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おぼえた日記

2018年7月25日(水)

ワールドカップ・フランス優勝の日のFigaroの記事をようやく最後まで読むことができた。

<Le Figaro 7月16日>
COUPE DU MONDE 2018 : LA FRANCE OU LE SUCCÈS D’UN AUTRE FOOTBALL
2018年ワールドカップ フランスや他のサッカーの成功(3/3)

華々しさよりも現実主義
1982年から1986年の英雄的行動を成し遂げたフランスチームよりも今のチームのスタイルは魅力がない。このチームは守備を固めとオーバーラップで支えられており、実際の効果としては既に知られている選手たちである。チェルシーのカンテ、ユベントスのマチュイディ、レアルマドリードのバラン、マンチェスターユナイテッドのポグバとアトレチコ・マドリードのヘルナンデスとグリーズマンである。グリーズマンは勝つための手段は心配しない。「私は嫌気を感じない。なぜなら、このサッカーに慣れており、所属チームでもよく同じスタイルでプレーをする。ベルギーに対しては守ったが、セットプレーから1点をあげた。これはアトレチコ・マドリードのようだ。もし私がスターであるなら、創り出した試合を馬鹿にしただろう。」
Du pragmatisme plutôt que du panache
Ce style moins séduisant que lors des épopées 1982 ou 1986 fait actuellement la force de cette équipe de France. Elle s’appuie sur un bloc solide et un jeu de transition que pas mal de joueurs de l’effectif actuel connaissent déjà : Giroud, Kanté (Chelsea), Matuidi (Juventus), Varane (Real), Pogba (Man Utd) ou encore les deux de l’Atlético, Hernandez et Griezmann. Ce dernier ne se préoccupe pas de la manière pour gagner : «Je ne m’ennuie pas parce que je suis habitué à ce jeu, on le fait souvent en club. On a défendu (contre la Belgique) et on marque un but sur coup de pied arrêté, c'était un peu comme à l'Atletico. Si j'ai l'étoile, je m'en fous du jeu qu'on aura produit.»
panache  華々しさ
épopée 英雄的行動
se préoccuper 心配する
coup de pied arrêté セットプレー
se foutre de ・・を馬鹿にする






1998年の優勝メンバーのリザラスはフランスの実力についてより正確な分析をしている。「98年とは違うと私は見ています。我々は、相手がどうであれ、もっと自分たちのリズムを刻み、自分たちのスタイルがありました。ここが違うのです。デシャン監督はアルゼンチン戦ではメッシに対抗するプランで、ベルギー戦ではコブラの姿勢、すなわち後退しながらも相手を殺す準備をして敵に対応しました。」はじめての必然的な戦略が20年後にフランスチームを世界の頂点に導いた。
Bixente Lizarazu, champion du monde 1998, livre une analyse plus précise des forces françaises : «Je vois une différence par rapport à 98. Nous imprimions plus notre rythme et notre style, quel que soit l'adversaire. Là où je vois une différence, c'est que Didier Deschamps s'est souvent adapté à l'adversaire avec un plan anti-Messi contre l'Argentine ou la posture du cobra contre la Belgique : replié mais prêt à tuer en contre». Une stratégie fatale qui a une nouvelle fois envoyé l’équipe de France sur le toit du monde, 20 ans après.
replier 後退する
le toit du monde 世界の屋根(ヒマラヤ)‘


◎私見
日本ではサッカー日本代表監督を誰にするかが話題になり、有力視される森保監督に対する危惧の論評も散見される。しかし、今回のワールドカップを見る限り、代表チームの戦略に優劣があるわけではなく、むしろチームの完成度が勝敗を分けた気がする。こうなると日本ではサッカーの監督の選択の重要性が過大評価されている気がする。
これに対して、次の首相選定に関しては、誰が誰を応援するかばかりに話題が集中し、誰がふさわしいかという議論が低調のような気がする。誰が日本の首相になるかで大きく運命がかわるのだから、将来のために政治はなにをすべきか、そのためには誰が望ましいかを議論すべきではないだろうか。

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