ニュースで学ぶ現代英語
2023年5月3日(水)の放送内容
難民申請中のクルド人ら 入管法改正案を批判
KURDS IN JAPAN OPPOSE IMMIGRATION LAW AMENDMENTS
2023年4月17日のニュース
Kurdish people in Japan applying for refugee status have voiced opposition to immigration rule amendments under deliberation in the Japanese Diet.
Kurds and their supporters argue that if the amendments are enacted, those staying in Japan could face deportation.
Under current immigration law, deportations are suspended while refugee status applications are being processed. The revised bills in principle drop this automatic suspension of deportation orders for individuals making their third or more application.
One Kurdish 18-year-old university student has applied for refugee status four times and is now on provisional release. He has lived in Japan since he was 2 years old.
(18-year-old university student)
“My life would be ruined if I am deported. Please help me so I can have a bright future in Japan.”
解説より
refugee statusは「難民認定」です。
amendmentは「(法律や契約などの)改正、修正(案)」です。
under deliberationは「審議中」です。deliberationの動詞形はdeliberateで、deliberate a billと言えば「法案を審議する」です。
Kurd「クルド人」は国を持たない最大の民族と言われ、中東のトルコ、イラン、シリアなどにまたがって2500万人から3000万人が暮らすとされています。1990年代以降、分離独立運動を厳しく取り締まるトルコでの迫害を逃れて、日本にも多くのクルド人がやって来ました。
deportationは「強制送還」です。
日本も締約国となっている難民条約には、「(難民を)その生命または自由が脅威にさらされるおそれのある領域の国境へ追放しまたは送還してはならない」とあります。
provisionalは「仮の、暫定的な」という意味です。
前のセンテンスに出てきたdeportation「強制送還」の動詞形が、deport「強制送還する」です。
pretty naoko さん
難民受け入れの問題とは異なりますが、入管が大きく問題視されましたし、
世界的問題として捉えられるようになると良いですね。
日本の難民の受け入れは遅れているでしょうね。
今までもそうでしたが、ここで急速に変えるのはいろいろ問題も出てくるでしょう。
でもG7が迫ってきています。