おぼえた日記

2022年11月3日(木)

「計算可能性理論において停止性問題(ていしせいもんだい、英: halting problem)または停止問題は、「どんなチューリングマシン[1]、あるいは同様な計算機構についても、それが有限時間で停止するかを判定できるアルゴリズム」は可能か、という問題」(ja.wikipedia) がある。(ja.wikipedia の記述は舌足らずなので、en.wikipedia で補足: 「In computability theory, the halting problem is the problem of determining, from a description of an arbitrary computer program and an input, whether the program will finish running, or continue to run forever.」)

ぷんぷん匂うと思うが、ゲーデルの不完全性定理の親戚みたいな問題である。

『The Little Schemer』の記述が明快なので、転記 (いい加減訳で要約) しておく:

「任意の函数を引数にとり、それが停止する (計算結果を有限時間内に返す) ものであれば 真 を、そうでなければ 偽 を返す判定函数 will-stop? が作れたとしよう。
停止しない函数 eternity を
 (define eternity (lambda (x) (eternity x))) ; 自分自身を延々と呼び出す函数
で用意しておいて、函数 last-try を
 (define last-try
  (lambda (x) (and (will-stop? last-try) (eternity x))))
で定義する。
(last-try '()) を実行すると、(will-stop? last-try) が真ならば、引き続き (eternity x) を呼び出し (つまり、停止しない)、偽ならば、偽 の計算結果をもって即座に終了する。
つまり、will-stop? なぞというものは存在しない、云々。」

§

「Авантюрный сюжет, напротив, именно одежда, облегающая героя, одежда, которую он может менять сколько ему угодно.
冒険小説の筋立ては、主人公が気の向くままに取り換えることができる意匠である。」(『ドストエフスキーの詩学 (М. バフチーン) 4』)

『まいにちロシア語【応用編】インタビューで磨く表現力』урок 7 (https://gogakuru.com/mypage_574210/diary/2020-02/02.html
「再帰所有代名詞 свой の用法
★свой は、主語と同じ人物を指します。
Я люблю свою профессию.  私は自分の職業が好きだ。
この例では мою と言っても間違いではありません。
Сергей дорожит своим музыкальным инструментом. セルゲイは自分の楽器を大切にしている。
Сергей дорожит его музыкальным инструментом. セルゲイは自分のではなく彼の楽器を大切にしている。」

再帰代名詞 себя の場合はどうなるのだろう。
「которую он может менять сколько ему угодно」と
「которую он может менять сколько себе угодно」は、
意味を異にするのか、しないのか。
cf. Дверь отворяется к себе.

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