返すのです。これは英会話初級者の方に使って欲しいテクニックです。
<相手> I'm from Canada. (カナダ出身なの)
<あなた> Oh, you are from Canada? (あら、カナダからいらしたの?)
<相手> Yes, I've been here in Tokyo for two years. (東京には2年いるわ)
<あなた>Hmm... two years. (2年ねえ)
<相手> I went to Harajuku yesterday. (きのう、原宿に行ってね)
<あなた>You went to Harajuku yesterday? And then? (原宿に行ったの?それで?)
ってな調子です。相手が言った言葉を繰り返しているだけですね。でも、これって効果があるんですよ。相手は、私の話をちゃんと聞いてくれているんだなと受け止めてくれ気分が良くなります。それに、英語が話せない人からみたら、と~ってもカッコ良く会話しているように聞こえるのです。
さて、上記は英語初心者のテクニックですが、中級以上になったら、相手の話の中から相手が興味のあること、得意としているだろう話をキャッチしてとことん話してもらうように仕向けるのです。話ベタなら聞き役にまわってしまいましょう。相手にしゃべってもらうのです。こうすると自分が楽になりますよ~。
デール・カーネギーの著書、『人を動かす』 の中では 「人に好かれる六原則 」 のひとつとして、「聞き手にまわる」 ということをあげています。「相手の関心を見抜いて話題にする」 とも書かれています。
参考サイト: ウィキペディア(Wikipedia) 人を動かす
聞き上手は人に好かれますよ~♪
このご質問に対して、早くお答えしなければいけませんでしたのに、今日になってしまいました。1週間がたつのって早いのね。ご質問をくださった読者さん、ごめんなさい。

2009年9月 6日 (日)
読者からの質問にお答えします。
Q:
日本人同士で英語を話す時にどんなことを気をつければよいでしょうか?レベルが低い同士でも練習になるような方法がありましたら教えてください。
A:
気をつけることが 2つあります。とても簡単なことです。
1) 決して相手の英語をバカにしないこと
2) お互いにファニーな英語を笑い飛ばすこと
あと、、もうひとつ付け加えるとしたら
3) お互いに頑張っている自分たちを誇りに思うこと
以上の 3点があれば、 もう恐いものなしです。よく聞くのが、ネイティブと会話するのならいいのだけれど、日本人同士で英語で話すのは気恥ずかしい。文法が滅茶苦茶なのに会話していて、はたして勉強になるのだろうか?ということです。
まず、この 「気恥ずかしさ」 をクリアした人だけが見ることができる世界があります。その世界のぞいてみたいと思いませんか?結構、素敵なところですよ。ダメダメ、タダでは見せてあげません。その世界を見るためには、やっぱり恥を一杯かかなくっちゃね。恥をたーーーーくさんかいた人だけに、そのご褒美として秘密の園をのぞく権利ができるのです。うっふっふ!プライドなんて捨てておしまい!英語とはそんなものです。
さて、私には英語が第一言語ではない友人がいます。日本人ではありませんから、英語が2人の共通語になっています。いつも思うのは、彼女の英語はひどい!でも、通じている。どんなに間違っても彼女はいつも堂々としています。He と She はしょっちゅう間違えるし、He doesn't like と言うべきところを He don't like と平気で使っています。
でも、それでいいんですよ。コミュニケーションのためには、英語を完璧に話すことが大事なのではありません。日本人同士で英語を間違えながら話す ―― いいじゃないですか! とにかく英語を口から出すという作業をしなければ先には進めないのです。だから、間違い英語大歓迎ですよ。
よく赤ちゃんが大人の口真似をして 「あわわわわわ」 「ふんぎゃ、ふんぎゃ、ふんぎゃ」 と言葉にならない声を発しているではありませんか。あれは、言語を操る序章部分なんです。いつのときも準備段階は必要です。
でたらめ英語、大いに結構ではありませんか!それがどうした!?って気持ちになれた人が高みへと登っていけるのです。
もう一度言いますよ。
大事なことは完璧な英語を話すことではありません。英語を口から出すことです。

2009年8月19日 (水)
読者からの悩み相談です。
Q:
アメリカに住んで 7年になるのにわからないことがたくさんあります。簡単な言い回しさえ聴き取れないことがあり、戸惑っています。どこがいけないのでしょう?
