2010年6月29日 (火)
長年大人にレッスンをしてきて感じていることです。プライペートレッスンよりもグループレッスンを受けている人のほうが伸びます。さらに、レベル分けをせず、同じクラスに違ったレベルの人が混じっていたほうが伸びるということを発見しました。
英語力が下だと思っている人は少しでも自分より上の人の英語に憧れます。もう少し頑張ればあの人のように話せるようになるかも、と、「手が届きそうな近くの目標」ができるのです。英語力が上の人は下の人が必死になって勉強し、ヒタヒタと追いついてきそうな足音が聞こえてくると、追いつかれては困る、とさらに勉強するようになります。こうして相乗効果が生まれ、全員が上達します。
ただし、レベルが違う人を混在させた場合、気をつけなければいけないことがひとつだけあります。それは特に講師側が注意しなければいけないことなのですが、クラスの雰囲気作りが大事になってきます。
◆ 英語初級者の人が上の英語中級者・上級者に憧れるのはOK。でも上の人を羨んではいけません。
◆ レベルが上の人は下の人の英語を決してバカにしてはいけません。
レベルが上の人は、英語初級者の人の英語を聞き、私にもあんな時代があった、あの頃に比べたら少しは私の英語もまともになったかも......と思ってくれればいいのです。そしてさらに、下の人に対して、「わかる、わかる、その気持ち。一生懸命やっているのに言葉が出ないのよねえ。私も昔はそうだった。」という感情を抱き、手助けをするようになります。手助けをすることによってさらに英語力が伸びます。
こうしてクラスの中に相乗効果が生まれると、もうそのクラスは放っておいても伸びていきます。レッスンをしていても、どういうわけか、講師が説明するよりも、ちょっと上の人が、「こうだから、こうなるのよ」と説明してくれるとすんなり納得するようです。
私が実際に教えているクラスに、英語を主婦になってから再び始め、今は講師になってしまった人が何人かいます。講師になってもさらに学びに来てくれています。
さて、英語力が下だと思っている人は、英語力が上の人に対して足を引っ張って失礼になってしまうのではないかと躊躇してしまうことが多々あります。しかし、英語は少しレベルが高いかなと思うところにくらいついていった人が結局は伸びます。上の人の胸を借りて、おじゃまかもしれないけれど、おじゃまにならないように一生懸命勉強しますから、このクラスに置いてください、と思える人は伸びます。
その反面、お邪魔虫になってしまうからダメ、と考えるその気持ちの裏をよく見つめてみてください。自分が恥をかくのが嫌、足を引っ張ってしまうから迷惑になるかも、と思うその心のどこかに、あんな上手な人たちと一緒にやるのは嫌、自分が惨めになるから、という考えはありませんか?
英語は惨めさにぶち当たり打ちのめされて、恥をたくさんかき、失敗を繰り返し、それでも踏ん張った人だけが上にのぼっていけるのです。遅かれ早かれ、結局はその過程を乗り越えた人だけが英語が話せるようになっていくのかもしれません。
そして、そんな思いを乗り越えて英語が話せるようになった人は、あなたの苦しみをよく理解してくれているんですよ。だから思い切って胸を借りていいのです。

2010年6月 3日 (木)
Q
英語学習に迷いが出てきてしまいました
英語学習のやり直しをはじめて四ヶ月目になります。毎日ではないのですが、朝4時に起きて、ラジオ英会話を聞くのが習慣になっています。 ラジオを聞くのが、英語を勉強するのが楽しくなってきました。この数ヶ月 「ラジオ英会話」 一本に教材を選んで、録音してあるのを繰り返し聞いたり、テキストを音読してきました。
そろそろTOEICでも受けてみたいなとまずは単語を強化しようと、書店に向かったところ、英語教材がたくさん出版されていました。インターネットでもTOEICを高得点に取るためには......、というようなハウツーサイトがたくさん出ています。
TOEICや英会話上達にはやはりラジオ英会話にプラスアルファして、単語や他の文法書も勉強した方がいいのでしょうか。巷には英語に関するいろいろな情報が飛び交っていて、正直迷いがきています。
A
自分の目標を見極める
すごいですねえ。毎日朝4時に起きてラジオ英会話を勉強する、しかも習慣化して学習が楽しくなってきた。
大成功ですね。普通はここまでくるのが大変なのです。習慣化してしまったらあとはそれをキープさせればいいだけです。必ずあなたの英語力は伸びます。
さて、次へのステップですが、確かに街にはいろいろな学習教材や情報が氾濫しています。どれも良いように思えて確かめたくなります。そして、あぁ~、やっぱりあの時、あの教材を使わなかったから自分の英語は伸びないんだ。これをやってみればもっと英語力が伸びるぞと、新規のものに手を伸ばしたくなります。
しかし、ちょっと待ってくださいよ。あなたの目標って何ですか?
◆ 英語が話せるようになることですか?
◆ TOEIC で良い点数を取るためですか?
その両方!という答えも聞こえてきそうですね。そう、本当は両方が理想的です。でも目標によってそれに向けての最短学習方法が違ってきます。
将来的に英語が話せるようになって外国人とコミュニケーションを取りたいというのであれば、今やっていることで間違いはありません。ラジオを毎日聴き、真似して口から出し、時にディクテーションを取り入れるといいでしょう。ディクテーションはリスニング力を伸ばす最適で最短の方法です。
TOEICの点数を伸ばしたいのであれば、TOEICの問題集を徹底的にやることです。間違った部分の解説をよく読んで理解していきましょう。また間違っても気にしない、また解説を読んで繰り返すだけです。この作業を試験前 1~2ヶ月間徹底的にやると効果があがります。
会話力を伸ばすのもTOEICの点数を伸ばすのも、共通していえることは 「毎日」 やり続けることです。それから、教材をコレと決めたら、あまりフラフラせずにその一冊を徹底的にやりこなす、というのも大事です。
とは、言っても英語学習は辛いものではなく、楽しいものであるべきです。NHKの語学講座はとても優れたものだと思います。単語はラジオ英会話の中で十分強化できます。それに 「英単語=日本語の意味」 で覚えるのではなく、センテンスの中で単語力を増やしていくのが理想的ですし、最短で 「使える英語」 を身に付ける方法でもあります。
文法もラジオ英会話や基礎英語で強化できるんですよ。あまり手を広げないこと、それがポイントかもしれませんね。
こんなのでお答えになりましたでしょうか?
読者の皆さんはいかがですか?あなたのおすすめの学習法、教えてくださいね。

2010年5月 9日 (日)
『Twitterで英語をつぶやいてみる』(NHK出版)
石原真弓先生の新刊です。
Twitterブームですね。私も最近人にすすめられて始めてみました。この本は Twitter を使って英語学習に活用してみましょうという本で、使える簡単な表現がたくさん出てきます。
英語を使う機会がないと嘆かずに、一日一行コメントでいいから実際に英語を毎日使ってみませんか、と呼びかけています。良いことたくさん書いてありますよ。英語学習者が読むとモチベーションがあがります。
- 習慣化するにはハードルを高くしないことがポイント。
- 完璧な英語にこだわるより、相手に自分のいいたいことを伝えようとすることのほうがずっと大切。
間違いを恐れないでどんどん使っていきましょう。使っていきながら学んでいけばいいのです、というメッセージがたくさん込められています。
「使えるフレーズ集365」も最後のほうについていて、この部分を読むだけでも、ああ、こう言えばよかったのか、と勉強になります。それにしても石原先生、きれい~。うっとりしてしまいます。
700円。本のサイズも厚さもちょうどよく、バックの中に入れて持ち歩くのも苦になりません。ちょっとした空き時間にペラペラとめくるのにピッタリ!読みやすくまとめてあり、編集者の質の高さもうかがえる一冊です。

2010年2月10日 (水)
2010年の「ラジオ英会話」 は注目!!前半は初級編。後半は中級編になりそうですよ。
<講師>
遠山 顕 先生 (Communica, Inc. 代表)
<パートナー>
ケイティ・アドラー さん (ナレーター、俳優)
ジェフ・マニング さん (ナレーター)
おすすめポイント
1) 「基礎英語」 の次はこれ! NHKラジオ講座の 「英会話」 番組決定版。
2) 前期 (4月~9月) は初級編。会話の基礎となる文法を再確認するコーター、USE IT! を新設。後期 (10月~3月) は中級編。スムーズなレベルアップを図る。
3) 毎月 「おとなの英会話」 に欠かせないテーマを設定し、リスニングとスピーキングをバランスよく学ぶ。
テーマ例:
- トラブル英会話
- 天候を語る
- 賞める・批判する
- 過去・未来を語る
よく 「英語を学びなおしたいのですが、何がおすすめですか?」 と聞かれることがあります。迷いなく、『ラジオ英会話』 をおすすめしますね。すっかり忘れてしまっているから基礎英語からやったほうがいいでしょうか?という質問も飛びますが、普通の学校を卒業をし、普通の生活をしてきた人なら、ある程度の基礎は知らないうちに身に付いているものです。日本の中学、高校はしっかりとしたことを教えてくれているのですね。忘れてしまっているだけです。
まずは口慣らし。ひたすらに聴いて、ひらすらに真似る。少し口がなめらかに動くようになったら基礎英語で文法を確認。私が実際にやってきた方法です。少し英語の構造が何となくわかるようになってから文法を勉強すると、あら不思議!ややこしかった文法がすんなりと頭に入ります。からまった糸がスッとほどけていくようでした。

2010年1月 5日 (火)
Q:
発音に関しての質問です。初歩的な質問ですが、音がくっついたり消えたりする部分がよくわかりません。特に冠詞、前置詞など。これらを発音すると、リズムが悪くなるし......。ネイティブの人や英語上級者は意識的に発音していないのでしょうか?それとも聞き取れないだけなのでしょうか?そんなこと、気にしないで聞こえた通りにそのまま練習したらいいのでしょうか?
A:
結論から言います。
そんなこと気にしないで、とにかく聞こえてきた通りに発音してみればいいのです。
まず、「書いてある英語と聞こえてくる英語は違う」 と認識しましょう。自分が今まで知っていた音と、実際の音には違いがあるかもしれません。
英語は音と音がつながることによって、別の音になったり消えてしまうことがあります。これをリエゾンといいます。
例えば......、
I need to find a pencil. (鉛筆探さなくっちゃ)
アイ ニートゥ ファインダ ペンスゥル
「need to」 はくっついて 「ニートゥ」 になってしまいました。
「find a」 もくっついて 「ファインダ」 になります。
他にも例をいくつかあげてみましょうね。カタカナで表現するには限界があるので、あくまで雰囲気でつかんでくださいね。ここでは、少し大げさに表現してみます。
I speak English just a little bit. (英語はほんのちょっとだけ話します。)
アイ スピーク イングリッシュ ジャスタ リロビッ
ポイントは 「just a little bit」 の部分が 「ジャスタ リロビッ」 になってしまうところ。
You have a lot of friends. (友達がたくさんいるのね。)
ユー ハバ ローロォヴ フレンズ
「have a = ハバ」 「lot of = ローロォヴ」 に注目!
Don't do that. (それ、しちゃダメ!)
ドン ドゥー ダ
Don't の最後の t の音は消えてしまうこともしばしば。
Don't step on it. (それ、踏んじゃダメよ!)
ドン ステップ オンネッ
「on it = オンネッ」
All that I need was you. (僕が必要だったのは君だよ。)
オール ダライ ニードゥ ウァズ ユー
「that I = ダライ」
I'm sorry, but I love you. (ごめん、でも愛してるよ。)
アイム ソォリィ バライ ラヴユー
「but I = バライ」
Cut it out! (やめてよ!)
カリル アウッ
「cut it = カリル」 最後の t の音は トゥッ と聞こえてくることもあるし、全く消えてしまうこともあります。
発音は、地域によっても違いますし、人によっても差がでてきます。もちろん、アメリカ英語とイギリス英語でも違います。
この音のリエゾンを理解するのに一番いい方法はディクテーションです。聞こえてきた音を書き出してみるのです。ディクテーションをしていると、今まで知っていたはずの簡単な音が全く別の音に聞こえてきたり、何を言っているのだかさっぱりわからないけれど、ふたをあけてみたら、非常に単純な音の組み合わせだったということに気づきます。
良い質問でしたね。発音のことを文字で表現するには限界があります。本当はリズムやイントネーションもお伝えできたらいいのですが......。何となく雰囲気だけでも伝わっていたら嬉しいです。ご質問ありがとうございました。
こんなこと聞いたら恥ずかしいかも、と思うようなことでもどんどん遠慮なくお便りくださいね。みんなで解決していきましょう。知らないことは恥ずかしいことではないのです。私も皆さんに教えていただくことがたくさんあります。お力をお貸しくださいね。

2009年12月23日 (水)
読者からの質問です。
Q:
50歳を過ぎて英会話の勉強を始めました。4月になるとNHKのテキストを買い、「毎日聞くぞ!」と決心し、夏が来る頃には挫折しているという繰り返しでした。今年『英語5分間トレーニング』を見つけ、これなら続けられるかもと思い、今日に至っています。でも、覚えられないのです。と言うか 勉強のやり方がわからないのです。皆さん どのようになさっているのでしょうか?
A:
どうやって勉強したら伸びるのかわからない、という人、結構多いみたいですね。私の勉強方法は実にシンプルです。一番やっていること、それは
英語をラジオ講座番組の音声と同じになるまで、繰り返し練習する
ということです。ただそれだけです。簡単でしょう?覚えようとしなくていいのです。文章も思い出そうとしなくてかまいません、というより、覚えようとすると、ストレスが溜まるだけでなく、文章構文にこだわるあまり、自然なナチュラルな英語からは離れてしまう恐れがあります。
さて、『英語5分間トレーニング』 がずっと続いているなんて立派ではありませんか!覚えられなくてもいいのです。どうも皆さん、「英語の学習 = 覚える」 と思っている人が多いようですが、一番大事なことは覚えることではありません。何度も英語を口から出して練習することです。
脳で覚えるのではなく口の筋肉に覚えこませるのです。この感覚、なかなか難しいかもしれませんね。リズムですよ、リズム...... 英語のリズムを身に付けたら、英文を口からだすのもそんなに苦ではなくなるのですが、皆さん、その前にどうも英単語の意味を考えたり、文章構造を気にしてしまうようですね。
もし、どうしても自分の言っていることがわからないと気持ちが悪いという人は、日本語の部分を先にざっと読んでしまいます。そして、自分がこれからどんなセンテンスを口から出すのか、大まかなところを理解しておくといいかもしれません。
こう考えてみてください。
新しい曲を一曲歌うことになりました。どうやって覚えますか?
1) 曲を流し全体の雰囲気をつかむ。
2) ところどころ音声を止めながら分解して何度も繰り返してみる。
3) 音声と一緒に歌ってみる。
4) うまく歌えない部分は、また音声をかけてその部分だけをチェック。
5) また音声と一緒に歌ってみる。
6) うぅ~ん、音声と一緒に歌えるって気持ちいい~♪
こんなことの繰り返しではありませんか?さて、あなたは曲の意味を理解して歌を歌っているでしょうか?曲の意味を理解するのは歌が歌えるようになってからではありませんか?詩の意味を分析して理解してから曲を覚えるという人、あまりいないような気がするのですがいかがでしょうか?
もちろん、最初から歌の意味がわかって歌ったほうが良いのはわかりきっていますが、まずは気持ちよく真似して歌ってみましょう。
英語もこの方式でいきませんか?つまり、極端な話は、自分が話している英語の意味がわからなくてもいいのです。上手に言えるようになったら意味を考えてみましょうよ。
この 「カラオケ方式英語練習法」 を密かに普及したいと思っている私です。歌を歌うときって、曲が頭の中で鳴り響いているでしょう?そのくらい英語も聞き込むと理想的なんですけどねえ。
あなたの英語学習法はどんなものですか?教えてくださいな。

