(Photo;小野小学校でのこども選挙の風景)
少し前になりますがNHKの「おはよう日本」を観ていたら、私の故郷である山口県宇部市の小野小学校の女子児童が宇部市長に「(投票率を上げるために)こどもたちも投票に参加してもいいと思います」と言う手紙を送り直訴し模擬投票が実現した、という話題を放送していました。
個人的な事ですが私の母方の伯父(母の兄)が小野に住んでいて私の母が結婚した時に結婚祝いに伯父手作りの和箪笥を小野から実家まで2kmリアカーを引いて持ってきてくれた、というエピソードを聞いていたので「小野」という地名を聞いて余計に注目してしまいました。
今の与党は裏金問題が発覚しても開き直って嘘を平気でつく首相や大臣ばかりで辟易とします。どうしてこんなに政治が劣化してしまったのか。
国民は少しの収入があっても税金から逃れるわけにはいかず、血税を必死で払っているのに国会で居眠りをしていても裏金で脱税をしていても不起訴になり多額の報酬をもらう政治家達が日本の政治を動かしている現実に愕然とします。
こんな政治家が選ばれるのは投票率が低い日本だからこそかもしれないし、政治を利用する組織票で当選した候補者が国会議員になると、一部の既得権益者に有利な政治になってしまいます。
テレビで紹介されたような政治に関心のある優秀な子供達が日本で増えてくれたら、これからの日本がどれだけ良い国になるのか、と期待します。
政治に関心を持ち行動力のある子供達が日本全国にもっと増えてほしいと切に願います。
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(NHK 政治マガジン 2024年2月13日特集記事より)
「子どもたちも投票に参加してもいいと思います」
2023年11月、山口県宇部市にある山あいの地域で子どもたちがまちの将来を真剣に考え、本物の投票箱に票を投じた。
選挙管理委員会、教育委員会、地元の人たちが協力し合って実現したこの「こども選挙」。
実は、ある児童の市長への直訴がきっかけだった。
(去年12月26日に公開した記事をその後の子どもの動きを加えて再構成しました)
(藤井俊成)
【まるで本物の選挙】
11月21日、宇部市小野地区の公民館で、市内の小野小学校の子どもたちが次々と1票を投じた。
この日は全校児童21人を対象にした「こども選挙」の投票日だ。
こども選挙とはいうものの実際の選挙と同じ公民館に投票所が設けられ、投票箱や記入台はすべて本物。地域の住民が立会人を務め、正しく投票が行われているかを見守った。
なぜ、ここまで本格的なこども選挙が行われたのか。
子どもだって投票したい
小野小学校の5年生、才木心春(さいき・こはる)さん。
5月、宇部市役所を訪れ、篠崎圭二市長に次のように切り出した。
「こんにちは、宇部市長様。いきなりですが、私は子どもたちも投票に参加してもいいと思います」
そして、市長に宛てた手紙を読み上げ、「18歳になったときの投票の練習になると思います。なのでぜひ宇部市から始めてみてはどうですか」と「こども選挙」の実現を要望した。
今の法律では投票できるのは18歳以上だが、子どもの立場からすると自分の考えを社会に反映できるとうれしい、そんな思いを込めたという。
篠崎市長は、専門家と相談して前向きに検討することを約束した。
【大好きなふるさとのために】
心春さんの家は小野地区でネギやミニトマトを栽培する農家だ。
両親は勤務していた東京の出版社で出会い、結婚。
地方でのびのびとした子どもを育てたいと、就農を目指して15年前に移住した。
小野地区で生まれ育った心春さんは、自然の恵みにあふれた地元が大好きな子どもに育った。
人口が減り高齢化が進む地域だが、行事があるたびに学校に駆けつけてくれるお年寄りたちのことを思うと、心春さんはふるさとを元気にしなければならないと日頃から感じていた。
しかし、4月に行われた宇部市議会議員選挙の投票率は37・51%と過去最低となった。
昭和50年代に80%を超えていた投票率は右肩下がりとなっていて、前回・平成31年は半分の41%に。そして今回ついに40%を切った。
話はそれるが、心春さんの家にはテレビがない。
情報源はラジオだ。
ニュースになると、心春さんは母親の祥子さんに問いかける。
「どうしてロシアはウクライナに侵攻したの?」「インボイスって何?」
祥子さんは分かりやすく心春さんに説明し、分からないことはインターネットで調べる。
母親との日常のやり取りで社会への関心を育んだ心春さんは市議会議員選挙の投票率が過去最低だったことを知ってショックを受けたという。
祥子さんからは、ふるさとをよくするための選挙だと聞いていたからだ。
(才木心春さん)
「私が住んでいる宇部市は100人中37人しか投票しないことにびっくりした。もし私だったら絶対行かなきゃと思うけど、投票率を知ってほかの人はどうなんだろう」