A:
私の知人で、日本に住んで30年になるというアメリカ人がいます。日常生活で困らない日本語力はお持ちですが、日本人同士が普通の速さで話し出すと全くわからないと言います。奥さまは日本人ですので日本人との交流も多いのですが、奥さまの実家に帰っても家族の会話はわからないそうです。お蕎麦やさんへ入っても、普通のおばちゃんが普通に話しかけてくる日本語がわからないと言います。
だからこんな言い方をするのは変かもしれませんが、7年住んでわからないのは当たり前、って考えちゃうのはいかがですか?
こんなことを書くと、「えー、30年その土地に住んでも語学ってものにならないの?」と思ってしまう人がいるかもしれませんが、私はこう考えます。「わからない」と自信を持って言える人は結構問題なくその土地で暮らせるのです。
もちろん通訳などになるのでしたら、それなりに特殊な訓練が必要になってくるでしょうが、生活して困らない程度の会話力があるのならそれでヨシ!っていうのではいけませんか?
英語が聞き取りにくい原因として考えられることはいつくかありますが、下記が大きな比重をしめているかもしれません。
・ リエゾンに慣れていない
・ 人によって発音の仕方、話し方が違う
私は(著書のどこかに書いたと思うのですが)、AFN(米軍放送)を聞いていて、「カメナップ」 がわからなくて......、何度聴いてもわからなくて......、辞書を1冊ひっくり返してもそんな単語は見つからず、ある時、アメリカ人に 「カメナップ」 って何?と聞いたことがありました。そしたらまあ、coming up のことだそうではないですか。わからないはずですよ!coming up がどうして 「カメナップ」 になってしまうのか!トホホでしたね。
それからこんなこともありました。NHKのラジオ講座を聴いていた私。毎回オープニングで 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前が出てきます。「ヒロズ・ミヤ」 さんってちょっと変わった名前だなあ、どんな漢字を書くのだろうとテキストを開きました。どこを探しても 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前はありません。おかしいなあ、番組に係わっている人だから毎回オープニングで名前を言っていのだろうに......、と思う私。
もう、NHKに投書して聞いてみようかしら?と考えているときにひらめきました!そうだ!!「ヒロズ・ミヤ」 さんはいない!!! Here with me a .... と言っていたのでした。このことに気が付いたのは、何と番組を聴き始めてから1年半たった時でした。それまで、ずっと 「ヒロズ・ミヤ」 さんの存在を信じていた私です。
英語にはこうした、音と音がつながるリエゾンが原因でまったく違った音に聞こえてきたり、違った単語であるかのように聞こえてくる言い回しがたくさんあります。
ちょっとおもしろいエピソードがあります。もう何年の前の話ですが、私のスクールに通ってきてくれていた生徒さんのお母さんにある日、「うちの子が最近変なこと言うんだけれど、何を教えているの?」 と聞かれたことがあります。
何と言っているのと聞くと、「便所には 2 (にー)」「便所には 2 (にー)」 と言っているというんです。そんなお下品な言葉は教えていないわと思い、しばし、考え込む私。その時、ピンときました!
Bend your knees. (膝を曲げて)
の練習をした後でした。
「便所には 2(にー)」 = Bend your knees.
「ハンサムクッキー」 = Have some cookies.
などと覚えているのでした。
掘った芋いじるな!! = What time is it? のエピソードは有名ですね。そういえば外国人が日本語を覚えるときに
どういたしまして = Don't touch my moustache.
おはよう = Ohio
と覚えるということを聞いたことがあります。
話がそれましたが、聞き取れないのは、ただ単純にその人の話し方に慣れていないから、あるいは自分が知っている発音の仕方と実際に聞こえてくる音にちょっとした違いがあるからかもしれません。
私も誰かと1対1で会話しているときは何とかなっても、グループで集まって、日本人は私だけなんていうときは、彼ら/彼女らの話していることがちっともわからない、なんてことはしょっちゅうです。そんなときに私がよくやるのは、相手の言った言葉を繰り返すということ......
例えばこんな感じ:
A: I'm a procrastinator.
