「ときに反論されることもあるが、もし自由な進化の必要条件—個人的創意の精神—が欠けるということが真であるなら、その精神なしにはたしかに活力ある文明はいずこでも育たない。
(『自由の条件 (F. A. ハイエク, 気賀・古賀 訳、春秋社)』)」
難解な文。原文「If it is true, as is sometimes objected, that the necessary condition for a free evolution—the spirit of individual initiative—is lacking, then surely without that spirit no viable civilization can grow anywhere.」もなんかちぐはぐ。
「個人的創意の精神が自由な進化の必要条件だという命題が真だとしたら、その対偶命題: 個人的創意の精神が欠けているところでは自由な進化もありえない (活力ある文明も育たない) も、必当然的に真である」と「個人的創意の精神が欠けているところでは活力ある文明は育たない。蓋し、個人的創意の精神は自由な進化 (= 活力ある文明) の前提条件なのだから」を、足して 2 で割ったような文に見える。
英語を母語としないハイエクの英語の評判ってどうなのだろう。
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<quote url="https://twitter.com/marei_de_pon/status/1570955251385245697">
マライ・メントライン@職業はドイツ人@marei_de_pon
ある起業家に取材した際、日本の現状への憤りを語る中で、
「中抜き」が国家に保護される大規模産業みたくなっちまって、そりゃ国が栄えるワケが無かろう!
と言っていたのが印象的だった。
午前10:58 · 2022年9月17日
Katsumi@rereetion·9月17日
返信先: @marei_de_ponさん
気になるので…。
「中抜き」は問屋をとをさずに小売業者に直接卸すこと。間を抜くことから来たことば。
皆が言っていることは「ピンハネ」です。
取引の間に入り込んで、仕事はせず仲介手数料と称して利益の上前をはねること。
「中抜き」で定着しつつあるので、もう元には戻らないと思うが…。
</quote>
銭を稼ぐ奴が偉い。どうせ稼ぐなら楽して稼ぐ奴のほうが偉い、といった風潮、堀江を衆議院選挙に担ぎだしたのが 2005 年だから、そんな風潮が 17 年以上続いているということです。
小泉や安倍、そして竹中に言わせれば、羨ましければ、頑張って我々のようになるがよいということなのでしょうね。
ちなみに、M. サッチャーもそう (私は頑張ってこの地位に登りつめた、あなたがたも頑張れ) 考えていたみたいです。レーガンやサルコジがどうだったかは知りませんが。
あったのですが最近は大っぴらに「中抜き」「ピンハネ」と言ってしまうところが違うようなきがする。こんなとこも日本人の劣化でしょうか?
正確には、「中抜き」が国家によって推進されている場面もあまたあります。