Hit the nail on the head(まさにその通り)
直訳で「(ハンマーで)釘の頭を打つ」となるこの表現は、問題の本質的な部分や核心をつくことを表し、日本語の「まさにその通り」に相当する言い方です。
この表現は、誰かが的を射た発言をしたときに使われる口語的な言い回しです。
You hit the nail on the head. I feel the same way too.
(まさにその通り。私も同感です)
You hit the nail on the head. You can’t make everyone happy.
(その通り。みんなを喜ばせることはできません)
I totally agree with you. You hit the nail on the head.
(全く同感です。まさにその通りです)
Pull off(成功する)
pull offは「成功する」や「達成する」を意味し、特に困難な状況の中で何かをやり遂げたり、成功させたりするニュアンスがあります。
pull offはスポーツの試合で勝ったり、ビジネスで大きな取引に成功したりするような状況で使われることが多いです。
She pulled off the victory and won her first major golf tournament.
(彼女は勝利を挙げ、ゴルフのメジャー大会で初優勝しました)
What a game. I can’t believe the Angels came back and pulled off an upset.
(すごい試合だったね。エンジェルスが逆転勝ちしたなんて信じられない)
It took a long time, but we were able to somehow pull off a deal with Disney.
(すごく時間がかかりましたが、何とかディズニーと取引に成功しました)
Pass down(〜を伝える)
pass downは次の世代に何かを残したり、伝えたりすることを意味します。
特に家族の伝統を次の世代へ伝えるような状況で使われます。
Do you have any family traditions that have been passed down?
(家族で受け継がれている伝統はありますか?)
This is a family tradition that has been passed down from generation to generation.
(これは、代々受け継がれてきた家族の伝統なのです)
This is a secret recipe that was passed down from my mom.
(これは、私の母から受け継いだ秘密のレシピです)
Etcetera(などなど)
etceteraは「〜など」を意味する表現で、メールやエッセーなどで見かけるetcを指します。
文章を書く際はetcのように略して表記することが一般的ですが、会話で使う場合はetceteraのように言います。
ただ、アメリカでは、etceteraを会話で使うのはフォーマルな響きがあり、and things like thatがよく使われるように思います。 日常会話では、etcetera etceteraのように2回繰り返して言うこともよくあります。
I’m allergic to milk, cheese, etcetera. I can’t eat any dairy products.
(牛乳、チーズなどのアレルギーがあります。乳製品は一切食べられません)
I played all types of sports when I was kid – basketball, football, baseball, etcetera.
(子どもの頃は、バスケ、アメフト、野球など、いろいろなスポーツをやっていました)
I bought a bunch of souvenirs for my coworkers like chocolates, reusable bags, etcetera etecetra.
(同僚にチョコレートやエコバッグなど、お土産をたくさん買いました)
Gourmet(豪華な)
日本語では「グルメ」と発音するこの単語は、豪華な食べ物や高級な料理を意味します。
本来は「食通」の意味も持ちますが、日常会話では一般的に豪華な料理を意味する単語として使われます。
英語ではグルメではなく、“gohr / may”のように発音します。
This restaurant serves gourmet hamburgers.
(このレストランは高級なハンバーガーを提供しています)
We should treat ourselves to a gourmet meal tonight.
(今夜は自分達へのご褒美として高級なレストランに行こうか)
Every now and then, I like to go to gourmet restaurants in LA.
(時々、ロスにある豪華なレストランに行くのが好きです)
p.s.写真は昨日の神宮外苑銀杏並木、少し黄色がかかってきました。
『アフタヌーンティーを考案した貴婦人』
1840年頃、当時の貴族の食事スタイルは一日2回。
王室に倣いボリュームのある朝食をとつたあとは、夜8時頃のディナーまで、何も口にできませんでした。
その時代の貴婦人は「華奢でウエストが細いほど魅力的」とされ、ウエスト50センチを目指しコルセットを締めつけたうえで、重いドレスを着ていたのです。
午後4時頃になると、締め上げられたコルセットの息苦しさと空腹から、気を失ってしまう貴婦人も少なくなかった。
その時間になると「憂鬱で気分が落ち込む」と口走っていたアンナは、ある秘め事を日課としていました。 それが「秘密の一人お茶会」。 自分のベッドルームに紅茶とバター付きのパンを運ばせ、ひっそりと愉しんでいたのです。
天性の社交家だったアンナは、この優雅な午後のお茶時間に友人を招待することを思いつきます。
天蓋付きのベッドを囲むように小さなティーテーブルを用意し、レースのクロスの上にシルバーのティーポットを並べ、自らが紅茶を淹れてもてなすようになります。
お茶の時間に定番となっていたビスケットやプティフールも振る舞うようになると、お喋りにも花が咲きます。いつしか社交の時間へと発展していきました。
この時代の世襲貴族たちは、貴族院議員という立場でアンナの夫であるベッドフォード公爵もホイッグ党の政治家。 政治とパーティーはいつの時代も蜜月な関係。
「天性のおもてなし上手」であったアンナは、公爵が男性ゲストを引き連れ、ハンティングやシューティングに興ずる間、夫人がたをドローイングルーム(女性ゲストがお茶を愉しむための部屋)へ招き入れ、ディナーまでの時間をお茶会でもてなすようになります。
若い頃から上流階級のソサエティで育ち、王室ともつながり社交術を磨いていったアンナは、夫をたてつつも古い因習にとらわれることなく、知的エレガンスを存分に発揮し、存在感を増していきました。
お茶会という社交の場は、政治家の妻としてだけではなく「自分らしさを表現する舞台」でもあったのです。
このアンナがはじめた「午後のお茶会」という新しい文化は、のちに「アフタヌーンティー」と呼ばれるようになります。
(最近読んだ英国流アフタヌーンティーより)
勤労感謝の日辺りが混んでるでしょうね。
素敵な女性ですね。アンナさん。
ビスケットの上にホワイトクリームをたっぷりおいて、その上にジャムという食べ方はシンプルですが、なんとも言えないおいしさがありました。
紅茶がそれにとってもよく合っていました。