Radio English Conversation Lesson 107
会話の台本「②ニュースを伝える ②:言いづらい情報を伝える
相手に悲しい、あるいはショッキングなお知らせを届けなければならない
ことは、日常時折ある。
ABSORB THE FLOW!
It's hard to tell you this, but I'm going to quit this club.
あなたにこんなことは言いにくいのですが、私はこのクラブをやめるつもりです。
「言いづらい内容を相手に伝える」、ポイントは「入念なクッション」。相手に
とって少なからずショッキングな内容を「裸で」伝えるわけにはいかない。
心の準備をさせるひと言、それが非常に重要。キーセンテンスの It's hard
to tell you this, but はすばらしいクッション。このひと言で相手は十分
身構えることができる。いつくか同種のクッションを挙げておく。
① I hate to say this, but I'm probably the only friend you
have right now.
言いづらいんだけど、今あなたの友達はたぶん私だけです。
hate は「大嫌い」。I hate to say this, but は「言いにくいんだけど·
こんなことは言いたくないのですが」となる。「これから」が感じられるto不定詞
とすばらしいコンビネーション。「(これから)言うのがイヤだ」ということ。
(同僚に)
② It pains me to say is, but I really think it's time for you
to step down.
こんなことを言うのはつらいのですが、あなたがためるべき時が来たと本当に思います
pain(痛み)が動詞で使われ「つらい思いをさせる」。感触がよく伝わるフレーズ。
it 〜 to... ほ形に注意。「つらい思いをさせるんだよ」と言い切り、何がつらい
のかを to 以下で説明。
③ I regret to tell you this, but your request haz been denied.
残念ですが、ご要望は却下されました。
regret は「残念に思う」。I/we regret to は「残念ながら·申し訳ないのですが
·
遺憾でずが」ということ。フォーマルな感触にする言い回し。このフレーズでは
inform you(あなたにお知らせする)、、say(言う)などさまざまな動詞を使う
ことができる。ここでゃ tell you this を従え「あなたにこのことを言うのは
申し訳ないのですが」
CREATE THE FLOW!
しっかりとクッションを使って言いづらいことを伝える。
● あなたにこんなことは言いにくいのですが、あなたのガールフレンドが別の
男性と一緒にいるところを見ました。
It's hard to tell you this, but I saw your girlfriend with
another guy.
※ It's hard to tell you this, but こうしたクッションを考えながら
英会話することはできない。一気に無意識に口から出すことができるまで練習
saw(見た)の後ろは目的語説明型。「your girlfriend が with another
guy であるのを saw(見た)」ということ。
● 言いづらいんだけど、私はナッツアレルギーなの。ごめんなさい!
I hate to tell you this, but I'm allergic to nuts. Sorry!
※ ひと息でクッションを置いたあと、allergic to 〜(〜に対してアレルギー
がある)を使って文を作る。
● 残念ですが、あなたの契約は更新しないことになります。
I regret to inform you that we will not be extending your
contract.
※ ビジネスでの状況。フォーマルな言い回しを使う。「will be + 動詞-ing形」
は「〜することになる」。やわらかに予定を表す言い回し。extend は長さ方向
の拡張を表す動詞。ここでは「期間を延長する」ということ。