名はニックさんの おぼえた日記 - 2010年4月23日(金)

年とると記憶力が悪くなる？覚えられなくなる？世間一般に言われる事は本当だろか？
個人的には覚え方が変わっただけな感じだけれど…


昔は「悔しさ」で覚えてた。
間違うと悔しい。
悪い点をとると悔しい。
色々言われるのが悔しい。
だから間違わないよう、ひとつひとつきっちりと、多角的に検証的に。
おかげで一度覚えると、ほとんど忘れずに済んでいた。
今でも昔覚えた事ならば、大まかな所を思い出せる。
そのかわり、大量に覚えるのは苦手だった。
歴史や法律の暗記科目は、自分なりのストーリー（状況）を描かなくちゃ覚えられず、余分な手間をかけていた。
割と身を削るような真剣さがあったと思う。

今はいちいち悔しがれない。
年とるにつれて、気にしちゃられないって事が増えてきて、学習どころじゃなくなっていく。
覚えた事を忘れていくのは確かだけれど、それは生活習慣とか心構えの影響かなって、
ずっとそんな風に思ってる。
なにせ、メモを頼りに忘れられる限りの事を忘れたいと思っているくらいだし。
それでも、一年前に流し見ただけのトラッドジャパンの内容やフレーズを、割と自然に思い出せたし、
むしろ昔よりいい感じ。

語学って、ひょっとすると、年とってからの方が覚えやすい面もあるんじゃないかと、今はそんな風に感じてる。
いちいち間違いを気にせずに、大量の単語に触れてくあたり。
おおらかな気持ちで接せられる。
まぁ、根拠があるわけじゃないんだけど。
それこそプロになりたきゃガンガンに、留学とかして真剣に、洪水のように単語を浴びて文化を浴びて、
脳を活性化させる必要もあるだろうけど、
話せるようになりたければ、頑張る必要もあるだろうけど…
でも…
英語という「学習」を生活の中に組み込めた事を、すごく幸せに感じる自分がいる。