もっとビールいかが?
なぜこんなに簡単な表現が「今日のフレーズ」なのだろうと思われるかもしれませんが、これは英米的なコミュニケーションの基本を表しているフレーズなのです。例えば、Would you like...? や How about...? など、相手に伺いを立てる表現がたくさんあります。これは、英語圏の文化には、相手の「領域」にずかずか入っていくことをよしとしない、独立性を尊重する傾向があるからです。日本ではわざわざもっと飲みたいかを確認せずにお酌をしますよね。ところが、英語圏をはじめとして世界には、(気を利かして)相手の「領域」に入り込むことに抵抗がある人たちがいます。