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女子学生と数学教育 私は丁度世紀の分かれ目のころ韓国に行きいくつかの大学を訪問した。釜山大学では数学科の女子学生が60%を越えていた。私がお世話になった研究室は修士・博士課程の院生だったが、8人のうち男子学生は二人しかいなかった。聞いてみると国立大学ではどこでも女子学生が多いということであった。ただソウルの有名私立大学では男子が多いと聞いた。日本では数学科の女子学生の数は20%を超えないと思うが、女子学生に人気のある有名私立大学はもう少し多いと思う。私は数学は女子に向いていると思うし、日本でももっと女子学生が進出してもいいと思う。韓国でなぜ女子が多いのか聞いてみた。(1)男子学生は在学中に軍隊にとられる。(2)数学科は就職に有利。
ということだったが、あまり釈然としない。数学科に女子学生が多く、大学院まで進む女子学生もおおい。大変な苦労をしながら、勉強を続けている例をいくつも聞いた。しかしせっかく大学院までいっても研究者にまでなる女性は日本同様多いとはいえない。多くの学生が教師になるか、母親になって子供の教育に役立てているのだろうか。中国で数学を学ぶ女子学生が多いとは聞いていない。
女生の比率の高いのは韓国の大学ですが、日本では女性は理系に向かないという先入感があるのでしょうかね。日本で女性研究者が少ないのは母集団である女子の大学院学生が少ないからだと思います。韓国では母集団は大きいですが、女性研究者は少ないです。これはもったいないです。韓国釜山では結婚し、子供を育て、夫、姑の理解を得ながら大学院で勉強している人がいました。彼女がどうなったか?知りません。同じような環境で、大学で研究者として働いている人もいました。女子学生15%は日本では普通かと思います。