彼女と話すのも楽しくて。
目的語に動詞句的な内容を盛り込む際、動詞 -ing 形しか使えない動詞があります。enjoy もそのひとつ。私はこうした動詞を「リアリティ動詞」と呼んでいます。enjoy は「楽しむ」。何か具体的な行為をすることを「楽しむ」という動詞。そのため、生き生きとした行為が展開する様を描写する動詞 -ing 形がマッチするのです。「リアリティ動詞」には、finish(終える)、stop(やめる)、give up(あきらめる)といった、具体的な行為が行われていることを感じさせる動詞(「行われている」からこそ終えることが可能です)や、consider(よく考える)、imagine(想像する)、suggest(提案する)など、具体的な出来事をつぶさに想定する動詞などがあります。