2009年12月14日 (月)
またまたユーモアネタです。ユーモアがあるとそれだけで会話が楽しくなり、しかも場がなごみます。
先日、ボランティア観光ガイドをして歩いていたときのこと。
山の手線の電車に乗っていました。電車の中は結構混んでいたのですが、席がひとつ空きました。一緒にいたゲストのひとりが、
「さなえ、席空いたよ。座ったら」
とすすめてくれたのです。でもそこは優先席だったので、
That's a priority seat. I don't want to sit there. I'm pretty old though.
(優先席だからやめておくわ。私、結構年取ってるけどね。)
と言うと、すかさず
You are pretty but not old.
(あなたは、きれいだけど、年は取っていないよ。)
という言葉が返ってきました。わかります?このユーモアの技。
pretty と old をかけているわけです。
pretty old = 結構年を取っている、かなり年配
pretty = beautiful, physically attractive, nice きれい、美しい
思わず
Good one! What a smart boy you are!
(うまいわねえ。頭いいじゃない!)
と返した私です。この言葉をくれたのは、何と 17歳の少年でした。こんなせりふがパッと出るなんて、頭の回転が抜群です。女泣かせな青年になることでしょうね、とパパと笑い合いました。これを言ってくれたのが、もう少し年配の男性だったら、
Oh, yes. I know. (あ~ら、そんなのわかっているわよ)
と答えたんですけどね。ま、ともかく始終こんな調子で楽しいガイドとなりました。会話の中にちょっとしたユーモア、取り入れたいものです。

2009年12月 4日 (金)
またまたやってしまいました。私の失敗談をお届けします。
たまたまネイティヴ・イングリッシュ・スピーカーたちと車で出掛けることがありました。お昼の時間になったのですが、目的地に時間通りに到着するためにはレストランに入っている時間がありません。でもみんなお腹がすいている。そこで私は提案しました。
Let's grab something and have it on the car.
その辺のコンビニにでも寄ってちょっと何か買って、車の中で食べない?と私は言いたかったのです。一瞬、沈黙が走り、やがて皆が吹き出しました。私の英文ミス、わかります???
ひとりのネイティヴが次のように言いました。
Uh... Sanae, I think you can do that but I guess it's kind of dangerous.
(さなえ、やってもいいけど、危ないと思うよ。)
みんなはですね......、私がサンドイッチを買って、車のボンネットの上か屋根の上でムシャムシャと頬張る姿を想像したんですね。そうなんです、in the car と言わなければいけないところを私は on the car と言っていたんですねえ。がっはっは!!
この失敗談を生徒に話したら、「さなえ先生なら本当にやりそうだから恐い!」 と言っていましたっけ。乗り物が train (電車)や plane (飛行機) だったら、on the train / on the plane と前置詞は on を使ってもよかったのかな?
さて、まだ続きがあります。高速のサービスエリアで休憩を済ませ、いざ出発、みんなで車に乗り込みました。助手席に座った私。最近の車は、助手席の人もシートベルトを締めないとダッシュボートの一部にあるランプがチカチカと光っていて消えないようになっているではありませんか。「待って、待って、チカチカしないでよ。今シートベルト締めるから」 と独り言のつもりで 「Don't flash.」 と言ったんですね。
隣に座っていた運転手が変な顔をしました。車の中の空気が一瞬凍り、やがて大爆笑となりました。私には訳がわかりません。なっ、何?何か私、また間違ったこと言った?と思いつつ、みんなの爆笑が静まるを待ってから理由をたずねてみました。
誰かが、「さなえ、そのチカチカ光っているダッシュボード部分を指差しながら言うんならいいわよ。でも直接言ったら、それは別の意味があって、みんなそっちを想像しちゃったのよ。」 と言うではありませんか。
flash の中には、ちょっとした変質者が自分の......ナニをチラつかせる、つまり、いかがわしい行為のことを指す意味も含まれているんですね。
ちょうどその時運転席に座っていたのはアメリカ人男性、皆さん、私が何を言ったかおわかりになりました?
アメリカ人運転手は、エッ?僕?エッー??!ちょうどトイレ休憩を済ませたあとだったこともあり、思わずチェックしてしまったそうです。
今でもこの時のことを思い出すと、ひとりで吹き出してしまう私がいます。まあ、私の英語もこんなもんです。ハイ!


2009年11月 6日 (金)
先月、姉妹都市交流事業に携わってきました。私の生まれ故郷(埼玉県菖蒲町)はアメリカオレゴン州のローズバーグという街と姉妹都市関係にあり、毎年人が行き来し交流が続いています。
毎年、秋になるとあちらから訪問団がやってきます。私はこの時期、スクールをスタッフにまかせお手伝いに出掛けて行きます。今年も成田空港で団体さんをピックアップし、歓迎会、町内見学、茶道体験、座禅体験、温泉旅行とご一緒してきました。
ブログの更新が滞ったのはそのせいでもあります。(ごめんなさいね)
さて、今回、拾ってきたちょっとおもしろエピソードお伝えしますね。
バスの中で一通り何かを説明したあと、
Do you have any questions, comments?
(何か、ご質問、あるいはコメントございますか?)
と言い、反応を待っていると、アメリカ人が口を開きました。
「さなえ、こういうときはそのあとに complaints? ってつけるんだよ.」
あっ!そうかと思いさっそく使ってみる私。
Do you have any questions, comments ... or complaints?
(何かご質問、コメントはございませんか?あっ、文句もあったらどうぞ!)
どっと笑いが出てバスの中は一気になごやかな雰囲気に。それからこんなこともありました。
「バスから降りるとき、荷物は置いていってもいいの?」 という質問に、
You can leave most of your belongings on the bus. However, please take any items of value (wallets, purses, cameras, etc.,) with you.
(お荷物は置いたままで結構ですが、貴重品はお持ちくださいね。)
と言うと、すかさず今後は日本人の乗客から
「財布は置いていけって言ってくれない?俺が面倒みておくから。」
Or if you prefer, you can leave your valuables here with Mr. ○○.
Mr. ○○ will be remaining on the bus and will secure these items for you.
(あっ、お財布は置いていってください。○○さんが気をつけてみておいてくれるそうです。)
Ohhhh.... Be careful, that could be dangerous.
(それって、危ないんじゃないの?)
との声があがりバスの中は始終なごやかでした。
こんなふうに、ちょっとしたユーモアをいつも持ち合わせていること、コミュニケーションを取るうえでは必要なことなんだなと改めて感じました。
ユーモアって会話のスパイスにもなるんですね。もっと勉強しよっと!あ、ユーモアだけではなく、しっかり英語も勉強します。ハイ!!

2009年10月27日 (火)
先日 英語手帳 のご紹介をさせていただきましたところ、読者の方から 「関連のない単語を覚えるって、簡単なようで難しい」 というコメントをいただきました。そこで思いついたのですが......
英語手帳には毎日1個ずつ単語が書いてあります。知っている単語は 「うっしっし!この単語知っている......」 って喜べばいいのです。さて、知らない単語がくせものなんですよねえ~。私がやっている方法をご紹介しましょう。
英語手帳、知っている単語の横にはニコちゃんマークを書いておきます。(^0^) 知らない単語は、その単語が使われている例文を辞書やインターネットを使って探し出してきます。自分が覚えられそう、あるいは、自分に関連がありそうな例文が見つかったときは、そのフレーズを手帳に書き出してみます。
英辞郎 on the Web は例文がたくさん出ているので便利ですよ。
気に入った例文がうまく見つからないときは、もう無視して、その単語は飛ばしてしまいます。またそのうちに出会ったときにお近づきになろうと考えて、もう気にしないようにします。
英単語はこのように仲良くなったり、スッパリ切り離して後追いしない。ま、またそのうちご縁があったらねえ~!くらいのスタンスを取っている私です。

2009年10月25日 (日)
皆さんはラジオ講座をどのように録音していますか?語学講座は録音して何度も繰り返し聞くのが鉄則です。
勝手にラジオ講座番組を録音しておける機械、欲しいけれど値段がどれも高いよなあ~、と思っている人は多いのではないでしょうか?この秋、通販生活が注目して売り出しているのが、ラジオバンクというものです。これなら他のものと比べるといささかお手頃でしょうか? 19,800円
私は商売柄、ラジオ番組を録音しておき、レッスンに使うのが必須です。取り忘れをしたくないので、何台かの機械を組み合わせて使っています。通販生活のカタログを手にしている方、多いのですねえ~。カタログの中で私をみかけたという、たくさんの人から声をかけていただき、こちらがびっくりしております。
このラジオバンク、他の機種と比べると容量が小さい。それが値段の安さに反映されているのかもしれませんが、もともと私は録音したものを長期間は取っておかないタイプなので、まったく不自由を感じておりません。
録音したものは溜めずにその日のうちか、翌日に消化する。
これが私のモットーです。なかなか物が捨てられない主義の私ですが、録音したテープは 2週間以上、溜めない!それを実行するようにしてから英語力が上がってきたように思います。
種明かしは簡単!必ず録音番組に耳を傾けた結果だと思います。録音テープの山が高くなってしまうと、ストレスも高くなってしまう傾向にありませんか?あ~ぁ、これもまだ終わっていない、と過去の番組に縛られるよりも、どんどん新しくなる番組に耳を傾けてみませんか?
もうひとつのコツ:
録音した番組は、最初から最後まで隅々聞く必要はありません。大事なダイアログの部分だけ繰り返し聞くのです。聞き流しはいけませんよ。必ずリスニング&リピーティングをしたり、シャドーイングをしたりして口から出すことを同時にしていると、やがては英語を流暢に話せるあなたの姿が見えてきます。

2009年10月11日 (日)
読者からの質問です。
Q:
私はどうも人と話をするのが得意ではありません。どんな風に会話の糸口をつかんだらいいのかわかりません。何かコツはありますか?
A:
さて、実は、もともと私も人と話をするのがあまり得意ではないんですよ。パーティーなどに行くと、あぁ、何を話そうかしら、と固まってしまうほうなのです。
そこで、私は考えました。話すのが得意でないのなら聞くほうにまわってしまえ、と。自分のことを話すのはやめて、人の話を聞きだすほうにまわろうと考えたわけです。
以前、「相手の言葉を繰り返す」 という会話テクニックをどこかに書いたと思うのですが、もう一度ここに書いておきますね。(いろいろなところに記事を書かせてもらっているのでどこに書いたのだか忘れてしまいましたぁ)
まずは、あなたの話を聞いていますよ、というサインとして、相手が言った言葉を繰り返すのです。これは英会話初級者の方に使って欲しいテクニックです。
<相手> I'm from Canada. (カナダ出身なの)
<あなた> Oh, you are from Canada? (あら、カナダからいらしたの?)
<相手> Yes, I've been here in Tokyo for two years. (東京には2年いるわ)
<あなた>Hmm... two years. (2年ねえ)
<相手> I went to Harajuku yesterday. (きのう、原宿に行ってね)
<あなた>You went to Harajuku yesterday? And then? (原宿に行ったの?それで?)
ってな調子です。相手が言った言葉を繰り返しているだけですね。でも、これって効果があるんですよ。相手は、私の話をちゃんと聞いてくれているんだなと受け止めてくれ気分が良くなります。それに、英語が話せない人からみたら、と~ってもカッコ良く会話しているように聞こえるのです。
さて、上記は英語初心者のテクニックですが、中級以上になったら、相手の話の中から相手が興味のあること、得意としているだろう話をキャッチしてとことん話してもらうように仕向けるのです。話ベタなら聞き役にまわってしまいましょう。相手にしゃべってもらうのです。こうすると自分が楽になりますよ~。
デール・カーネギーの著書、『人を動かす』 の中では 「人に好かれる六原則 」 のひとつとして、「聞き手にまわる」 ということをあげています。「相手の関心を見抜いて話題にする」 とも書かれています。
参考サイト: ウィキペディア(Wikipedia) 人を動かす
聞き上手は人に好かれますよ~♪
このご質問に対して、早くお答えしなければいけませんでしたのに、今日になってしまいました。1週間がたつのって早いのね。ご質問をくださった読者さん、ごめんなさい。

2009年10月 4日 (日)
やってしまいましたーー!!またドジ!!
携帯が鳴りました。電話口の向こうから聞こえてきたのは
Sanae, where are you?
(さなえ、どこにいる?)
とっさに私は何が起こっているのか理解できませんでした。でも、数秒後に頭の中で鳴り響くものがありました。がぁーーーん!!今日は英語講師仲間とのディナーミーティングが入っていました!!それから慌ててタクシーで駆けつけましたが 30分遅れ。実は、このミーティングに参加するにあたりメールのやり取りでもドジをしておりました。主催者に
Thank you for inventing me, Ruth.
(誘ってくれてありがとう、ルース)
と打ったら、他の誰かが
Ruth didn't invent you. Your mom and dad did.
(ルースは君のこと誘ってなんかいないよ。君のお父さんとお母さんだよ。)
と返してきました。私は、しばらく訳がわからず?え~っ?ルースは私のこと誘ってない?だって彼女がメールくれたじゃない。え?私の父と母が「さなえを誘ってやってよ」ってルースに頼んだってわけ?んな訳ないじゃない。第一、父はお墓の中だし、母は英語なんて ABC の A も話せない。と、しばし、ひとりで悩んでいたのでした。そして、よーく自分の打ったメールを見直したら、私は inviting と打つところを inventing と打っているではありませんか。この手のタイポはよくするのですが、そこで突っ込む奴がいるか!
【 invite = 招待する 】
【 invent = 発明する 】
ま、ともかく、慌てて走りこんだレストランで開口一番
I'm so sorry. It completely slipped my mind.
(ごっめーん!すっかり忘れてたあ!)
で、続いて
I'm a forgetful person because my mom and dad invented me.
(私、忘れっぽいのよ。なんせ、父と母が私を作り上げたので)
と言ったら、そこにいたみんながドッと笑ってくれました。誰も怒っていなくて、楽しい会合になり、帰りは、使ったタクシー代を取り返すために、3駅分、歩いて帰ってきました。
I'm a forgetful person. のところを I'm a forgettable person. と言わなくてヨカッタと思いました。もし、言っていたら、例の突っ込み君が、
No, Sanae, you are not a forgettable person. That's why we called you.
(いや~、さなえ、君は忘れられやすくはないさ。だから僕たち電話したんだろ)
って言ったかなあと思ったら、妙におかしくてニヤニヤしてしまいました。
【 I'm a forgetful person. = 私は忘れっぽい。】
【 I'm a forgettable person. = 私は忘れられやすい。】

2009年9月22日 (火)
最近、ゴガクルのページが進化しているのをご存知ですか?
例えば、「お気に入りフレーズ」
ゴガクルの会員になると、自分のマイページを持つことができ、その中に自分のお気に入りのフレーズ集を作れるというものです。
久々に訪れてみたらたくさんフレーズが並んでいますねえ。時々眺めて自分の目的に合ったフレーズや使えそうなフレーズを溜めていこうと思います。音声の付いているフレーズもたくさんあるので、モデル音声を聴いて真似するのに役立ちます。音声の付いているフレーズにチェックを入れ、「テスト」のボタンを押すと、自分が覚えているかどうか確認することもできます。
英作文ではなく英借文によさそうです。
よく生徒さんに言うことがあるんですよ。「自分で勝手に英作文をしない。その代わり普段、練習しているときに、これは!と思う英文を溜め込んでいて、そこから文章をそっくり借りてきて作文すると上達も早いですよ。」
自分で無理に英作文しようとすると不自然な英文になってしまいがちです。それはそうですよね。日本語と英語って一致しないんですもの。そのまま直訳してはいけないんだというところに気付くと進歩も早いというものです。
例えば、私の生徒さんが先日こんなことを言っていました。自分の経営するお店に外国人のお客さんがやってきました。
「その商品は取り扱っておりません」
って言いたかったんですけど、英語で何て言ったらいいんですかねえ?「取り扱う」 っていう英語、何でしたっけ???
実はこれ、We don't have that one. でいいんですねえ~。
えっ!?そんなに簡単でいいんですか? 「取り扱い」 という単語も 「商品」 っていう単語もないじゃないですか!!
はい、英語って意外と簡単な表現で済んでしまうことも結構あるんですね、という例でした。
【その商品は取り扱っておりません】 = We don't have that one.

