まいにちスペイン語(入門編)
エミの小さな旅
Encuentros con la España antigua
講師 : 齋藤 華子
【Lección 29】
martes, 19 de diciembre, 2024
◆ El diálogo de hoy
D. Quijote : ¡Hola, amada Dulcinea!
A quí estamos tú caballero, el famoso
Don Quijote de La Mancha y
mis escuderos.
Aldonza : ¡Señor Don Quijote! Ya sabe
usted que no me llamo Dulcinea,
sino Aldonza.
D. Quijote : ¿Verdad que me quieres mucho?
Aldonza : No, lo siento. Lee usted demasiados
libros de caballerías.
* caballero 騎士、ナイト
* escudero 従者、家臣
* no … sino 〜 … ではなくて〜である
* ¿Verdad que 〜? 本当に〜ですよね?
* demasiado あまりに多くの
* caballería 騎士道
ドン・キホーテ : やぁ、我が愛するドゥルシネア!
ここにあなたの騎士、あの有名な
ラ・マンチャのドン・キホーテと、
私の家臣たちがいます。
アルドンサ : ドン・キホーテさん!私はドゥルシネア
ではなく、アルドンサだということを
あなたはもう知っていますよね。
ドン・キホーテ : 私のことを愛しているだろうね?
アルドンサ : いいえ、ごめんなさい。あなたはあまりに
多くの騎士道物語を読んでいますね。
※ Dulcinea はドン・キホーテが作り上げた
空想上のお姫様で、本当は近くの村の娘
Aldonza。
Dulcinea はドン・キホーテが勝手に付けた名前。
◉ 接続詞 que
Ya sabe usted que no me llamo Dulcinea,
sino Aldonza.
あなたは、私がドゥルシネアという名前ではなく、
アルドンサだということをもう知っています。
ここでの que は、
usted sabe(あなたは知っている)
という文と
no me llamo Dulcinea(私はドゥルシネア
という名前ではありません)
という文を繋げる役目を果たしている。
⚫︎ saber (知っている)の活用
(yo) sé
(tú) sabes
(Ud./él/ella) sabe
(nosotros) sabemos
(vosotros) sabéis
(Uds./ellos/ellas)saben
私は、ペドロがあの喫茶店で働いているのを
知っている。
Sé que Pedro trabaja en aquella cafetería.
君たちは、彼の娘さんがペルーに住んでるって
知ってる?
¿Sabéis que su hija vive en Perú?
⚫︎ me parece que 〜(私には〜だと思える)
私は、この小説はとても面白いと思う。
Me parece que esta novela es
muy interesante.
彼らは今日到着するのだと私は思う。
Me parece que ellos llegan hoy.
◉ 動詞 querer
⚫︎ querer + 名詞 「〜が欲しい」
私は新しい自転車が欲しい。
Quiero una bicicleta nueva.
⚫︎ querer + 不定詞 「 〜がしたい」
私はコーヒーが飲みたい。
Quiero tomar café.
私たちはヨーロッパを旅したい。
Queremos viajar por Europa.
⚫︎ querer + a + 人 「〜を愛する、〜が好きだ」
彼女は息子たちをとても愛している。
Ella quiere mucho a sus hijos.
君は私を愛しているの?
¿Me quieres?
- はい、私は君をとても愛しているよ。
- Sí, yo te quiero mucho.
※直接目的語の代名詞 me(私を)、te(君を)は
me quieres, te quiero のように、動詞 querer の
前に置く。
◉ 謝罪の表現
⚫︎ Lo siento. 「ごめんなさい/すみません」
※ 動詞 sentir(残念に思う)は、
「申し訳ありません」と謝るときのほかに、
「お気の毒です」という意味でも使われる。
⚫︎ Disculpa. 「許してね」
Disculpe. 「許してください」
※ 動詞 disculpar (許す)の tú / usted に
対する命令形
⚫︎ Perdón. 「すみません」
※ 人にぶつかって謝るときなどによく使われる。
◉ 子音 n, s で終わる単語
子音の中でも n と s で終わる単語は、
最後から数えて2番目の音節を強く発音する。
試験 examen 若者 joven
カルメン Carmen 私たち nosotros
金曜日 viernes ありがとう gracias
** ** ** ** ** ** ** **
今日の会話で、ドゥルシネアの本当の名前は
アルドンサだと分かりました。
Sí, Aldonza Lorenzo.
Don Quijote le puso Dulcinea porque
pensaba que era una mujer muy dulce.
ドゥルシネアは、アルドンサ・ロレンソという
名前の女性なのですが、形容詞 dulce 、つまり
「とても優しい」という意味を込めて
ドン・キホーテは名付けたようです。
その名の通り優しい女性だったのでしょうか?
Pues… la verdad es que no, más bien
lo contrario.
Era una labradora fuerte y con mucho carácter.
実のところはその正反対で、とてもたくましくて
強い農家の娘といった女性なんですね。