B: You are a procrastinator. What do you mean?
(あなた「プロクラスティネーター」なのね。それ、どういう意味?)
そうすると、会話にも参加できるし、procrastinator の意味もわかって一石二鳥!
わからなければ、わからないなりに、「わからなさ」、「違い」 を楽しんでしまうというのはどうでしょうか?現地の人たちとドンドンお友達になり、わからなくても気にせずにコミュニケーションをとっていると、違った世界が見えてくると同時に霧が晴れるときがくるかもしれませんよ。

2009年4月17日 (金)
読者からのメールにお答えしています。ご本人には了解をとってあります。
Q:
「ラジオ英会話」 か 「入門ビジネス英語」 かで悩んでいます
中高と受験英語に取り組みましたが、英語は不得意のままで大学時代に英検準2級まで取得しましたが、就職後は英語の勉強をおろそかにしていました。
昨年夏から英語を勉強しようと色々、試行錯誤しておりますがパッとしない状況で悩んでいたところ川本様の本を知りました。
「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」 では講座は1本に絞るとありますが、私は 「ラジオ英会話」 と 「入門ビジネス英語」 のどちらの講座で学習しようか迷っておりまして、今回ご連絡させて頂きました。
「ラジオ英会話」 は平日5日間放送されているが、「入門ビジネス英語」 の内容のほうが私自身が気になる。「入門ビジネス英語」 は平日2日間の放送で、放送時間が少なく感じるが内容は 「ラジオ英会話」 よりも興味がある。
という上記の2点でどちらの講座が良いか迷っております。
「入門ビジネス英語」 は放送時間が少ないから、同時に学ぶのも一つの手かなとも勝手に思っております。良いアドバイス等が頂ければ幸いです。
A:
本を読んでくださり、感謝申し上げます。
結論から申し上げますね。「入門ビジネス英語」 をメインの教材にして、「ラジオ英会話」 はサブにするといいでしょう。
あくまでも 「入門ビジネス英語」 を中心に勉強します。ビジネスの現場で使えそうな便利な表現がたくさん出てきています。エドさんとケイさんのやり取りもおもしろいですですね。余裕があったら、「ラジオ英会話」 は聞き流し程度に耳を傾けておくといいでしょう。
入門ビジネスで出てきた表現を口から何度も出して練習しておくと、とっさのときに役にたちますよ。
ここからは本に書いていないことです。
・テキストは1本に絞る
・英語学習はTVよりもラジオ
私は本の中でこううたっていますが、それはこれから英語を学習しようとしている人、あるいは、長年英語を勉強している割には、どうも英語が話せるようにならない、あるいは上達が感じられないという人向けのアドバイスです。
ある程度英語がしゃべれるようになった人は、もう好きなものを自由に組み合わせて、英語力をキープしていけばかまわないと思います。
初、中級者が英語の力を伸ばそうとしたら、ある程度時間をとって真剣に英語と向き合うことが必要なのです。本気でやろうとしたら、テキスト1本分が限界のはずです。
つまり、NHKのテキストはどの番組も非常によくできていますので、隅から隅まで目を通していると、1回分の放送で1,2時間は軽く勉強できるくらいの充実度なのです。
また、15分の放送分で、1,2時間くらい勉強量が必要なくらいのレベルのテキストを選ぶのもポイントです。聞いただけでおしまい、あるいは聞いているだけで簡単にわかってしまうようなら、その上のレベルのものを選ぶべきです。
もちろん、テキストは隅から隅まで目を通す必要はありません。大事なのは、ダイアログの部分です。あの部分をテキストを見ずにシャドーイングできるようになるまでを1日の目標にするといいでしょう。

2009年4月11日 (土)
読者からの質問にお答えします。
