シネマヴェーラ渋谷の「ロシア映画傑作選」上映作品
①「母」«Мать»
フセヴォロド・プドフキン監督メジラブポム・ルーシ1926年(サウンド版1968年)
★原作はマクシム・ゴーリキーの同名の長編小説。
②「アジアの嵐」«Потомок Чингис-Хана»
フセヴォロド・プドフキン監督メジラプポムフィルム1928年(サウンド版1949年)
★原作はイワン・ノヴォクショーノフ『チンギス・ハーンの末喬』。
③「宇宙飛行」«Космический рейс»
ヴァシリー・ジュラヴリョフ監督モスフィルム1935年
★宇宙飛行の父、ロケットの父と称されるコンスタンチン・ツィオルコフスキー監修。
④「アレクサンドル・ネフスキー」«Александр Невский»
セルゲイ・エイゼンシュテイン監督モスフィルム1938年
★プロコフィエフの音楽も素敵だ。
⑤「女狙撃兵マリュートカ」《Сорок первый》
グリゴリー・チュフライ監督モスフィルム1956年93分
⑥「誓いの休暇」«Баллада о солдата»
グリゴリー・チュフライ監督モスフィルム1959年87分
★「世界で最も愛されたソ連映画」。
⑦「火の馬」«Тени забытых предков»
セルゲイ・パラジャーノフ監督ドヴジェンコ記念キエフスタジオ1964年97分
★原作はミハイル・コチュビンスキーの『忘れられた祖先の影』。
⑧「怒りのキューバ」«Я — Куба»
ミハイル・カラトーゾフ監督モスフィルム&イカイク(キューバ) 1964年
★「鶴は翔んでいく」のカラトーゾフ作品。
⑨「鬼戦車T-34」«Жаворонок»
ニキータ・クリヒン&レオニード・メナケル監督レンフィルム1964年
★原題はリリックに「ひばり」。個人的には「トルペド航空隊」と並んでお気に入りの戦争もの。
⑩「ピロスマニ」«Пиросмани»
ゲオルギー・シェンゲラーヤ監督グルジアフィルム1969年
⑪「田園詩」«Пастораль»
オタール・イオセリアーニ監督グルジアフィルム1975年
⑫「愛の奴隷」«Раба любви»
ニキータ・ミハルコフ監督モスフィルム1976年
⑬「ストーカー」«Сталкер»
アンドレイ・タルコフスキー監督モスフィルム1979年
★原作はストルガツキー兄弟の『路傍のピクニック』(邦訳は深見弾訳『願望機』群像社1989年または『ストーカー』ハヤカワ文庫1939年。
⑭「スタフ王の野蛮な狩り」«Дикая охота короля Стаха»
ヴァレーリー・ルビンチク監督1979年ベラルーシフィルム
★原作はウラジーミル・コロトケヴィチの同名の小説で、黒田龍之助先生はかつて「日本語訳をする本を一冊選べと言われたら迷わず『スタフ王』!」とおっしゃっていました。
⑮「光と影のバラード」«Свой среди чужих, чужой среди своих»
ニキータ・ミハルコフ監督モスフィルム1974年
⑯「炎628」«Иди и смотри»
エレム・クリモフ監督1985年ベラルーシフィルム、モスフィルム
★原題の「行って、そして見なさい」「来てみなさい」は聖書の言葉から。
短篇集
A「殺し屋」«Увийцы»
アンドレイ・タルコフスキー、アレクサンドル・ゴルドン、ミハイル・ロンム監督S・A・ゲラーシモフ名称全ロシア国立映画大学1956年
★原作はへミングウェイの短編小説。
B「エレジー」«Элегия»
アレクサンドル・ソクーロフ監督1986年
★“エレジー”がタイトルにつくソクーロフの作品には、
「エレジー」«Элегия»
「モスクワ・エレジー」«Московская элегия»
「ペテルブルグ・エレジー」«Петербурская элегия»
「ソヴィエト・エレジー」«Советская элегия»
「単純なエレジー」«Простая элегия»
「ロシアン・エレジー」«Элегия из России»
「オリエンタル・エレジー」«Восточная элегия»
「人生のエレジー.ロストロポーヴィチ、ヴィシネフスカヤ」(直訳:邦題は「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」と全く違うものになってしまった)«Элегия жизни ― Рострапович. Вишневская»
と今まで8つあって全てがドキュメンタリーだが、そのシリーズ最初の作品。
C「ピロスマニのアラベスク」«Арабески на тему Пиросмани»
セルゲイ・パラジャーノフ監督グルジア記録映画スタジオ1986年