「まいにちイタリア語 Un giro in rete! しっかり学ぶ中級文法 第34課」より
Mi chiedo come sia possibile.
「どうしたらそんなことが起こり得るのか」
○疑念・不確実なことを述べる間接疑問文
主節の動詞表現が、 chiedersi 「自分自身に問いかける」や non essere certo 「確信が持てない」、 non sapere 「わからない」など、疑念や不確実なことを述べる間接疑問文では、疑問節の動詞は接続法にします。
Non sono certo di chi siano questi libri.
「これらの本が誰のものなのか、私は確信がありません」
△事実や確実なことについて尋ねたり、述べる場合は、疑問詞の動詞は直接法です。
事実を訪ねる
Sai dove abita Domenico?
「君はドメニコがどこに住んでいるか知っていますか?」
事実を述べる
Franca non mi ha detto con chi esce stasera.
「フランカは私に、今夜彼女が誰と出かけるか教えてくれなかった」
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Mi domando se abiano preso le necessarie precauzioni.
「必要な対策は、はたしてとられていたのでしょうか」
○疑念・不確実なことを述べる間接疑問文(時制の使い分け)
主節と従属節が表す「時」の関係性で、疑問節の時制が決まります。
<主節>現在形+<従属節>主節よりも以前を表す
→ 疑問節の動詞は接続法現在
Mi domando se abiano preso le necessarie precauzioni.
「必要な対策は、はたしてとられていたのでしょうか」
(過去の対策について疑念を表しています)
<主節>現在形+<従属節>主節と同時、あるいはそれ以後を表す
→ 疑問節の動詞は接続法現在
Mi domando se prendano le necessarie precauzioni.
「必要な対策は、はたしてとられている(とられる)のでしょうか」
(現在の、あるいは今後にとられる対策についての疑念を表しています)