Fanny Ardant の話が続くのでLa Femme d'à côté を借りてきて見ました。
Fanny Ardant は映画の初の主役ということですが、堂々とした演技でした。
Gérard Depardieu との微妙な関係もうまく描かれていました。
フランス人は「昔の恋人と友人関係を築けない日本人はかわいそうだ」というようなことを言いますが、フランス人でも深い恋に落ちながら別れた男女は、その後の関係が難しいことがよくわかります。
ただし、Truffaut の恋愛は悲劇に終わるので、後味が悪いことが難点なのでしょう。
ちなみに、Gérard Depardieuの奥さんを演じたミシェール・ボームガルトネルはこの映画の撮影後に急死されたそうです。
確かに、切ない話ですね。
良いパートナーがいるのに、何がお互いを惹きあうのかが不思議で、
特にGérard Depardieuの行動はやや不自然にも感じました。
まいにちフランス語応用編 Séquence 24を聞いてみました。
映画の中ではそれほど気に留めなかったのですが、じっくりテキストを読んでみると、かなり深いものがあるのですね。
フランス人のEléonore でも似たようなコメントをされていましたので、日本人にとっては更にTruffaut が言わんとするところに近づくのは難しいのでしょう。
テキスト92頁のセリフを読むと、私も映像を見たくなります・・・