Q:
洋書ですが、なにかお勧めのものがありましたら教えてください。
A:
自分が興味のある分野を読むのが一番です。読んでいて楽しいと感じなければさっさと新しいものと取り替えるといいでしょう。小説でもよし、ミステリーでもよし、実力があればノンフィクションなどに挑戦してみるといいかもしれません。
購入するとなると高額になりますので、中古や図書館などを利用するといいかもしれませんね。都内には洋書専門の古本屋もありますので、チャンスがあったらのぞいてみるといいでしょう。
Good Day Books (恵比寿) 洋書の古本がたくさん置いてあります
私は、子どもの絵本をよく活用しています。そんなに難しくなく、絵も楽しめて、以外と知らない単語も混じっていたりします。Oxford や Longman では薄い学習者向けの書物をたくさん出していますので、初心者の方にはおすすめです。
ペンギンリーダーズ
Oxford Reading Tree シリーズ
意外とおもしろいのが、Brain Quest という子供向けの知識カード集。いや、クイズ問題集といったらいいかな?ネイティブの子どもたちが使うものですが、ちょっとしたトレビアクイズになったり、知識の宝庫になったりします。英語のレベルは小学生用でも結構手強いです。算数や地理、歴史を英語で学んでみたいという人の初歩編としてもおすすめです。アマゾンジャパンでも購入可能です。
もう1冊のおすすめは THE WORLD ALMANAC FOR KIDS
こちらは子供向けの年鑑本ですが読むのはなかなか手強い。音楽やスポーツ、歴史、地理、科学など興味のある分野だけペラペラとめくるだけでも楽しいです。オンラインでも読めますが、手元に置いて暇なときに眺めていたい1冊です。

2009年3月25日 (水)
読者からの質問です。
Q:
目標がない。どうすればいいの?
英語を勉強していて目標がありません。なんのために英語をしているのか最近わからなくなってきました。ただ、今までかけた時間がもったいないので続けているという感じです。ちょっとモチベーションは下がっていますが続けていこうとは思っています。何かいいアドバイスはないでしょうか?
A:
自分を変えたい。英語を話して楽しいと感じたい。
うぅ~ん、これは皆さんのお力を拝借したいと思います。読者の皆さん、そう、そこの画面の向こうでこの文章を読んでくださっている、あなた、いかがですか? あなたはどんな目標があって英語を続けているのですか? あなたのお考えをお聞かせください。お願いします。
私はですね
・ 英語の響きが好きだから
・ 英語を話している自分が好きだから
・ 何かに真剣に取り組んでみたいから
そんな理由ではいけませんか? 明確な目標はとても大事なことです。でも、漠然とした曖昧なものでも、「自分自身を変えたい」 とか 「違う世界をみてみたい」 といったようなことでもいいような気がするのですが。いかがでしょうか?
私は英語が話せるようになって、着実に変わった自分を感じています。今までは、控えめに、おとなしく目立たないような存在が美徳かと思い込んできました。でも、英語の世界ではそれが通じないのです。自分の意見もはっきり持たないといけませんし、自分で判断をくだし、行動に移すということを余儀なくされます。英語ってそんな言語ではありませんか?
英語を話していて楽しいと感じますか? ちょっとでも感じたら、「もっと楽しくなりたいから」 -- そんなのも立派な目標になるような気がするのですが。

2009年3月21日 (土)
ラジオのテキストをどれにしたらいいのでしょう?というお問い合わせがたくさん私のもとに入ってきています。下記の質問をくださった方、実に細かくご自分のことを分析されています。こういう人は何のアドバイスをしなくても伸びると思いますが、わたしなりの考えを勝手に書かせていただきますね。
Q:
ラジオのテキストどれがおすすめ?