投票所にも行ってみたかったが、連れて行ってもらえず、もやもやした気持ちを感じていた。
地域の将来のためには、子どもも選挙に参加して、まちづくりについて意見を言いたい。
心春さんは、祥子さんと話し合って市長宛てに手紙を書くことにした。
(母親の祥子さん)
「市長に、宇部市のトップである政治家の人に届けてみるといいんじゃないという話から 、気づいたら横で手紙を書いていた」
【ポスターの前で考え、悩み、迷う】
心春さんの要望を受けて宇部市は「こども選挙」の実施を決めた。
背景として、宇部市も選挙の投票率の低下に危機感を感じていたことがある。
特に市議会議員選挙の10代と20代の投票率は10%台にとどまり、若いうちから政治や選挙への関心を高めてもらうことが大切だと考えた。
8月には、子どもの権利に詳しい日本大学の末冨芳(すえとみ・かおり)教授を小野小学校に招き、選挙の進め方などについて子どもたちと話し合ってもらった。
今回のこども選挙では市議会の各会派から参加した4人の現職議員が候補者となった。会派は違うものの若者たちにもっと政治に関心を持ってもらいたいと感じていた議員たちだ。
「こども選挙」は児童を有権者に見立てた模擬投票だが、実施にあたって市の教育委員会と選挙管理委員会で決めたことがある。
まず、狙いとして、児童たちに選挙の仕組みなどを学んでもらい選挙が地域づくりにどんな役割を果たしているのか自分自身で考えてもらうこと。
また、誰が市長や議員にふさわしい人かを選ぶわけではなく、どの候補の主張がまちづくりにふさわしいかを選ぶものであること。
こうしたこともあり「こども選挙」の候補者として協力した市議会議員の得票数は公表しなかった。
「こども選挙」の1週間の選挙戦が始まった。
争点は「よりよい小野地区のための取り組み」。
全校児童21人は休憩時間など時間を見つけては、校内に設置された候補者のポスター掲示板の前で、さかんに議論を交わした。
片手にはこども選挙用に選挙管理委員会が作成したふりがな付きの選挙公報。
子どもたちのこんな声が聞こえてきた。
「小野って病院がすごく遠いじゃん。だから健康と向き合えるって、病気予防とかそういうのもいろいろ考えてくれてるじゃん」
「自分たちの家族のことを考えたらこれはいいよね」
「税金からお金を払うから大丈夫なんよ」
「そうしたら税金が増える」
「リスクとリターンが大切なんよ」
(以下、中略)
「選挙」から2か月。子どもの意見で埋め尽くされた!
「こども選挙」の実施から2か月余りたった、ことし1月末。
模擬選挙を体験した子どもたちが、この日は選挙の課題について話し合った。
(担任の先生)
「ちょっと難しいのだけどさ、今の投票率の低さを、大人の人はどうすればいいか。皆さんではなく、大人の人はどうすれば投票率がどんどん上がっていくと思う?」
実は心春さん。去年の夏休みの自由研究で「こども選挙」に向けて、世界のさまざまな国が投票率を上げるためにどのような工夫をしているのか調べ、クラスメートにも話していた。
投票が国民の義務となっている国もあれば、投票所にソーセージの屋台が並ぶ楽しそうな選挙もあったという。
(心春さん)
「シンガポールみたいに罰金制度にしたら」
(児童)
「食べ物につられるからやっぱり(投票所に)食べ物は重要」
(児童)
「はがき(入場券)をもっと投票に行きたくなる感じに」
そして児童が提案した改善策をまとめた教室の大型モニターは、子どもたちのアイデアや大人への意見で埋め尽くされた。
こどもたちのメッセージ
「投票所をコンビニなど身近な場所にしたら」
「インターネットで簡単に演説を聞けるように」
「自分のまちのことをよく知っておくことが大切」
「もっと明るい雰囲気の投票所にできないか」
(清水さん)
「今の大人がちゃんと投票してくれないと、自分たちが今度大人になったときに社会がどうなっているのか。大変なことになっているのか、それともいい方向に向かっているのか分からなくなるような気がする」
私もカメラを回しながら思わず声を上げてしまった。
私たちは、選挙では何も変えられないと諦めて投票に行かないことはないだろうか。
これは子どもたちの未来に対して無責任な態度ではないのか。
21人の児童が笑顔で取り組んだ
「こども選挙」は、大人たちにも大切なことを問いかけている。
(2024年2月2日 おはよう日本で放送)
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■英会話タイムトライアル(2024/3/4~) - 英訳テスト5問
/index.php?flow=enTest_select&cid=162716&mode=fromJapanese&number=5&bp=5■&m=1
◎What time was the flight to Manila, again?
