英語で数学をかく(2)
瀋陽の日本語科のある高校で日本語・数学を教えていた。この高校は日本の大学に進学する生徒を教えている。日本人教師は数学・物理・化学・社会の先生がいる。教えるのに必要な日本語はこの順序に難しくなる。数学はその対象になる現象が限られているのでそれほど難しくない。外国語の入門者は外国語の小学校の算数の教科書を読むとよい。内容は誰でも知っているし、算数は最初から全て書いてあるので、独学に適している。
さて数学の論文はおおざっぱにいって次の順序に進む
1 定義 2 記号 3 因果関係(AならばB)
3について気が付くままにかこう。構文としては
① If A ,then B。 If we have A ,then B.
② A implies B.
などがある。
AならばB の他に A なので B もある。古文で 已然形の「なれば」って言うのありましたね。あれ使えば A なれば B です。A を仮定でなくすでに成り立っているという前提でAならば B です。A を既定とみて
③ Since A、therefore B。
がA なので B です。Aが仮定・条件であることをはっきりさせるのは
④ Let us assume A, then B.
等あります。assume は良く使われます。本論に入る前に全ての仮定を列挙して
Assumptions
というsection を設けることもあります。ついでに①,②についても大事な物は列挙して
Definitions(定義たち),Notations(記号たち)
とかまてめ書くこともあります。