对。/不对。
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★ 先日より、デュマ・フィス「椿姫 (Camille)」を3つの媒体でみた。
(1)マンガ(『まんがで読破 椿姫 デュマ・フィス著』)
(2)映画(Le Roman de Marguerite Gautier、という仏題。英題は Camille)
(3)オペラ(ジュゼッぺ・ヴェルディ歌劇「椿姫」全3幕)
本は日本語もフラ語も読んでいない、面倒。その面倒だから、という理由からすれば、上記3点とも似たようなものだ。ただ、共通性はあるが、長所は違う。
(1)マンガの長所は、なんといっても、30分くらいで読める手軽さ。内容が100%わかる。日本の場合、入手するのも簡単、図書館にあったし。第一、恋愛ものは、実にマンガ向き。少女マンガの主流テーマ。
(2)映画の長所は、美しさ。これは1936年のアメリカ映画。アメリカ映画は豪華で雰囲気がある。難点は、必ずしも入手しやすいわけではないこと。これは図書館で借りたものだが、全図書館にあるわけではないし、レンタルも不便、買うのは高い。
(3)オペラは未知の領域なので、驚くことが多々。今回のは、日本語字幕つきの伊語。実に芸術的。幽玄ですばらしいという意味と、高尚でこれだけではわかりづらいという意味と。
オペラについて付言すれば、
第1に、音楽、歌唱。飽きない以上に、美声によって心が動く。
第2に、内容、展開が非説明的で、丁寧ではない。内容をあらかじめ知っている、聴衆はこれくらい理解できる、という前提がある。これは不慣れな人にとっては重大な欠点だ。
第3に、視覚的に凝っている。女主人公ひとりが全身、白(ロングドレス、白人、白い髪)、ドレスは白の蛍光色かもしれない。他の人の服は黒、頭に黒い網のベールをかぶった人も多い。舞台も暗闇に近い。
媒体ではなく、内容に注目すれば、
(1)マンガでは、忘れて定かではないけど、たしか最後は、女が死んだ後、男が登場。
(2)映画では、女が死にそうなときに、男が登場。女は少しして、死。
(3)オペラでは、女は男に会って、エネルギーを得て生き返る、という感じで終わり。話しの途中でも、男の父も女のもとに謝りにきて、やや幸せな感じが漂う。
ここから小説や古典的作品の場合、脚本(家)というものがいかに大切かがわかる。
* この椿姫に関しては、結局、フラ語学習にはつながらなかった。。。