おぼえた日記

2024年12月11日(水)

   Significant other(恋人・配偶者)

 significant otherは「大切な人」を表す表現ですが、家族や親友のことではなく恋愛関係における大切な人、つまり結婚をしていない場合は彼氏や彼女などの「恋人」、夫婦関係の場合は夫や妻などの「配偶者」を意味します。
 特に性別問わず表現したい時に使える便利な表現で、例えば「パーティーには恋人や配偶者の参加も大歓迎です」と参加者に伝える場合、“You are more than welcome to bring your significant other to the party.”と言うことができます。

Please let me know if your significant other will attend the event.
(恋人や配偶者がイベントに参加する場合はお知らせください)
Is your significant other going to join us tonight?
(あなたの配偶者は今夜参加しますか?)
I went on a trip with my best friends and their significant others.
(親友と親友の配偶者と一緒に旅行に行きました)


    Serious(真面目なお付き合い)

 seriousはbe in a serious relationshipの略で、結婚前提の真面目なお付き合いや長期間の交際を表現する時に使われます。
 例えば、「彼らは結婚を前提に真面目に付き合っています」は“They are in a serious relationship.”、もしくはシンプルに“They are serious.”と表現します。
 二人の関係が徐々に真剣になってきた場合は、getting seriousを使って“They are getting serious.”と表現します。

Are they just casually dating or are they serious?
(彼らは軽く付き合っているの?それとも真剣に付き合っているの?)
I’m looking for a serious relationship.
(私は真剣なお付き合いを求めています)
I heard things are getting pretty serious between Jack and Stacy.
(ジャックとステイシーは真剣に付き合いだしてるみたいだよ。)


    In most cases(大抵の場合)

 in most casesは「大抵の」や「ほとんどの」を意味する口語表現です。
usuallyよりは高い頻度、alwaysよりは若干低い頻度を表す状況で使われます。
 most timesや most of the timeと同じ意味合いを持ち、また頻度も同程度なので置き換えて使うことができます。 
 この表現は一般的に文頭と文末で使われます。

In most cases, I tip 20% at restaurants.
(大抵の場合、レストランでは20%のチップを払います)
If you have the receipt, you’ll get a refund or store credit in most cases.
(領収書があれば、ほとんどの場合、返金またはストアクレジットが受けられます)
In most cases, Japanese students start learning English in middle school.
(日本では、中学から英語を学び始めるケースがほとんどです)


    Rattle off(スラスラと言う)

 rattleは本来、「ガタガタ音を立てる」ことを意味し、連続したノックやタッピングの音を速く出す意味合いがあります。
 そこから、rattle offは何かをスラスラと言う意味合いを持ち、特に暗記している物や考えなくても言えるものに対して使われます。
 例えば、山手線の駅名と順番を暗記している人がスラスラと言い始めた場合、 “She rattled off the train stops on the Yamanote Line.”と言います。

He rattled off the names of all the prefectures in Japan.
(彼は日本中の都道府県の名前を全てスラスラと言いました)
He knew all the temples in Kyoto and started rattling them off.
(彼は京都のお寺をすべて知っていて、スラスラと言い始めました)
She rattled off random statistics that I couldn’t understand.
(彼女は、私が理解できないような適当な統計をスラスラと言いました)


    Paranoid(考えすぎる、心配する)

 paranoidは、「パラノイア(偏執病)」を語源とする単語で、本来、激しい被害妄想を抱えた状態を指しますが、日常会話ではもう少し軽い意味合いで、不安や心配を抱えて考えすぎてしまうニュアンスとして使われます。
 ネガティブな方向に考えすぎてしまうニュアンスがあり、特に心配する理由もないのにその心配事で頭がいっぱいになる状態を表します。
 例えば、旅行先のホテルの予約をし、予約確認メールが届いたにもかかわらず、ホテルの予約がちゃんと取れているか心配でたまらないような状況で、“I’m paranoid that the hotel is not booked.”と言うことができます。

I’m paranoid that our flight is going to get cancelled.
(飛行機がキャンセルされるんじゃないかと心配しているんだ)
Before I go on trips, I’m always paranoid that I’m forgetting something.
(旅行に行く前は、いつも何か忘れているんじゃないかと考えすぎてしまいます)
I can’t eat anything raw. I’m paranoid that I’m going to get food poisoning.
(生ものは食べられない。食中毒になるんじゃないかと心配になるんだ)


p.s. 写真は 金沢本万葉集 第四巻 藤原定信 紙本墨書 国宝
  現在皇居三の丸尚蔵館行われている。展示会より。

 『万葉集』(8世紀後半成立)を平安時代に書写した冊子本です。
 自や黄の地色の上に、竹に雀文や菊唐草文などの雲母などを用いて摺った文様が表されていま
す。
 公卿で善の藤原特徴に始まる世尊寺家の五代・定が、流動美に富んだ筆致でリズムよく書写した本作はもと二十巻の、貴族の贈答品(調度手本)として制作されたものと考えられます。 
 金沢本の名は旧金沢藩主前田家の伝来に由来し、明治43年に明治天皇の前田邸行幸の折、当主新為よって皇室に献上されました。
 「金沢本万葉集」では、漢字の音訓で日本語を表す労業仮名と仮名の2種類で、同じ歌が書かれています。
 万葉集で用いられた万葉仮名が、10世紀半ばにはすでに読むことが難しい文字となっていました。
 文書とはある人から他の人に伝達された、何らかの目的を持つ、おもに紙に墨で書かれたものを指す言葉です。また古文書とは、その中で、すでに効力が失われたもののことです。

 公家とは本来、朝廷の官人の総称でしたが、後には天皇をとりまく上層の廷臣、貴族を指す言葉となりました。
 平安時代以降、藤原摂関家を中心に形成され、独特な風俗・習慣が生まれます。
公家の社会で必要とされた教養のひとつが和漢の典籍や詠歌、そして書でした。
 今回の『皇室の美術振興・公家の書』展示は、公家たちが美しさを求めた名品とともに、実務で作成した書状や文書を紹介していました。



かおりん さん
I’m paranoid that the hotel is not booked.これよくあります。確認証が来るまでは不安です。paraoidなのかな?
2024年12月11日 21時14分
Rattle off 知らないと逆の意味だと読んでしまいそうです。
2024年12月11日 19時24分
peko さん
私、paranoidの傾向があるかもです・・・。

そんな昔の書が、こんなにきれいに残っているなんて、すごいですね。美しい文字ですね。
2024年12月11日 13時59分
ぴのみ さん
当時の書物はすべて筆で書き写して伝えられたのですよね。流れるような美しい文字をみていると、書道を習ってみたくなります。
2024年12月11日 13時02分
下の方にちゅんちゅん、雀(スズメ)が見て取れますね。菊のような花も。
きら摺りになっているのですね。角度によっては光るので高貴の感じがでますね。
2024年12月11日 12時27分
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