Vermeer and 17th Century Dutch Paintings from the Collection of the National Palace Museum of Classical Paintings, Dresden @Osaka Municipal Museum of Art(2)
In September 2021, all of the topcoat was removed, and the painting was unveiled as it was when the artist first painted it. This is the first time that the painting has been exhibited outside of the National Gallery of Classical Paintings in Dresden. A video of the restoration work can also be seen.
It is a mystery as to why and who painted over the Cupid painting. However, one speculation is that the person who sold the painting to its owner may have painted it out. Rembrandt was more popular than Vermeer at that time. The customer wanted a Rembrandt painting, so the art dealer had the Cupid part painted over and sold it as a work by Rembrandt. Although Vermeer often painted Cupid, Rembrandt had never done so. In fact, for many years the painting was attributed to Rembrandt. This is surprising given Vermeer's current popularity.
Now, the interpretation of the painting is different if the Cupid exists or not. First, we know that the letter is from a lover because of the Cupid in the painting. Then, is the love between the woman in the painting and the person to whom she is holding the letter pure love, or is it a false love? We then turn our attention to the mask that the Cupid is stepping on. The mask was a symbol of deception because it was a tool of disguise. Since he is stepping on it, we can assume that this love is based on pure love.
In this exhibition, other paintings on display include "Woman Washing Her Hands" by Herald ter Bolf, which seems to anticipate Vermeer's style, Dutch landscapes such as "Waterfall in Front of Castle Mountain" by Jacob van Rijsdael, and still life paintings such as "Vase and Fruit" by Jan de Heeme.
The painted flowers are especially beautiful and gorgeous, including expensive tulips, as they decorated the inside of people's mansions at a time when flowers were not available year-round as they are today.
Rembrandt's "Portrait of Young Saskia" is also on display. This is a portrait of his own wife. Unusually for a portrait, she is smiling with her mouth slightly open. I can feel Rembrandt's love for his wife.
Although this is an exhibition of paintings from a German museum collection, I felt as if I had been transported back in time to the Netherlands in the 17th century, when Vermeer lived there.
ドレスデン国立古典絵画館所蔵「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
@大阪市立美術館 (2)
そこで手作業で上塗りの絵の具層を取り除くと、極めて良好な状態でキューピットの画中画が現れた。2021年9月に全ての上塗りをとり除くことができ、画家の描いた当初の姿がお披露目された。今回は、ドレスデン国立古典絵画館以外では世界で初めての公開となる。修復作業の動画も見ることができる。
なぜ、誰がこのキューピットの画中画を塗りつぶしたのかというのは謎である。しかしながら1つの推測としてこの絵の所有者にこの絵を売った者が、塗りつぶしたのではないかと言われている。当時、レンブラントの方がフェルメールよりも人気があった。客はレンブラントの絵を欲したため、フェルメールの絵のキューピットの部分を塗りつぶし、レンブラントの作品として売った。当時キューピットは、フェルベールがよく描くテーマではあるが、レンブラントは描いたことがなかったからだ。事実、長年の間、この絵はレンブラント作と言われていた。現在のフェルメールの人気を考えると、びっくりする話だ。
さて、画中画が存在するのとしないとでは解釈が違ってくる。まず画中画のキューピットにより、手紙は恋人からのものだとわかる。それでは絵の中の女性が手にしている手紙の相手と女性は純愛なのか、それとも偽りの愛なのか?そこでキューピットが踏みつけている仮面に注目する。仮面は変装の道具であることから、欺瞞の象徴とされた。それを踏みつけているので、この恋は純愛に基づくものだと推測できる。
他にもフェルメールのスタイルを先取りしたようなヘラルド・テル・ボルフの「手を洗う女」、ヤーコブ・ファン・ライスダールの「城山の前の滝」などのオランダの風景画、ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」などの静物画などが展示されている。
特に花の静物画は、今のように年中花を手に入れることができなかった当時の人々の屋敷の中を飾るものとして、特に高価なチューリップを含め、とても美しく華やかだ。
レンブラントの「若きサスキアの肖像」も展示されている。これは自分の妻の肖像画だ。肖像画には珍しく、少し口を開けて微笑んでいる。レンブラントの妻への愛情を感じる。
ドイツの美術館所蔵の絵の展覧会だが、フェルメールが生きた17世紀のオランダにタイムスリップした気がした。
(写真)
展覧会では荷物をロッカーに預けて、写真のポーチで回ります。ポーチの中は、単眼鏡とメガネ、写真OKの場所に備えてスマホ、そしてショップで気に入った絵のマグネットを購入するため、お財布が入っています。
展覧会が開催されると必ずどこかのテレビ番組で紹介・解説されるので、とても参考になります。私は美術を鑑賞する感性があまりありませんし、絵心もないので、解説で得た知識を頼りに楽しみます。
この展覧会の後に、近くにあるあべのハルカス美術館のピーターラビット展を訪ねて、同じ建物にある大阪マリオット都ホテルのレストラン「ZK」でランチしました。フェルベール展とのコラボランチということでテレビで紹介されていたので、興味津々でした。今日の日記で紹介しまーす。
お若いし 素敵ですね。
展覧会は いつも行ってらっしゃるので ポーチに最小限のものを
上手に入れられていますね。
絵画にも造詣が深いですので とっても楽しいですね。
私はいつもボーっと見ているだけなので、事前に知識を持って見学するとよりおもしろいでしょうね。以前は美術に疎いとおっしゃっていましたが、やはり、美術見学はお仕事に生かすためだったのでしょうか。
最小限の手荷物で展覧会を回られて、慣れてらっしゃる感じがよく分かります。
本当にいつもお洒落で若々しい素敵なChiquitaさん、やはり行動的で好奇心旺盛、そして優しいご主人との楽しい日々で、いつも生き生きされているんですね。
昔、フェルメール展を観に行って以来、彼の絵画に魅せられてしまいました。キューピットの画中画が塗りつぶされていた謎も興味深いですよね。映画「真珠の耳飾りの少女」も興味深く観ましたよ。
必要最小限の荷物で回る、これは美術館観賞の極意ですね、慣れていらっしゃることがよくわかります。
塗りつぶされた絵には、そんなわけが考えられるのですね。
レンブラントとフェルメールのタッチは全然違うと思っていました。
お写真のChiquitaさん、お若くて活動的ですね。ポーチの中は必需品が全部入って必要な時にはすぐ取り出せ丁度いい大きさですね。
これだけ詳しく知識を持って鑑賞したら楽しいでしょうね。
私はざーと見て回ってもう一度みたいなと思う所を見直してという感じです。
でもフェルメールの「牛乳を注ぐ女」はひきつけられましたね。
私にしては珍しいことです。
エルミタージュではカラバッジョの「リュートを弾く若者」に引き付けられました。
エルミタージュはもう一度行きたいです。