2009年9月 9日 (水)
読者の方が「疑問文の頭が be 動詞なのか、一般動詞なのかわからない」 とコメントしているのを読んで、ハタと思い出したことがあります。
be 動詞と一般動詞って使い分けるの結構難しいんですよ。私がその違いに気付いたのは、英語の勉強を始めてから 3年くらいたってからでした。それまでは、be 動詞だろうが、一般動詞だろうが滅茶苦茶に使っていました。
下記のような失敗を繰り返していたのです。
(正) I feel OK.
(誤) I am feel OK.
(正) He likes Mutsumi.
(誤) He is like Mutsumi.
疑問文も、「Do で始めるの?」 「Is で始めるの?」 といったことが、とっさにはわかりませんでした。ですから究極の策で
You have a fever? (熱があるの?) ⇒ Do you have a fever?
Still pain? (まだ痛い?) ⇒ Does it still pain?
なんて、通常の肯定文の語尾を上げて疑問文の代わりにしたりということしょっちゅうでした。
しかし、会話ができるようになって気が付いてみると、この肯定文の語尾を上げて質問文の代わりにするというやり方は結構まかり通っていまして、よく耳にします。
私の生涯の英語教育の指針が決まってきました。
・ 英語は口から出して覚える
・ 間違ってもいいから使ってみる
この教育方針で世間に英語を広めていこうと決心する今日この頃です。文法の先生、ごめんなさい!ええ、文法も大事なことはわかっていますよ。特に中学校3年生までに習う文法事項はとても大事です。ハイ!

2009年9月 6日 (日)
読者からの質問にお答えします。
Q:
日本人同士で英語を話す時にどんなことを気をつければよいでしょうか?レベルが低い同士でも練習になるような方法がありましたら教えてください。
A:
気をつけることが 2つあります。とても簡単なことです。
1) 決して相手の英語をバカにしないこと
2) お互いにファニーな英語を笑い飛ばすこと
あと、、もうひとつ付け加えるとしたら
3) お互いに頑張っている自分たちを誇りに思うこと
以上の 3点があれば、 もう恐いものなしです。よく聞くのが、ネイティブと会話するのならいいのだけれど、日本人同士で英語で話すのは気恥ずかしい。文法が滅茶苦茶なのに会話していて、はたして勉強になるのだろうか?ということです。
まず、この 「気恥ずかしさ」 をクリアした人だけが見ることができる世界があります。その世界のぞいてみたいと思いませんか?結構、素敵なところですよ。ダメダメ、タダでは見せてあげません。その世界を見るためには、やっぱり恥を一杯かかなくっちゃね。恥をたーーーーくさんかいた人だけに、そのご褒美として秘密の園をのぞく権利ができるのです。うっふっふ!プライドなんて捨てておしまい!英語とはそんなものです。
さて、私には英語が第一言語ではない友人がいます。日本人ではありませんから、英語が2人の共通語になっています。いつも思うのは、彼女の英語はひどい!でも、通じている。どんなに間違っても彼女はいつも堂々としています。He と She はしょっちゅう間違えるし、He doesn't like と言うべきところを He don't like と平気で使っています。
でも、それでいいんですよ。コミュニケーションのためには、英語を完璧に話すことが大事なのではありません。日本人同士で英語を間違えながら話す ―― いいじゃないですか! とにかく英語を口から出すという作業をしなければ先には進めないのです。だから、間違い英語大歓迎ですよ。
よく赤ちゃんが大人の口真似をして 「あわわわわわ」 「ふんぎゃ、ふんぎゃ、ふんぎゃ」 と言葉にならない声を発しているではありませんか。あれは、言語を操る序章部分なんです。いつのときも準備段階は必要です。
でたらめ英語、大いに結構ではありませんか!それがどうした!?って気持ちになれた人が高みへと登っていけるのです。
もう一度言いますよ。
大事なことは完璧な英語を話すことではありません。英語を口から出すことです。

2009年9月 2日 (水)
読者からの質問にお答えします。
Q:
知っている語彙が少なくて不安です。NHKのラジオ英会話以外に単語を覚えるための本を買って勉強したほうがいいでしょうか?どのようにしてボキャブラリーを増やしたらいいかアドバイスをお願いします。
A:
結論から言います。
NHKのテキスト以外に単語本を買う必要はありません。
理由は簡単です。そんなに勉強する時間がないからです。もし、今手にしているNHKのテキストの中の単語がすべてわかってしまうというのなら、レベルを上げましょう。
「これで自分のやり方が本当にいいのだろうか?」 「もっと効率のいいやり方があるのではないか?」 「もっと別の方法も取り入れたほうがいいのではないだろうか?」
誰もが不安になることです。私も迷ってばかりでした。英会話本や単語本にも手を伸ばしました。でも棚に飾って終わってしまったものがたくさんあります。
英語を勉強し始めて17年間、過去を振り返ってみると、私が本気で手にしてきた本は、やはりNHKのテキストだけでした。語彙が少ないのではないかと不安になったら、NHKのテキストの中にある単語を片っ端から調べてみるというのはいかがですか?そして、なるべく文章の中で覚えるといいと思いますよ。単語は意味だけわかっているのと、センテンスの中での使い方を知っているのとでは雲泥の差が出てきます。テキストの中の例文が難しいなと思ったら、手持ちの辞書で例文の検索をしてみましょう。自分に関連がありそうな例文で覚えるといざというときに使えます。
私がやってきた方法ですので、すべての人に当てはまるという訳ではないかもしれません。でもこれが私がやってきた方法です。
1) 聴いて
2) 真似して口から出す
3) ディクテーション
考えてみるとこの3つだけでした。文法も語彙もディクテーションすることで学んできたような気がします。非常にシンプルなことの積み重ねでした。まだまだ文法力も語彙力も十分だとは思いませんが......。つまり 「何かが不足している」 という気持ちは、いつの時も、いつまでたっても感じる、自然なことなのかもしれません。だから勉強を続けている限りはそんなに心配する必要のないことなんですよ。

2009年8月31日 (月)
英語学習者にとって有名なサイト 「英語を学ぶすべての人へ」 を運営している中田達也さんの結婚式が週末にありました。
中田氏は英語関係の著書をたくさん出していますので、名前で検索するとすぐにおわかりになるでしょう。最近では、2009年4月にスタートしたテレビ・ラジオのクロスメディア番組 『NHKテレビニュースで英会話』 の書籍化にも執筆協力で携わっています。
さて、結婚式は都内の教会で行われ、ご招待を受けて出席してきました。
NHKテレビ「ニュースで英会話」でおなじみの鳥飼玖美子先生もいらしていて、同じテーブルでした。出版社の方や英語業界関係者もたくさんいらしていて、さすがに中田氏の活躍の幅の広さを感じました。
私はこの中田氏のおかがで本が出版できています。ある日届いた出版社からのメールには、「中田氏のご紹介により......」 と書かれていました。年齢はうんと若いのですが、かけがえのない恩師のような方です。うちの息子も中田氏の後輩にあたり、まったく同じサークルに所属していました。
そんなこととは知らずに、ある日、息子のサークルが企画した講演会の話になり、「今度ねえ、うちの大学の先輩で英語界で活躍しているすごく有名な人が来るんだ」 と自宅で話す息子。「へえ~、誰?」 「中田達也さんっていう人」 「えっ!?その人知っている。本人から招待が来ているから、私もその講演会行くわ」 「ぎょ!母よ、何でそんな偉大な人知っているん?」 という奇妙な会話があったことがありました。
結婚式でも中田氏は、「息子さんはお元気ですか?」 と声をかけてくださり、なんとまあ、どこまでも人間的に優れた人だと感心することしきりです。
ある出版社の方が話していました。中田氏と別の業界の有名な方との対談話をまとめたことがあるんだそうです。各別々の業界を引っ張っていくような人の話を聞きながら、ある共通部分を発見したんだそうです。それは......
「ふたりとも、とてつもない努力をしている」
ということだったそうです。やはり天才は一夜にしては生まれないんですね。私にはまだまだ努力が足りないなあ、と感じた週末でした。

2009年8月19日 (水)
読者からの悩み相談です。
Q:
アメリカに住んで 7年になるのにわからないことがたくさんあります。簡単な言い回しさえ聴き取れないことがあり、戸惑っています。どこがいけないのでしょう?
A:
私の知人で、日本に住んで30年になるというアメリカ人がいます。日常生活で困らない日本語力はお持ちですが、日本人同士が普通の速さで話し出すと全くわからないと言います。奥さまは日本人ですので日本人との交流も多いのですが、奥さまの実家に帰っても家族の会話はわからないそうです。お蕎麦やさんへ入っても、普通のおばちゃんが普通に話しかけてくる日本語がわからないと言います。
だからこんな言い方をするのは変かもしれませんが、7年住んでわからないのは当たり前、って考えちゃうのはいかがですか?
こんなことを書くと、「えー、30年その土地に住んでも語学ってものにならないの?」と思ってしまう人がいるかもしれませんが、私はこう考えます。「わからない」と自信を持って言える人は結構問題なくその土地で暮らせるのです。
もちろん通訳などになるのでしたら、それなりに特殊な訓練が必要になってくるでしょうが、生活して困らない程度の会話力があるのならそれでヨシ!っていうのではいけませんか?
英語が聞き取りにくい原因として考えられることはいつくかありますが、下記が大きな比重をしめているかもしれません。
・ リエゾンに慣れていない
・ 人によって発音の仕方、話し方が違う
私は(著書のどこかに書いたと思うのですが)、AFN(米軍放送)を聞いていて、「カメナップ」 がわからなくて......、何度聴いてもわからなくて......、辞書を1冊ひっくり返してもそんな単語は見つからず、ある時、アメリカ人に 「カメナップ」 って何?と聞いたことがありました。そしたらまあ、coming up のことだそうではないですか。わからないはずですよ!coming up がどうして 「カメナップ」 になってしまうのか!トホホでしたね。
それからこんなこともありました。NHKのラジオ講座を聴いていた私。毎回オープニングで 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前が出てきます。「ヒロズ・ミヤ」 さんってちょっと変わった名前だなあ、どんな漢字を書くのだろうとテキストを開きました。どこを探しても 「ヒロズ・ミヤ」 さんの名前はありません。おかしいなあ、番組に係わっている人だから毎回オープニングで名前を言っていのだろうに......、と思う私。
もう、NHKに投書して聞いてみようかしら?と考えているときにひらめきました!そうだ!!「ヒロズ・ミヤ」 さんはいない!!! Here with me a .... と言っていたのでした。このことに気が付いたのは、何と番組を聴き始めてから1年半たった時でした。それまで、ずっと 「ヒロズ・ミヤ」 さんの存在を信じていた私です。
英語にはこうした、音と音がつながるリエゾンが原因でまったく違った音に聞こえてきたり、違った単語であるかのように聞こえてくる言い回しがたくさんあります。
ちょっとおもしろいエピソードがあります。もう何年の前の話ですが、私のスクールに通ってきてくれていた生徒さんのお母さんにある日、「うちの子が最近変なこと言うんだけれど、何を教えているの?」 と聞かれたことがあります。
何と言っているのと聞くと、「便所には 2 (にー)」「便所には 2 (にー)」 と言っているというんです。そんなお下品な言葉は教えていないわと思い、しばし、考え込む私。その時、ピンときました!
Bend your knees. (膝を曲げて)
の練習をした後でした。
「便所には 2(にー)」 = Bend your knees.
「ハンサムクッキー」 = Have some cookies.
などと覚えているのでした。
掘った芋いじるな!! = What time is it? のエピソードは有名ですね。そういえば外国人が日本語を覚えるときに
どういたしまして = Don't touch my moustache.
おはよう = Ohio
と覚えるということを聞いたことがあります。
話がそれましたが、聞き取れないのは、ただ単純にその人の話し方に慣れていないから、あるいは自分が知っている発音の仕方と実際に聞こえてくる音にちょっとした違いがあるからかもしれません。
私も誰かと1対1で会話しているときは何とかなっても、グループで集まって、日本人は私だけなんていうときは、彼ら/彼女らの話していることがちっともわからない、なんてことはしょっちゅうです。そんなときに私がよくやるのは、相手の言った言葉を繰り返すということ......
例えばこんな感じ:
A: I'm a procrastinator.
B: You are a procrastinator. What do you mean?
(あなた「プロクラスティネーター」なのね。それ、どういう意味?)
そうすると、会話にも参加できるし、procrastinator の意味もわかって一石二鳥!
わからなければ、わからないなりに、「わからなさ」、「違い」 を楽しんでしまうというのはどうでしょうか?現地の人たちとドンドンお友達になり、わからなくても気にせずにコミュニケーションをとっていると、違った世界が見えてくると同時に霧が晴れるときがくるかもしれませんよ。

