おぼえた日記

2025年1月30日(木)

◇ラジオ英会話 2025.1.23&30 L194 関係副詞による修飾②—when、why

★関係副詞when・whyを用いて説明
Do you remember the time when we went to Stonehenge?
There were a few times when you were late.
I still can’t forget the day we met.
The reason why I recognized him is because I’m interested in archaeology.

あら、おじいさん。
まあ、タブレットを使っているのね。
Hi, Grandpa. Oh, you’re using a tablet.

そう。とうとう買ったんだよ。
Yes. I finally bought one.

いいわね。それを使って何をしているの?
Great. What are you doing on it?

昔撮った写真をアップロードしているところなんだ。
I’m uploading some old photos.

見せてくれる?
Can I see?

あら、これは前に、ここにいたときの私だわ。
私の髪形がおかしく見えるわ。
Oh, that’s me when I was here before. My hair looks funny.

2人でストーンヘンジに行った時のことを覚えているかい?
Do you remember the time when we went to Stonehenge?

もちろん。私たちそこで偶然ピーコック教授にあったわね。
Of course. We met Professor Peacock there by coincidence.

お前さんが、彼だ誰だか知っていたなんて驚いたよ。
I was surprised you knew who he was.

実は、それを知っていたのは、私が考古学に関心があるからなの。
Well, the reason why I did is because I’m interested in archaeology.

◎Target Forms

あなたは、私たちがストーンヘンジに行った時のことを覚えていますか?
Do you remember the time when we went to Stonehenge?

あなたは、数回遅刻しましたね。
There were a few times when you were late.

私が、まだ私たちがあった日/時/年/瞬間を忘れることができません。
I still can’t forget the day / time / year / moment (when/that) we met.

私が彼だとわかったのは、私が考古学に関心があるからです。
The reason (why/that) I recognized him is because I’m interested in archaeology.

◎Grammer in Action

ブロッコリーが嫌いだった時がありました。
今はしょっちゅう食べています。
There was a time when I hated broccoli.
Now I eat it all the time.

あなたは私を見て微笑みました。
それが、私があなたを好きになった瞬間でした。
You looked at me and smiled.
That was the moment when I fell in love with you.

おそらくあなたは、自分がここにいる理由を知りたいでしょう。
お座りください、説明しますよ。
You probably want to know the reason why you’re here.
Please, sit down and I’ll explain.


◇フランス語 応用編 Leçon 29 jeudi 30 janvier
Un monstre d'orgueil
フェヌロン『テレマコスの冒険』:「傲慢の怪物」

◎今日のテクスト
Tout le genre humain n'est qu'une famille dispersée sur la face de toute la terre. Tous les peuples sont frères, et doivent s'aimer comme tels. O rois, ne dites point qu'on doit désirer [la guerre]* pour acquérir de la gloire: la vraie gloire ne se trouve point hors de l'humanité. Quiconque préfère sa propre gloire aux sentiments de l'humanité est un monstre d'orgueil, et non pas un homme.

人類はすべて、全世界の表面に散らばった一つの家族にすぎない。すべての民族は兄弟であり、兄弟としてお互いに愛し合うべきなのだ。おお、王たちよ、栄光を得るために戦争を望むべきだなどと言ってはならぬ。真の栄光は人間性の外に存在せぬ。自己の栄光を人間性の感情よりも重んじる者は、誰であれ傲慢の怪物であって、人間(の名)には値しない。

◎語彙説明・構文のポイント
Tout le genre humain n'est qu'une famille dispersée sur la face de toute la terre.
tout le genre humain 「全人類、すべての人類」
une famille dispersée「散らばった家族」
sur la face de toute la terreで「全世界の表面に」

Tous les peuples sont frères, et doivent s'aimer comme tels.
tous les peuples で個々の民族がもらさず包含されている。「すべての民族」
comme tels  tels は「そのような」という不定形容詞。ここでは frères「兄弟」を指す。comme telsで「兄弟として」