NHKラジオのテキストで迷っています。どれが自分のレベル、量にあっているかわからず悩んでいます。
候補は次の3つ
1. 実践ビジネス英語 (3日分を 1週間で学習)
2. ラジオ英会話
3. ラジオ英会話と基礎英語3 (余裕があれば)
今はNHKラジオを使っての練習しかしてないので未だに英語がとっさに出てきません。この前久しぶりに外国人と話す機会があったのですが、ほとんど話せませんでした。昔アメリカに住んでいたことがあるのですが、その時より話せなくなっているような気がしています。
4月からのテキストを見たのですが、ラジオ英会話は量がそれほど多くないのですが、意味のわからない単語がちょこちょこあったという感じです。
A:
日常会話が話せるようになりたいのなら 『ラジオ英会話』
ビジネスで使いたいのなら 『ビジネス英語』
私が話せるようになる過程でやってきたことは、徹底的な 『ラジオ英会話』 の模倣でした。つまり音声を聴いて意味がわかろうがわかるまいが、リズム、イントネーション、間の取り方、声の上がり下がりが同じになるまで徹底的に練習したということです。最初の1年間は、それだけに徹しました。
普通の学校を出て普通の教育を受けてきた人なら 『ラジオ英会話』 から始めて問題ないと思います。皆さん、ご自分の英語力を過小評価しがちですから、基礎から始めなければと思う人が多いようですが、忘れているだけです。会話を練習していくうちに基礎力はよみがえってくるでしょう。自分が思っている以上に英語力って身についているものです。大人になってから 「英語を話したい」 という思いで学習を始めた人なら、迷わず 『ラジオ英会話』 をおすすめします。
ただし、ご質問者の方は、アメリカにも留学経験をお持ちのようですので、もう少し背伸びをしてもいいように思います。『実践ビジネス英語』 3日分を 1週間で学習といわずに、『入門ビジネス英語』 を月、火に聴き、『実践ビジネス英語』 を水、木、金と聴く、というのではいかがでしょうか?つまり1週間、月~金まで聴くということです。
3日分を 1週間で学習するのもひとつの方法ではありますが、リズムがうまく作れるでしょうか?3日分を録音しておいて、ある日まとめて学習するという形式になったらアウトです。英語は「毎日」のリズム作りが一番大事なのです。溜めておいて一気にやるのは学習しているようで実は伸びが遅くなりがちです。
ひとつの番組を聴き、その日のうちに、あるいは翌日中に、ダイアログの分析、意味調べ、内容理解をしたあと、ひらすら声に出して徹底練習する。 --- 結局はこの方法が英語をマスターするうえでの一番の近道のような気がします。
『ラジオ英会話』 を使って、上記の方法で1年間練習してきた人は、次の1年は、ご質問者の 「3. ラジオ英会話と基礎英語3」 の組み合わせがいいかもしれません。この方法で文法強化ができます。ただし、あくまでも力配分は五分五分ではなく、8 : 2 くらいの割合でメインの教材を決める必要があります。
内容がわかっているのにとっさに英語が口から出てこない、というのなら訓練すれば大丈夫です。自分ひとりで練習できるんですよ。ホラ、カラオケの歌を覚えるときどうやって覚えています?音楽を聴いて真似して歌って、わからない箇所は何度も繰り返して歌う練習しませんか?そして、この練習って、実際にマイクを握る前は、自分ひとりで鼻歌うたったりしながら覚えませんか?英語もそれと一緒でいいんですよ。
質問コーナー、さらに続きます。次のブログをお楽しみにお待ちください。

2009年2月26日 (木)
読者からの質問です。私がお答えするのも、何だかおこがましいのですが、私なりにやってきた方法をお話してみますね。ご質問をくださった ajisai さん、ありがとうございます。
Q:
テキストの勉強方法なのですが、ダイアログを全て毎日覚えるのが結構大変です。ラジオ講座は毎日あるので完全に覚えられず翌日になってしまいまた課題が増えてしまいの日々です。
先日のコメントに1文でも覚えましょうと書いてありましたが大切な文章をメインに覚えたらいいのでしょうか?それとも余裕があるときに(土日など)会話文を覚えなおしたほうがいいのですか?
