中国語

パン・ウェイさんの“食卓”カレンダー

パン・ウェイさんの元気のヒミツは、おばあさんから教わった「食の知恵」。中国には、季節の変化に合わせて体の調子をととのえる知恵がたくさんあり、親から子へと大切に受け継がれてきました。すこやかに日々をおくるための旬の食材とレシピを、毎月ひとつずつ紹介します!(2007年度のテレビ「中国語会話」文化情報コーナーから)

9月10日(月)

はと麦と緑豆のスープ
〈第6回〉“疲れた体をゆっくり整える”
はと麦と緑豆のスープ(薏米绿豆汤

パンさんから食にまつわる一言
喝绿豆汤,好败败火」(緑豆の汁ものを飲むと、熱が取れる)

夏の中国では「緑豆」が人気です。緑豆はビタミンCが多いだけでなく、「喝绿豆汤,好败败火」(緑豆の汁ものを飲むと、熱が取れる)、つまり体にたまった余分な暑気を取りのぞく作用や、そのほかにも解毒や利尿の作用があると考えられています。
今回は「はと麦と緑豆のスープ」を紹介します。はと麦にも緑豆と同様、解毒の作用があるとか。お好みでなつめと氷砂糖を加えて召し上がれ。

“疲れた体をゆっくり整える”はと麦と緑豆のスープ
薏米绿豆汤 yìmǐ lǜdòu tāng


■材料(2~3人分)
緑豆      大さじ4~5
はと麦     大さじ3
水(戻す用)  大さじ3
干しなつめ  6~9個
水       3.5~4カップ
氷砂糖    適量

■作り方
1) はと麦を大さじ3の水で一晩戻す
2) 鍋の中に2.5カップの水を入れ、緑豆とはと麦をいれ沸騰させたら弱火で約30分煮込む
3) なつめと1~1.5カップの水を加えて約10分間さらに煮込む
4) 器にとり、お好みで氷砂糖を加える


*緑豆には、体を冷やす作用がありますので冷え性の方は取りすぎに注意してください。解毒作用があるため、薬と併用してとらないようにして下さい。

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