2010年8月 3日 (火)
マンマの思い出がたくさんつまったお菓子なんですね。うらやましい!
これは中世にトスカーナで誕生したお菓子で、「カントゥッチ」ともよばれます。ドライフルーツやスパイス、チョコが入ったものもありますが、アーモンドが入っているのが、プラートのビスケットの特徴なんだそうです。
硬いビスケットなので、ヴィンサントなどの甘いワイン、もしくはカフェ・ラッテに浸して、ちょっとやわらかくしてから食べます。Che buoni!!
ちなみに「ビスコッティ」という名前は、bis(2回)cotto(焼いた)から、なんですって。
Biscotti di Prato「プラートのビスケット」のレシピは「ルカレオのワイン日記 第18課」をごらんくださいね!
2010年8月14日 (土)
「ドイツ語の出演は7年ぶりです。前回はお料理だけでしたが、今回はドイツのライフスタイル全般について、自然な流れでご紹介できているのではないかと思います。
日本とドイツのライフスタイルの違いをしいてあげるなら・・・。ドイツ人のほうが、シンプルに暮らす人が多いですね。たとえば、自宅への来客は、日常よくあることなので、いつも作らないようなご馳走を作ったりせず、家族の一員のように通常と変わらないおもてなしをします。特別なテーブルセッティングもしませんし、食器類も大皿を数枚とディナーセット(ディナー皿、サラダ皿、スープ皿)とケーキセット、それぞれ普段使いとお客様用を揃えておけば十分。『いつもと同じものを同じように』あくまでも自然体でお客様をお迎えするのがモットーです。
ドイツ料理はたまねぎやベーコンがベースの味で、変わったハーブやスパイスも使わないので日本人でも食べやすいと思います。お菓子はフルーツを焼きこんだケーキが多いですね。6月にご紹介した「りんごのケーキ」は定番中の定番。こういったシンプルなケーキに生クリームを好きな量だけつけて食べるのがドイツ流。ドイツのケーキに生クリームは欠かせません。生クリームをつけたバランスを考えて作っているので、「太っちゃうかも?」と思わずに、
ぜひmit Sahne (生クリームつき)で食べてください。
ベルリンのお勧めは、博物館島そばの国立オペラ座のカフェですね。ベルリンに行くと必ず訪れます。ここのケーキはすごく種類が多くて充実しているので、ぜひ行ってみてください。あとは、地元の雰囲気が楽しめる朝市もいいですよ。露店に季節の食材がたくさん並びます。しぼりたてりんごジュースやレンズマメのスープなど、その場で食べられるものも売っているので、是非立ち寄ってみてください。
5~6月頃なら、イチゴ売りのスタンドが駅にでるので、イチゴのにおいでいっぱいになります。とてもかわいいイチゴ形のスタンドなので、一目瞭然!この季節はイチゴのかごを片手に出勤するビジネスマンを多く見かけます。
そして、白アスパラガスのスタンドも出ます。白アスパラガス(Spargel)はドイツ人が大好きな春の訪れを告げる食材。滞在先で調理ができるなら、市場かスタンドで買って調理してみてください。茹でてホランデーズソース(卵黄とバターのソース)をかければ、ドイツの春を堪能できますよ!」
(写真:タニアさん提供)
こちらはドイツの暮らしを取り入れるべく、タニアさんが一から手探りで完成された鹿児島のお宅です。
鹿児島の自然素材と、タニアさんがじっくり選んだ骨董の照明や家具がとてもマッチしたステキなおうちですね。自分もいつか家を建てるときは参考にしよう・・・なんて、全く予定もないのに思ってしまいました。
そして、これは原さんも懐かしがっていた鹿児島名物の「けせん団子」。とてもおいしかったです!
