<BBCニュース1月5日>
Washington Post cartoonist quits after Bezos satire is rejected
ベゾス氏の風刺を拒否されワシントンポストの漫画家が辞職
◎要旨
ピューリッツァー賞も受賞歴のある漫画家が、10億万長者でワシントンポストのベゾス氏がメタの創業者などと共にトランプ氏の像の前で金の袋を携えひざまずく風刺画を描いたが、掲載を拒否され辞職した。ワシントンポストの編集者は反服を避けるためだと反論している。
A Pulitzer Prize-winning cartoonist has resigned from the Washington Post after the newspaper refused to publish a cartoon satirical of its billionaire owner Jeff Bezos.
Ann Telnaes, a long-time Washington Post cartoonist, created a cartoon of Mr Bezos and other tycoons kneeling before a statue of President-elect Donald Trump.
She said the paper's refusal to run the cartoon was a "game changer" and described it as "dangerous for a free press".
But David Shipley, the editorial page editor at the paper, said he decided not to run the cartoon in order to avoid repetition, not because it mocked the paper's owner.
★語句
satire風刺
repetition 繰り返し
◎私見
昨年はオールドメディアがSNSなどの新興勢力に成敗された年であったともいえる。ただ、このような構図は江戸時代末期にもあったそうだ。天保の改革の頃に活躍した歌川国芳は浮世絵の絵師であったが、幕府が浮世絵を規制したので、これに不満を持つ江戸庶民の不満を笑いに変える幕府の風刺画を描き、ヒット作を連発したそうだ。しかも、これを発禁処分にすると、却って高値で取引されるので発禁にもできなかったという。
そんな風刺画もアメリカで規制されるのが、検閲を嫌うトランプ政権であるのは皮肉に見える。
やはり金の力の前に、庶民も平伏すことになるのかもしれません。
自主規制というものが最も厄介かもしれません。
民意というものも怪しく感じています。アメリカのように意見が極端に対立している場合、何が民意なのでしょうか。トランプ氏再選で、2020年の大統領選挙はやはり盗まれたものというのが民意なのでしょうか?
オールドメディアがSNSなど新興勢力に成敗されたというのはズバリそのものの表現ですね。