学生の時物理学のロシア語ゼミがあった。教材はприрода(プリローダ、自然)という雑誌の論文だった。学生のほとんどはロシア語が初めてであった。アルファベットを覚え直接論文を全員で音読した。文法は形容詞と名詞の典型的な活用のみ教えてもらった。教授が直接訳してくれた。辞書は引かなくていいというのは新鮮だった。先生が教えてくれるので辞書はいらない。音読するときアクセントがどこかは大事だと言われた。たとえば数学書を読むことが目的なら、膨大な文法の知識はいらない。人称変化も1人称3人称、時制も現在が主。後は必要に応じて覚えればよい。数学の論文を書くのに必要な表現がどのくらい必要か考えることがある。業界用語として述語が必要であるがそれほど多くない。動詞では最重要なのものに「証明する」「定義する」「仮定する」がある。数学書を外国語で読みたい人は基本を学んだら直ちに直接読まれることお勧めします。数学書を読むことから逆に外国語学習を進めることも可能です。必要なものから勉強しましょう。
文中金日成を賛美する表現がたくさん見られました。でも数学は分かりました。フランスの小中の数学のレベルは知りませんが、教科書を読むのは、興味があれば面白いと思います。わたしは多くの当時の理系の学生同様第二外国語として、ドイツ語を選びましたが、実際に読んだ数学書はフランス語のほうが多かったです。でも実は数学書は英語で書かれるか、英語に翻訳されるかが多いです。