4月8日(金曜日) 今にも寝てしまいそう。
幸い書きたい話もなくて。おやすみ!
한글은 wataru 씨의 일기에서.
眠いから wataru 씨の日記の日本語訳だけでお茶を濁そうと思いながら、テレビで中国語の録画を流していたら、いきなり出てきました。
对不起。
トイプチー。すみません。
知ってる!この言葉、知ってる!
これは中学時代のクラスメイトのN君が「中国語を覚える!」と宣言して最初に覚えて言いまくっていた言葉だから覚えてた。彼はブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れて中国語を始めるといっていたんだ。
当時ボクもジャッキー・チェンとソフィー・マルソーが大好きな映画少年だったから、「トイプチー!トイプチー!」といいながら楽しそうに走り回っているN君を微笑ましく見ていたけど、心のなかでは「なんでよりによって最初が謝罪の言葉やねん!?」と思っていた。
でもそれにはたぶん理由があった。N君は暴走族のヘッドを兄に持っていたがパシリ体質だった。強力な上下関係のなかで謝りつつ強さに憧れる少年だった。それがカンフー映画と中国語への憧れとつながっていたんだと思う。
そんなN君の最初の中国語が“对不起”、「すみません」だったのだ。なんだかそこに人生を感じた。
どーでもいいが、当時の山口県徳山市の中学生は映画館への出入りを禁止されていた。映画館へ行くのは不良だった(笑)。だけどボクは知っていた。映画館が不良のたまり場でないことを。
規則をやぶって映画を見に行っていて本当によかったと今でも思ってる。もうあの頃は戻ってこないんだから!不良と呼ばれる友達も出来て世界が広がった。よのなかの大人はうわべしか見てないことも知ったし。
規則なんてのはたまに破ってみるのがいい。子どもの頃は特にね。自分の頭で考えることが大切だ。でも出来にくい環境になってもいる。管理統制の行き届いたクリーンな世の中。まるで原発のようなクリーンさだ。もっと雑多な社会が好きだな。
ブルーフィルムが見れるからみたいな男子じゃなくて良かった!
(ブルーフィルムっていまじゃ死語ですが...)
私のこだわりとしては映画のつなぎ目にチカッチカッと出てくる黒い点を見つけることでしたよ。映写技師にフィルム交換するタイミングを報せるマークですけど、あの表示が出ると映写機を交代させると知ってから、うまいタイミングで画がつながると「今日の映写技師はアタリだ!」とそのリズム感を褒め称えたものです。嫌な子どもでした(笑)
wataruでお届けしました。