ぶっとびー!ものすごーーーく久しぶりに日本の音楽番組(ぶっちゃけMステ)をご覧あそばしたボクちんがそこに見たのは、新生チャットモンチーの雄姿だった。
日本を代表する3ピースバンドとしてその実力に注目していたチャットモンチーからクミコンが抜けてどうなることかと思っていた。クミコンはドラマー兼作詞担当兼MCのようなところがあった。だからかなり心配していた。
クミコンは年齢も一番上で、チャットモンチーがプロを目指すにあたり決まっていた学校教員の道を捨ててチャット先生に合流したという。そしてそれは正解だった。リスナーにとっても。
チャットモンチーの要の役割をしていたクミコンが脱退してしまったということは、チャットモンチーも解散するしかないのではと思っていたのだ。
後の二人がロッカー特有のシャイなしゃべり方なので、よどみないしゃべりが出来るクミコンなしでライブ進行が出来るんだろうかとか、文才のあるクミコンの作る詞の世界はチャット先生の柱となる世界観であって、後の二人が作る詞は彩りを与えるバリエーションのようなところもあった。
しかし今日のMステを見て驚いた。アッコがドラムを叩いてる。そしてえっちゃんと二人だけのステージ。ドラム兼ボーカルとギター兼ボーカルの二人だけの2ピースバンドとなったチャットモンチーがそこにいた。
2ピースってバンドっていうのかな。デュオだよね。だけどチャットモンチーはあくまで2ピースバンドといいたくなる。チャットモンチーをこよなく愛する二人だけの世界。それは画的にも見たことのない世界だった。
どうしてアッコがドラムを叩いているのかとか、バッキングはカラオケなのかとか、新メンバーの選定もしたのかとか、いろいろ詮索したいところもあるけれど、2ピースとなってもそこにはバッチリ、チャットモンチーがいた。そのことに素直に驚いた。
この先ライブ活動や創作活動がどのような方向性で成されるのかまだわからない。おそらくチャットモンチー自身にも手探り状態が続くだろう。しかしロックの神様が一番好きなバンドチャットモンチーの初心を忘れないで続けて欲しいと思う。
たまたまテレビをつけたときにそこにいたのが新生チャットモンチーだった。なにか不思議な縁を感じる。最初にチャットモンチーを見たのもこんなシチュエーションだったから。一発でボクの耳を虜にしたチャット先生のサウンドが、日本の音楽シーンを遠く離れてしまったボクと日本との絆のひとつなのは確かだ。