おぼえた日記

2024年9月18日(水)

9/18(水)
"Homage to Catalonia"George Orwell
「カタロニア讃歌」ジョージ・オーウェル

continuation from last time(sep.16'24)first appearance(jun.19'23)(初出)

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With every mile that you went northward France grew greener and softer. Away from the mountain and the vine, back to the meadow and the elm. When I had passed through Paris on my way to Spain it had seemed to me decayed and gloomy, very different from the Paris I had known eight years earlier, when living was cheep and Hitler was not heard of. Half the cafes I used to know were shut for lack of custom, and everyone was obsessed with the high-cost of living and the fear of war. Now, after poor Spain, even Paris seemed gay and prosperous. And the Exhibition was in full swing, though we managed to avoid visiting it.

一マイル一マイルと北上するにつれて、フランスの緑は濃さと柔らかさをましていった。山や葡萄園は遠ざかり、牧草地や楡(にれ)の木が近づいてきた。スペインへおもむく途中通り過ぎたとき、パリは衰頽して陰気な感じだった。生活費が安く、ヒトラーのヒの字も聞かなかった、私の知っている八年前のパリとは全くちがっていた。私のよく行った喫茶店(カフェー)のうち半分は,客がなくなったために店を閉めていたし、だれもかれもが生活費の高騰と戦争の恐怖に取りつかれていた。ところが、今、貧しいスペインから帰って来てみると、そのパリでさえ、はなやかで繁栄しているように見えた。そして、博覧会も今やたけなわだった。もっとも、私たちはどうにか見物しないですませたけれども。

And the England - southern England, probably the sleekest landscape in the world.

そして、それからイギリス ー イギリスの南部地方、それは、たぶん世界じゅうでいちばんすっきりとととのった風景であろう。

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