O rois, ne dites point qu'on doit désirer la guerre
o rois 呼びかけで「おお、王たちよ」王たちは、新たに起ころうとしていた紛争のため戦場に集まったものの、マントールの演説に説得されて平和を選ぶ。
ne dites point ne-point は古典語の用法で、現代フランス語の ne~pasと同じ。

pour acquérir de la gloire :
acquérir qc 「~を獲得する」
gloire「栄光」不特定の抽象名詞として部分冠詞が付く。「王の栄光」は国王ルイ14世の絶大な権力を表すシンボル的表現として、記念碑や芸術作品などに広く利用された。

la vraie gloire ne se trouve point hors de l'humanité.
ne se trouve point se trouver(受動的用法)の否定形「見いだされない」。
hors de 「~の外に」
humanité「人間性」

Quiconque préfère sa propre gloire aux sentiments de l'humanité est un monstre d'orgueil, et non pas un homme.
quiconque 関係代名詞。先行詞なしに「~する者は誰でも」この文の主語。
préfère  préférer A à Bで「BよりもAを好む」
sa propre gloire 「自分自身の栄光」
les sentiments de l'humanité 「人間性の感情」
un monstre d'orgueil 「傲慢な怪物」de + 無冠詞名詞の場合、名詞が形容詞的な意味で表されることがある。
et non pas un homme et non pas 「~ではない」と否定を強調。

◎Explication de texte
『テレマコスの冒険』は古代ギリシャの物語を借りてルイ14世時代の社会批判を行った小説です。ルイ14世の死後、18世紀になって大いに読まれました。今日のテクストの場面は、主人公テレマコスらの努力で一触即発の大戦争がすんでのところで回避され、和平が戻ってきたところです。テレマコスの師であり、友でもあるマントール (Mentor) が語ることばですが、マントールは実は神アテーナーの化身であって、実はこれは神のことばにほかなりません。

人間の姿を借りた神という登場人物に仮託して、フェヌロンは「全人類は全世界の表面に散らばった一つの家族にすぎない」 ≪ Tout le genre humain n'est qu'une famille dispersée sur la face de toute la terre. »、「すべての民族は兄弟である。そのように互いに愛し合うべきなのだ」 ≪ Tous les peuples sont frères, et doivent s'aimer comme tels. ≫ といった力強いことばを挙げています。あたかも、国家や民族の枠組みを超えた人類の普遍的なつながりを訴え、当時の支配的なイデオロギーに挑戦状をたたきつけているかのようです。

特に注目すべきは、今回のテクストに見られる「人間性(humanité)」を基軸とした新しい価値観です。フェヌロンは、戦争における武勲といった従来の「栄光(gloire)」の概念を覆し、「人間性に基づく真の栄光」を提唱しました。これは、武力による征服ではなく、平和と協調に基づく社会の実現という、当時としては革新的なビジョンを示すものであったといえます。

テクスト全体に見られる巧みな修辞技法も、フェヌロンの思想を効果的に伝えています。「genre humain (人類)」「famille (家族)」「frères(兄弟)」といった語彙は、読者に人間どうしの自然な絆を想起させ、人間愛に基づく共感へと導きます。また、「真の栄光 (la vraie gloire)」と「自己の栄光 (sa propre gloire)」、「人間(un homme)」と「傲慢な怪物(un monstre d'orgueil)」の対比は、戦争を賛美する価値観の愚かさを痛烈に批判し、読者の心に強い印象を残します。

フェヌロンの思想的革新は、18世紀の啓蒙思想や国際連盟構想として開花するコスモポリタニズムの萌芽として捉えることができます。国家間の対立を超えた世界平和の希求は、まさに現代にも通じる普遍的なテーマであり、フェヌロンの先見性を示しています。

「人類」を「家族」と見る比喩や「人間性」といった概念は、現代ではしばしば抽象的な理想として捉えられがちです。しかし、フェヌロンの時代を振り返ることで、それが具体的な矛盾や社会問題への生きた応答として生まれたものであることが理解できます。

フェヌロンの言葉を現代のun monstre d'orgueil「傲慢な怪物」に投げかけたいです。

ひな雪 さん
この時代に、「人類はすべて、全世界の表面に散らばった一つの家族にすぎない。」と語っていたのは本当にすごいことだと思います。
その後の歴史を振り返ると、この理想は何度も踏みにじられています。ですが、諦めず語り続けることが大切なのでしょう。
2025年1月30日 10時18分
pretty naoko さん
おはようございます。

フランス語順調ですね。
旅行をしたときに楽しみですね。
昨日100分待ちでモネ展を見ました。
行って良かったです。
2025年1月30日 7時59分
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