阿龍さんの おぼえた日記 - 2011年9月30日(金)

能够抑制癌症的能力[Nénggòu yìzhì áizhèng de nénglì]
がんを抑制する人間の力。

ナチュラルキラー細胞（自然杀伤细胞[Zìrán shāshāng xìbāo]）が適切に活動する力。

更に人間の外側から癌を抑制する力を摂取するには？

りんさんのリコメにも出した、
植物がつくる『ファイトケミカル(植物性化学物質)』と言われる造語。

“ファイト”はギリシャ語で、φυτό と書きます。
“ケミカル”は英語で、Chemical と書きます。

代表的なファイトケミカルには、

ポリフェノール（多酚[Duō fēn]）
　アントシアニン(花青素[Huā qīng sù])…赤ワインやブルーベリーに含まれる
　カテキン(儿茶素[Ér chá sù])…お茶に含まれる
　イソフラボン(异黄酮[Yì huángtóng])…大豆に含まれる

カロテノイド(carotenoid)（类胡萝卜素[Lèi húluóbo sù]）
…天然に存在する色素

　βカロテン(β-胡萝卜素[B-húluóbo sù])
　…細胞膜の損傷を防ぐ働きをする。
　　胃癌や肺癌に対する予防効果が注目されていたが、
　　その効果を否定する臨床試験の結果がでた。

　　＜緑黄色野菜 :
　　南瓜(南瓜[Nánguā])
　　人参(胡萝卜[Húluóbo])
　　明日葉(明日叶[Míngrì yè])
　　小松菜(小松[Xiǎosōng])
　　紫蘇(紫苏[Zǐ sū])
　　ほうれん草(菠菜[Bōcài])
　　マンゴー(芒果[Mángguǒ])
　　＞

キサントフィル類(叶黄素[Yè huáng sù])

　ルテイン(叶黄素[Yè huáng sù])
　…目の機能強化、白内障や加齢黄斑変性などの眼病予防に役立つとして、
　　近年注目されている。
　　＜
　　　ほうれん草
　　　ケール
　　　トウモロコシ(玉米[Yùmǐ])
　　　ブロッコリー(西兰花[Xī lánhuā])
　　　などの緑黄色野菜や卵黄
　　＞

　カンタキサンチン(角黄素[Jiǎo huáng sù])
　…色調は赤色で、高い抗酸化力があり抗腫瘍作用、免疫賦活作用等のデータが
　　示されている。
　　＜
　　サケ(三文鱼[Sānwènyú])
　　マス(鳟鱼[Zūn yú])
　　伊勢海老(龙虾[Lóngxiā])
　　＞


イオウ化合物(硫化合物[Liú huàhéwù])

　アリシン(大蒜素[Dàsuàn sù])：
　　＜
　　にんにく(大蒜[Dàsuàn])
　　長ネギ(葱[Cōng])
　　たまねぎ(洋葱[Yángcōng])
　　あさつき(韭菜[Jiǔcài])
　　にら(韭[Jiǔ])
　　らっきょう(青葱[Qīngcōng])
　　＞

　アイリン：　ニンニク、ニラ、玉ねぎ、長ねぎ

　アホエン：　大蒜（にんにく）

　イソチオシアナート(異硫氰酸酯[Yì liú qíng suān zhǐ])：
　　にんにく
　　大根(萝卜[Luóbo])
　　キャベツ(卷心菜[Juǎnxīncài])
　　わさび(日本辣根[Rìběn là gēn])

　　＜にんにくやたまねぎなどのユリ科の野菜、大根やわさびなどアブラナ科の野菜＞

テルペン類(萜烯[Tiē xī])
…テレピン油に限らず多くの植物の精油の主成分。
　柑橘類などに多く含まれている香りや苦味の成分

　リモネン(柠檬油精[Níngméng yóu jīng])：みかんの皮に含まれている香りの成分
　リモニン(柠檬苦素[Níngméng kǔ sù])：グレープフルーツ特有の渋み成分

β-グルカン(β-葡聚糖[B-pú jù táng])
…強い免疫賦活作用、制癌作用を持つとして特に注目が集まっている。
　＜
　アガリクス(姬松茸[Jī sōngróng])
　メシマコブ(桑[Sāng])
　霊芝(灵芝[Língzhī])
　＞

などが挙げられます。

癌を抑制する予防的見地でいう効果とは、“抗酸化作用”。

がんは、遺伝子(遗伝子[Yí chuán zi])のＤＮＡ(脱氧核糖核酸[Tuōyǎng hétáng hésuān])に傷がつくことで起こるそうです。
その傷をつける犯人がフリーラジカル（付対電子をもつ不安定な原子や分子）や
活性酸素で細胞の様々な部分を障害し、がんのみならず動脈硬化や老化を
招きやすくなるそうです。

そして、ポリフェノールを含む野菜や果物などを体内に取り込めば、
遺伝子や細胞が有害なフリーラジカルによって酸化され、傷ついてくれるのを
防いでくれるそうです。

その結果、がんの発生を予防し、がん細胞の増殖を抑えてくれるのだそうです。