Radio English Conversation Lesson 102
会話の台本 ②
発言を遮る ②:シャープに遮る
相手の発言を急いで切れよく強く遮る台本
ABSORB THE FLOW!
Just a minutes. Are you saying that They're lying?
ちょっと待って。あなたは、あの人たちがうそをついていると言っているのですか?
相手の発言を、即座に遮る台本。この例ではクッションを用いず、許可を求めて
相手の心情への配慮することもなく、「ちょっと待って」と切れよく遮っている。
多少の荒々しさが感じられる表現だが、続く Are you saying 〜?(あなたは
〜と言っているのですか?)が相手の発言に対する強い疑念を表しており、Just a
minute. を使うにふさわしい状況となっている。
発言を即座に遮る表現には次のものもある。
① Hang on (a minute). That's simply not true.
ちょっと待って。それは全然正しくありあせん。
※ Hang on (a minute). は「ちょっと待って」の定番表現。Wait a minute.
も同じ意味で使うことができる。simply は「まったく·本当に」の強調表現。
相手の発言を遮る表現には、状況に即した次のような言い方もある。
② Before you go any further, let's get yhe facts straight.
あなたが先に進む前に、事実を確認しておきましょうか。
※ 相手が間違った情報を基に自説を展開しようとしている。こうした状況では
「あなたが話を進める前に」と相手の発言の進行を止めるのも効果的。
③ Will you please give someone else a chance to speak?
ほかの人にも話す機会を与えていただけませんか?
※ ほかの人に配慮せず発言を続ける人を遮る効果的なひと言。丁寧な言い回し
だが「もう黙ってください」のメッセージがしっかりと伝わってくる。
CREATE THE FLOW!
相手の発言を即座に遮る
● ちょっと待って。この記事が盗用されたものだと言っているのですか?
Just a minute. Are you implying that this article has been
plagiarized?
※ imply は「暗示する·ほのめかす」。plagiaize は「(他人の説、文章などを)
剽窃する·盗用する」。
● ちょっと待って。私は誰も責めてはいません。ただこれからはるかに注意する
必要があると言っているだけです。
Hang on a minute. I'm not blaming anybody. I'm just saying we
need to be far more careful in the future.
※ 相手に誤解されているかもしれない状況。しっかり遮って真意を伝える。
blame は「責める」。I'm just saying 〜(〜と言っているだけですよ)は
まとめて覚える価値のあるフレーズ。more careful を強調する far(はるかに)
にも注意しておく。比較級は very などの単純な強調語で強めることはできない。
● あなたが次のポイントに進む前に、2〜3コメントしておきたいのですが。
Before you move on to the next point, I'd like to make a couple
of comments.
※ 話を進めようとする相手を before で押しとどめる。move on to 〜 は
「〜に話題を移す」。on には「継続」が感じられ、すでに話を始めておりさらに
進めていくことを表している。a couple of は「2〜3の·いくつかの」