няшаというロシア語の言葉は日本語での猫の鳴き声「にゃあ」から来ていて、萌え的な「可愛い」を意味するとのこと。
(ということをユーラシア・ブックレット『美しすぎるロシア人コスプレイヤー モスクワアニメ文化事情』を読んで知った。)
Ты няша!で「君、かわいい~!」
Каваий(可愛い)やХэнтай(変態)もロシア語化しているということも聞いているが。
で、実際にロシア語でそれが使われている例。
Одессит написал песню о новом прокуроре Крыма Наталье Поклонской. С любовью и вне закона:)
Ах, какая няшя
http://youtu.be/2FDvhbLRE2E
Слава Благов -- Прокурор Наташа(Ах, какая няша)
リフレインの
Ах, какая няша прокурор Наташа,
は、няшаとНаташаで韻を踏んでいます。
ナタリア・ポクロンスカヤ検事に萌えているのは圧倒的に日本人かと思ったら、この歌の作者はオデッサの方。
オデッサは今回の騒乱の中でもあまり話題に上ってこなかったのですが、ウクライナ南部に位置し、普段はロシア語優勢地域(といってもオデッサ方言というか独特の表現が多いらしい。私が言った時はロシア語で話して特に問題はなかった)で、ロシアに追随したくはないけれど、キエフへの対抗意識はあり、という土地柄。
キエフ側からみると、仮にクリミアだけでなくオデッサあたりまで分離・ロシアへの編入なんてことになると、ウクライナはポーランドみたいな内陸国になってしまう!というので、重要拠点だと思います。
が、この方に関して言えばクリミア寄り??
Ах, какая няша прокурор Наташа, ああ、なんて可愛い、検事のナターシャ
Уголовный кодекс ты мне зачитай. 刑法典、僕に読みあげてよ
Ах, какая няша прокурор Наташа, ああ、なんて可愛い、検事のナターシャ
Обвиняй меня, обвиняй. 僕を起訴してくれ、起訴してよ
うわ、訳していてばからしくなってきたわ。
おしまい。
今日の画像はオデッサの猫。
パスチェル通りの家の窓辺にいた。
本を観た限り、「私にはまったく理解できない世界だ」と感じましたが、街で見かける日本人のコスプレイヤーよりも体型的にロシア人の方がそれらしく見えるかな?というくらいで、違いはあまりないように思います。