2009年8月15日 (土)
読者から朝早起きしてどんな風に時間を使ってきたのか教えて、とのリクエストがあったので、こちらに書かせていただきますね。

本を読んでくださった方はもうすでに知っていることですが、あるときから午前 4時起きをするようになったのです。早朝って気持ちがいいんですよ。優雅で贅沢な自分だけの時間です。ピンポーンと誰かがくるわけではなく、電話もならない、「お母さ~ん」と呼ぶ人もいない。すごく集中できたのです。
さて、この素敵な時間の使い方ですが......
最初は、たったひとりの朝食から始まりました。自分のためだけにトーストを焼き、コーヒーを入れ、優雅な朝食をいただきました。子育てを経験している人ならわかると思うのですが、朝ってバタバタじゃないですか?洗濯して、ご飯作って、お弁当作って......、自分の口に朝食が入ることはあまりなく、あるいは子供たちの食べ残しで済ます、なんていう人はいませんか?
早起きしてみて、とても爽やかで新鮮な時間があることを発見したのです。
この時間を有効利用しない手はありません。その頃、ディクテーションを始めていましたので、まず朝起きると、前夜録音しておいた番組を聴き、ディクテーションするということを毎朝繰り返しました。
その頃にはディクテーション仲間もできていましたので、朝 5時半までにディクテーションを仕上げ、仲間に e-mail を流しておきます。するとね、何と、午前 7時半までには続々と返事が返ってくるのです。みんな、それぞれ録音してあった番組を聴き、私のディクテーション原稿を読み、自分のディクテーションノートとの違いを指摘してくれるという作業が続いたのです。
私は当時主婦でしたが、ビジネスパーソンの方は、朝、出勤前にこの作業をしてくださるのです。ネットを通してできた英語学習仲間は、やがて私のかけがえのない大事な宝物となりました。もちろん、音読もシャドーイングもしました。そんなことをしているとアッという間に 2時間くらいは過ぎてしまいましたね。
今では、この時間帯にメールの処理をしたり原稿書きをしたりしています。もちろんディクテーションもしますよ。気が付いたのは、この時間起きている人、結構多いということです。実はね、NHK英語講座の先生方、杉田先生、大杉先生、遠山先生、馬越先生など、朝 4時台にメールを流すと、すぐに返ってくるということが何度もあり、びっくりしたことがありました。
いわゆる業界で成功しているといわれている人たちも、この時間帯にはもうすでに活動しているんだということがわかり、早朝は人生を左右するマジック時間帯なのかと思っているこの頃です。
ところで、この「三文の徳」の漢字ですが、「徳」なのですね。私は「三文の得」、お得の「得」かと思っていました。「徳」の意味を国語辞典で調べてみると、
・ 修養によって得た、自らを高め、他を感化する精神的能力。
・ 精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。
・ 身に備わっている能力。天性。
・ 富を得ること。利益。もうけ。得。
なんていう意味があるんですね。知りませんでした。英語だけでなく日本語の勉強にもなりました。皆さん、ありがとう! ちなみに英語では下記のことわざにヒットしましたよ。
↓ ↓ ↓
【 早起きは三文の徳 】 = The early bird catches the worm.

2009年8月 5日 (水)
今日のお話はあまり英語学習には関係ないかもしれませんが......。
実は前回のアメリカからの帰国の際、私は空港で失敗をしていたのでした。最近の航空会社のチェックインはカウンターの職員との対面式ではなく機械で処理することが多いではありませんか。旅慣れた人には何でもないことなのでしょうが、海外にあまり出たことのない私にはドキドキものです。
機械の操作を間違えた私は何とビジネスクラスの座席をとってしまったのでした。どうしてそんなところで間違える!とお怒りの皆さま、すべては私のドジでして......。慌ててカウンター越しに交渉に入りました。ビジネスクラスを取り消して普通のエコノミー、いえ、エコノミープラスという、ちょっと広めの座席にして!とお願いしました。
もちろん、シアトルですので、この交渉は英語でしないといけません。みたところ日本人職員はその場にはいそうにもなかったので。カウンターの中の職員は、「まったくもお、この忙しい時に面倒な処理をさせて。赤伝票の切り方なんか知らないわよ。あなたが間違えたのが悪いのよ。もうこのままビジネス乗っちゃったら」という表情が明らかに顔から見えます。
長~~い時間がかかった後、「はい、これ、あなたの新しい座席番号ね」と新規のボーディングティケットをくれたのはいいけれど、赤伝処理の清算書はなし。何か証明になるものをというと、そんなのないわよ、と言いながらも、手書きで refund と書いたビジネスクラス用のボーディングティケットのコピーを手渡してくれました。
何とか帰国。しかし、それから1ヶ月後、届いたクレジットカードの請求書には、な、な、何とビジネスクラスの金額が......。ガ、ガーン!クレジットカード会社に問い合わせると、赤伝票は届いていないとのこと。
ユナイテッド航空の日本支社、担当部署であろうところに事情を説明するメールを送りました。証明になりそうなボーディングティケットの半券番号なども添えて。
この時点では、もうユナイテッドに乗るのはやめようと思っていました。
でもここからのユナイテッド航空の日本の職員の方の対応は、実に見事でした。まず、ビジネスクラスの料金を請求してしまって申し訳なかったとの謝罪、料金をお返しするのでクレジットカードの請求書の控えをFAXで送って欲しい。迷惑をかけてしまったのでエコノミープラスへの割り増し料金はいただかない旨のメールが入りました。
良かった、お金は返ってきそうだし、えっ!エコノミープラスへの料金も払わなくていいの?とちょっとお得な気分になり FAX を送信。
普通はこれで伝票処理をしておしまい、だと思っていましたら、さっそく担当者からFAXを流してくれたことに対するお礼ときちんと確認が取れましたとの報告が入りました。そのメールの迅速さといい言葉使いといいとても丁寧だったので、この担当者に簡単なお礼メールを送っておきました。
そうしましたら、ここからがユナイテッド航空さん、違います!担当者の上司である予約部長代理さんから、さらに丁寧なメールが入りました。一部を引用させていただきます。
=====================================================
この度は弊社の職員に対して暖かいお褒めの言葉を頂戴し誠にありがとうございます。このようなご親切なお言葉が、いかに職員にとってまたユナイテッド航空にとってありがたく励みになることか計り知れません。今後のサービスに対してもさらに熱が入ってまいります。
お褒めの言葉は、どんなに心に抱いてもそれを形にするのにはお手間と貴重なお時間がとりにくいものです。川本様がわざわざ大切なお時間をさいてメールを書いていただいたこと重ねてお礼申し上げます。
=====================================================
しかも最後には、「お仕事・英語教育界でのますますのご活躍とご成功を心よりお祈り申し上げます。」と結んであるではありませんか?エッ?どうしてこの人、私が英語業界に携わっているのを知っているの?と思ったら、私は普段メールの最後の書名欄に自分のスクール名とホームページのURLを記していたのでした。きっと、この方は私のホームページをのぞいてくれたに違いありません。
トラブルが起きたときの対応次第でその会社への信頼度は良くも悪くもなり、それはたったひとりの言動で決まる、ということを思い出させてくれました。一連の騒動で、すっかりユナイテッド航空への印象が良くなり、また乗ろうと思っている自分がいます。
今日は英語そのものの話題からはそれましたが、ちょっと久々に心がポッっと温かくなったので皆さんとシェアしたくなりました。そして、いつも私が思っていることを改めて感じ入った次第です。
最後に勝つのは語学力ではない、「人間力」である、ということです!
皆さん、完璧な英語を目指すのではなく、人を思いやりながらコミュニケーションが取れる英語、目指しませんか?

2009年6月27日 (土)
さて、私たちの旅ですが、行く先々で友人、知人たちが出迎えてくれ、あちらこちらで歓迎パーティーがあり、みんなが手助けしてくれてかなり甘やかされております。私の生徒はいきなり英語の渦に放り込まれて戸惑いながらも、ひとりでフットネスクラブに出掛けたり、買い物を楽しんだりしています。
「ひとりで買い物をしたり目的地を探し出したりできても、パーティーとなると、あなたたちの話している英語がわからない。こういうところに来ると、いかに英語ができないかよくわかる。」なんて落ち込んでいますが、どうして、どうして頑張っていますよ~。友人たちは「こんな優秀な生徒がいるなんてさなえのスクールは大成功ネ!」と言ってくれていますから。
・ 完璧な文章で話そうとしない。
・ 片言でもいいので単語を並べてみる。
・ とにかく話しかけてみる。
・ 笑顔は世界の共通語!
・ 英語はわからなくて当然と割り切る。
ま、こんなところがポイントでしょうかね???私だってすべてがわかって会話しているわけではないのです。

この飛行機でサンフランシスコからユージーンへ

ホストファミリーのご主人、スティーブさんが見せてくれた自家用機。もう操縦しないので只今 on sale だそうですよ。日本人で誰か買ってくれる人はいないかと言っていたので、ブログに乗せて買い手を探すわと言っておきました。

ホストファミリーのダイアナさん。オレゴン州ローズバーグにて。

この緑と空の色に癒されます。ボートで釣りにつれて行ってくれたジョンさん。

なつかしい人々との再会。オレゴン州ポートランドにて。

2009年6月15日 (月)
ある大人の生徒さんの話です。先日電車の中で NHKのテキストを片手に、イヤホーンを耳に突っ込んで録音してあった放送を聴いていたんだそうです。
ふっ、と気付くと、ちょっと違った空気を感じます。なんだか周りにいる人が彼女をみてクスクスと笑っているような気がしたというんですね。
あまりにも夢中になって黙っていたつもりが声が口から漏れていたんだそうです。
「立派じゃないですか!そんなの気にしないで、ドンドン続けてくださいねー。」
と声をかけておきました。先日、街で偶然この方にお会いしました。彼女、嬉しそうに、
「先生、見てください。」
と取り出したのはボロボロになった NHKのテキスト。いつでも持ち歩いて時間さえあれば開いて練習しているんだそうです。
こちらは別の生徒さん:
朝の散歩のとき、ブツブツと英語を口から出しているんです。気持ちがいいですよ~。でも向こうから人が来ると、そのときだけ黙っちゃうんです。
あっはっは! そんなこともありますね。でも散歩をしている人の口から英語が聞こえてきたら、カッコ良くないですか?
あなたの隙間時間利用法、教えてくださいね。

2009年6月 4日 (木)
読者からの情報によると、英語学習を続けてモノにする人は、10,000人にひとりの割合だそうですよ。10,000人にひとりですって!!??
そういえば、どこかの英会話学校の先生が言っていました。スクールに通ってきている人で、英語が本当に話せるようになる人は、100人にひとりだそうです。
そう考えると、手前味噌になりますが、うちのスクールの生徒さんたちは本当にスゴイと思いますね。スクールのやり方としては厳しいほうなので ...... (いえ、厳しいとは言いません。英
語を生活のリズムに組み込んでもらうだけなのですが ......) ついていけなくてやめていく人もいます。でも、残っている人は確実に話せるようになっています。
全く話せないところからスタートして自分ひとりでネイティヴと堂々と渡り歩けるようになった人がたくさんいます。生徒さんたちをとても誇りに思いますね。
やっていることは、NHKメソッド。NHKラジオの講座に毎日耳を傾けること。必ず口から出して、レッスン日の前日まで練習してくること。つまり、スクールで練習するのではなく、自宅で練習し、スクールではどのくらい練習してきたか披露してもらうのです。
今まで高いお金を払って有名英会話スクールにも通ったことがあるけれど、この学習方法は一度もしたことがなかった。スクールに行ってその場で教えてもらうのもだと思っていた。ネイティヴの先生についていれば自然に話せるようになるのかと思っていた。でも違っていたんですね。だからいつまでたっても英語が話せなかったのだ。
そこに気付いた人は、上達が早いですよ!

2009年5月15日 (金)
ラジオ放送を録音するときにトークマスタースリムを使っています。タイマーをセットしておけばラジオの音声を勝手に録音しておいてくれるというものです。以前は MD を使っていたのですが、最近はもっぱらトークマスターになりました。
教室に通ってきてくれている大人の生徒たちも次から次へとトームマスターに切り替え、今では大人の生徒さんはほとんどの人がトームマスターを持っています。
ちょっとお高いので買うまでに思い切る必要があるのですが、英語学習は時に先行投資も必要になってきますね。ただし、買ったからには使うこなさないといけません。
では、トークマスターの利点と、ここがこうだったらもっといいのになあという点をあげてみますね。
◆ トークマスターの利点
録音のし忘れがない
タイマーをセットしておけば、勝手に録音しておいてくれます。これが最も便利で嬉しい利点ですね。たとえトークマスターを使って復習しているときでさえ、時間になったら強制的に録音を開始してくれます。ですから、うっかり忘れてしまったということがないのです。
A→B 間の音声を繰り返し聴くことができる
ある一定の区間を何度でも繰り返し聴くことができます。
私は初代のトークマスターも持っているのですが、初代のときは使わずに押し入れに入ってしまっていました。なぜなら音声があまりよくなかったからです。改良を重ねたらしく、今では音声が抜群によくなりました。
ただし、購入時は録音設定が 32Kbps になっているのですが、この設定を 64Kbps に変えてあげる必要があります。そうでないと雑音が気になるかもしれません。
また、録音するときには、ラジオの音声がきれいに入るかどうかきちんと確認しましょう。ちょっと向きを変えただけでも録音状態や雑音の入り方が違ってきます。
持ち歩ける
録音したら別のものに移さずそのまま持ち運べるのが便利です。ポケットやバッグにスッと入る大きさで、旅行に行くときも便利になりました。以前はカセットデッキを旅行のたびに持ち歩くか、あるいは旅先ではラジオを録音するのをあきらめていました。
カッコ良い
持っていると、「あっ!それなあに?」 とよく聞かれます。パッとみると、iPot のようにも見えるけれどそうじゃない。注目されます。
◆ こうだったらいいなと思う点
頭だし機能、しおり(トラックマーク)がもっと入るといいな
ひとつのファイルで 4ヶ所しか頭だし機能が使えません。聞き始めたい箇所に「しおり」マークを入れておくと、その箇所から聞き始めることができるのですが、私の場合、4ヶ所ではぜんぜん足りません。ファイルを分割すればいいのかもしれませんが、MDと同じようにトラックマークがもっとたくさん入れられるといいなと思います。
でも、これを友人、知人に話したら、「でも、そんなにたくさん 「しおり」 を入れたがっているのは、川本くらだよ。普通の人は 4ヵ所あれば十分。」 という声があがりました。
いいえ、私は 40ヶ所くらい欲しいのです。それに一旦 「しおり」 を入れると、すぐその後ろにまたマークを入れることができない。「しおり」 と 「しおり」 の間は、ある程度の間隔が必要なのです。それなら A→B 間の繰り返し機能をつかえばいいんじゃないの? との声もりあますが…… ふんぎゃぁ~!
ファイルの削除に時間がかかる
私は昔から録音テープを溜めておかない主義なので、2週間以上前のファイルは思い切って消してしまいます。溜め込んでいても聴かないのをしっているので……。ファイルは一括削除かひとつひとつファイルを消さないといけないのですが、これが結構時間がかかる。携帯電話の選択削除のような機能がついているといいのになと思います。
いずれにしても、ラジオ英語講座とトークマスター、切り離せないアイテムかもしれませんね。

