That's the man who I met on the bullet train to Hiroshima.
あの人は、私が広島に来る新幹線の中で出会った男性なの。
関係代名詞 who をもう一度取り上げましょう。まずこの文の意味を考えましょう。met(会った)の目的語位置に空所があることが分かりますね。その空所と the man が組み合わされて「私が新幹線で会った男性」となっています。今回のポイントは目的語位置に空所がある場合、who だけでなく whom も選ぶことができるということです。whom は日常あまり使われない、目的格を尋ねる「誰を・誰に」です。この単語は関係代名詞にもなり、目的語が空所の場合に That's the man whom I met on the bullet train. と使うことができるのです。ただ whom は関係代名詞としてもフォーマルな文体を除き急速に退場しつつあります。特に口語では耳にすることはなくなってきました。人が先行詞の場合、関係代名詞は空所が主語でも目的語でも who で OK。それが現代英語なのです。