☆ 私たちは未だ冬にいます。
We are still in winter.
Wir sind noch im Winter.
Siamo ancora in inverno.
Todavía estamos en invierno.
【社会学習ノート】このような素晴らしい記者がいる。過去形で言わせてはいけない。
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貧困ジャーナリズム大賞にＮＨＫ「長すぎた入院」、青木美希氏「地図から消される街」など３作品
Yahoo! Japanニュース 水島宏明 2018/9/18(火) 19:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20180918-00097355/
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貧困ジャーナリズム大賞は市民団体の「反貧困ネットワーク」が２００７年以降、開催しなかった年を除いてほぼ毎年、貧困のジャンルに関するすぐれた報道作品を選び続けていて今回で１２回目になる。
今回の受賞作品に選ばれた作品の特徴は、精神病患者への処遇の問題(大賞になったＮＨＫのＥＴＶ特集「長すぎた入院」で他の先進諸国に比べて、異常なほど長い入院期間の問題を告発した）や障害者らへの強制不妊手術の背景になった「優生思想」の問題（同じく大賞になったワセダクロニクルの「強制不妊」キャンペーン）、あるいは福島第一原発事故で「自主避難」を強いられた人々の様々に折り重なった苦悩を詳細に描いたルポ（大賞の青木美希「地図から消される街」）さらには障害者雇用の水増しを民間企業に率先して進めるべき役割の中央省庁が自らの数字をあちこちでごまかしていた問題（特別賞に選ばれた共同通信のスクープ）など、「この国のかたち」を問う報道が目立つ点にある。
（中略）
・朝日新聞 青木美希記者 地図から消される街 ３・11後の「言ってはいけない真実」」 （講談社現代新書）
この本には一人の記者が福島第一原発事故の「周辺」を取材して目撃した関係者の生活不安や生きがいの喪失といった現実の断片がこれでもかというほど描写されている。手抜き除染をする業者。廃炉の作業に従事する原発労働者。事故で避難を余儀なくされながら「自主避難」として括られて住居の確保や仕事の困難、さらには生活苦や家庭崩壊などに直面する人々。なかには自死を選んだ人たちも少なくない。著者が目撃した現実の数々をたどってみていると、この国では国民の安全を守ろうという意識が希薄だった国の姿勢が原発事故につながったばかりか、事故後の住民のたちの「貧困」も国の政策の不備で「つくられている」ということを痛感する。大手のマスコミが日々のニュースなどでは必ずしも報道しきれない、複層的な貧困の連鎖が浮かび上がってくる。そうした「つくられた貧困」の現状を等身大の感受性で描いた労作で、すぐれたジャーナリストが持つ責任感が全編を貫いている。
（以降略）
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■ 今、日本のジャーナリズムが危機に瀕しています。今こそが瀬戸際です。ジャーナリズムが死滅し、マスコミはアベ忖度の広報機関へと退化しています。
以前もNHKのクローズアップ現代で森友問題をスクープした記者も異動になり、結局は退社されましたし、テレ朝の報道ステーションの後藤さんも今年の3月で番組を降板されますし、政権からメディアへの圧力がかなり強まっていると感じます。かと言って、朝日新聞社は読者が離れれば自然に廃刊へと導かれると思いますが、そうなって一番喜ぶのはY新聞社やS新聞社、あべ政権のようにも思います。記者で頑張っている人もまだたくさんいると思いますので、廃刊にならないように、まずは新聞社トップへの強い抗議が必要だと感じます。
ご自分の生い立ちも書かれていました。
とうとう朝日新聞もここまでする新聞社になってしまいました。これは絶対許されるべきものではありません。第二の、第三の青木さんが出て来てしまいます。私は朝日新聞に強く抗議します。