I don't think his decision was right.
僕は彼の判定が正しくなかったと思う。
「正しかったとは思わない」と「正しくはなかったと思う」日本語ではどちらも似たような頻度で使われますが、英語ではキーセンテンスにあるように、圧倒的に「正しかったとは思わない」が優先されます。この発言の趣旨は「正しくはない」ですから、従属節の not が「前倒し」になっているのです。こうした前倒しができるのは、believe(信じる)、suppose(~と思う)、expect(予期する)、seem(~のように思える・見える)といった、「思う」に類した、意味の薄い動詞です。hope(望む)、be afraid(恐れる=悪いことを思う)といった実質的な意味を持つ場合にはこうしたことは起こりません。