シャドーイングも完全に覚えてしまった文章を何度もしたほうがいいのか、新たに文章を覚えていないものをまた覚えるまでやったほうがいいのか......など勉強しながら細かいことを悩んでしまいます。
A:
無理は禁物! 毎日続けることが大事
はい、ダイアログをすべて覚えるのは大変です。ラジオ講座は毎日新しくなるので、覚えられないうちに次のダイアログが始まってしまいますものね。
私が生徒によく言っていることは、
覚えようとしない!ただ口から真似して出すだけ。
ということです。私もこの方法で勉強してきました。とにかくその日のうちにやることは、ダイアログを覚えることではなく、いかにモデル音声に近く声を出せるようになるかというところに焦点を置きました。
できれば、声を出すときはテキストを見ないのが理想ですが、最初はテキストを目で追いながらでも OK。だんだんと目をテキストから離し、自分が誰かに向かって本当に英語を話しているところを想像して練習します。
話すスピード、イントネーション、リズム、間の取り方などを徹底的に真似したのです。覚えることにはあまりこだわらず、ラジオのように言えたら、
「オッケー!言えた!!ふぅーっ!気持ちいい!!」 とガッツポーズ。
そう、ワンセンテンスがラジオから流れてくる音声と同じように言えると、スカッとして気分がいいのです。この快感をたくさん味わうのがポイントかなと思います。その結果、頭の中に残るフレーズがひとつでもふたつでもあったら、ラッキー!と思うことにしています。
覚えられなければ、さっさとその日のスキットはあきらめて 次の日のダイアログを練習します。
大事な言い回しや表現は繰り返し出てくるようになっていますので、数年もこの作業を続けていると嫌でも口が覚えてくれます。
シャドーイングも覚えるのが目的ではありません。あくまでもモデル音声に自分の言い方が近づくようにするのが目的です。繰り返していれば、やがてはカッコ良く英語が話せるようになる、と信じて。
覚えようとすると、プレッシャーがかかりますし、なかなか覚えられない自分にも嫌気がさし、落ち込んでしまいます。私は大人になってから英語を始めたので、硬くなった脳みそに無理に英語を叩き込むのは、ある日あきらめたのです。その代わり、ただひたすらに真似をすることに徹しました。
この方法で、そうですねえ~、3年たった頃からバブバブ言葉、つまり赤ちゃんが話す、2語、3語が自分の口で言えるようになったのです。バブバブが出始めたら、センテンスが出るまでにはそんなに時間がかかりませんよ。
そして、16年たった今、まだ勉強しています。まあ、あせらずにいきましょうよ。 ajisai さん、皆さん、一緒に口を動かして英語筋作りしてみませんか?

2009年2月 3日 (火)
前回、シャドーイング の記事を書かせていただいたところ、読者の ajisai さん、赤ワインさんより次の質問をいただきました。
Q: シャドーイングはテキストを見ながらでもいいの?
A: 最初はテキストを見ながらでOK。総仕上げはテキスト無しで!
シャドーイングとは本来テキストも何も見ず、音だけを頼りにするものです。しかし、英語学習者の場合、はじめはテキストを見ながらでかまいません。そんなの誰が決めたのかって?私が勝手に決めちゃいました。私が過去の練習過程でやってきたことです。
(1) 最初はテキストを見ながら
(2) だんだんと目を離す
(3) チラ見はまだOKよ
(4) テキストを見ずに、分からなかった箇所だけ確認
(5) 最終仕上げはテキストを見ずに音声だけを頼りに
★ 自分で決めた箇所がテキストを見ずにうまくシャドーイングできたら、ガッツポーズを取り、「私って天才かも!」と心の中で叫ぶ。
これで完璧です。
--------------------------
ajisai さん、赤ワインさん、ご質問をありがとうございました。そうでした、肝心なポイントを書くのを忘れていました。お2人ともさすがですね~。しっかり練習しているからこそ沸いてくる疑問。こうやって的をついた質問が出る人って実はすでに結構英語が話せる人、あるいは英語に対してとてもいいセンスを持っている人なんです。すぐに上達しますよ。

2009年1月26日 (月)
読者からの質問にお答えします。次の番組はTOEICのレベルでいうとどのくらい?というものです。elmo さん、するどい質問をありがとうございます。
(1) リトルチャロ(TV版)
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
(3) ネイティブの発音塾
NHKの語学番組とTOEICについてのランクですね。うぅ~ん、これは難しい!!私の独断と偏見でおおまかなことを勝手に書いてみますね。
(1) リトルチャロ(TV版)
TOEIC 200点~800点対象
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
TOEIC 400点~800点対象
(3) ネイティブの発音塾
TOEIC 300点~700点対象
あっはっは、ずいぶんいい加減ですね。TOEIC 200点~800点なんて英語学習者のすべてじゃないの?とお思いになるかもしれません。実は、リトルチャロはそれだけ、子どもから大人まですべての英語学習者が楽しめるように作られている番組だと思います。ストーリー性のある教材は題材がいいとハマリます。それにTVですと字幕もつきますから、英語がちっともわからなくてもストーリーそのものを楽しむことができます。ハラハラ、ドキドキするシーンもあり、感情移入がしやすいです。ときどきはホロッと涙を流す場面があったりして......。
この番組は英語初級者から中級者を対象に作られた番組ではないかと思いますが、簡単そうにみえていて、ところが実は結構むずかしかったりもします。特に解説の部分なんて、一度聞いただけではわからない箇所がありますし、ネイティヴが持つ独特な表現にホーッとうなってしまう部分もあります。
簡単なことばかり話しているかというとそうでもないのです。ラジオに耳を傾けてみると、あれれ?聞き取れない箇所がたくさん出てきます。上級者も十分手ごたえのある教材となっています。自分がどこにフォーカスするかで、この教材は使い方が変わってきます。
1) ストーリーを楽しみ英語に触れる。
2) 簡単な表現を繰り返し真似してみる。
3) ストーリー全体を英語で説明してみる。ときどきはせりふを交えながら。
elmo さんは、どんな学習方法で挑戦していますか?
