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★Плывущее облако プルィーヴシシェイェ オーブラカ 浮雲
плывущий 流れゆく
плыть プルィーチ【定動詞】(泳いでいく、流れる)の能形現
ФТАБАТЭЙ Симэй (наст. имя Хасэгава Тацуноскэ) (1864-1909) - японский писатель.
二葉亭四迷(本名 長谷川辰之助)(1864-1909)は日本人の小説家である。
Основоположник современного японского литературного языка.
近代日本標準文章語の創始者。
основоположник アスノヴァパロージニク 創始者
литературный язык 標準文章語
В романе "Плывущее облако" (1887-88) дан образ "лишнего человека".
長編小説『浮雲』(1887-88)では『余計者』の典型が示された。
«Большой Энциклопедический словарь»
дан (述語)示された
дать【完】(与える、もたらす、示す)の被形過данныйの短尾男性形
образ オーブラス 姿、形、イメージ、タイプ
*『余計者』→『テレビでロシア語8月号』129ページ
※『まいにちロシア語8月号』の源先生の「今月のことば」に、二葉亭のことが書かれています。東京外語大露文科卒なのでロシアと縁の深い小説家です。
『浮雲』は言文一致で書かれた小説の最初ということですが、実際はかなり古めかしい感じがします。以下冒頭。
千早振る神無月ももはや跡二日の余波となッた二十八日の午後三時頃に、神田見附の内より、塗渡る蟻、散る蜘蛛の子とうようよぞよぞよ沸出でて来るのは、孰れも顋を気にし給う方々。
森鴎外は『浮雲』の内容に関して次のように述べています。
浮雲には私も驚かされた。小説の筆が心理的方面に動き出したのは、日本ではあれが始であろう。あの時代にあんなものを書いたのには驚かざることを得ない。あの時代だから驚く。坪内雄蔵君が春の屋おぼろで、矢崎鎮四郎君が嵯峨の屋おむろで、長谷川辰之助君も二葉亭四迷である。あんな月並の名を署して著述する時であるのに、あんなものを書かれたのだ。嘘の名を著述に署することはどこの国にもある。昔もある。今もある。後世もあるだろう。しかし「浮雲、二葉亭四迷作」という八字は珍しい矛盾、稀なるアナクロニスムとして、永遠に文芸史上に残して置くべきものであろう。 『長谷川辰之助』(1909)
ちなみに鴎外の文語体小説『舞姫』は1890年で、始めての口語体小説『半日』は1909年。妻しげ(森茉莉の母)と母の不仲のことを書いた私小説で『浮雲』よりずっと読みやすい文体です。(仰天内容)
トラッドジャパン、見たことなかったのですが奥の深そうな番組ですね!