昔、サッカーが大好きだった。
日が暮れるまで校庭でボールを追っかけていた。
足が大きく背が高くなってほしいと望んだ事もあったっけ。
Jリーグが出来た時、すごく盛り上がった。
ヒデの登場にもワクワクした。
結局、オーバーヘッド2発しか記憶に残ってないけれど…
今はなんでか異様に眠い。
せっかく見る機会を得られたのに、隣には人もいたのに、不覚にも寝てた。
内容は悪くなかったはず。
高度に組織化されている。
三角形と前向きバックを基軸にした、パス回しとチェック。
サイドかクロスか中央突破か、セットプレー獲得かを選ぶ攻撃。
自由に遊ぶ子供には、できそうもないサッカーだ。
日本の総走行距離は平均を大きく上回ってるそうだし、
シュートを外した後に頭を抱える人(単発攻撃意識な人)も見かけなかったし、
アクセントになるミドルシュートも放っていたし、
とくに不満もないはずなのに…
敢えていうならシュート数の少なさか。
ボクシングで言えばジャブ不足。
相手の心にプレッシャーをかけなければ、10回に1回巡るチャンスをものにするのは難しいかも。
さらに言えば、半歩の差、一歩の差に競り勝つシーンを見られなかったのが残念だ。
例えるなら、クロスカウンターが無い感じ。
それと、ずるさが足りなかったかも。
プロのサッカーって、服を引っ張っるのが標準仕様で、けっこう汚い。
贔屓のチーム、アントラーズの場合、去年数試合を見た限りでは、どうもその辺がうまかった。
ゲームの支配ってけっこう感情の中にある。
昔は、走るサッカーとジーコが好きで見てたけど、今はその試合運びに興味がある。
体力同様、一朝一夕には身に付かない伝統と思う。
今年、高校女子バレーのチームがプロに勝ったニュースを知って、
また、3年間みっちり育てあげたチームワークの大切さを考えさせられた。
今の日本代表に必要なのも、案外その辺じゃないかと思う。
(プロには無理な話だけれど…)
とにかく、
たかがベスト4入りという目標が、SFだなんて言葉だけは聞きたくない。