「ネイティブの発音塾」、これは今年の1月から始まった番組ですよね。ですので、すいません、まだ調査不足です。ですので、300点~700点対象なんていい加減な評価をしてみました。発音は最近特に注目されています。一昔前は、「発音よりも話す中身のほうが大事」と言われていた時期もあったのですが、ここ最近は、中身も確かに大事だが、「発音が悪いと通じない」と基本のところに立ち返っています。
発音に関しては臨界期があるのないのと世間では騒がれていますが、口のちょっとした形やポジションを変えるだけで、大人になってからでもかなり矯正できる、というのが私の考えです。この番組、発音にちょっと自信がないなと思っている人や再確認してみたいと思っている方には良い番組だと思いますよ。
でも、個々の音に執着するよりも、リズムやイントネーションのほうがもっと大事になってくるのではないかなあ、と個人的には思っています。リズムやイントネーションを矯正するにはシャドーイングという良い方法がありますので、またそのうちブログでご紹介しますね。
おー、長くなってしまった!elmo さん、よい質問をありがとうございました。満足のいく回答ではなかったかもしれませんが、お許しくださいね。

2009年1月24日 (土)
読者からのご質問です。質問をくださった ajisai さん、ありがとうございました。
Q: 英語を口から出す練習と平行して英作文も勉強したほうがいいのでしょうか?またそのほうが語学力がUPしたり早く英語が話せるようになるのでしょうか?
A: 私は「英語があまり話せないうちは英作文はするな」と教えています。そのかわり、英文をどこかから盗んできて話なさいと言っています。
つまり自分で英文を作るのではなく、どこかにある英文をそのままそっくり真似して話しましょう、ということです。英作文をすると、どうしてもぎこちない英文になってしまいがちで、内容は通じてもどことなく自然な英語からは遠くなってしまう、という問題が生じることがあります。
先日、新聞か雑誌に、ある有名な先生が「英作文はせず、英借文をせよ」ということを書いていました。なるほど、うまいことを言うものだと感心しました。
私は英語を勉強し始めてから最初の数年間は、とにかく使える英文を自分の中に溜め込むことだけに集中しました。いつもいつも「この表現はどこかで使えるかもしれない。」「これは、自分のことを表すのに適した表現だ。」などということを意識しながら英文を口から出し、練習しました。
暗記ではありません。何かのときにとっさに口から英語が出てくれないと役に立たないので、とにかく口からスラリと出るようになるまで練習しました。つまり、こう言われたらこう返答するというパターン練習を徹底的にしたのです。
英文日記を書くようなときは、何冊ものテキストをひっくりかえし、自分が言いたい表現に合ったものを探し出す作業をしました。うまい表現が見つからなければあきらめて、自分の言いたいことのほうを変えました。つまり、日本語から考えるのではなく、先に英文を読んで、あっ、この表現とこの表現を使うと、自分の言いたいことに近くなるな、という英文の探し方をしたのです。
時間がとてもかかる作業のようにみえますが、結果的には英語が話せるようになる近道だったと気が付いたのはうんと後になってからでした。自分で英作文らしきものができるようになったのは英語を勉強し始めて16年たった、ごく最近になってからのことです。




