昨日、中国語と名前の発音のことを書いたら、ごーやさん、剛のファンさん、深雪さんから名前と外国語についていろいろコメントをいただいたので、ここでその話を広げてみますー!
ごーやさんのおっしゃる通り、昔は「きんだいちゅう氏」と言ってましたね。イランの「ホメイニ師」も子ども心に「ホメイニシ」とシまでが1ワードのように呼んでました。
それがいつのころからか(あえてカタカナで書きますが)「キムデジュン氏」といい始めましたね。地名なども現地読みを採用することが増えてますよね。ルーホッラー・ホメイニー師はいまでもホメイニ師ですが...。
剛のファンさんの中国語の先生もテレビの藤原紀香と同じように中国語読みを教えてくれたんですね。中国語読みをすることは一般的なことなんでしょうね。日本も漢字文化圏ですから、身近なところから中国語に慣れていくいい方法なんでしょうね。
自分の名前を客観視する機会はあまりなくて、例えば鈴木一郎君がイチローと同姓同名だと独り静かにうれしがったり、でも学校でニセイチローとあだ名をつけられて怒ったり、そういうことでもないと自分の名前を客観視する機会はあまりないと思いますね。ゴガクルの場合は登録のときにハンドル名をつけるから、そこで名前を意識しましたけど。
そのことと、深雪さんのコメントにあったあて字とから、昔友達とやった遊びを思い出しました。今回の中国語の名前と似てるんですが、クラスメイトの名前を英語に置き換える遊びに熱中したんですよ。
山本くん:マウンテンブック
石田くん:ストーンライスフィールド
福田くん:ラッキーライスフィールド
そんな遊びです。これはかなり熱中しますからやってみてください(笑)。
そこで藤原紀香です。この遊びの英語でなんというかといえば、藤原はウィスタリアフィールドです(笑)。紀香は?もう英訳不能です...。
ハングルは音声に強い言語なので、후지와라 노리카 とそれなりに日本語どおりに音を写し取れますね。これをハングルで読んでも、ほぼ[FUJIWARA NORIKA]と読んでもらえますよね。
でも漢字をそのまま、등원기향 (藤原紀香=トゥングォンギヒャン)とは書かないし言わないですよね。トンバンシンキみたいでかっこいいけども。英語と違って漢字文化圏だからこうして1字ずつ置き換える遊びは出来ますけどね。
中国で中国語読みがまだ一般的というのは、中国の中華思想といいましょうか、ちょっと意地悪く言えば上から目線な感じがしちゃうんですよね。かつての日本がキンダイチュウと呼んだように。そしてイランのホメイニはいまでもホメイニと呼ぶように。この違いに日本から見た韓国とイランとの政治的・文化的・メディア的な遠近を感じてしまうわけです。
相手を尊重しようとする感覚が「現地読み」にはあり、それが国際感覚だと思うので、いま国際化の真っ最中にある中国でもそのうち変化が見られるのではないかという期待も持っています。
英語でも紀香藤原といわないで藤原紀香ということが増えてますよね。とはいえまだNORIKA FUJIWARAという“倒置”も一般的で、これも中国語同様の上から目線を感じます。
でも英語や欧州系言語の場合に、柄谷行人氏が面白いエピソードを話されてます。フランスに講演で行ったとき「プロフェッサー・コウジン」と紹介されたというんです。つまり先進的国際標準である姓・名の順で書かれているのを、講演主催者は英語的(欧州的)に解釈して名・姓だと思い、姓の位置にある「行人」を姓だと勘違いしてしまったんですね。それを聞いてコウジン先生は「そんな間違いをするくらいなら名・姓の順でもかまわない」と思ったそうです。
このエピソードについては11年前(!)にホームページに書いたのでご興味があればこちらまで。
http://homepage2.nifty.com/popn/Geoid/Update_log06.htm#20000611
長々と書いてきましたが、その程度には名前と外国語にちょっと敏感肌になっちゃうKeona Keahiなのです。でも Keona Keahiってどっちが名前でどっちが姓なのか知りません(笑)。
英語で置き換えごっこされましたか!
電光掲示板のファーストネームは笑えますよね。
まさにポストモダンな扱い(笑)。
現代思想界のアイドル扱いだったのかも...
深雪さん>
beautiful-snowさんですか!
私はmid island beautiful snow という歌手の大ファンなんですよ(笑)。
漢字もきっと同じでしょうね。
電光掲示板に並んだのって、まるで笑い話ですね!
(アイドルじゃあるまいし…)
英語で置き換えごっこ、やっぱり流行ってました(^^)
私のアメリカンネーム(?)はstraigh☆childデス!