おぼえた日記

2014年9月7日(日)

ロシア語アルファベットからラテン文字への転写には、一応規則がある。
例えば、チェビシェフの不等式で有名なチェビシェフ (Пафнутий Львович Чебышёв) さんを、ラテン文字に転写すると、Pafnutij L'vovič Čebyšëv となる。
「一応」というのは、ギリシア文字と異なり、キリル文字の場合は英独仏 (多分その他のラテン文字を使用する諸国も)、標準規則をカスタマイズして使用しているからだ。
例えば、ドストエフスキー (Фёдор Михайлович Достоевский) は、
標準: Fëdor Michajlovič Dostoevskij
英: Fyodor Mikhailovich Dostoyevsky
独: Fjodor Michailowitsch Dostojewski
仏: Fiodor Mikhaïlovitch Dostoïevski
となる。
アリストテレース (Αριστοτελης) を、Aristotle (英)、Aristote (仏) とあらわすのに比べれば、まだまだ素直ではある (こちらは転写ではなく、音韻変化の問題だけれど)。

学問的転写規則については、cf. http://de.wikipedia.org/wiki/Kyrillisches_Alphabet#Russisch

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