Episode 78 回転ずし店で食事中の早苗とデイビッド。デイビッドは、しょうゆ差しの出が悪くてイライラしている様子です。
David: これ、壊れているのか? Is this thing broken?
Sanae: (嫌みたっぷりに) あら?知らないの?それは軍艦巻き用のおしょうゆ差しよ。
Oh? Didn’t you know? That’s the soy sauce for gunkan-maki.
(早苗がやってみせる)
David: あ~なるほど。 Oh. Right.
Sanae: 講釈は必要ないって言ったのは、どこのどなたでしたっけ~?
I thought I didn’t have to teach you anything.
(早苗をにらむデイビッド。別のすしを食べようと、シャリにしょうゆをつける)
Sanae: それ、やり方間違っているよ。
You’re doing it wrong.
David: 何だと? Excuse me?
Sanae: シャリじゃなくてネタにおしょうゆをつけて食べるの。
You’re supposed to dip the fish in the soy sauce, not the rice.
(箸を使ってすしを食べようとする)
David: 参考までに言っておくが、すしは手で食べるもんだ。
Well, for your information, you’re supposed to eat sushi with your hands.
Sanae: 箸で食べても味は変わらないわ、デイビッド。どっちだっていいのよ。
It tastes the same with chopsticks, David. Either way is fine.*
David: (すしを手にしながら)違うね。このほうが絶対においしい。
Wrong. This is the best way.
Sanae: 変わりません! It doesn’t matter!
早苗: (板前さんに)すみません!手で食べても箸で食べても、味は変わりませんよね?
店員: すみません、ほかのお客様のご迷惑になりますのでお静かに願います。
早苗&デイビッド: あ…ごめんなさい。
●Either way is fine.どちらでもいいよ。
either は「どちらも」という意味で、either way は「どちらの方法、やり方も」ということです。Either way would be fine. のように would を入れて、would be fine とすると、主張や意見を押しつけない、よりやわらかなニュアンスになります。この場面では、箸で食べるか、手で食べるかという「食べ方」の話をしているので、wayと言っています。
選択肢が3つ以上のときには・・・
I don’t mind.「気にしないよ」「どれでも良いよ」
It's all the same to me.「どれでも同じ、どれでも構わない」
などが使えます。
●You’re doing it wrong.
do it wrongは「間違ったやり方をする」という意味で、itは漠然と状況を指しています。ここではデイビッドのすしの食べ方について「それは間違った食べ方だよ」と言っているのですね。