Lesson 182 限定詞theの「ピンとくる共通のイメージ」
Larry: Hi, Katrina. Welcome back to the program. It has been several months, isn’t it?
こんにちは、カトリーナ。この番組へ再びようこそ。数カ月ぶりですよね。
Katrina: Hi, Larry. Yes, a lot has happened since then.
こんにちは、ラリー。そうですね、あれからいろいろなことがありました。
Larry: Oh, really? What’s new?
おや、そうなんですか?何か変わったことでも?
Katrina: My husband and I bought a house in the countryside.
夫と私は、田舎に一軒家を買ったんです。
Larry: Congratulations! I know that you also have an apartment in Manhattan.
Do you prefer the city or the country?
それはおめでとうございます。あなたがマンハッタンにアパートを持っていることを知っていますよ。都会と田舎とどちらが気に入っていますか?
Katrina: Well, both have their good points, but I love the fresh country air.
そうですね、どちらもそれぞれいいところがありますけど、田舎の新鮮な空気がとても気に入っています。
Larry: Can I visit you?
私がお訪ねしてもいいですか?
Katrina: Sure!
もちろんです!
キーセンテンス
Do you prefer the city or the country?
都会と田舎とどちらが好みですか?
theの「1つに決まる」は「ああアレかとわかる」にもつながります。それが「誰もがああアレかとピン!とくる共通のイメージ」をとらえる使い方に広がっているのです。この文のthe cityからは賑やかな通りがありビルが林立する典型的な「都会」が浮かんできます。一方the countryからは牧歌的で景色の開けた誰もが思い描く「田舎」が想像されます。
★I love listening to you playing the piano.
私は君がピアノを弾いているのを聞くのが大好きです。
「楽器にはtheをつける」と言われますが、モノとしての楽器ならa piano, two pianosと通常の名詞と同様に扱います。「theをつける」のはこの文のように「ピアノを弾く」といったケース。モノではなく誰もが知っている「そうした楽器を弾く」という意味でtheが使われています。
★The police are after you.
警察が君を追っているぞ。
the policeは「警察」。警察官の事を指しているのではありません。社会の平和を守る、みんなが知っている「あの組織」のことです。
★The rich are not always happy.
お金持ちはいつも幸せとは限らない。
「the+形容詞=~である人々」という使い方です。the rich(お金持ち), the young(若者), the strong(強者), the weak(弱者)などさまざまありますが、誰しもが思い浮かべることの出来るイメージを結ぶため、theが使われているのです。
例文
1. 私は君がギターを弾けるとは知りませんでした。
2. あなたは彼を病院に連れて行くべきだと思いませんか?
3. ロビンフッドはお金持ちから盗み貧しい人々に与えた。
1. I didn’t know you could play the guitar.
2. Don’t you think you should take him to the hospital?
3. Robin Hood stole from the rich to give to the poor.