2009年5月 6日 (水)
英語の勉強はしているものの、アウトプットの練習はどうしたらいいものかという質問が結構多く舞い込みます。参考になるかどうかはわかりませんが、私がやってきた方法を少しご紹介してみますね。
(1) とにかくモデル音声の真似をした
いつかは誰かとこのせりふを使って会話するぞ、と想像しながら、ひたすらひとりで練習しました。結局はこれが究極のアウトプットの方法であり、この練習なしには会話は始まらなかったと思います。
(2) 自分に話しかけた
バカみたいにみえるかもしれませんが、自分に英語で話しかけ、自分で答えていました。
(3) 公民館英語を利用
自分の口で自分ひとりで練習するのが基本だとしたら、その次はやはり誰か本物の相手と会話してみたいですよね。実は、(1) と (2) の自分ひとりでアウトプット練習の部分をカットして、この (3) あたりから入りたい人が多いような気がしますが、私は (1) (2) の訓練は今でも続けています。
公民館では日本人学習者とネイティブの先生ひとり。週に1度で、ときにはちっとも発言できず、ただ聞くだけで帰ってきてしまったことも多々ありました。なかなか口がはさめない自分がいたのです。
ここで、先生がよくない、グループが合わないなどと思ってしまいがちですが、本当にそうでしょうか? 話せないのは先生のせいですか? 他の日本人のせいですか? 自分に問い掛けてみましたが、返ってきた答えは、「さなえ、あんたが悪い!あなたが自分から口を開かない限り、英語はいつまでたっても話せるようにならない」 というものでした。
(4) ネイティブが多く所属している組織に入った
JALT (The Japan Association for Language Teaching) に入りました。月に一度、ミーティングがあり、教授法などをシェアしたり学んだりする組織です。多くのネイティブスピーカー、またネイティブと同等に論議できる日本人がたくさん所属しています。これは私にとってかなりの刺激となりました。今でもネイティブ同士で話し始めるとわからないことがたくさんありますが、ま、そのうちわかるようになるだろうと、焦ることをやめました。
(5) English Cafe の利用
英会話スクールではない、サークルでもない、気軽に英語が話せる場所が欲しいと思いました。都内には English Cafe なるものが結構あるのですが、どこも午後から夜にかけて開催しているところが多く私の時間帯と合いませんでした。
それなら作ってしまおうと、自分の仕事が入っていない、日曜日の午前中の時間帯を利用して Sunday English Time なるカフェをオープンしました。6年前のことです。普段はアイリッシュパブなのですが、日曜日、閉店時を利用させてもらっています。
お店のオーナーも空き時間帯を何かに利用したいと考えていたので、利害関係が一致したということです。最近は県内からだけでなく近隣県、遠方からも出張のついでに寄ってくださるような人もいて、大変有り難い限りです。
日曜日、みなさん朝寝坊したいでしょうに、しっかり起きてきてくださるんですよ。学習熱心な方ばかりが集まってきてくださいますので、雰囲気も大変良く、皆さんに感謝しています。
(6) ボランティア通訳
プロではないのでお金はいただけませんが、自分の英語力向上のためにやっています。姉妹都市交流事業のお手伝いをしたり、外国から日本へいらっしゃる観光客に付いてあちこちをご案内して歩くということをしています。
このように常に英語を話さなければいけない環境に自らを追いやるようにしてきました。少し、無理かなと思っても、背伸びしました。お住まいの地域によっては、このように環境が整わない場所があるかもしれませんね。最近はネイティブスピーカーが日本全国、かなり田舎にも ALT として派遣されています。思い切って声をかけてみる、なんていかがでしょうか?意外とネイティブたちも日本人の友人を欲しがっているものです。
ただし、ここでひとつだけ気をつけたいこと、それは、彼らを自分の英語の練習台にしない、ということです。純粋にお友達になることを目指し、困っていたら手を差し伸べる、自宅に招待してみる、なんていうところから徐々にお友達の輪が広がるといいですね。
お金に余裕のある人は、海外旅行に出てどんどん刺激を受けてくる。仕事が長期で休めないような人は、「電話や Skype で英会話」 なんてのもありますから利用してみるのもいいかもしれませんね。

2009年4月25日 (土)
読者からのメールです。同じように悩んでいらっしゃる方がきっといるのではないかと思い、この画面で回答させていただきます。
Q:
私は、この4月から、ラジオ英会話を始めた33歳の主婦です。なんと、佐奈恵先生と同じく 32歳の時、英語やろうかなあ、と思い立ち今年の 1月の英検で 2級をとりました。自分の今のレベルを知りたくて受けた英検でしたが、合格した今も自分がどのくらいのレベルにいるのかわからず不安でたまりません。
試験の長文は読めるし穴埋めもできるけど、スカパーの子供向けアニメを英語の音声にすると全く意味がわかりません。こちらのサイトで先生が書いていらっしゃるような英文を組み立てることもできないと思います。
試験の級ではなくもっと実践的な力を身に付けたくて、遠山先生のラジオ英会話を聞くことにしたのですが、今日からラジオドラマを聴くというテーマになりました。これまた、耳で聞いているだけでは全く何の話なのかわかりませんでした。
ダイアログのテーマを音読して空で言えるようになるまで繰り返し練習することはとても楽しくてこの 20日くらいでリズムができたと思っていたのに、今回のレッスンを聞いたら、また、「無理かも……」、と思ってしまいました。
先生は listen for it の聞き取りや english theater のところは毎月どんなふうに勉強されていましたか?スクリプトを見てしまってもいいのですか?また、英文を書くための練習はラジオ講座とは別に何かしてらっしゃいますか?質問ばかりですみません。今日はかなりへこみぎみです。どうか、よいアドバイスをお願い致します。
A:
英検 2級を持っていらっしゃるのですね。スゴイではないですか! 自信を持っていいですよ。私が英語の勉強を始めたときは、英検 4級の問題でもつまづくものがありました。自分の実力がわからなくて不安になる気持ち、よくわかります。
まず、スカパーの子供向けアニメの英語がわからないとのことですが -- 私もすべてはわかりません。ちょっとわかる部分があったらラッキーと思うことにしています。映画も字幕なしではストーリーさえも追えないものもあります。「ラジオ英会話」 の 「ラジオドラマ」 の部分は結構上級です。耳だけで聞いてわかる人は、かなり英語ができる人です。かなりってどのくらいかと言うと、ネイティヴと対等に渡り歩ける人でしょうね。
私は教室で生徒さんに対し、「ラジオ英会話」 を聴くことを毎日の日課にしてもらっていますが、Listen for it や English theater の部分は思い切ってカットしてしまっていい、と言ってあります。まずはダイアログの部分に集中する。とにかく口を使って声を出して練習し、リズム、イントネーションがラジオと同じように言えるまで練習する。これだけを毎日続けてください、と話しています。もちろん聴くのであればスクリプトを見てかまいませんよ。
1週間に1度、教室に来たときには、どのくらい練習してきたか披露していただきます。コレだけを続けて数年、生徒さんたちは着実に話せるようになってきています。
英文を書くための練習は、ラジオ講座の他に、友人に英文メールを書いています。間違っていようがどうしようが、とにかく書く、ということを続けています。たとえ数行メールでもかまわないではありませんか。
いつも思うのですが、大事なことは完璧に仕上げることではありません。「毎日」 続けることだと思うのです。聴き取りが完璧になるまでには、そうですねえ~、私は今から 30年くらいかかるかなあ~。
そうそう、誰かが講演で話していました。「英語学習者は、グシャっとつぶれてもスポンジのようにしなやかに戻る心を作りましょう。へこんだままになる粘土になってはいけません。」 と……。私もへこんだこと、何千回もありますし、今でも、「あぁ~、わっかんないよ!!」 とへこむこと多々あります。でも、また復活して学習を続ける力はつけたかもしれません。
結局のところ、英語ができる人とできない人の違いは
「続けるか、続けないか」
それだけだと思うのですが、いかがでしょうか? 読者の皆さま、あなたはいかがですか? 落ち込んだり、へこんだりしたとき、どうしていますか?

2009年4月17日 (金)
読者からのメールにお答えしています。ご本人には了解をとってあります。
Q:
「ラジオ英会話」 か 「入門ビジネス英語」 かで悩んでいます
中高と受験英語に取り組みましたが、英語は不得意のままで大学時代に英検準2級まで取得しましたが、就職後は英語の勉強をおろそかにしていました。
昨年夏から英語を勉強しようと色々、試行錯誤しておりますがパッとしない状況で悩んでいたところ川本様の本を知りました。
「NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法」 では講座は1本に絞るとありますが、私は 「ラジオ英会話」 と 「入門ビジネス英語」 のどちらの講座で学習しようか迷っておりまして、今回ご連絡させて頂きました。
「ラジオ英会話」 は平日5日間放送されているが、「入門ビジネス英語」 の内容のほうが私自身が気になる。「入門ビジネス英語」 は平日2日間の放送で、放送時間が少なく感じるが内容は 「ラジオ英会話」 よりも興味がある。
という上記の2点でどちらの講座が良いか迷っております。
「入門ビジネス英語」 は放送時間が少ないから、同時に学ぶのも一つの手かなとも勝手に思っております。良いアドバイス等が頂ければ幸いです。
A:
本を読んでくださり、感謝申し上げます。
結論から申し上げますね。「入門ビジネス英語」 をメインの教材にして、「ラジオ英会話」 はサブにするといいでしょう。
あくまでも 「入門ビジネス英語」 を中心に勉強します。ビジネスの現場で使えそうな便利な表現がたくさん出てきています。エドさんとケイさんのやり取りもおもしろいですですね。余裕があったら、「ラジオ英会話」 は聞き流し程度に耳を傾けておくといいでしょう。
入門ビジネスで出てきた表現を口から何度も出して練習しておくと、とっさのときに役にたちますよ。
ここからは本に書いていないことです。
・テキストは1本に絞る
・英語学習はTVよりもラジオ
私は本の中でこううたっていますが、それはこれから英語を学習しようとしている人、あるいは、長年英語を勉強している割には、どうも英語が話せるようにならない、あるいは上達が感じられないという人向けのアドバイスです。
ある程度英語がしゃべれるようになった人は、もう好きなものを自由に組み合わせて、英語力をキープしていけばかまわないと思います。
初、中級者が英語の力を伸ばそうとしたら、ある程度時間をとって真剣に英語と向き合うことが必要なのです。本気でやろうとしたら、テキスト1本分が限界のはずです。
つまり、NHKのテキストはどの番組も非常によくできていますので、隅から隅まで目を通していると、1回分の放送で1,2時間は軽く勉強できるくらいの充実度なのです。
また、15分の放送分で、1,2時間くらい勉強量が必要なくらいのレベルのテキストを選ぶのもポイントです。聞いただけでおしまい、あるいは聞いているだけで簡単にわかってしまうようなら、その上のレベルのものを選ぶべきです。
もちろん、テキストは隅から隅まで目を通す必要はありません。大事なのは、ダイアログの部分です。あの部分をテキストを見ずにシャドーイングできるようになるまでを1日の目標にするといいでしょう。

2009年4月12日 (日)
読者からの質問にお答えします。
Q:
スピーキング力が伸びないのが悩みです。どうしたらスピーキング力を伸ばすことができるのでしょう?
A:
さて、スピーキング力が伸びないとのことですが、そう思っているのはご自分だけで、実は結構話せる人がたくさんいます。あなたもそのひとりではありませんか?
スピーキング力をもっと伸ばしたいと思ったら、やはり話す訓練をしないといけません。話す訓練というと、すぐに誰か話し相手がいなくてはと思うのですが、実はその前の段階の「自分ひとりで英語を口から出して練習する」という部分が意外と大事なんですね。
誰かと話すためには、事前に話すための準備をしておかなければ、とっさのときに英語は口から出てきてくれません。コレを克服するためには、日頃から 「ひとりブツブツ練習」 をしておくことです。
英語を聴いたら、真似して口から出してみる
イントネーション、声の高低、間の取り方、スピードが同じになるまでセンテンスをひとつずつ練習しておくといいですよ。この訓練は毎日必要です。TVや映画も観たら、登場人物と同じように真似して英語を口ずさんでみるのです。この時は自分が俳優や女優になったつもりで少し大げさなくらいにやってみると効果抜群です。
この練習なくして実際の会話はありえないかもしれませんねえ。さあ、あなたは女優!台本を読むがごとく、毎日 「英語ブツブツ練習」 しましょうか。

2009年4月11日 (土)
読者からの質問にお答えします。
Q:
洋書ですが、なにかお勧めのものがありましたら教えてください。
A:
自分が興味のある分野を読むのが一番です。読んでいて楽しいと感じなければさっさと新しいものと取り替えるといいでしょう。小説でもよし、ミステリーでもよし、実力があればノンフィクションなどに挑戦してみるといいかもしれません。
購入するとなると高額になりますので、中古や図書館などを利用するといいかもしれませんね。都内には洋書専門の古本屋もありますので、チャンスがあったらのぞいてみるといいでしょう。
Good Day Books (恵比寿) 洋書の古本がたくさん置いてあります
私は、子どもの絵本をよく活用しています。そんなに難しくなく、絵も楽しめて、以外と知らない単語も混じっていたりします。Oxford や Longman では薄い学習者向けの書物をたくさん出していますので、初心者の方にはおすすめです。
ペンギンリーダーズ
Oxford Reading Tree シリーズ
意外とおもしろいのが、Brain Quest という子供向けの知識カード集。いや、クイズ問題集といったらいいかな?ネイティブの子どもたちが使うものですが、ちょっとしたトレビアクイズになったり、知識の宝庫になったりします。英語のレベルは小学生用でも結構手強いです。算数や地理、歴史を英語で学んでみたいという人の初歩編としてもおすすめです。アマゾンジャパンでも購入可能です。
もう1冊のおすすめは THE WORLD ALMANAC FOR KIDS
こちらは子供向けの年鑑本ですが読むのはなかなか手強い。音楽やスポーツ、歴史、地理、科学など興味のある分野だけペラペラとめくるだけでも楽しいです。オンラインでも読めますが、手元に置いて暇なときに眺めていたい1冊です。

