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wataruさんの おぼえた日記 - 2012年9月16日(日)

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おぼえた日記

2012年9月16日(日)のおぼえた日記

毎週土日にやっている韓流時代劇「太陽を抱く月」を見ているが、今日はその裏番組に必見のドラマがあったため、両方録画して連続視聴した。

その必見ドラマとはNHK-BSで放送されたプレミアムドラマ「ドロクター」前編だ。

「ドロクター」とは福井県にある名田庄村(現在は合併され名田庄地区と呼ばれるが、あえて名田庄村といいたい)に赴任したひとりの青年医師のことだ。

この地方の方言でやんちゃなことを「どろくた」というそうで、プロレスとロックが好きなやんちゃな医者=ドロクターというあだ名がついた。それがドラマのタイトルだ。

自治医大の卒業生はいわゆる僻地へ一定期間派遣される。この青年医師もそのプログラムによって赴任してきただけだった。名田庄村には診療所がひとつあるだけ。医者は大学を卒業したばかりのこの新米医師しかいない。

新米医師は外科を専門としていたが、町に一人の医者だから外科だけでなくあらゆる病いを見なければならない。

そういう状況のなか、腰掛けのつもりで数年我慢すれば大病院に戻ることも出来るのだが、この先生はそれからかれこれ20年以上をその診療所の院長としていまも名田庄村で診療を続けている。

医師の名前は中村伸一という。私はこの中村伸一院長とひょんなことから知り合いになっていた。中村院長が出版された2冊目の著作『寄りそ医』の編集者のIさんとも偶然知り合い、紹介してもらったのだった。

以前ボクはブログで中村院長の講演会がいかに面白かったかを書いていた。その記事を中村院長がとても喜んでいたと編集者のIさんから聞かされた。それで院長もボクのことを覚えていてくれたのだった。こんな出会いもあるんだなと感動したものだ。

そんな中村院長の仕事がドラマ化されたのだった。『寄りそ医』にはドラマになりそうなエピソードがたくさんあり、地域医療という世界をドラマで描くにはこれ以上の適任者はいないとも思った。

前編では小学生時代のエピソードから始まり、村でのじいさま、ばあさまとのふれあい、そして自宅での看取りといった地域医療の現場が描かれていた。コンパクトにまとまっていたが著書の『寄りそ医』や『自宅で大往生』を読んでいると、もっと感動できると思う。事実はドラマよりも詳細で感動的だ。

しかしドラマ化された意味は大きいと思う。なぜなら中村伸一院長は“全日本名田庄化計画”という壮大な夢を持っているからだ。全日本プロレスファンの院長らしいこのキャッチフレーズは、地域社会の絆で長寿社会を目指そうという夢ともいえる。

長寿のために必要なものは地域社会の円満なコミュニケーションだという。個人を支える社会環境が禁煙よりもメタボ対策よりも上位に来るという北欧の研究もあるそうだ。

そのような環境づくりこそが地域医療やそのなかで生活する総合医の仕事の範疇であり、また社会のほうもそこで働くお医者さんをコミュニティの一員として受け入れ、おたがいさま感覚を大切に生活すれば、誰もが幸せに過ごせるコミュニティが形成できる。

中村院長はそんな地域社会が日本中に出来れば、みんな幸せな老後を過ごせるはずだという信念を持って名田庄村から日本中に実践報告をしているわけだ。それが“全日本名田庄化計画”なのだ。

ドラマはNHKワールドプレミアムでも放送されるので世界中で視聴できる。そのことについて院長からメールが来た。そこには“全世界名田庄化計画”と書かれていた。このドラマ化によって夢は日本から世界へと広がったのだ。

誰もが幸せな老後を過ごせる社会の実現を目指す中村院長の夢。こんな夢ならいくら大きくてもいい。微力ながらボクも応援したいと思う。

ドラマは来週の後編に続くが、BSでは再放送も決まっているようだ。ぜひ多くの人に見てもらいたいし、『寄りそ医』を読んで欲しいと願う。

http://www.nhk.or.jp/bs/p-drama/

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