(マニラへの飛行機は何時でしたっけ?)
◎It's been a while.
(お久しぶりです。)
◎Have we met before?
(以前、お会いしたことはありますか?)
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■죄송해요. 저 바빠요!
/hangeul/phrase/104883■?m=1
◎기대하고 있을게.
(キデハゴ イッスルケ)
(楽しみにしているわ。)
◎죄송해요. 저 바빠요!
(チェソンヘヨ チョ パッパヨ)(
(すみません。私、忙しいんです!)
あのドイツでまた言論統制が始まっているんですか…びっくりです。メルケル氏も移民、難民受け入れ問題などで失速してしまいましたからドイツも戦前に戻りつつあるんでしょうか。日本もそうですが国民が不断の努力を続けない限りまた独裁者が権力を掌握してしまうのかもしれないですね。
全く同感です。
政治家にも定年制を設けてほしいですよね。
80歳過ぎてもまだ派閥の長として権力にしがみつき政治に弊害を与えている麻生氏や二階氏など日本にとって百害あって一利なし、だと感じます
それに日本には国会議員が多すぎますよね。政治家の数を減らせば本当にもっと復興予算などを増やせると思います。
福島や能登半島の復興も首相はいつもやってる感を醸し出しているだけで実は何もしていない、という現状に選挙で彼らに落選の危機感を与えなければ日本は没落してしまうと危機感を感じています。
小学5年生の頃にもう国会中継を見られ、新聞も読み投票したいと思われていたアメリカ民主主義さんはとても聡明なお子さんだったんですね。
国会中継を見ていると普段は分からない議員の本質が見えてきますよね。
質問にまともに答えず秘書が作った原稿を棒読みするだけの無能な議員には次の選挙では落選してもらわなければ税金の無駄遣いです。
本当に政治が劣化しすぎて開いた口が塞がらないです。
以前はNHKで国会中継が普通に放送されていましたが、あべ政治以来、国会中継がほとんど放送されなくなってしまいました。それも放遂されるべき議員が増えてしまった原因の一つのような気もします。
国会に関心がある人だけ選挙権を持つようにすれば、政治家も少しはまともになりのでしょう。少なくとも、政策の具体策を聞かれて、「貴方はどうすればよいのですか」なんて有権者に逆質問する秘書がいる陣営は、放逐されるでしょう。
映画「オッペンハイマー」はどんな風に描かれているのか、興味があります。
彼は晩年、マンハッタン計画を指揮した事を後悔していると語っている映像を観た事がありますが映画ではどんなラストなのか、作品を観てから評価を判断ですね。
ルサンチマンさんが日記を更新されていない事、私もとても心配しています。
お仕事などでお忙しいだけなら良いですが、ゴガクルを始められて以来(恐らくですが)どんな体調不良の時も日記は更新し続けてこられたので、突然3日も更新されないと重病になられたのではないかと不安になります。
どうかお元気でいて下さいますように。
本当にJackさんもそうですが、どうかご無事でいらっしゃいますように祈りたいです。
Xの「中学生新聞」という中学生は全く知りませんでした。
そんな若い人がしっかり政治に関心を持って発信してくれる事に希望を感じますね。
多分、ご両親がしっかりされていて子育ても政治や社会に関心を持つように育てられたのかと。心春さんのご両親も今は農業をされているそうですがとてもリベラルな考え方をされていて感心しました。
それからウィシュマさんの法廷にも中学生新聞さんは取材にいっていたのは凄いですね。
本当に頑張る若者を私達が応援し、守らなければいけないですね。
遅れても上映してくれればいいです。ルサンチマンさんがお休みされていますが、心配です。今日は日記が読めるのでは期待しましたが、大丈夫でしょうか。
3月も宜しくお願いします。私もなかなか、日記が書けなくて。
とても良いお話でした。子供の発想にはビックリすることがありますね。
こういう思いを忘れずに大人になって欲しいと思います。
Xでは「中学生新聞」というX名の中学1年生がいるのをご存じですか?
一昨年迄は小学生だったんですが、書く文章がとてもしっかりしていて、本当に彼が書いているのか?と疑ってしまうくらいです。政治への関心が強く且つリベラルです。
いつも素晴らしいコメントを書いています。ですが、先生には学生は政治について発言するなとか言われているようですよ。休みには各地に取材もしているようです。ご存じでしたか?先日は名古屋でウィシュマさんの法廷があり、友人が行き、撮った写真に彼が映っていました。中学生新聞君、来てたのね?と話したら気づかなかったらしく、どれ?と見てました。私なら、声かけてお話したのになぁ。