お団子をはさんでいるのは、けせんの葉(けせん=肉桂=シナモン)です。スティック状のシナモン(皮)はよく見かけますが、葉ははじめて見ました。もちろん、葉もとてもいい香りがします♪
原さんも大好きなタニアさんですが、もちろん私たちも大好きです!タニアさんとお話していると、とても穏やかな気持ちになり、癒されました。まさに、一石二鳥のインタビューとなりました。
2010年8月26日 (木)
一人芝居の演出兼俳優、ドキュメンタリー映画の監督もこなすパトリス先生が、リリ役のセリーヌさんとリュリュ役のセドリックさんに熱血演技指導をしています。
まず最初に先生方と一緒にキーフレーズを決めます。キーフレーズが決まったら、モテモテハンサム君のリュリュと、マドンナのリリ、ちょっとずっこけキャラのパトとリリそれぞれのドラマの筋書き、セリフを作ります。キーフレーズが印象的に入っていて、かつユーモアのある内容にするのがポイントです。
そして収録当日、セリフの最終確認をしながら撮影します。
セリーヌさん、セドリックさんの熱演をより大胆に、より面白くするべく、パトリス先生の演技指導が加わり、『愛は劇場』が完成します!
いつも陽気なパトリス先生が、真剣なまなざしで演出しています。
でも、よく見ると赤いシャツの下に白い布を巻いています・・・。
なぞは『愛は劇場』の最終回で明かされます!
2010年8月27日 (金)
「私は日本に5年間住んでいて、その間にラジオのスペイン語講座にも出演していましたが、今はスペインに帰国して、マドリードに住んでいます。
日本にいるうちの3年間、国際電話会社の人事部に勤めていました。いろいろな国籍の人たちがいたので、ポルトガル語、英語、スペイン語、日本語・・・いろいろな言葉が飛び交っている職場でした。私自身は、子供のころマドリードでドイツ系の学校に通っていたので、ドイツ語は今でも話せます。日本語は来日してから学校に通って勉強しましたが、漢字が読める中国や韓国のお友達は、一歩先をいく良いライバルでした。漢字がわからない私は、スペインで買った本に載っていた方法で漢字を覚えました。まず、目、日などの漢字の形と意味を覚えます。覚えた漢字が入っている漢字や単語が出てきたら、元の漢字の意味を組み合わせて連想していきます。この方法で日本語を覚えました。
そのほかの言語は、ドラマやニュースなどで興味のある話を聞いたり、たくさんしゃべって練習しました。もし、話せるようになりたい言語を話せる友達がいたら、間違えてもいいからたくさん会話してみてください。お友達がいない方はその国を訪れて、現地の人とコミュニケーションしてみるといいと思います。
私の趣味は『踊ること』。最初にクラシックバレエやフラメンコを習いました。今はペアダンスが好きですね。社交ダンス、ラテンダンス、サルサ、アルゼンチンタンゴ、チャチャ、ワルツなど・・・。6月の「比べてみれば」でディスコに行きました。マドリードには会社帰りに『飲む』代わりに『踊って』帰る人が多いので、ディスコがたくさんあります。いっぱい踊ったあとは、甘いものを食べて一休み。私がホットチョコレートとチュロスを食べていたお店は、マドリードの有名なディスコの隣にあります。とてもおいしいので、機会があれば、探して行ってみてくださいね!
スペインのおすすめスポットは、プラド美術館、マドリード、トレドですね。プラド美術館はスペインが世界に誇る美術館なので、ぜひ訪れてほしいです。マドリードは夜がおすすめ。毎日にぎわっていてとても楽しいので、ぜひ出かけてみてください。バルでパエージャやタパス(「たこのガリシア風」「いわしのマリネ」など)も、食べてみてください。トレドはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が交錯した土地で、町自体が博物館のようです。みどころがいっぱいで面白いと思いますので、ぜひ!」
と、とてもていねいな日本語でお話をしてくださいました。
踊っているマルタさんはとても情熱的ですが、普段はとてもおしとやかで控えめな女性です。なんでも、日本のお寺や神社、歌舞伎や古都がお好きで、中でも一番は鎌倉の大仏様。日本にいるあいだに、何度も訪れたんだそうです。