2009年3月28日 (土)
英語をゆったり楽しんでいくうちにものしりに
さて、春の新講座楽しみですね。過去に何回か申し上げているように英語を本気で上達させたいと思ったら集中する講座はひとつです。
大人の方でしたら、月曜日から金曜日までは「ラジオ英会話」、あるいは「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」 をお聴きになる方が多いのではないでしょうか?
では、土日はどうするか?もちろん復習をするという方、立派です。岩村圭南先生の 「英語5分間トレーニング」 は毎日5分間、365日お休みなしですので、毎日口から出して練習すると決めている方もいるでしょうね。
土日は優雅に「英語ものしり倶楽部」の会員になるなんていかがですか?会員になるといっても何もどこかに登録するというわけではありません。
土曜 午前 6:30 - 7:00
土曜 午後 11:00 - 11:30
日曜 午前 9:30 - 10:00
上記のいずれかに30分、ラジオに何となく耳を傾けてみませんか?
ダンディな大杉先生と若くて美人なリサさんのコンビは抜群
大杉正明先生とリサ・ヴォートさんがご担当される「英語ものしり倶楽部」は大人のための優雅な英語知識箱です。大人のためと言いましたが、もちろん中学生や高校生が聞いても楽しめますよ。
今年で2年目に入ったこの倶楽部、大杉先生の英語うんちくは聞いていて飽きません。何を隠そう私はこの大杉先生がラジオ英会話をご担当されていたとき、英語に夢中になりました。その語り口はラジオを聴いている人を英語の世界へといざなってくれます。
この番組は「英語」と「ものしり」、そして「倶楽部」の3本の柱があります。昨年度に引き続き、各界の著名人には大杉先生が英語でインタビューする「Weekend Session]、英語の歌を楽しむ「Music Notes」は私も楽しみにしているコーナーです。
4月号の歌、何だかご存知ですか?4月18日(土)/19日(日)は大杉先生が選んだ When a Man Loves a Woman ちょっと歌詞をのぞいてみたら何とまあ、甘い台詞が並んでいました。
When a man loves a woman
Can't keep his mind on nothin'else
男が女を愛するとき
他のころは何も考えられない
……ロマンチックですねえ。そして翌週の 4月25日(土)/26日(日)はお若いリサ・ヴォートサンが選んだ You are Everything です。「あなたがすべて」なんて、そんなぁ、言われてみたいわ。
直木賞作家の村山由佳さんの朗読、聴かないと損
そして4月の目玉は何と直木賞作家の村山由佳さんが「不思議の国のアリス」の翻訳話を、ご本人の翻訳朗読も含めてしてくださるそうですよ。話も面白いし、朗読がこれまた上手なのでぜひぜひ聴いてみてください。
どうしてそんなこと知っているのかって? NHKの英語講座にいつもアンテナを立てている私のところには、時として素敵な噂の風っていうやつが流れてくるのです。なんだかワクワクして聞き逃せなくなりました。
土日は、少し気分をゆったりと、コーヒー片手に英語ものしり倶楽部で決定です。
さて、読者の皆さんからの質問、まだまだ私のところに届いています。順番にアップしていきますので、少しお待ちくださいね。

2009年3月27日 (金)
質問シリーズのつづきです。春だからなのか、たくさんの質問が舞い込んできています。順番にお答えしますので、皆さん、ちょっとお待ちくださいね。
Q:
今年、大学2年です。英語をペラペラに話せることが、目標です。大学1年に、英検準1、TOEIC 710点を取得しました。今後は、英検 1級、TOEIC 900前後を目標にしています。
今回、メールをしたのは、入門ビジネスと実践ビジネス、英作文、話す、洋書について伺いたいからです。入門ビジネスと実践ビジネスは、去年もやっていました。就職したら海外でも働きたいので。
平日は、学校 休日は、バイトのためあまり復習ができません。それでも入門ビジネスと実践ビジネスのテキスト以外で、シャドーウィング、デクテーション、音読をしています。それで、今年は、せっかくやっているのだから効果をあげたいのです。なにかいい方法ありますか?去年のテキストは、なにか使い道があれば、教えて欲しいです。
英作文は、普段あまりしていないのですが何か良いトレーニング法はありますか?
話すことに関してですが、英会話サークルは有益ですか?
洋書ですが、何かお勧めのものがありましたら教えてください。
A:
わあ、たくさんの質問をありがとうございます。大学 1年生ですでに英検準1級とTOEIC 710 点を持っているなんて恐ろしく英語の実力高いですね。このままいけば、英検 1級合格、TOEIC満点も夢ではありません。近い将来実 現するでしょう。
試験と英語ペラペラは別
英語がペラペラになりたいとのことですが、試験で良い成績を取るのと、英語が話せるようになることは別です。ですので、スピーキングに力を入れたいのであれば試験勉強とは違った訓練をしなければいけません。
現に英検1級やTOEICで高得点を持っているのに、会話がスラスラとできず苦労している人をたくさん知っています。逆に TOEIC 700点くらいでも、実に流暢にネイティブたちと楽しそうに会話できる人も知っています。
話せるようになるためには、やはり話す訓練が必要になってきます。話し相手がいなくては練習できないと思うかもしれませんが、これが結構ひとりでもできるんですよ。「ひとりブツブツ練習」というやつです。ご質問者の場合は、シャドーイングを取り入れているようなので、話す訓練はできていますね。
話す訓練のためには英会話サークルも非常に有効だと思いますよ。ただし、真剣に取り組んでいるレベルの高いところを探してくださいね。
毎日の訓練がキー
効果をあげたいのであれば、やはり何としてでも「毎日」の訓練を取り入れる必要があります。仕事で忙しいから、今日は疲れてしまったから、誰か人が来たから、他にやることがたくさんあるから、などはすべて言い訳です。
(あれぇ、今日はちょっと言い方がきついかなあ。)
私はよく、「英語と歯磨きを同じレベルまで持ってくると上達しますよ」 と言うのですが……、つまり歯磨きは毎日しないと気持ちが悪いですよね。英語も学習しない日は気持ちが落ち着かない、というようになればこっちのものです。1週間に1、2度まとめて勉強するよりも、はやり「毎日コツコツ」のほうが効果は出ます。
それからいつも言っていることですが、効果を出したければ、「あまり手を広げ過ぎない」 というのもポイントです。テキストはコレ、と決めたら1冊にフォーカスします。今日は Aの教材を使って、明日は Bの教材に手をだしてみて、それだけでは不安なので、C の教材も使う --- これでは効果は半減してしまいます。ひとつの教材にスティックする必要があります。
昨年度のテキストは、「あれ?あの言い回しは何て言うんだっけな?」 なんていうときに役立つでしょう。時々眺めて、自分の学習の記録をたどりニンマリするのもいいかもしれません。
英作文のトレーニングには、私は文通をしています。文通なんていうと古いですね。海外に住むネイティブたちと e-mail のやり取りをしています。毎日一行メールでもいいのでしていますね。もっとも、一行メールでも気持ちよく受け付けてくれる友人を探し出すまでには、それなりに時間がかかりましたが。
おすすめの洋書に関しては、また別ページでにお答えいたしますね。みなさん、読んでくださってありがとうございます。

2009年3月21日 (土)
ラジオのテキストをどれにしたらいいのでしょう?というお問い合わせがたくさん私のもとに入ってきています。下記の質問をくださった方、実に細かくご自分のことを分析されています。こういう人は何のアドバイスをしなくても伸びると思いますが、わたしなりの考えを勝手に書かせていただきますね。
Q:
ラジオのテキストどれがおすすめ?
NHKラジオのテキストで迷っています。どれが自分のレベル、量にあっているかわからず悩んでいます。
候補は次の3つ
1. 実践ビジネス英語 (3日分を 1週間で学習)
2. ラジオ英会話
3. ラジオ英会話と基礎英語3 (余裕があれば)
今はNHKラジオを使っての練習しかしてないので未だに英語がとっさに出てきません。この前久しぶりに外国人と話す機会があったのですが、ほとんど話せませんでした。昔アメリカに住んでいたことがあるのですが、その時より話せなくなっているような気がしています。
4月からのテキストを見たのですが、ラジオ英会話は量がそれほど多くないのですが、意味のわからない単語がちょこちょこあったという感じです。
A:
日常会話が話せるようになりたいのなら 『ラジオ英会話』
ビジネスで使いたいのなら 『ビジネス英語』
私が話せるようになる過程でやってきたことは、徹底的な 『ラジオ英会話』 の模倣でした。つまり音声を聴いて意味がわかろうがわかるまいが、リズム、イントネーション、間の取り方、声の上がり下がりが同じになるまで徹底的に練習したということです。最初の1年間は、それだけに徹しました。
普通の学校を出て普通の教育を受けてきた人なら 『ラジオ英会話』 から始めて問題ないと思います。皆さん、ご自分の英語力を過小評価しがちですから、基礎から始めなければと思う人が多いようですが、忘れているだけです。会話を練習していくうちに基礎力はよみがえってくるでしょう。自分が思っている以上に英語力って身についているものです。大人になってから 「英語を話したい」 という思いで学習を始めた人なら、迷わず 『ラジオ英会話』 をおすすめします。
ただし、ご質問者の方は、アメリカにも留学経験をお持ちのようですので、もう少し背伸びをしてもいいように思います。『実践ビジネス英語』 3日分を 1週間で学習といわずに、『入門ビジネス英語』 を月、火に聴き、『実践ビジネス英語』 を水、木、金と聴く、というのではいかがでしょうか?つまり1週間、月~金まで聴くということです。
3日分を 1週間で学習するのもひとつの方法ではありますが、リズムがうまく作れるでしょうか?3日分を録音しておいて、ある日まとめて学習するという形式になったらアウトです。英語は「毎日」のリズム作りが一番大事なのです。溜めておいて一気にやるのは学習しているようで実は伸びが遅くなりがちです。
ひとつの番組を聴き、その日のうちに、あるいは翌日中に、ダイアログの分析、意味調べ、内容理解をしたあと、ひらすら声に出して徹底練習する。 --- 結局はこの方法が英語をマスターするうえでの一番の近道のような気がします。
『ラジオ英会話』 を使って、上記の方法で1年間練習してきた人は、次の1年は、ご質問者の 「3. ラジオ英会話と基礎英語3」 の組み合わせがいいかもしれません。この方法で文法強化ができます。ただし、あくまでも力配分は五分五分ではなく、8 : 2 くらいの割合でメインの教材を決める必要があります。
内容がわかっているのにとっさに英語が口から出てこない、というのなら訓練すれば大丈夫です。自分ひとりで練習できるんですよ。ホラ、カラオケの歌を覚えるときどうやって覚えています?音楽を聴いて真似して歌って、わからない箇所は何度も繰り返して歌う練習しませんか?そして、この練習って、実際にマイクを握る前は、自分ひとりで鼻歌うたったりしながら覚えませんか?英語もそれと一緒でいいんですよ。
質問コーナー、さらに続きます。次のブログをお楽しみにお待ちください。

2009年3月 5日 (木)
著書の 『NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法』 が文庫化されました。3月12日頃から書店に並ぶ予定です。見かけたら手にとってくださると嬉しいです。
ただいま、アマゾンで予約販売受付中 ↓↓
NHKの英語講座をフル活用した簡単上達法 (文庫) 580円
私は、ひとり目の赤ちゃんがお腹に入り、妊娠 9ヶ月のとき仕事を辞め、その後、ずっと専業主婦でした。3人の子育てをしながら、ある日、「あぁ~、このまま歳をとっていき、気が付いたら60歳になってしまった、という人生は絶対に嫌!」 という考えがムクムクと沸いてきたのです。
それまでの自分の人生を振り返っても、何かに本気で真剣に取り組んできたことがなかったなあ、と思いました。死ぬまでに何かひとつでいいから自分に誇れるものを作りたい。これだけは頑張ったぞと胸を張って言えるものが欲しいなと思って始めたのが英語でした。
英会話スクール探しをしたものの、どこも料金が高くて主婦の私に払える金額ではありませんでした。結局、ラジオ講座が私の学習の中心となり、地元の公民館英会話サークルに週 1回通い、今に至っております。
英文科卒でもなく、海外で暮らしたこともありません。学校の成績もずば抜けてよかったわけではなく、ごくごく普通の成績でした(いや、普通より下かも)。 Where do you live? と聞かれても答え方すら知らなかった私が、何とか英語でコミュニケーションが取れるようになり、英会話スクールや English Cafe を経営するまで、どうやって学習してきたかが書かれています。
私の英語は本当にNHKの英語講座に育ててもらったといっても過言ではないのです。今では、Tokyo Free Gide というところに所属し、日本に観光に来る外国からのお客様をボランティアで案内して歩くということもしながら、世界の英語に触れ楽しんでいます。英語はあなたの人生を変えますヨ!


2009年2月26日 (木)
読者からの質問です。私がお答えするのも、何だかおこがましいのですが、私なりにやってきた方法をお話してみますね。ご質問をくださった ajisai さん、ありがとうございます。
Q:
テキストの勉強方法なのですが、ダイアログを全て毎日覚えるのが結構大変です。ラジオ講座は毎日あるので完全に覚えられず翌日になってしまいまた課題が増えてしまいの日々です。
先日のコメントに1文でも覚えましょうと書いてありましたが大切な文章をメインに覚えたらいいのでしょうか?それとも余裕があるときに(土日など)会話文を覚えなおしたほうがいいのですか?
シャドーイングも完全に覚えてしまった文章を何度もしたほうがいいのか、新たに文章を覚えていないものをまた覚えるまでやったほうがいいのか......など勉強しながら細かいことを悩んでしまいます。
A:
無理は禁物! 毎日続けることが大事
はい、ダイアログをすべて覚えるのは大変です。ラジオ講座は毎日新しくなるので、覚えられないうちに次のダイアログが始まってしまいますものね。
私が生徒によく言っていることは、
覚えようとしない!ただ口から真似して出すだけ。
ということです。私もこの方法で勉強してきました。とにかくその日のうちにやることは、ダイアログを覚えることではなく、いかにモデル音声に近く声を出せるようになるかというところに焦点を置きました。
できれば、声を出すときはテキストを見ないのが理想ですが、最初はテキストを目で追いながらでも OK。だんだんと目をテキストから離し、自分が誰かに向かって本当に英語を話しているところを想像して練習します。
話すスピード、イントネーション、リズム、間の取り方などを徹底的に真似したのです。覚えることにはあまりこだわらず、ラジオのように言えたら、
「オッケー!言えた!!ふぅーっ!気持ちいい!!」 とガッツポーズ。
そう、ワンセンテンスがラジオから流れてくる音声と同じように言えると、スカッとして気分がいいのです。この快感をたくさん味わうのがポイントかなと思います。その結果、頭の中に残るフレーズがひとつでもふたつでもあったら、ラッキー!と思うことにしています。
覚えられなければ、さっさとその日のスキットはあきらめて 次の日のダイアログを練習します。
大事な言い回しや表現は繰り返し出てくるようになっていますので、数年もこの作業を続けていると嫌でも口が覚えてくれます。
シャドーイングも覚えるのが目的ではありません。あくまでもモデル音声に自分の言い方が近づくようにするのが目的です。繰り返していれば、やがてはカッコ良く英語が話せるようになる、と信じて。
覚えようとすると、プレッシャーがかかりますし、なかなか覚えられない自分にも嫌気がさし、落ち込んでしまいます。私は大人になってから英語を始めたので、硬くなった脳みそに無理に英語を叩き込むのは、ある日あきらめたのです。その代わり、ただひたすらに真似をすることに徹しました。
この方法で、そうですねえ~、3年たった頃からバブバブ言葉、つまり赤ちゃんが話す、2語、3語が自分の口で言えるようになったのです。バブバブが出始めたら、センテンスが出るまでにはそんなに時間がかかりませんよ。
そして、16年たった今、まだ勉強しています。まあ、あせらずにいきましょうよ。 ajisai さん、皆さん、一緒に口を動かして英語筋作りしてみませんか?

