まいにちイタリア語 「ローマを巡ろう!」 Lezione38
よく使う不規則な形の条件法現在の活用を学ぶ
Adesso ci vorrebbe proprio una pausa per mangiare.
「今まさに食事休憩が必要な時間なのですが」
vorrebbe ・・・volereの条件法現在3人称単数形
proprio ・・・まさに
una pausa per mangiare ・・・食べrための休憩(この文の主語)
volere は「~が欲しい」「~したい」という意味だが。 ci とセットの場合で「~がかかる、必要である」という表現。
条件法が使われているので、自分の願望を相手にやんわりと伝える表現となっている。
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【impariamo 1】
volere の条件法現在の活用を確認しましょう!
活用は上の表参照。
volere の活用も少し不規則だが、不規則なのは語幹の部分だけ。
vorrei さえ覚えておけば、あとは -rei の部分を -resti , -rebbe などと変えるだけでOK。
Abbiamo fame. Vorremmo fare una pausa.
「私たちはお腹がすいています。できれば休憩したいのですが」
Per comprare una casa ci vorrebbero più soldi.
「家を買うためには、もっとお金が必要でしょうに」
※条件法を使うことで「現在の状況では難しい、実現は困難である」というニュアンスが込められている。
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【impariamo 2】
essere と avere の条件法現在の活用を確認しましょう!
活用は上の表参照。
essere の場合は、語幹の部分が sa と音が大きく変わるので要注意。
avere の場合は ere の e が取れるので、 averei ではなく avrei となる。
Sarebbe meglio prendere un taxi.
「タクシーに乗るほうがいいんじゃないかな」
※条件法を使うことによって「もしかしたら~するほうがいいかもしれません、いいでしょう」とあくまで自分の意見として語調を和らげている。
Avrei intenzione di cambiare lavoro.
「私は仕事を変えようと思っています」
条件法現在には不規則活用が多いものの、覚えておくと不規則活用が怖くなくなるルールがある。
それは、語幹の部分が条件法現在と未来形では全く同じ形になるということ。
例えば essere の条件法現在の1人称単数形は sarei だったが、未来形は sarò 。
このように、条件法現在と未来形は語幹の部分が同じになる。
未来形と条件法現在は語尾も似ているので要注意。
特に1人称複数形、未来形の語尾は -remo 、条件法現在は -remmo と m が1つ増えるだけなので間違えないようにする。
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【Proviamo!】
次の日本語をイタリア語にする。
①私たちは来年ローマに行きたいのですが。
Vorremmo andare a Roma l'anno prossimo.
②ウェイターさんにおすすめをきいたほうがいいんじゃないかな。
Sarebbe meglio chiedere un consiglio al cameriere.
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<今日のフレーズに似たフレーズを英語で言うと…>
We'd like to order.
「注文したいんですが」
/english/phrase/30017?m=1
調べてみるとan dem が am、im das が ins などがそうなんですね。
結合してもなんとか想像できるものと、形が変わってしまうものといろいろありますが、繰り返し練習して覚えていけばいいでしょうね。
イタリア語のを見たときに、覚えるのが難しそうだなあと思ったけれど、
ドイツ語ではそんなに苦労していない(と思う)ので、イタリア語でも
繰り返し練習すれば覚えられるようになるのでしょうね。がんばります!