英単語 基本イメージ集中講義
【 前置詞 】
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Lesson 024 to のイメージ : 指し示す
【 to 指し示す 】
I went to my hometown, Hamamatsu, with my wife.
私は妻と一緒に故郷の浜松に行ったんです。
to のイメージは「指し示す」。
動作や行為の到達点を指し示します。
ここでは my hometown を「ここに行った」と指し示しています。
to の和訳「~へ」には距離感がありますが、
to は至近距離にも使われます。
I went to London. ロンドンに行った。
I left for London. ロンドンに向け出発した。
I listened to the sports results. スポーツの結果を聞いた。
I listened for the sports results. スポーツの結果に聞き耳を立てた。
〇 This may be difficult for you. 君には難しいかもしれないね。
× This may be difficult to you. 君には難しいかもしれないね。
「君にとって難しい」は、対象である「君」にフォーカス。
それに対する判断を含む。
到達点を示すだけの to には不可能なニュアンスなのです。
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Lesson 026 to にするか for にするか:授与を表す形において
【 for 受益 】
【 to 到達点を示す 】
The server brought some hot sauce for you.
給仕係があなたのために激辛ソースを持ってやって来たわ。
このキーセンテンスは授与を表す形。
授与型と異なり「前置詞+受け手」が目を引く文末にあるため、
受け手が強調されます。
for はここで「あなたのために」と「受益」を表しています。
Chris made carrot cake for the staff. ・・・受益「for」
クリスはスタッフのためにニンジンケーキを作ってくれた。
She gave this book to me.・・・単に到達点を示す「to」
彼女がこの本をくれたのは私に、です。
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Lesson 027 to のイメージ : to 不定詞と前置詞の to
【 to 「これから」感 】
Remember to lock the door.
ドアの鍵を閉めるのを忘れないように。
前置詞 to と to 不定詞の to。
この2つのイメージは変わりません。
どちらも「(到達点を)指し示す」。
この文は to 不定詞が remember の目的語に使われ、
「(これから)鍵を閉めるのを忘れない」と
「これから」について述べた文となっています。
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Lesson 028 of のイメージ : 最も意味の薄い前置詞
【 of 名詞で説明を加える・意味の薄さ 】
Leo is an old friend of mine.
レオは私の古くからの友人なんです。
of は最も意味の薄い前置詞。
単に「名詞で説明するときに使う」と考えてください。
この文のメインメッセージは
Leo is an old friend(レオは古い友人のひとり)であり、
誰の友人かを of mine が説明しているのです。
This chair is made of wood. ・・・ 「木で、ね」と単に補えば十分。
この椅子は木でできている。
Cheese is made from milk. ・・・ 元の材料をしっかりと述べる。
チーズはミルクから作られる。
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Lesson 029 of のイメージ : of のさまざまな使い方
【 of + 形容詞 バリエーション豊かに表現 】
This is an issue of great importance.
これは非常に重要な問題です。
of を「~の」と考えれば、この形は少々理解しづらいと思います。
でも前回 of は単に「名詞による説明を加える」と理解した皆さんなら、
すぐに使いこなせる形です。
an issue を「大きな重要性」で説明しているだけのことですから。
It’s so generous of you to give up so much of your time.
たくさんのお時間を割いてくださり、
あなたはなんて寛大な方なのでしょう。
It’s so generous で「とっても寛大です」。
「誰が寛大なのか」を of you が説明。
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