2009年2月24日 (火)
英語を始めようと思ったとき、どのテキストが自分に適しているかよくわからないという人がいると思います。今回は、ごく簡単な選び方を検証してみましょう。
まず、テキストをペラペラとめくって読んでみる。
◆ ポイント 1
「あぁ、知ってる、知ってる。この表現わかる!」 と、スラスラっとわかってしまったら、その本は置いて、次の本に手を伸ばす。
◆ ポイント 2
「ん?この表現はしっているけれど、これは知らないなあ。この単語も意味がわからない。」
↑ ↑ ↑
そう思ったら、それがあなたに適したテキストです。
◆ ポイント 3
日本語の部分(対訳文)を読んでみる。
「ああ、これこれ!これが英語で言いたかったの!」
↑ ↑ ↑
そう思ったら、それがあなたに適したテキストです。ただし、英文を読んでみて、あまりにも難しい単語が並び過ぎていたら買って帰っても棚でホコリをかぶることになります。できるだけやさしい表現で書かれたものが望ましいです。
以上簡単ではありますが、テキストの選び方のポイント3つに焦点をあててみました。また追々触れていきますね。

2009年2月 7日 (土)
読者の zedo さんからのご質問です。zedo さん、ありがとうございます。
Q: 英語字幕はつけたままで学習していいの?
洋画を字幕なしで楽しめるようになるのが目標です。DVDを利用すると字幕を英語、日本語と切り替えられるので便利です。英語字幕があると、8割は理解できますが、字幕なしでは半分の内容しか理解できません。
このまま英語字幕に頼っていていいのでしょうか?それとも字幕なしでチャレンジすべきなのでしょうか?
A: OKです。そのままお楽しみください。
zedo さん、映画を字幕なしで半分理解してしまうなんて恐ろしく高い英語力をお持ちです。しかも、英語字幕をつけると 8割理解してしまうなんてほとんどネイティヴではありませんか!
何も心配することはありません。このまま英語字幕をつけたままお楽しみください。いつか、ふっと気が付くと字幕を読んでいない自分を発見するときが来るでしょう。
実は、映画やTVドラマを使った英語学習は上級者の学習法なのです。考えてもみてくださいよ。映画やドラマは学習者用には作られていません。容赦のないネイティヴの英語です。しかもスピードもゆっくりではありませんし、人によってはモゴモゴ話す人もいるでしょう。例えばですね、次の日本語を考えてみてください。
「調子はどうよ?」
「ネコの手も借りたいよ。」
日本語を勉強している外国人なら、きっと「お元気ですか?」「こんにちは」などの日本語は理解できるでしょう。「調子はどうよ?」も日本語上級者になればわかるかもしれませんね。「ネコの手も借りたい」という表現が「とても忙しい」という意味だと知っている人は、かなり学習した人だと思います。では、次の日本語はいかがですか?
「ママチャリで近くの生協まで行って、いもさ、たぁ~んと買ったんよ。」
あらら、なんだか地方なまりが入りましたね。「ママチャリ」という単語はたぶんテキストには載っていないでしょうし、「生協」はスーパーの名前ですから現地で生活していないと理解できないでしょうねえ。「いもさ」って何?「たぁ~んと」って何?ということになりませんか?さて、次の日本語はいかがですか?
「ちょっと、ちょっとあの人、イケメンじゃない?」
「きゃーー、やばーーい!」
「イケメン」??「やばーーい」?? この場合、「やばい」は「うわぁ、素敵!」という意味で使われている若者言葉ですよね。こんな言葉が点在しているのが、いわゆる映画であり、ドラマであります。さらに、弁護士ものや企業もののストーリーになったら難しい terminology (専門用語)がたくさん混じっているのでもうお手上げです。
私の友人で、日本人ですが、ご主人がアメリカ人、アメリカに住んで 8年という人がいます。それでも映画やドラマはわからないことが多く、ご主人さまに耳打ちしてもらったり、どういう意味?と聞くことがしょっちゅうだと話していました。
映画やドラマは、全部理解できなくて当然!私の生徒には、映画で英語を勉強しようなんて考えなさんな、あれはあくまでもエンターテイメントです。英語なんて勉強したくないよ、と思ったときやモチベーションが下がったときに観て楽しみましょう。英語に触れていれば、そのうちまたやる気も起こってくるというものです。 2時間の映画の中で、知っているせりふが 2つ、3つ出てきたら、ラッキー!英語勉強していてよかったああ!!と感激しましょう、と話しています。

2009年2月 3日 (火)
前回、シャドーイング の記事を書かせていただいたところ、読者の ajisai さん、赤ワインさんより次の質問をいただきました。
Q: シャドーイングはテキストを見ながらでもいいの?
A: 最初はテキストを見ながらでOK。総仕上げはテキスト無しで!
シャドーイングとは本来テキストも何も見ず、音だけを頼りにするものです。しかし、英語学習者の場合、はじめはテキストを見ながらでかまいません。そんなの誰が決めたのかって?私が勝手に決めちゃいました。私が過去の練習過程でやってきたことです。
(1) 最初はテキストを見ながら
(2) だんだんと目を離す
(3) チラ見はまだOKよ
(4) テキストを見ずに、分からなかった箇所だけ確認
(5) 最終仕上げはテキストを見ずに音声だけを頼りに
★ 自分で決めた箇所がテキストを見ずにうまくシャドーイングできたら、ガッツポーズを取り、「私って天才かも!」と心の中で叫ぶ。
これで完璧です。
--------------------------
ajisai さん、赤ワインさん、ご質問をありがとうございました。そうでした、肝心なポイントを書くのを忘れていました。お2人ともさすがですね~。しっかり練習しているからこそ沸いてくる疑問。こうやって的をついた質問が出る人って実はすでに結構英語が話せる人、あるいは英語に対してとてもいいセンスを持っている人なんです。すぐに上達しますよ。

2009年2月 2日 (月)
シャドーイングという英語練習方法、ご存知ですか?英語学習者ならきっと耳にしたことはあるかもしれませんね。
英語をシャドー(影)のように追いかけながら話すことです。英語を聞こえてきたそばから真似して言うのです。もともとは通訳になる人たちが訓練の一環として取り入れていた手法なのですが、一般の英語学習者にも効果的であるということがわかってからはブームになってきました。私は小学生のクラスにも時々この手法を取り入れています。
こんな感じで練習します。
You are beautiful. (君、きれだね)
You are beautiful.
I know. (そんなのわかっているわ)
I know.
What's your secret? (秘訣は何なのさ?)
What's your secret?
Oh, do you want to know? (あら、知りたい?)
Oh, do you want to know?
黒文字の部分はモデル音声、ブルーの部分があなたの声です。こうやって、ほんのちょっと遅れて耳から入ってくる音を追いかけるようにして練習するのですが、この練習をすると何がいいのか!?
1) リズムとイントネーションがよくなる
2) ポーズのとり方がわかる
3) やがては発音がよくなる
4) あなたの話す英語がカッコ良くなる
などの効用があります。英語って声が上がったり下がったり、素早く読む部分があったり、ちょっとゆっくり目に伸ばし気味に発音したりの繰り返しが多いと思いませんか?日本語と違って抑揚のある言語なんですね。
練習する教材はあまり難しくないものがいいですね。自分の実力と同等のもの。あるいは、このセンテンスが話せるようになりたい!と切望するものを徹底的にやるといいのかなと思います。

2009年1月30日 (金)
先日、 「英語、ひとり練習」 の記事を書きましたが、今日はそれに関連する記事をもう1本。
英語学習に「ブツブツ練習」は付き物です。ラジオ英会話の遠山顕先生もものしり英語倶楽部の大杉正明先生も、若かりし頃、英語を口から出して、大きな声で練習したと言います。
やはり、「ひとりブツブツ練習」は欠かせないようですよ。私も台所で食器を洗いながら、掃除機をかけながら、洗濯物を干しながら、自転車をこぎながら、スーパーで買い物カゴをぶら下げながら、ブツブツとやったものです。電車に乗っても口パクで練習。
テープは耳にタコができるくらい聴いたので、口パク練習をするときは音声が頭の中で鳴り響きます。どんな声優さんがどんな声を出し、どんなイントネーションでどんな言い方をしたのか脳の中で音がするのです。
これは現在のある生徒さんのお話。彼女も家事の合間にブツブツ練習をしています。時々、お子さんが「お母さん、何ブツブツ言っとるん?」と聞くのだそうです。
そうすると彼女の練習方法は、ひとりブツブツから、ひとり通訳へと変わります。例えばこんな感じ:
Sorry I didn't show up for dinner last night.
(きのう、晩御飯行かれへんでごめんな。)
What happend? I tried to call you, but your line was busy.
(何しとったん? 電話したんねんけど、話中やったわ。)
It completely slipped my mind.
(すっかり忘れとったんねん。)
と、「こんな英語を練習しとるんや」、とお子さんに説明しながらブツブツするのだそうです。もうお気づきかと思いますが、彼女は大阪出身。自分のお国言葉にしたほうが覚えが早いんだそうです。
これでお子さんも真似して、一家でブツブツしていたら楽しいですよね。えっ!?楽しいじゃなくて、怪しいですって?いいんです、いいんです。あの人、怪しいと思われるくらい練習したほうが英語は上手になるのです。

2009年1月26日 (月)
読者からの質問にお答えします。次の番組はTOEICのレベルでいうとどのくらい?というものです。elmo さん、するどい質問をありがとうございます。
(1) リトルチャロ(TV版)
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
(3) ネイティブの発音塾
NHKの語学番組とTOEICについてのランクですね。うぅ~ん、これは難しい!!私の独断と偏見でおおまかなことを勝手に書いてみますね。
(1) リトルチャロ(TV版)
TOEIC 200点~800点対象
(2) リトルチャロ(ラジオ版)
TOEIC 400点~800点対象
(3) ネイティブの発音塾
TOEIC 300点~700点対象
あっはっは、ずいぶんいい加減ですね。TOEIC 200点~800点なんて英語学習者のすべてじゃないの?とお思いになるかもしれません。実は、リトルチャロはそれだけ、子どもから大人まですべての英語学習者が楽しめるように作られている番組だと思います。ストーリー性のある教材は題材がいいとハマリます。それにTVですと字幕もつきますから、英語がちっともわからなくてもストーリーそのものを楽しむことができます。ハラハラ、ドキドキするシーンもあり、感情移入がしやすいです。ときどきはホロッと涙を流す場面があったりして......。
この番組は英語初級者から中級者を対象に作られた番組ではないかと思いますが、簡単そうにみえていて、ところが実は結構むずかしかったりもします。特に解説の部分なんて、一度聞いただけではわからない箇所がありますし、ネイティヴが持つ独特な表現にホーッとうなってしまう部分もあります。
簡単なことばかり話しているかというとそうでもないのです。ラジオに耳を傾けてみると、あれれ?聞き取れない箇所がたくさん出てきます。上級者も十分手ごたえのある教材となっています。自分がどこにフォーカスするかで、この教材は使い方が変わってきます。
1) ストーリーを楽しみ英語に触れる。
2) 簡単な表現を繰り返し真似してみる。
3) ストーリー全体を英語で説明してみる。ときどきはせりふを交えながら。
elmo さんは、どんな学習方法で挑戦していますか?
「ネイティブの発音塾」、これは今年の1月から始まった番組ですよね。ですので、すいません、まだ調査不足です。ですので、300点~700点対象なんていい加減な評価をしてみました。発音は最近特に注目されています。一昔前は、「発音よりも話す中身のほうが大事」と言われていた時期もあったのですが、ここ最近は、中身も確かに大事だが、「発音が悪いと通じない」と基本のところに立ち返っています。
発音に関しては臨界期があるのないのと世間では騒がれていますが、口のちょっとした形やポジションを変えるだけで、大人になってからでもかなり矯正できる、というのが私の考えです。この番組、発音にちょっと自信がないなと思っている人や再確認してみたいと思っている方には良い番組だと思いますよ。
でも、個々の音に執着するよりも、リズムやイントネーションのほうがもっと大事になってくるのではないかなあ、と個人的には思っています。リズムやイントネーションを矯正するにはシャドーイングという良い方法がありますので、またそのうちブログでご紹介しますね。
おー、長くなってしまった!elmo さん、よい質問をありがとうございました。満足のいく回答ではなかったかもしれませんが、お許しくださいね。

2009年1月24日 (土)
読者からのご質問です。質問をくださった ajisai さん、ありがとうございました。
Q: 英語を口から出す練習と平行して英作文も勉強したほうがいいのでしょうか?またそのほうが語学力がUPしたり早く英語が話せるようになるのでしょうか?
A: 私は「英語があまり話せないうちは英作文はするな」と教えています。そのかわり、英文をどこかから盗んできて話なさいと言っています。
つまり自分で英文を作るのではなく、どこかにある英文をそのままそっくり真似して話しましょう、ということです。英作文をすると、どうしてもぎこちない英文になってしまいがちで、内容は通じてもどことなく自然な英語からは遠くなってしまう、という問題が生じることがあります。
先日、新聞か雑誌に、ある有名な先生が「英作文はせず、英借文をせよ」ということを書いていました。なるほど、うまいことを言うものだと感心しました。
私は英語を勉強し始めてから最初の数年間は、とにかく使える英文を自分の中に溜め込むことだけに集中しました。いつもいつも「この表現はどこかで使えるかもしれない。」「これは、自分のことを表すのに適した表現だ。」などということを意識しながら英文を口から出し、練習しました。
暗記ではありません。何かのときにとっさに口から英語が出てくれないと役に立たないので、とにかく口からスラリと出るようになるまで練習しました。つまり、こう言われたらこう返答するというパターン練習を徹底的にしたのです。
英文日記を書くようなときは、何冊ものテキストをひっくりかえし、自分が言いたい表現に合ったものを探し出す作業をしました。うまい表現が見つからなければあきらめて、自分の言いたいことのほうを変えました。つまり、日本語から考えるのではなく、先に英文を読んで、あっ、この表現とこの表現を使うと、自分の言いたいことに近くなるな、という英文の探し方をしたのです。
時間がとてもかかる作業のようにみえますが、結果的には英語が話せるようになる近道だったと気が付いたのはうんと後になってからでした。自分で英作文らしきものができるようになったのは英語を勉強し始めて16年たった、ごく最近になってからのことです。

