おぼえた日記

2012年6月14日(木)

●兼語文
 「誰かに何かをするように働きかける」という意味の文で、
 文頭の主語の目的語が、文後半の主語の機能を兼ねている文のこと。

=語順=主語+述語1(動詞1+ヒト名詞)+述語2(動詞2[+目的語] )

〈訳し方〉
・前から訳すパターン…ヒトに動作を行って「~させる / してもらう」
・後ろから訳すパターン…ヒトに「~するよう」ある行動をおこなう

我想请他唱一个歌儿。わたしは彼に歌をうたうよう頼みたいです。
我请他们奏乐。わたしは彼らに楽器を演奏するよう頼みます。
我派他去调查。わたしは彼を調査に派遣します。
公司派她去香港。会社は彼女を香港に派遣します。
医生劝他减肥。医者は彼にダイエットするよう勧めます。
她劝我休息休息。彼女はわたしにしばらく休むように勧めます。

※“请你~”「~してください」という慣用表現も兼語文の表現です。
 直訳で「あなたに~するように頼む」という意味になる。

请你来一下。ちょっと来てください / あなたにちょっと来るように頼みます。
请你教一下。ちょっと教えてください。
请你看一下。ちょっと見てください。
请你想一想。ちょっと考えてください。

●使役文「ヒトに~させる / するように言う」
 使役文は、兼語文の述語1を簡素化した形式。

=語順=主語+述語1(叫または让+ヒト名詞)+述語2(動詞[+目的語] )

妈妈叫弟弟打扫房间。お母さんは弟に部屋を掃除するように言いました。
爸爸叫孩子们做作业。お父さんは子供たちに宿題をするように言いました。
老师叫你来职员室。先生があなたに職員室に来るようにとのことです。
他叫我明天来。彼はわたしに明日来るように言いました。

※“叫”と“让”の違い
 “叫”は「強制的に~させる」というニュアンスで使われる傾向にあり、
 “让”は「~させてあげる」というニュアンスで使われる傾向にある。

※“让”は実行者に一人称の代名詞を入れて、願望や申し出を表すことができる。

让我想想。わたしに少し考えさせてください。
让我看一下。わたしにちょっと見せてください。
让我介绍一下。わたしにちょっと紹介させてください。

※“不让~”は「~させない」と、押し止めたり許さないことになる。

妈妈不让小妹妹晚上出去。お母さんは夜には末の妹を外に出させません。
太太不让他喝酒。奥さんは彼にお酒を飲ませません。

oniku さん
文法事項参考になります。歇后语もうしばらく続けます。
2012年6月15日 9時33分
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