TOEIC Bridge® Testで"Restart"! おとなの英語学習法セミナーを開催しました!

2018年9月6日(木)に『TOEIC Bridge® Testで"Restart"! おとなの英語学習法セミナー』が開催されました! 平日19時スタートのセミナーにもかかわらず、たくさんの方がかけつけてくださり、大いに盛り上がりました。
第1部ではTOEIC Bridge® Testの紹介、第2部ではNHK Eテレ「おとなの基礎英語」に出演していた太田エイミーさんによる 「英会話を続けていくコツ」、そして同じく「おとなの基礎英語」に出演していた立教大学・松本茂先生による「英語力を伸ばすための3要素」と、 盛りだくさんのイベント内容を2回に分けてリポートします。

第1部は、TOEIC Bridge® Testの紹介です。
世界160カ国、年間受験者数約700万人のTOEIC® Programは、自分の英語能力や目的・目標に合わせてテストを選ぶことができます。多くの方が受験しているTOEIC® Listening & Reading Test(以下、TOEIC® L&R)以外にSpeakingやWritingのテストもありますが、英語学習初・中級者の方におすすめなのがTOEIC Bridge® Testです。
TOEIC Bridge® Testは、実際のビジネスシーンを想定した問題が出題されるTOEIC® L&Rと違い、日常的で身近な内容について出題されます。受験時間はTOEIC® L&Rの半分の約1時間。スコアのレンジごとに「TOEIC Bridge® Can Do ガイド(できることガイド)」があります。たとえばスコア140点以上なら「レストランでメニューを見ながら注文できる」など、身近な場面を想定し、学習到達目標を立てやすくなっています。「スコア150点以上でTOEIC® L&Rに移行」というレベルアップの達成目安もあり、気軽に自分の実力を知ることができ、次の目標が立てやすいテストです。「受けると元気になるテスト」と担当者から説明されていました。
セミナー終了後には、TOEIC Bridge® Testに申し込む参加者のみなさんの姿がたくさん見られました。

会話が続いていくあいさつをしよう!

第2部ではNHK Eテレ「おとなの基礎英語」でおなじみの太田エイミーさんが登場。
舞台を降り、会場のおひとりに“How are you?”と語りかけます。
“Fine thank you. And you?”と答える参加者。しかし、エイミーさんは「この答え方は間違いではないけれど、ネイティブスピーカーとしてはちょっと違和感がある」と言います。“How are you?”は「元気?」くらいの意味。だから“I'm good! You?”とカジュアルに答えても大丈夫。気分に合わせて“I'm great, because……”と言えば、会話がつながるきっかけになります。
「どんどん会話が続いていく答え方を工夫してほしい」とエイミーさんは呼びかけました。

自分が使える英語で会話しよう!

あいさつのあとに続くのは「世間話の王道」お天気の話です。
「いやー、それにしても毎日毎日本当に暑い日が続きますね!」と言いたくても英語が思いつかない。 「そんなときは単語を削っていきましょう」とエイミーさん。
「これはいらない」と削っていくと最後に残ったのは「暑い日が続きます」のみ。 つまり“It's been hot.”だけでOKなのです。フレーズが出てこないときは “It was hot yesterday. It's hot today too.”など、自分の使える英語だけでも会話ができます。
「自分の知識の範囲内で伝わる言葉を見つけましょう」とエイミーさんは教えてくれました。

想像力で言葉を補っていこう!

では「いやー、なんだか急に秋めいてきましたね!」と言いたいときには? 先ほどと同じようにシンプルにすると「秋めいてきました」になります。「でも、“I feel autumn in the air.”という言葉はとっさには出てこないもの。そんなときは自分の見たこと、感じたことを話しましょう」とエイミーさんは言います。
“I saw a red dragonfly this morning.”でもいいし、“Sanma fish is delicious.”でもいい。エイミーさんは「自分が持っているボキャブラリーだけでも十分に会話ができるはず。言いたいことは直訳しないで、想像力を発揮すれば、シンプルな英語で楽しく会話を続けられます」と教えてくれました。参加者のみなさんも「これならできる」と思ったのではないでしょうか。
エイミーさんおすすめの勉強法は「目についたものを実況する」こと。エイミーさん自身も日本語が苦手だったころ、実践していた方法だそうです。
「みなさんも、歩きながら“Here is a post office. Oh! What a cute dog!”など、口に出してみると、とっさに英語が出てきやすくなるんじゃないでしょうか」と、実体験をもとにアドバイスしてくれました。