もっと多くのお客さんが来てくれたらいいんだけど。
この文は「仮定法」――「可能性が著しく低い・反事実(事実ではない)」を表す形です。wish(願う)は現実感のない願望を表すため、後続する節では仮定法が使われます。節の内部に注目しましょう。「もっと多くのお客さんがいたらいいのに」と現在のことを述べているのに、I had ~ と過去形が使われています。「現在のことを過去形で表す」のが仮定法。「(実際にはそうではないが)もっと多くのお客さんがいたらなぁ」となります。仮定法を上手に使いたかったら、何よりもまずこの「時表現をずらす」ことに慣れる必要があります。