2009年1月21日 (水)
私のスクールでは、大人の生徒さんは遠山顕先生の「ラジオ英会話」のテキストを使って勉強しています。生徒さんたちは全員ラジオを毎日聴かないといけないことになっています。
そしてレッスンに来たときは、みなさんがどのくらい練習してきたかをチェックさせてもらいます。あらかじめ練習してくるのが絶対条件になっているのです。一行声に出してもらうと、どのくらい練習してきたかがわかります。テキストに目を落とさずに言える人も多いので感心することしきりです。
皆さんの自宅での練習方法を聞いてみました。半端でなく真剣に練習していますよ。
(1) ダイアログを別の紙に書き出して、部屋のあちこちに貼る。キッチン・リビング・洗面所・トイレなど。
(生活の拠点となるところで目につきやすいところですね。しかも貼るだけではありません。必ず声に出して練習します。)
(2) カレンダーの裏側にマジックでダイアログを書き、お風呂に持って入る。バスタブに漬かっている間は音読をする。
(音が反響して英語が上手に聞こえるらしいですよ。お風呂の中から独り言が聞こえてきたら家族がびっくりしない?との質問には、大豪邸だから大丈夫、という答えが返ってきました。本当はごく普通のお宅ですが、こういったユーモアで返答できる人は英語力の伸びも早いです。)
(3) テキストを洗濯ばさみで物干しに吊るす。洗濯物を干している間はテキストをチラ見しながらダイアログを口ずさむ。
(近所の人は、あの人、洗濯物を干しながら何をぶつぶつ言っているのだろうか?大丈夫かな?と思っているかもしれません。でも気にしない。)
いかがですか?こんな練習をしている生徒さんの英語は確実に上達して今や私の英語力を追い越そうとしています。そういえば、遠山顕先生も学生の頃はおうちの中で大きな声をだして練習したと講演会か何かのときお話していたような気がします。
あなたはどんな学習法を取り入れていますか?教えてくださいな。

2009年1月10日 (土)
ゴガクルモバイル、全国ランキング DAILY TEST を続けています。携帯で DAILT TEST なんて嫌!と最初は思っていたのですが、ハマっています。毎回、朝の7時半~8時くらいの間にメールが届きます。携帯に送り込まれてきた問題に答えるとランキングが発表されるというものです。
お正月早々、1位という名誉なスタートを切ったものの、その後、1問間違え、1日アクセスするのを忘れたら 549位になってしまいました。1位をキープするって難しいですね。また生徒に負けてしまいましたあ。私の生徒はずっと 1位をキープ中。熱心に勉強しています。
現在、利用者 12,889 人の方が登録しているんですね。昨年より増えましたねえ。やはり新年はまた英語に力を入れようと考える人が多いようです。
毎日たった1問だから無理なく継続できます。復習にもなり脳の活性にもなりそうです。また明日からも頑張るぞ!!
「簡単なことを毎日続ける」 -- これ学習のポイントでもあります。

2008年12月21日 (日)
英語を上達させようと思ったら次のことをクリアしなければなりません。
・ 恥をかきましょう
・ 失敗は笑い飛ばしてしまえ
・ プライドって何だっけ?
英語は完璧に話す必要はありません。また正確に話す必要もありません。相手は必ずわかってくれます。正確なセンテンスを組み立てているよりも口から出してしまったほうが勝ちです。
ところが英語を始めて間もない頃は、なかなかこれができないんですよね。言うためには勇気がいる。そして、そうやって勇気を出して英語を口から出したにもかかわらず、相手が「えっ?」というような顔をしようものならもうパニックになってしまう。「やっぱり私の英語は通じない」なぁ~んて思ってしまうんですね。
私も何度、いや、何百回、何千回とそんなことを繰り返してきたことか。目の前にプライドがぶら下がっているうちはしゃべれませんでした。「もう、プライドって何だっけ?」と思った頃から、だんだんと英語が話せるようになってきました。失敗しても恥ずかしがることはないのです。あっはっは、と笑い飛ばしてしまえば上達は早いのです。
教室で子どもたちに英語を教えていて、うまく発音できなかったり、間違って言ってしまったりした子には、すかさず、「エライ!! I LOVE your mistakes.」と声をかけるようにしています。そして「英語はたくさん間違って口から出した子のほうが上手になるからねえ。」と呪文のように唱えています。
おかげで教室の中はシーンをすることがありません。英語は失敗しながらどれだけ口から出したかでしゃべれるようになるかならないかが決まってきます。失敗した数だけ成長するのです。

2008年12月17日 (水)
「ゴガクルモバイル」ってご存知ですか? NHKファンのあなたならすでに知っている方も多いはず。何せ、今登録者数が 12,783 人もいるらしい。(2009年12月17日現在)
遠山顕先生の『ラジオ英会話』を聞いている人は必見のアイテムですよ。
実は私、携帯が大嫌いなのです。一応持ってはいますが、着信専用(笑)。あの小さな文字盤で親指だけで文字を打つなんて考えられません。ですから、携帯にメールが入ってきてもパソコンから返信を打っている私です。私の子どもたちはよく心得たもので、用事があるときは、携帯とパソコンの両方へ同時にメールを送ってきます。私が携帯から返信しないのを知っているからです。
ゴガクルモバイルが始まったときもパソコンから申し込もうとしたら、パソコンでは受け付けてくれないんですね。それでしばらくは放っておいたのです。
私は自分の生徒さんたちには「ラジオ英会話」を聞くことを強制しています。それで、一週間の間にどのくらい番組を聴きこなして、どのくらい口から出す練習をしてきたかをチェックしているのです。
生徒さんが教室に入ってくると、「今何位?」なんて聞き合っているんですよ。「私、今 1位!」「えー、オレ今 2,531位」なんて会話をしています。「えー、それなあに?」と聞いてみると、ゴガクルモバイルに登録して毎日復習しているっていうんですね。全国ランキング DAILT TEST なんてものがある。
生徒がやっているのなら私もと、登録して始めてみたら、これが意外とおもしろくてハマッています。生徒さんたちもおもしろい、と絶賛しています。毎日復習問題に挑戦するのです。ラジオ英会話の中で出された会話表現をどのくらい覚えているかのチェックなのですが、1日1問。正解を続けていくと順位が上がっていくらしく、間違えてしまうと順位が下がってしまう。
結構忘れてしまっているものも多く、ただいまの私の順位は
12,781 人中、3,715位
完全に生徒に負けています。皆さん、勝負しませんか? あるいはすでに登録していて挑戦中の皆さん、あなたの順位教えてくださいな。
毎朝の7時半~8時頃の間にメールが届きます。この時間帯、仕事や学校の授業の邪魔にならない。通勤通学電車の中にいる人も多い。なかなか粋な時間帯にメールが届くように設定したものだと感心しています。
やることはほんの数分間、メールを読んでテストに挑戦してみたり、テストというよりもクイズですね、今日の運勢を読んでみたり。テストはあとで受けてみよう、なんて思って放っておくと、翌日になってしまったらもうDAILY TESTは受けられなくなってしまっています。順位を上げようと、もう一回挑戦、なんていうことももちろんできません。つまり、毎日定期的に数分間、いえ数秒間、携帯でテストに挑戦しないと自分の順位は上げられないということです。
生徒さん曰く、「癖になってやめられません。勉強のリズム作りにもなりるし、テキストを読んでいても、あ、このフレーズがテストに出るかな、なんて思うと、ついついしっかり覚えておかなくっちゃという気になります。」なぁ~んてハマっています。

2008年12月13日 (土)
英語学習には、やはり集中して英語を学ぶ時間を見つける必要があります。一日のうちで脳が一番活性している時間帯を選ぶのが理想的でしょうが、お仕事などをしているとなかなかうまい時間帯を見つけるのは難しいかもしてませんね。
でも習慣化してしまえばそんなに難しいことではありません。例えば通勤電車の中、行きと帰りで合計2時間くらいかかる人も結構いるのではありませんか?バックの中に「英語セット」を入れておいて往復の通勤・通学の時間帯は必ず勉強すると決めるといいかもしれませんね。
あと、英語学習がよくやっているのが、通常の出勤時間より1時間早く家を出るのでるということです。会社の近くの喫茶店でモーニングをいただきながら英語と取り組む、なんていうのもおしゃれではありませんか?通勤電車もすいているし、一石二鳥なんだそうです。
私は人と待ち合わせをするとき、30分~1時間早く現地に到着するようにしています。待ち合わせ場所の近くでカフェに入り英語セットを広げながら時間をつぶすのです。待ち合わせに遅れることもないし、電車のアクシデントなどが発生したときも時間に余裕があるので、慌てないで済みます。もちろん電車の中は私の格好の勉強部屋になります。
私は英語を始めた当初、専業主婦でした。午前中の時間帯が比較的ゆったりしているとはいえ、家族を送り出したあと、掃除、洗濯、お使いなどをしていると、あっという間に昼になってしまい、午後、子どもたちが学校から帰ってくると、もう自分の時間はありませんでした。
そこで私が見つけた時間帯が早朝でした。午前4時~6時。電話もピンポンもならない、お母さ~んと呼ぶ声もしない。こんなに静かな時間帯があったのだと本当に幸福なひと時を発見した気分でした。この時間帯に勉強したことがその後の私の英語人生を変えていくキーとなったことは言うまでもありません。
そんなの無理~って思いますか?それはあなたが若い証拠です。私も若い頃はそんなこと考えも及びませんでした。でも、もうあまり先がない、ここいらへんで根性入れて頑張ってみないと、一生のらりくらりとした人生で終わってしまう。私はそれが嫌で英語を始めたんだ。「人生を変えてみたい」そう本気で思ったら、早起きもそんなに苦ではありませんよ。

2008年11月21日 (金)
NHKエデュケーショナルのゴガクルのサイトでこんなことを書いては本当はいけないのですが、そこをあえて書かせていただきます。
英語を本気で話せるようになりたかったら「テキストは一本!」、これ鉄則かもしれません。NHKのテキストはとても充実しています。どれも楽しそうな番組でひとつの番組を選ぶのは至難の業です。英語をすでにマスターしてしまい、ある程度の実力のある人なら何本聴こうがそれなりに収穫はあるでしょう。しかし、これから英語が話せるようになりたいと思っている人はなるべく自分の学習方法を簡素化する必要もあるかもしれません。
NHKのリスナーによくありがちなのが、一生懸命であるがために番組をたくさん聴いてしまうことです。たくさん聴くのはいいことですよ。でも聴くだけで終わってしまっていませんか?
残念ながら英語は聴くだけでは上達しないんですねえ~。聴いた音を真似して自分の口で再生してみるところから練習がスタートします。何度も何度も繰り返し、自分のものにするまでには、私のようなスローな人間には膨大な時間がかかりました。ですからテキスト一冊分が限界でした。しかも、数年間は、ダイアログの部分だけに集中しました。NHKの放送一回分はとても内容が濃いですから全部に真面目に目を通し取り組んでいたらそれだけで時間がなくなってしまうのです。言い方を変えると、テキストを一本に絞ったうえにさらにある一部分だけに集中したということです。
ほんの数十秒で終わってしまう会話部分(ダイアログの部分)をまる1日かけて口からブツブツと出したのです。洗濯物を干しながらブツブツ。お茶碗を洗いながらブツブツ。お買い物をしていても自転車をこいでいてもイヤホーンは耳の中。(最近は自転車+イヤホーン、禁止になりました?)電車に乗れば、周りの人に迷惑がかからないように口パクで練習です。他の人からみたら、何あの人?少しおかしいんじゃないの?と思われたかもしれません。でも、気にしなぁ~い!これだけやると、もう他に手を出す余裕はありませんでした。
英語を長年やっているのに、どうして話せるようにならないのだろうと悩んでいる人は一度自分の学習方法を見直してみるのもいいかもしれません。大抵、行き当たるのが、熱心なあまり、あちらにもこちらにも手を出してしまっていたということ。シンプルにすると伸びが早いかもしれませんよ。

2008年11月14日 (金)
読者のおひとりから次のようなコメントをいただきました。
「英語暦20年。英文科卒。海外生活の経験あり。英検、TOEICも高得点。英会話学校にも通い、高い教材も買った。これだけやってもいざ英語を話そうとすると思ったことの半分も言えない。川本さんとの違いは何でしょう?」
私の回答: 違いなんてありませんよ。私だって思ったことの半分も言えていません。もし、違いがあるとしたら、「わからないことを悲観しなくなった」つまり図々しくなったということでしょうか?ネイティブではないのでわからなくて当たり前と思い開き直っています。
話すときも間違えて当然!「話の前後から推測してねえ~。あなた頭がいいんだから私の言いたいことわかってくれるわよねえ~。」と念じながら話しています。
ネイティブと話をしていても、1対1のときは何とかわかっても、ネイティブ同士で話が始まると、もう私にはお手上げ。チンプンカンプンで彼らが何を話しているのだかさっぱりわからない、ということがしょっちゅうです。
先日、姉妹都市交流事業に携わり、アメリカ人15人を引き連れて珍道中をしてきました。歓迎会や送別会でそれぞれの人のコメントを日英や英日通訳しなければならない場面があったのですが、スピーチのときは私にわかる英語で話してくださいね、と図々しくもお願いしました。そうしたらわざと難しい big word でスピーチを始めた人がいたのです。もちろん、この方、on purpose でやっていたわけで、私が「あぁ~わからない!」というような表情をしたら、ニヤリと笑って簡単な英語に直してくださいました。ホッ!すかさず日本語と英語で事情を説明したら会場はドッと笑ってくれました。
市民の交流だから許されることですが、とてもとてもプロのようには通訳などできません。歓迎会の会場には日英がわかるALTがいて、マイクで通訳する私を心配そうに眺め、遠くからOKサインを出してくれたり、首を傾げて、うぅ~ん今の通訳は意味が通っていないぞ、なんていう表情をしたりしていました。
英語をコミュニケーションのツールとして使うとき、完璧な英語で話す必要はないと思うのですがいかがでしょうか?これから英語を始めようと考えている人 ⇒ 英語はある程度基礎的なことが話せるようになったらあとは気力です。すごく実力を持っているのにどうもうまく話せないなと思っている人 ⇒ 本当は話せているんですよ。きっと教養があり過ぎて、もっと話したいのにぃ~と自分の中で消化不良になっているだけです。他の人はきっとあなたのことをすご~いという目で見ているはずです。

2008年11月13日 (木)
時々人にあからさまに言われることがあります。「あなたよりも私のほうが完璧な英語を話すのに、どうしてネイティブたちは英語が下手なあなたのところに集まるわけ?」
確かに私の英語は下手です。認めちゃいます。でもどうにかこうにかネイティブたちとコミュニケーションが取れるのは、英語力ではなくて他のところで補おうとしているからだと思います。
そのひとつにユーモアがあります。Sense of humor を持つのはなかなか至難の技ですが、特にアメリカ人はユーモア好きなので彼らとの会話から学んでいます。
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私がよく使うユーモア(その1):
Sanae, do you need any help?
(何か手伝うことない?)
私は毎週日曜日に英会話カフェを運営しているのですが、時々ネイティブたちが準備に手を貸してくれようと声をかけてくれます。私は、「じゃあ、このネームタグを名前順に並べて、あそこのテーブルをこっちに動かしてくれる?」なんて言いたいのですが、とっさに英語が出てこないのです。そんなときは、こう答えることにしています。
Yes! Smile at me!!
(ええ、あるわよ。ニコッと笑ってくれない?)
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私がよく使うユーモア(その2):
Oh, boy! I'm kind of tired.
(あぁ!ちょっと疲れ気味)
ネイティブたちがこうやって入ってくるときは大抵、前夜飲み過ぎたか何かなのですが、私は
Are you tired of me?
(私に飽きたの?)
と返答します。大抵は、ぎゃっはっは!と笑ってくれます。











