単数と複数の形の同じものについての話の時に、ブロッコリー、カリフラワー、羊ときて、馬や牛はSがつくのに、何故羊は単複同形なのかと不思議になりました。イギリス人の先生曰く「よくわからないけど、羊は群れで沢山いて数え切れなかったのでは?」とのこと。なるほど~。私が「日本語は数えるものによって数え方が違いますよね、椅子は脚、箪笥は棹とか。」というと「英語もあるよ、dozen eggs,loaves bread,bunch bananas .pint of milk,sack of potate,でも昔の数え方で今はあまり使わないものもある」と教えてくれました。「日本語にもありますよ、酒は一升、寿司は一貫、パンは一斤とか。昔の尺貫法(もちろんこんな言い方はできないのでold count system)の呼び方が残っています。」
こういう話題はどうでもいいことだけど、話していて楽しいです。ちなみにパンの斤、もともとは一斤=約600gですが呼び名だけのこって、実際の食パン一斤は300g程度だそうです。寿司の一貫は古銭の一貫銭と、寿司の形が同じくらいだからそう呼ばれているという説があり、以前は2個で一貫、と数える寿司屋が多かったのですが、現在では一個一貫とするお店もあります。現代の数え方にも、日本の昔の生活を垣間見ることができて大変興味深いですね。江口先生調でした。