English Conversation Lesson 114
会話の台本 ②
提案する ③:疑問形による提案
疑問形を使った提案。決定を相手にゆだねることで、強く響かないため
気軽に提案ができる。
ABSORB THE FLOW!
Why don't we split the bill equally?
ー Don't worry. It's on me.
お勘定は半々にしませんか?ー気にしなくていいですよ。私が支払います。
標準レベルの提案には、疑問文の形をとるものが数多くある。疑問文は
相手に答える権利がある、つまり相手の裁量に任せる形とだから。
強く響かず気軽に提案ができる。この Why don't wr 〜? も気軽な提案
によく使われる形。疑問の意図を持たない疑問文の代表例のひとつ。
「なぜ〜しないのですか→〜しませんか」とつながっている。ちなみに答え
の It's on me. では「圧力のon」が使われている。私にその責任がかか
ってくるという感触。
疑問形を使った提案表現をいくつか覚えておく。
① Shall we go out for dinner?
ー Sorry, I'm really tired.
夕食を食べに行きませんか? ーごめんなさい、本当に疲れているのです。
※ Shall we 〜?(〜しませんか?)は、相手の手を取り誘うような感触の
表現。疑問文の形をとっているのも、この語感に大きく寄与している。
Let's 〜(〜しようよ)の勢いよく相手をうながす表現よりも格段に
まろやかになっている。
② How about asking Arjun? He's a computer whiz.
アルジュンに頼んでみたらどうだろう。彼はパソコンの達人だから。
※ How about 〜? も提案の定番表現。about の後ろにはこの例のような
動詞-ing形のほか、名詞や節を使うこともできる。
How about some tea?
お茶でも飲みましょうか?
How about we organize a bon dance event?
私たちで盆踊り大会を開催したらどうでしょうか?
CREATE THE FLOW!
疑問形を使って提案する。
● 日曜日にバーベキューをやりませんか。楽しいかもしれませんよ。
Why don't we have a barbecue on Sunday?
It would be fun.
※ 定番表現 Why don't we〜?。?would は will の控えめ表現。
will の「楽しいよ」に比べ、「楽しいかもしれない」と少し「引いた」
言い方となっている。
● もうやめて、明日の朝に続きをやりませんか?私たちはどちらも
疲れ切っていますから。
Shall we stop now and continue tomorrow morning?
We're both exhausted.
※「もうやめませんか?」と Shall we 〜? で手を取るように提案している
both は「両方とも」。exhausted は「疲れ切っている」。very tired
ということ。
● 7時ごろあなたを迎えに行くというのはいかがでしょうか?
How about I pick you up around seven?
How about の後ろにフルセンテンスを用いた例を。pick 〜 up は「〜を
(車で)迎えに行く」。How about 〜? は実によく使われるフレーズ。